May 31, 2005. Tue. くもり
「虹の地平」その3、アップしました〜♪
というわけで、リリー部屋をご確認ください。
ところで。 ……ようやく首が回るようになってきました。 この表現は、借金のメタファーとしてではなく、具体的、物理的なお話です。 寝違えって、治るのに時間がかかりますねぇ……(涙)。 大体、冷やしたらよいやら温めたらよいやらも不明ですし……。 世の中、よく分からないことってたくさんありますねぇ(いや、そういう問題じゃないんでしょうけど(^^;)。 何はともあれ、話の続きをお楽しみいただけましたら幸いです。 ちなみに。 ……勝手にウルリッヒ様の元上官キャラ、捏造していますので、ご注意をば(滝汗)。 すいません。 ……騎士が書きたい欲求が高かったんです、これ書いてたとき……(逃亡)。 May 29, 2005. Sun. 晴れ 悲しい朝……。
終わった。
終わりましたヨ奥さん、仕事の山が! ヤフゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ! と思い。 久しぶりに、爆睡して起きたら。 ……寝違えてました(涙)。 神様。 いったい私が、何をしたと……? 右の肩と首を一定角度に保たないと痛くてならないので、キーボードが打ちづらいったらありません……。 May 27, 2005. Fri. 晴れ リバプールだって、あそこから勝ったんだし(意味不明☆)
仕事が進まず(現在予定の半分そして朝6時もうろう中、終わるまで寝れない上今日も別件の仕事もある上、そのまた別件の仕事の確認メールと督促メールと督促電話がぁぁぁ……)。
うたた寝をしたら、哲学修士を取得したときの指導教授の夢を見ました……。 ……怖かったよぅ……(涙)。 アマゾンの私向け「おすすめ」コーナーを久々にチェックしたら、師匠の本が大量にリコメンドされていたからでしょうか。 ……持ってます。 ええ。 ……全部持ってますし、読んでますって、アマゾンさん……(吐血)。 それはともかく。 自分の仕事処理能力アップのアクセラレータ(いや、もはやCPUを取り替えるべきでしょうね……)と、自分の仕事容量増加のためのメモリを足したい(いや、むしろ趣味に使っている容量が多すぎるのが問題なのでしょうが)、としみじみ思う徹夜明けでございます……(涙)。 仕事起動時間が、かかりすぎだし……。 May 25, 2005. Wed. 晴れ つまりわたしはこの世界のからくりがみたいばっかりに 惨劇からはじまってやっと恋におわる(吉本隆明「恋唄」)
さて、徒然です。
身体論に関する評論を書こうと思いまして。 日本のサブカルチャー、とりわけアニメや漫画などに現れる事柄をザッピングしようと思い。 撮りためた「ハガレン」を見直していて、少々気になったことがあったので、メモです。 別段、整合性やらなにやらの細かい話ではありません。 ただ、ドラマトゥルギーと作品の醸し出す世界の問題なのですが(また、コミック版はきちんと読んでいないので、あくまでもアニメ版の話です)。 もちろん、良作です。 テーマもいい、キャラもいい、ストーリーや世界観もいい。 ただ。 ……もったいないなぁ、と、ふと思ったのです。 ドラマトゥルギーの原動力である分裂と欠如を、これだけ分かりやすく象徴的な設定で描きながら。 足りない。 ……足りないのです。 最大の欠落、それは「恐怖」ではないでしょうか? 言うまでもなく、作品の中ではさまざまな形の恐怖が行き交います。 身体のメタモルフォーゼの問題が、余すところなく語られる。 でも。 ……これほどの素材を扱いながら、たとえば手塚作品で描かれる、奇形に生まれついただけで生じ得るような排斥と恐怖、そういった人間(そして社会)が原初的に有する暴力性の「気配」があまり感じられないのです。 本当に、本当に惜しいなぁ、と……。 まあ、しかし。 だからこそ、多くの人が(あれほどのテーマなのに)安心して見られるメガヒット作品足りえた、と言えなくもないんですけどね(^^;。 May 24, 2005. Tue. 晴れ たった2日間なのに、そこにはユークリッドの幾何学から『スパイダーマン』の全巻があった。 ドストエフスキーの審判からエルヴィス・プレスリーの全曲まで、みんなあった。 しかし、もっと大事なことがそこにはあったことを、ぼくはいま思い出している。 それは友達がそばにいたことだ。もう、こんなことは二度とおこるまい。 (スティーヴン・キング 『スタンド・バイ・ミー』)
長々と引用すいません。
ロブ・ライナーの映画のほうが人口に膾炙しているかもしれない、この作品です。 でも、キングのこの文章……。この作家は言うまでもなくストーリー構成の上手さにおいて群を抜く天才ですが、文章の上手さも圧巻です。 アメリカ文学のもつ、失われていくものへの清廉なる憧憬(などと言うと陳腐ですが)が余すところなく舞い上がってくる、そういう文章です。 これが目や鼻に入ると、マズイです。涙が止まらなくなりますから(^^;。 さて。 用事があって池袋に行き、ジュンク堂に寄ったところ。 店内アナウンスで「本日6時半より谷川俊太郎先生のトークショーを行います」とのこと。 ……ちょ、ちょっと遠くの斜め向かい辺りから、生暖かい目で見物しちゃおっかな(←ミーハーでスイマセン☆)? と思ったのですが。 会場は、「満員御礼」でした。 そして。 日本において、詩人稼業で一般のお客(コアな詩の読み手ではなく)が大量に呼べる、唯一くらいの方なんだろうな〜、とあらためてしみじみと思った次第です。 で、まあ、しょうがないので。 早稲田に行こうと、都電荒川線の駅に向かう途中で、ふらふらとアニ○イトに寄り、1階入り口付近の「カッパの飼い方」ガシャポンにトライしたのですが。 100円を入れたのに、景品が出てきませんでした。 店員のお姉さんに言うと、 「どちらの機械ですか?」 と聞かれました。 「……『カッパの飼い方』です(小声)」 と答えると、 「え?」 「『カッパの飼い方』です!」 「分かりました。(内線電話を取り)……すいません、入り口の機械なんですけど、商品が出ないというお客様が……はい、『カッパの飼い方』です。……はい、お願いします。あ、お客様! そちらの機械の前でお待ちください。今店員がうかがいますので」 そう言われ、私が「カッパの飼い方」のガシャポンの前に行くと、奥から別の店員のお姉さんが出てきました。 「こちらの、『カッパの飼い方』ですね(にっこり)?」 ……………。 ……羞恥プレイ、でしょうか(涙)? 嗚呼。 「これが私の日常です」(谷川先生ごめんなさい)。 ちなみに、詰まりを直したガシャポンで、出てきたのはキューちゃんでした。 May 12, 2005. Thu. くもり 生類の死が どんどん上から流れてきても 時の河は末の末まで 人を超えたコトバの流れでできている (大岡信『ぬばたまの夜、天の掃除機せまつてくる』より)
勝手に表題に使った詩篇は、これも勝手に行数を詰めた上に旧仮名づかいを新仮名づかいに変えてしまっています(ごめんなさい)。
さて、こっそり懺悔しておきます。 昨日、某文芸誌の編集者さんから電話があったのですが。 そのとき私は、中日対西武戦観戦モードでした。 「原稿どうなってます?」 とたずねられ、 「はい、もう少しで完成です」 と答えつつ。 受話器の反対側の手には、マイ・ライオンズ・メガフォン……(直前まで、カブレラの応援マーチでこれを振り回して跳ねてました)。 ……………。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……! 本当は全然進んでないです、ごめんなさい! でも松坂が無四死球で、好投しているときに電話されても無駄です、ごめんなさい! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい(涙)! May 11, 2005. Wed. くもり 人類は、聖書と武器を、結核とツベルクリンをつくりだす。(ムージル『特性のない男』)
表題は、意味はないのですが最近マイブームのムージルです。
……なんつーか、上手く論文がまとまらないときって、ムージルだの、プルーストだの、長々としたやつが読みたくなりますよね〜(←逃避全開)。 まあ、そんなことはともかく。 遅ればせながら、GW客が引けた頃合に温泉に行ってまいりました。 ……ご近所日帰りですが(^^;。 私の住んでいる場所の付近は、なぜか温泉およびスーパー銭湯の類が多く、よく肩こりを癒しに通っておりまして。 こことか、 こことか、 あと、ここなんかに、よく行ってます(夫には「温泉オヤジ」と呼ばれていますが……)。 最近都内は温泉ブームであるらしく、いろいろ出来て嬉しい反面。 ……地盤沈下は大丈夫かしらん、などと思ってしまうのですが。 また、上がって帰ろうとしたところ。 玄関のところで、入って来ようとして段差に引っかかったお爺さんが、思い切り転ぶのを目撃し。 ……こういうところは、お年寄りに配慮してバリアフリー設計にすべきよね〜、と思ったり。 癒しに来て、怪我をしたんじゃ仕方ないですよね〜……。 May 9, 2005. Mon. 晴れ 「百年前」その4、アップしました〜♪
と、いうわけで、エリー部屋をご確認ください(^^;。
おそらく。 ……続きを待って下さっている方は、希少でしょうけれども(汗)。 リリー部屋の「時間の果実」と連動しているため、こっちも進めとかなくちゃだわ、だったのです。 え〜、ちなみに。 当然、「時間〜」よりは時間軸が後です。 この話は、「時間〜」解決後の設定なので、ライオスが元のヘタレ、もとい、優しい性格に戻っちゃってます。 で、まあついでに言いますと。 このキャラ。 ……作者自身が名前を忘れていました……。 オイディプス王に殺される父王から取ったんですよね、このキャラの名前(そこからして、悲劇的なんですが(^^;)。 なんかこう、悪役にしたつもりが、印象が薄いというか、何というか……(汗)。 ともかく。 お楽しみいただけましたら、幸いです♪ May 1, 2005. Sun. 晴れ 5月スタートです♪
……ヤケになりつつ……。
え〜。 つい先日刊行された共著論文と、某文芸誌に書いた書評が手元に届き。 見直しつつ。 ……ガマの油です。 書評は、私の専門に近い著作についてだったのですが。 ……張り切って読み込んだ割には、結局手持ちの知識で、えいやっ、とまとめてしまった感じがしますね……。 400字詰め3枚に短くまとめるのって、ムズカシイなぁ。 ただ、FAXであがってきたゲラを見た夫に珍しく褒められました、この書評(←はっきり言って、どんな辛辣な所見やら批評やらよりも、夫のほうが日常的に私の文章を激辛批判するため、褒められると嬉しいよりも「この人……体調悪いの!?」と思ってしまう自分が悲しいです)。 「よくあんな適当な時間で、これだけまとまったものが書けたな」 だ、そうです。 あ。 ……褒めてないか……。 それから。 ゴールデンウィーク中に仕上げねばならないものが、2点。 約100枚の原稿(これはすでに80枚ぐらい書いてます。休暇明けに編集者さんと打ち合わせです)。 約50枚の原稿(……いちまいもかけてません☆)。 神様。 ……ごーるでんうぃーくって、なんですか……(涙)。 と、いう状況なのに。 実は。 ……すかぱーにはいってしまいまして……(サッカーやら野球やらの、スポーツを見たかったからなんですが)。 え〜。 朝から晩まで。 ハガレンだの、Hellsingだの、岩窟王だの、ギャラクシーエンジェルだの、ファーストガンダムだの。 ……枚挙に暇なく見てしまい。 昨日は伝説の作品、「メガゾーン23」を見て、1985年にすでにこの世界観設定ができていたことに愕然とし。 そして。 ……自分の論文の進まなさ具合にも愕然とし。 ………自分で自分の首を絞めるとは、このことだろうと思うのです(涙)。 しかしそれにしても。 ハガレンなんかは特にそうなんですが、こう改めて見直すと。 日本のアニメ(および漫画)は、身体性の問題を取り扱った秀作が多いですね(^^;。 身体のメタモルフォーゼというテーマは、手塚治虫が繰り返し取り扱ったテーマの一つでもあるのですが、その伝統のせいもあるのでしょうか……。 「文学」では、書き手の主観的に構成された意味世界内部での「痛み」が強調され、そのためのモチーフとして身体が扱われ、同時並行で文学少女=リスカ少女の図式も珍しくなくなって久しいですが(と、敢えて乱暴に言ってしまってスイマセン)。 ……「弱者」の個人的「痛み」だけの世界が芸術として純粋だというのなら、自然主義の奇妙な模倣として開始された日本文学の閉塞感もさもありなん、デッドエンド極まれり、だと思うのです。 文芸書や哲学書の書評もいいんですが、映画かアニメかゲームの評を書かせて欲しいですね〜(^^;。 ……いかに世界観において、こういったエンターテイメントと、「文学」との間にタイムラグが生じているのか、も含めて書きたいなぁ……。 The world in this trivial DIARY:
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