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小林 清之介 文
たかはし きよし 絵
シートンどうぶつ記  >このシリーズ作品

誰もが知っているシートン動物記の幼年版です。ということで小さい子供でも読めます。

幼年版といっても、原作の面白さは失われておらず、なかなか読み応えがあるシリーズとなっています。

代表的な「オオカミ王ロボ」から「あわふきぼうず」まで全10巻ありますが、どれも面白く、生き生きとした動物たちの活躍に魅了されるでしょう。

あすなろ書房 約85ページ 漢 知 ▲Top  ▲home

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アーサー=ミラー 作
アル=パーカー 絵
厨川 圭子 訳
ジェインのもうふ  

ジェインは、あかちゃんの頃から、ピンクのもうふが一番のお気に入りでした。
もうふがあれば気持が安らぐので、成長しても手放すことはありませんでした。
ある日、ベッドの上からもうふが無くなっているのに気づいたジェインは、悲しくて泣き出してしまいます。

わたしの娘も、お気に入りの肌掛けタオルに執着していた時期がありました。
洗濯したらへそを曲げられ、濡れたまま使用したこともあります。

ジェインと同じような経験がある人は、きっと共感が持てる本だと思います。

偕成社 70ページ 漢 ▲Top  ▲home

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岸田 衿子 作
中谷 千代子 絵
ジオジオのかんむり

ライオンのジオジオは、動物の王さまです。
頭の上には、王の証であるかんむりをのせています。
でも、他の動物たちは、ちょっと怖いみたいで、ジオジオが近づくとコソコソ隠れてしまいます。

なにげない親切で、幸せな気分になれることを教えてくれた絵本です。

頭に鳥の巣といえばパタパタママですね。(古い!)
パタパタママの場合は髪の毛の中に鳥が住んでいましたが、ジオジオの場合はかんむりの中です。

福音館書店 20ページ かな ▲Top  ▲home

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田島 征彦 作
じごくのそうべえ

軽業師のそうべえは、綱渡りの芸の最中に足を踏み外し、転落して死んでしまいます。
地獄で三人の罪人と出会ったそうべえは、仲間と協力して地獄の責め苦を切り抜けていきます。

セリフが関西弁で、面白おかしくテンポ良く物語が進行していきます。
作品中、最大の見せ場と思われる「じんどんき」との戦いは、爆笑ものです。
「じんどんき」は人食い鬼なんですが、よーく見るとかわいい顔をしています。

童心社 40ページ 漢 ▲Top  ▲home

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マリア・テルリコフスカ 作
ボフダン・ブテンコ 絵
うちだ りさこ 訳
しずくのぼうけん  

ある日、おばさんのバケツから、一滴のしずくが飛び出し、長い旅に出ました。
なべで煮られそうになったり、洗濯機に落ちて回されたり、軒下で氷柱になったり、さまざまなピンチに遭遇しながらも、しずくは冒険を続けます。

湖池屋ポリンキーのような主人公(性別は女の子です)、詩のようなリズム感のある文章、手書きの文字、など、とても印象に残っている絵本です。
この本を読むと、自分でも絵本が描けるような気分になったものです。

福音館書店 24ページ かな 知 ▲Top  ▲home

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まつい のりこ 作
じゃあじゃあ びりびり

赤ちゃん絵本の決定版です。
赤ちゃんの手にフィットした大きさと、多少手荒に扱っても耐えられるくらい丈夫な絵本です。

「じどうしゃ ぶーぶー」「いぬ わんわんわん」のような言葉のリズムの繰り返しが心地よく、最後に「おしまい またね」と言われても、ついつい最初に戻って、繰り返し読んでしまいます。

わたしの家にある、この絵本の「改訂前版」は、薄い紙が使用されていたので、ページは無残に破られ、ボロボロの状態です。
現在、出まわっている厚紙ものは、ゴリラの赤ちゃんでもない限り、破ることは不可能でしょう。

偕成社 24ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

馬場 のぼる 著
11ぴきのねことあほうどり  >このシリーズ作品

コロッケ屋を始めたのはいいけれど、毎日、売れ残ったコロッケを食べることにうんざりしている11ぴきのねこ。
鳥の丸焼きが食べたいと想像をめぐらしていると、そこへ一羽のあほうどりが現れます。

おとぼけ顔のアホウドリがかわいいです。
ねこたちの欲望に気づいているのでしょうか?
いたって言動はマイペースです。

お約束のアッとするラストも健在です。
シリーズ中、わたしが最もお薦めする作品です。

こぐま社 40ページ かな ▲Top  ▲home

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いわむら かずお 著
14ひきのひっこし  >このシリーズ作品

森の奥をめざして、14ひきのひっこしが始まりました。
イタチをやり過ごし、慎重に川を渡り、新しいおうちを探します。

いきなり14ひきの大移動から始まるシリーズ第1作です。
2作目以降で生活の中心となる大きな木の根元に新居を作り上げます。

最初、14匹は多すぎる!と思いましたが、10人の子供と4人の大人(父・母・祖父・祖母)それぞれに名前と個性があるので、何回も読んでいるうち区別できるようになりました。

童心社 32ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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わかやま けん 著
しろくまちゃんのほっとけーき  >このシリーズ作品

しろくまちゃんが、お母さんとホットケーキを作ります。
フライパンとお皿を準備して、材料を揃えて・・・

ホットケーキ作りを疑似体験するのに、これほど最適な絵本はないでしょう
段取りに始まって、調理に、食事、あとかたずけと、少ないページ数に良くこれだけ詰めたものです。
しかも、それぞれの作業の内容が、わかり易く丁寧に説明されています。
特に、フライパンの上で、だんだんホットケーキが焼きあがっていく様子は、とても詳しく美味しそうに表現されています。

こぐま社 22ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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ガース ウイリアムズ 文/絵
まつおか きょうこ 訳
しろいうさぎとくろいうさぎ

広い森の中に、とても仲のよい、白いうさぎと黒いうさぎが、住んでいました。
二匹は、いつも一緒に遊んでいました。
でも、時折、黒いうさぎが、とても悲しそうな表情を見せるのでした。

水墨画のような背景と、毛の先まで細かく描きこまれたうさぎの絵に、まず惹かれるでしょう。
そして、温かく深遠なストーリーに、きっと幸せな気持ちになれると思います。

普遍的なテーマで、子供に限らず大人にも人気がある絵本です。

福音館書店 30ページ かな ▲Top  ▲home



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