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August 24, 2005. Wed.
ひー
自分締め切りを明日に設定していた論文が、しっあがっりまっせ〜ん☆
へっへーい☆
へっほーい☆

………………。

何もかも、この夏の太陽のせいだ……。
いや、台風だし……。


August 18, 2005. Thu. 晴れ
見たことはないんですが……。
「電車男」のドラマって、私の利用している最寄り駅(の一つ)付近に住んでいる設定らしいですね。
それから。
先日、仕事帰りにアキバの某店(←わりとよく利用します)に寄ったら、「『電車男』のロケに使われた店です!」の貼り紙が……。
しかも。
ドラマのガジェットに使われているグッズが、「ケロロ軍曹」もの満載だとか……(私も使ってます、置いてます、買い漁ってます、ケロロぬいぐるみにケロロ携帯ストラップにブラブラケロロにケロロガシャポン……)。

え〜。
(1)居住地域
(2)出没場所
(3)利用小物
と。
……同じ。

ってことは。
2005年現在の日本において、「典型的ヲタク像」と被る訳ですね、私は……。

…………………………。

フクザツ(汗)。



August 17, 2005. Wed. くもり
サロンパス・ア・ゴーゴー!
宮城県の地震は大変な模様でしたが、東京も揺れました。
揺れの大きさ自体はたいしたことはなかったのですが、時間が長かったのが不気味でした。
今年は地震が多いですね〜(汗)。

さて。
お盆前に、さんざんお盆前進行のあれやこれやを片付け。
そして。
……爆睡し。
その後、夫が論文の締め切りを抱えていたせいもあって、どこにも行かれず、お盆開けに設定された会議の資料などを作りつつ。
結局。
もっぱら、バッティングセンターに通っていたお盆休みでございました〜。

やー、歳ですかね〜、さすがに利き腕(←右)が筋肉痛で……。

と、ぶつぶつ言っていたところ。
夫曰く、
「同じ方向にばかり身体をひねっていてはいかん! 反対側でもスイングしておけ!」
とのことで。
ゴムハンマー(←日曜大工必携です。結構重いです)を手渡されました。

……………。

ええ。
……振りましたとも(左打席で)。

つーわけで。
現在。
……両腕が筋肉痛でございます……(涙)。



August 3, 2005. Wed. くもり
頭の中身が〜……(^^;。
すいません。
昨日の日記の続きを書こうと思ったんですが。
伊集院光のラジオで歌われた、替え歌が頭を離れません。

(「踊るポンポコリン」風に♪)

5分後死ぬのも知らずに〜♪
おーどりを踊ってい・る・よ〜♪

………………。

たしか、インドの叙事詩「マハーバーラタ」にも、こんなくだりがありましたね(表現形態は全然違うけど)?



August 2, 2005. Tue. 晴れ
「やおい」考察
6月の下旬に書いた日記の続きのようなものですが。
思うところあって、考察しておきます。
日本でサブカルチャーとしての「やおい」文化が、他の服装倒錯や同性愛嗜好、フェミニズム/ジェンダー論の多様化(そして乱戦化)と連動して急速に領地を拡大していったのは、概ね80年代と言ってよいでしょう。
おそらく、解釈によって時期についての異論はあることと思われます。
けれども、私がこのように提起するのは、とりわけ英語圏におけるSF史と日本独自のコミケ文化史(仮にこう呼んでおきます)とを比較対照し、その差異を検討した際、エポック・メーキングとなるのはやはり80年代であり、「やおい」の独自性もやはり80年代に急速に確立した、と考えるからです。

ちなみに。
性倒錯的サブカルチャーの登場と、ジェンダー論の関係性を整理しておくと。
いわゆる第二次フェミニズムといわれる、「日常的に自明化された性差」を問い直す運動が欧米を中心にさかんになったのは、60年代です(第一次フェミニズムは、19世紀の市民革命期以降の女性の参政権獲得運動を指します)。
この時期のフェミニズムはいわゆる「ウーマン・リブ運動」とも呼ばれ、60年代の「政治的な気分」の高まりの一環として位置づけられるものです。
先走りますが、この時期のようにフェミニズム/ジェンダー論は、今日もはや「われわれ女性」という主語をいただいて共闘することができません。
なぜならばその女性たちの「われわれ」性こそが、今日のポストモダン状況の中、解体し、多様化し、そして断片化してしまっているからなのです。
端的に言って、今日女性が女性として、男性との二項対立区分「だけ」でもって権利を主張することは非常に困難ですし、敢えてそれをするのはある種のコメディであり、また同時にパロディですらある……、少なくとも、私はそう考えています。
21世紀になっても、60年代調リブ的主張をぶちあげ、ある種のいぢられキャラとしてご活躍中のT嶋Y子先生をご覧あれ……(ちなみに、T嶋先生のご専門は英文学であり、別段アカデミズム的な意味でジェンダー論がご専門ではなかったはずなのですが……)。
マイノリティの権利主張運動史としては、フェミニズム、黒人公民権運動、障害者の自立生活運動という順で大まかな流れがあるわけですが、これらの運動の成員たちも、同様に多様化してしまっています。
まあ要するに。
女性の権利を訴える方々が、いろいろ主張しても。

女にも、いろいろいるわよ。
あんたら偉いおフェミの先生が「私たち女性は」っつーけど。
そのあんたと、私は、違うのよ。

という、一般女性の冷笑を感じてしまうのは私だけでしょうか?
ある意味、それは第二次フェミニズムの「勝利」とも言いえるのですが(^^;。

また、景気の悪化は、男性/女性の雇用状況の相対的平等化という結果をもたらしました。
まあ要するに、男女間の時間当たり平均賃金格差は少なくなりつつあるのですが、これは女性の賃金が上昇し特殊専門職従事者が増加したのと同時に、端的に言って男性の平均賃金それ自体が低下してきていることと関係あります。
割合としてはまだまだ少ないのですが、年々男性の契約・嘱託社員率も上昇しつつあり、簡単に言えば、とりわけ若年雇用者については、男性も女性も厳しい、ということが指摘され得るのです。

話が少々それました(すいません(^^;)。
さて。
英語圏におけるSF史では、第二次フェミニズムの後、サイバーパンクが来て、ハイブリッドな文化状況を呈しました。
セクシュアリティ表現の多様化を表すクィア的作品は、こうした趨勢の一環として生み出されました。
しかしながら、日本においてこのサイバーパンクとクィア的嗜好性は、80年代に同時並行輸入されたのです。
これが、いわゆる「コミケ文化」と連動したのもこの時期です。
これも以前書きましたが、中森明夫がコミケに集う若者たちを当初は非難と侮蔑の意味をこめて「おたく」と命名したのが1983年のことで、89年には「宮崎君」が登場する訳ですが……。
つまり、要約すると、英語圏において思想史、社会運動史、サブカルチャー史は連動しながら漸進的に進行してきたのに対し、日本の「やおい」を含めたオタク/サブカルチャーは、大量に、急速にその領土を拡大したのですね。
これが、商業誌という公的検閲制度を経なければ表現不可能な領域ではなく、同人誌という「何でもあり」なブラック・マーケット(文字通り、コミケは税金のかからないブラック・マーケットなわけですが(^^;)において成長した、というのは理の当然でしょう。
こうした文化圏に根をもつ「やおい」的趨勢が、今や「BL系」として堂々とメインストリーム・カルチャーに影響を与えている、というのは興味深い傾向ですが。
この状況については、実は私なりの定義があるのですが、説明すると長くなるのと、別筆名での評論で詳細に書きたいのとで、こでは割愛します(^^;。

で。
ここまでが前段です。
日本において、なぜに「やおい」がこれほどの支持を集めるのか。
これが、この考察の根本的な問いです。
ちなみに、なぜこんなことを考えたのかと言いますと、端的に言って私は「やおい」の良さが感覚的に分からないからです(想像はできますが)。
いえ、萩尾望都や吉田秋生、栗本薫といった「やおい的テイスト」の源流をなす作家陣の作品は大好きですし、もっと言えば、ヘッセの「デミアン」のような、文学に現れる少年同士のいわく言いがたいエロス的結びつきも表現として美しい、と思っています。
でも。
……すいません。
こうした「やおい的」なるものは、その作品の有するアニマと不可分に結びついている場合には高く評価しますが、「やおい」それ自体を嗜好する感性が、私にはありません。
……この差異を、分かっていただけるでしょうか(涙)?
そう。

文学性の中枢を担っていた部分が抜け落ちて、「スタイル」がシミュラークルとしての様相を呈していく。
そして、それは必然的により過激な表現にならざるを得なくなる。

そういったものが、全般的に好きになれないのです。
サブカルチャーの一翼としての「やおい」の趨勢は、興味深いとは思うのですが。
そんな理由で、元古典的文学少女出身の化石のようなオバサンは、自分の趣味嗜好としては「やおい」が苦手です。
もちろん、「やおい」系にだって、いろいろあるわよ、一概に決め付けないでよ、とおっしゃる方もいらっしゃると思うのですが。
注意していただきたいのは、ここで論じているのは「やおい」という「クラス」の問題であって、個々の作品という「メンバー」ではありません。
もちろん、中には素晴らしい作品もあるかとは思いますが、ここで論じるのは全体性であって、個別性ではないのです。
お好きだと言う方には、本当にすいませんが(^^;。

と、いうわけで問いの中心については、後ほど。



The world in this trivial DIARY:
nothing is new under the sun





                            
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