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原 ゆたか 作・絵
かいけつゾロリ  >このシリーズ作品

こんな質問を小学生にしてみましょう。
「ハリーポッターより人気のある児童書は何か?」
ほとんどの生徒が「かいけつゾロリ」と答えるはずです。

キツネの怪盗ゾロリが、ノシシとイシシの2人の子分を従えて大活躍するギャグ満載の冒険物語です。
なぞなぞやパズルはもちろん、本の随所に色々な工夫が凝らしてあり、読者を飽きさせません。
大人でも充分楽しめる超おすすめシリーズです。

ポプラ社 約95ページ 漢 ▲Top  ▲home

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柳原 良平 著
かおかおどんなかお

おこったかお・・・ないたかお・・・へんなかお・・・
次々にいろいろな表情の顔が登場します。
単純明解で楽しい赤ちゃん絵本です。

ぱっと見で顔の表情がわかります。
読んでいる親も、聞いている子供も、つられて顔の表情をまねしてしまいます。

病院の待合室で、子供にこの本を読んであげたときは、全部「すましたかお」になってしまいました。
修行が足りなかったと今でも反省しています。

こぐま社 20ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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安西 水丸 作
がたんごとんがたんごとん

がたんごとんと3両編成の黒い汽車が、緑の大地の上を走っていきます。
哺乳ビン、コップ、スプーン、りんご、バナナ、ネコ、ネズミを乗せて、あかちゃんの待つテーブルへ向かいます。

見やすく、わかりやすい、あかちゃん絵本の見本のような絵本です。

目立ち過ぎず、謙虚に仕事をこなす汽車に、好感が持てます。
必要なものを送り届けた後は、子供と一緒に遊ぶわけでもなく、さよならを言って去っていきます。

福音館書店 20ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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マイケル・ローゼン 著
クェンティン ブレイク 絵
谷川 俊太郎 訳
悲しい本

絵の中の男がニッコリと微笑かけてきます。
でも、これは作り笑い。
彼の心の中は悲しみであふれていたのです。

最愛の息子を失った男が、ただ淡々と自己の苦悩を語っていくだけの絵本です。
ですから、どのように解釈するかは、読者にゆだねられています。

イラストが絶品で、まさに「人生のどん底のような悲しみ」が伝わってきます。
わたしは、文章よりも絵から入ってしまうので、終始、悲しみを表現したイラストを見て、胸が締め付けられるような気持ちになりました。
希望の光とも受け取れるラストも、男の孤独が際立つような印象を受けました。

あかね書房 32ページ 漢 児 ▲Top  ▲home

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金関 寿夫 文
元永 定正 絵
カニツンツン

ことばのリズムが不思議な心地よさを醸し出している絵本です。
シュールな絵も印象的です。

使用されている文についての解説が巻末にあります。
「カニ ツンツン ピイ ツンツン」は鳥のさえずる声、「トッチン ツン」は打楽器の拍子をとる音、等と解説されています。

「クンタ キンタ ウッシシ ウッシシ」というのは解説がありませんでした。
これはクンタキンテが大橋巨泉の物真似をしているってことかな?

福音館書店 32ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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岸田 衿子 作
中谷 千代子 絵
かばくん

朝、亀をつれた少年が動物園にやってきて、かばくんを起こします。
動物園が開園して子供たちがゾロゾロやって来ると、かばくんは水からあがってサービスします。

なんといっても、かばの親子がかわいいです。
かなり昔の絵本ですが、妙な新鮮さがあります。

少年は何物なのか、なぜ亀の首に紐をつけてひっぱっているのか、謎の多い絵本でもあります。

福音館書店 28ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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デヴィッド ウィーズナー著
かようびのよる

ある火曜日の夜8時、ある町に不思議な出来事が起こります。
いきなり登場する生き物の凄すぎるインパクトに、ちょっと驚かれることでしょう。
そして、その生き物たちの不思議な行動が始まります。

ページをめくっていると気がつくと思いますが、この絵本は全く物音がしません。
その静けさで生き物の動きが際立っているのです。

絵がリアルなうえ面白い場面が多いので、動物好きの子供には結構うけると思います。

福武書店 32ページ 漢 ▲Top  ▲home

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かこさとし 絵/文
からすのパンやさん

いずみがもりのカラスのパン屋さんの家に、四羽の赤ちゃんが生まれました。
でも、お店と育児の両立で、お父さんもお母さんも大いそがしです。

こうばしいパンのにおいが漂ってくるような絵本です。
思わず食べてみたくなるような、いろいろな形のパンがたくさん登場しますよ。

偕成社 32ページ かな ▲Top  ▲home

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吉田遠志 絵/文
かんちがい  

草原をサイのお母さんと赤ちゃんが歩いています。
サイのお母さんのお腹には、大きな傷があり血が流れ出ています。
いったいサイの親子の身に何が起こったのでしょうか。

「かんちがい」で起った不幸な出来事をドキュメンタリータッチで描いています。
草原に生きる動物たちが生き生きとしていて、とても素晴らしいです。
自然や生き物は、実にうまくできているものだなあと感心してしまいました。

ベネッセ 32ページ かな 知 ▲Top  ▲home



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