ここはオートメーション化されたウサギ工場。
オリの中で、何百匹ものウサギが、何不自由なく、生活しています。
灰色のうさぎも、そこの暮らしに満足していました。
ある日、小さい茶色のうさぎが送りこまれてきます。
子うさぎは灰色うさぎに、いっしょに脱走しようと持ちかけるのでした。
自由奔放な生き方のみが正当化されがちですが、この絵本では、安住な生活を切望する灰色うさぎの考えも尊重されている点に好感が持てました。
うさぎは耳を持つものと思っている人って、結構いるんですね!
我が家のうさぎは、近所のおじさんに耳をつかまれ、ショックで1週間くらい動けなくなりました。
ほるぷ出版
32ページ 漢
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