天気の良い日、コオロギの子供が生まれました。
大きなコオロギが羽を擦って音を出すのを真似して、自分もやってみましたが、どうも思う具合に音が出ません。
でも、いろいろな虫たちに会う度に、コオロギの子供は頑張って羽を擦ります。
最近は、こおろきがゴキブリみたいに思えてしまって、子供の頃のように気軽に素手で捕まえることはできなくなりましたが、
秋の夜などは、その素晴らしい音色で私達の心をなごましてくれます。
この本を初めて読んだとき、最後の仕掛けに、かなり驚いたことを記憶しています。
エリック・カールの絵本はユニークなものばかりですが、特にこの本の着眼点の素晴らしさには、すっかり感心してしまいました。
(図書館に置いてある本は、この仕掛けは作動しないかもしれません)
偕成社
24ページ かな 幼
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