ふたりはともだち

「かえるくん」と「がまくん」の、おかしくて、ほんのり心が温まる物語です。
かえるくんは、陽気で、しっかり者ですが、がまくんは、少々おっちょこちょいで、のんびり屋です。
正反対の性格の二人ですが、とても気が合う友達なのです。

1冊あたり、5話の短編が収録されています


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ふたりはともだち
ふたりはともだち

短編の一つ「すいえい」は、恥かしくて他人に自分の水着姿を見られたくないがまくんの、ゆかいな話です。
最後の結末にあっけにとられる方もいると思いますが、私はこのような終わり方も大好きです。
このシリーズには、本編のようなオチの短編がいくつかあります。

「おてがみ」は、学校の教科書にも採用されている名編です。
手紙を待つがまくんに対するかえるくんの、思いやりの深さに心打たれます。

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ふたりはいっしょ
ふたりはいっしょ

最初の短編「よていひょう」は、がまくんが、1日の自分の行動の計画をたてる、おかしな物語です。
「あさおきる」に始まって、「あさごはんをたべる」・・・と順調に予定をこなしていきますが、とんだハプニングが起ります。

私の知人で、毎朝「昼食後、歯を磨く」「トイレに行く」といったメモを、いつも書いている人がいますが、この本の読者かどうか今度聞いてみたいと思います。

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ふたりはいつも
ふたりはいつも

「そこのかどまで」は、子供の頃のかえるくんの話です。
かえるくんは、お父さんに「春はそこのかどまで来ている」と言われ、確かめに「かど」まで行ってみます。

「おちば」はふたりのすれ違いが、妙に可笑しい話です。
がまくんの家に行ったかえるくんは、庭が落ち葉だらけなのを見て掃除することにしました。
一方、がまくんもかえるくんの家に行き、同じように掃除を始めます。

シリーズ3作目は、春夏秋冬すべての短編が収録されていて、季節感あふれる作品集になっています。

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ふたりはきょうも
ふたりはきょうも

「ぼうし」は、かえるくんががまくんに誕生日の贈り物として帽子をプレゼントするところから始まります。
早速、がまくんは帽子をかぶりますが、サイズが大き過ぎて、顔全部が隠れてしまいます。
「おてがみ」で見られたような、かえるくんの機転が、ここでも効いています。

「がたがた」では、子供の頃のかえるくんの恐怖の体験談が聞けます。
寒い夜、かえるくんは、かえるの子供を食べてしまうという「としよりわるがえる」の話を、がまくんに語ります。
やせがまんしている二人ようすを見ているだけで愉快な気分になってしまいます。

アーノルド・ローベル 著
三木 卓 訳
文化出版局 各64ページ



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