よい天気なので、ぞうくんは散歩をすることにしました。しばらく歩くと、かばくんに会いました。 ぞうくんは、かばくんを散歩にさそいます。
動物や木などの背景が、きっちり、バランスよく描かれています。 色づかいも優しく、ながめていて、ホッとする絵です。
わたしは、積み木のような動物たちの形が、特に気に入っています。
たくさんの象の中に1匹だけパッチワークの象がいました。それがエルマーです。 エルマーは外見こそ個性的ですが、ふざけるのが大好きな陽気な象で、仲間の象や森の動物たちの人気者でした。 あるとき、自分が仲間と違うことに疑問を感じたエルマーは、ちょっとしたいたずらを思いつきます。
こんな派手な象が実在していたら、ほんとうにゆかいですね。 それと、植物の絵がみんなタケノコみたいで気に入ってしまいました。
ゆうじは、きつねと、宝物のひこうきと「そらいろのたね」を交換しました。 家に帰って、さっそく「そらいろのたね」を庭に植えると、次の日にもう芽が出ていました。
ストーリーの面白さと、アッとする展開で、最後までハラハラしながら読めます。
なかがわりえこ と おおむらゆりこ は「ぐりとぐら」等、多くの絵本を出していますが、この絵本は私の中ではベスト1ですね。
ちなみに、この本の中に「ぐりとぐら」がゲスト出演しています。
そらまめくんの宝物は、綿毛がいっぱい詰まったふかふかのベッド。 友達のえだまめくんやグリンピースの兄弟は、そこで寝てみたくて、しかたありません。 でも、そらまめくんは、ベッドをとても大事にしているので、誰にも貸そうとしませんでした。 ・・・そして、ある日、事件は起ります。
ちょっと自己中心的なそらまめくんですが、本当に大事なことは何なのか、ちゃんと理解しているので、安心しました。 豆たちが暮らしている野原は、開放的で、とても居心地がよさそうです。 このような素敵な環境の中で生活しているので、きっと心も清らかなのでしょうね。
雨の日の翌日、豆たちの遊び場は、大きな水溜りになっていました。 みんなは、自分のベッドを舟にして遊び始めます。 でも、そらまめくんは、お気に入りのベッドが水に濡れるのが嫌だったので、仲間の舟に乗せてもらおうとします。
相変わらず、ポリンキーみたいな体型の豆たちが、可愛らしいです。 本作でも、そらまめくんは自己中心的ですが、友達の豆たちは温かく見守ってくれています。 水溜りの中の野原の情景が、とても綺麗で印象に残ります。
自慢のふわふわベッドで、今日も気持ち良くお目覚めのそらまめくん。 朝の仕度を済ませて、たんぽぽ畑にお出かけです。
そらまめんは、仲間たちと一緒にいると、ひとまわり大きくて老け顔なので、どうしても保護者のように見えてしまいます。
巻末にそらまめくんワールドが紹介されています。 1uくらいかな?意外と狭いです。 カタバミやコニシキソウなどの雑草が描かれていて野原に出かけた気分になります。