絵が上手な絵本はたくさんあります。 でも、内容が充実していない絵本は、あまり印象に残りません。
この絵本は、絵の上手さを際立たせる、実に巧妙な演出をしています。 果物を切って「さあ、どうぞ」と、読者に向かって差し出すのです。 リアルに描かれた果物をつまもうと、思わず手が伸びてしまいます。
コールテンくんは、デパートのおもちゃ売り場で売られている、くまのぬいぐるみです。 でも、いつまでたっても、コールテンくんを買ってくれる人は現われません。
ボタンが取れているから売れないのでは?と、デパート内にボタンを探しに行く健気なコールテンくん。 絶対、幸せになってほしいキャラクターですね。
もしコールテンくんがデパートで売っていたら、私は買ってしまうと思います。 ただし・・同じのがいくつもあったら、イヤですけど(笑)
好奇心が旺盛なクマの子供のウーフは、自分の周りにある疑問についていろいろ考えます。 「魚はなぜ舌が無いの?」「めん鳥は何でできているの?」 でもウーフが出す答えは、おかしなものばっかりで思わず微笑んでしまいます。
ウーフが悩んでいると、いつもでてくるのがキツネのツネタです。 かなりズル賢いです。ドラえもんの「スネオ」にイメージがピッタシです。 「のび太くん」のウーフは、いつもツネタの言うことを間に受けてひどい目にあいます。 でも、前向きな性格なので、全くめげることはないですけどね。
「ズボンのクリスマス」「ふたつのいちご」「サンタクロースとれいちゃん」の3冊がセットになった手のひらサイズの小さな絵本です。 それぞれ、もっくん、かすみちゃん、れいちゃん(三人きょうだい)を主人公にした物語になっています。
やさしいイラストと、ほのぼのしたお話で、寒い冬でも心が温かくなります。 「サンタクロースとれいちゃん」のサンタクロースの袋の中や、「ふたつのいちご」のウサギの家には、きっと入ってみたくなりますよ。
森へどんぐり拾いに出かけかけた野ねずみのぐりとぐら。 手には大きなかごを持っています。 歌いながらどんぐりを拾っていると、とても大きな卵を見つけました。
名作「ぐりとぐら」の第1作目です。 この絵本を読むたびに、カステラの美味しそうな匂いが漂ってくるのですが、お腹がふくれないのは辛いところです。
ある日、ぐりとぐらが海で遊んでいると、ビンに入った海坊主からの手紙が流れてきました。 早速、ぐりとぐらは、うきぶくろを膨らまして、海坊主に会いに、海に入って行きました。
大きな海の波の中で、浮き輪をつけた小さなぐりとぐらが揺られる様子が、とてもゆったりとしていて気持ち良さそうです。 また、ぐりとぐらの水着姿がなんともかわいらしいです。
「ぐりとぐら」シリーズの中では、わたしが最も好きな本です。
ぐるんぱは大きなゾウでしたが、遊び友達もいなく、さみしい毎日を送っていました。 心配した仲間のゾウたちは、ぐるんぱを働らかせるために、町に送り出します。 ビスケット屋、お皿つくり、くつや、いろんな仕事に挑戦しますが、何でも大きく作ってしまい大失敗。 でも最後には、ぐるんぱにぴったりな場所が見つかります。
大きなピアノやお皿をバランスよく車に積み込んで移動する場面が気になったものです。 今考えると、これらの失敗作は、給料の現物支給だったのですね。