November 12, 2003. Wed. 晴れ
ニュースからです。
ま〜た、嫌なニュースが……。
本日づけ、朝日新聞第39面なんですが。
きのう、杉並区で小学校6年生の女の子が連れ去られそうになったそうで。同区内では、9月にもそんな事件があったそうですね。
最近、10代の女の子(いや、下手すると10歳以下も…)が、通り魔的な犯罪の被害に遭ったり、あるいは「連れ回し・監禁事件」の被害に遭うニュースが多いな〜、と思っていたら。
今年は、すでに1月から8月の間に、未成年者の略取誘拐、あるいはその未遂事件は、すでに104件だそうです。目立つのは「被害者:女子小学生・中学生」、「加害者:無職の男」の組み合わせであるらしく、年齢層は報道される限りでは幅広いですが、目立つのは20〜30代の若い男性ですね……。その理由も「友達になりたかった」等々というのが結構あって……、彼らの精神状況の荒廃加減を思うと、何やらうそ寒い気が……。
何ですかね〜。小学校あたりから、「お友達になろうと思ったら、拉致ってはいけません!」って、教えなくちゃでしょうかね〜(^^;。
まあ、冗談はさておき。
こうした事件について、上智大の福島先生は、
「続発している少女連れ去りは9月に新潟で起きた事件が強い刺激になっているのではないか。〜中略〜こうしたタイプは同世代の異性に対するアプローチができず、容易に支配できる相手をターゲットにする。精神的に未熟な男性が多く、悪いことをしているという認識もない。〜中略〜イメクラやコスプレに象徴されるように、女性を記号化するのではなく、性とは人間的な結びつきであることを教える必要がある」(毎日新聞、夕刊、2003年10月9日、第11面。)
という、これ以上ないほどに、世間で流布している言説を要約したようなコメントを述べておりました(いえ、それが悪いってわけではないのですが)。
ただ。
直観的な指摘で申し訳ないんですが。
この福島先生の視点には、いくつか、欠落がある気がいたします。
まず第一に、「イメクラやコスプレ〜」云々と一括りにしていますが、これは「性風俗産業」と「サブカルチャー」を混同した意見だと思うんですよね……、院生というよりは、一ヲタクの意見として(^^;。
まあ、たしかにイメクラ嬢はコスプレしているものでしょうから(行ったことないんで分からないですが)、そういう意味で言ったのかもしれないんですけど、しかし。
私見ですが、コスプレ趣味の方々と言うのは、それぞれの世界観を共有する方々と、舞台設定を共有し、そこに生じる演劇的な状況を楽しもうという趣旨で、やっているように見受けられるんですよ(見たことはありますが、やったことはないんで、よく分からないですけど)。
そこに。
「人間的なつながり」がないって、言うんでしょうかね〜、福島先生は?
「一定の世界、あるいは設定を共有して楽しむ」っていうのは、コスプレでもスポーツでも同じような気がするんですが……。この辺、レイヤーの方にご意見聞かないと、正確なことは言えないかもですね(^^;。
それから、第二に。
「性とは人間的なつながりである」
とのご意見は、本当にその通りで、基本的に賛成なんですが、でも。
「セクシュアルなもの」=「(道徳的に正しい健全な)人間的つながり」というふうに、必要十分条件関係で結ぶのは、難しいことだと思うんですよ。
……なぜならば、セクシュアルなオリエンテーション(簡単に言うと、性癖)は、「道徳的に正しい/正しくない」という地平だけでは、とらえきれないものだと思うからです(^^;。
フーコーに習って言うならば、セクシュアリティは、常に資本主義の(望ましい)生産様式を逸脱していくものである、ということになるんでしょうけれども。
言い換えるならば。
「何がイイ」か(つまり萌えるのか(^^;)は、多分に文化的な問題であり、しかもそれは常に「正常」とされるものを逸脱しようとするものである。よって、セクシュアリティは、文化によって規定されつつも、その文化規範の内部においても、常により異常なもの(つまり希少性の高いもの)を求めていく、ということでしょうか?
より「希少性の高いもの」といえば、まあ、禁止コードがより強固なもの(ようするに性的対象にしちゃいけないもの、まあ、人妻とか幼女なんかは典型例ですね)であるわけですが、それは、文化によって異なります。
で。
問題は。
現在、2003年のこの日本の文化状況において、10代の女の子たちが、あまりにもセクシュアルなコードを身に受けすぎている、ということだと思うんですよ、私は。
女子高生が援助交際するには、むしろ制服を着ているほうがオヤジが寄ってくるって言いますしね〜。
世も末、という意見は横において(いや、10代の女の子たちの精神風土にとって、極めて良くない状況だとは思いますよ……)。
ここにおいて見られるのは、「制服=勉学」というコードから、「制服=援交」というコードへの転換です。
さらに、少し前までは女子高生が何よりのセクシュアルな対象でしたが、最近では中学生、さらには小学生へと移行しつつある、と……(これも、より希少性を求めての変動でしょうか?)。
思うんですが。
こうした問題を解決するには、そういった犯罪の加害者男性の未熟さ、コミュニケーション能力の低さを指摘するだけではなく。
……文化的転換を行う必要があるのではないか、と私は思うんですよ。これは、学問の徒弟修行者としてではなく、趣味モノカキとしての視点ですが(^^;。
つまり。
……萌えの構造改革(^^;。
もう、ロリコンは古いっていうか、ですね。
同年代の異性とのコミュニケーション・スキルを伸ばす事が、何よりクール! 何より萌え!
ってな風にですね。
文化状況も変わっていかないと、道徳的なお説教だけでは、根本解決にはならない気がするんですよね〜(しみじみ)。
……誰もそんな、フザケタことを言ってないとは思うのですが(^^;。
これに類例して。
たとえば。
みうらじゅん(←たぶんです。うろおぼえ、間違っていたらゴメンナサイっていうか、知ってる人いたら、教えてください)が言ってたと思うのですが。
「『暴走族』と言うからいかんのだ! なんかカッコいいではないか。そうではなく、『おならプープー族』とでも命名すればいい」
という意見があったんですよ。
だからですね、これに習って。
これからは、こういった略取誘拐犯罪者は、
「ウンコ垂れクズ野郎」
とか。
援交ヲヤジも、
「ハナクソゴミ野郎」
とか。そういう名称を正式名称として登録して、ですね。
ぜひ。
NHKのアナウンサーなんかにも、その名称で、ニュースを呼んでいただきたい、と私は思うんです。
たとえば。
「昨夜7時、東京都杉並区の路上で、ウンコ垂れクズ野郎が小学校6年生の女子児童を略取誘拐しようとした容疑で、逮捕されました。調べによりますと、このウンコ垂れクズ野郎は、年齢26歳、無職のウンコ垂れクズ野郎で、供述では女子児童と『友達になりたかった』と述べております。警視庁は、このウンコ垂れクズ野郎と、先月起きた別のウンコ垂れクズ野郎事件との関連を調べております」
とか。
「昨夜未明、高校教諭が女子中学生を中学生と知りつつハナクソゴミ野郎行為を行った、として逮捕されました。調べによると、このハナクソゴミ野郎は47歳のハナクソゴミ野郎教諭であり……」
え〜。
……ご不快に思われた方には申し訳ございません。冗談で書いてみましたが、こうして書くと、妙にしっくり来るような(^^;
しかし。
……嫌な世の中ですね〜(しみじみ)。
November 10, 2003. Mon. 雨
選挙速報を見ながら、
日記を書いております(ちなみに、テレビ東京でやってた、ワールドカップラグビーのイングランドVSウェールズ戦を観戦した後、なんですが。いや〜、いい試合でした)。
もちろん、投票には行ってまいりました(^^;。
しかし、県民性って出るもんですね〜。
愛知県の民主党びいきとか、九州・四国の自民党の強さとか、地域別の差異を見て、感慨深いものがあります。
あ、それから。
「結婚しました」って、8日の日記で書いたところ。
「おめでとうございます」コールをいろいろといただきまして、本当に感涙でございましたが(涙)。
でも。
……「何のゲームの話かと思いました」
というメールもいただきまして。
……ご、ごめんなさい(汗)。
………オチがなくって、ごめんなさい!
…………ネタじゃないんです、本当にごめんなさい!!!
あ、でもでも、乙女の皆様!
私だって結婚することぐらいあるんですよ。
いや〜、人生、何があるか分かりません(しみじみ)。
November 8, 2003. Sat. 晴れ
ご報告なんですが。
え〜、結婚しました。
いきなりで何ですが(^^;。
実は、春ぐらいから結婚話が出ておりまして、まあ、いろいろありまして、今日(っていうか、日付は昨日ですね)入籍してまいりました。大安だったんで(^^;。
ちなみに、11月7日は何の日かな〜、って調べたら。
アルベール・カミュの誕生日、トロツキーの誕生日、などと書いてある下に。
伊集院光の誕生日。
と、書いてあり……。
まあ、好きなタレントさんですし、いいんですけどね……。
さて。
あんまり、こまこま個人的なことを書くのは好きではないので、経緯を一切書いてはおりませんでしたが。
っていうか。
……とりたてて書くことはないですね〜。式も挙げてませんし(一応、家族を呼んで内輪の小規模な会合(?)で済ませました(^^;)。だいたい、プロポーズもされてませんしね。あ、以前、役所に引きずっていかれて、婚姻届を前に「いいからとっとと署名して捺印しろ」と言われたことならありましたが……。
その際、私が文句を言ったところ。
「無駄に歳をくってる上に無駄な学位つき、おまけに大量の本つき、さらには日育奨学金の借金つき、いったい他に誰がもらってくれると思っているのか?」
というような内容のことを、理路整然と言われまして。
そして、それがあまりにも理路整然としていたため。
あ。
そーか(←論理的整合性にヨワイ)。
と思って、うっかり判子を押してしまったのですが(そして、その判子の位置が曲がっている、と怒られましたが)。
よく見たら。
みなさん。
婚姻届って、証人二人の署名と捺印がいるんですね〜(あと、両名の戸籍謄本もです。勉強になりました)。
知りませんでした。
ってなわけで、その場では出せなかったんですが。
まあ、そんなこんなで、現在、ばたばたしております。すいません。
心残りは。
……結婚する前に、「サモナイ3」をクリアしておきたかったっ(涙)!
ということでしょうかね……(←切実です)。
November 6, 2003. Thu. 雨
スポーツ雑感です。
ここ数日、ちょろっと出張だったのですが、その間に。
なななななな〜んと!
……ダイエーの小久保が、無償トレードで巨人へ!?
うあああ。
いいのかよ、こんな前例作っちゃって(汗)。
何のためのFA制度なんでしょうかね〜(しみじみ)。
って、ローズもFAなの!?
あんな、顔に「近鉄」って書いてあるような選手が〜〜〜!?
去年、中村が出ようとするのを引き止めたって噂なのに、自分が出て行っちゃうんでしょうかね〜(^^;。
どうする! どうなる! パリーグ(号泣)!?
スポーツネタついでに。
今、女子バレーW杯をやっておりますが。
え〜、毎度ながら思うわけですが。
……タイアップで出てくるジャ○ーズ系のタレント、何とかなりませんかねぇ(ぼそり)。いえ、ああいうタレントさんのファンの方には申し訳ないんですけど(汗)。
別に、歌謡番組だったらいいんですけどね〜。まあ、以前よりは映らなくなったようですので、良しとすべきなんでしょうか(^^;。
あと、試合が比較的動いていないときには、19歳コンビばっかり映すのもな〜。もちろん、若くて才能のある二人ですし、個人的には応援したいですし(^^;、話題性もありますから、フューチャーしたい気持ちも分かるんですが。でも。
……テレビ的に、スターを作ろうとてぐすね引いている感じがですね〜、見え見えな印象になってしまうんですよ、どうしても(^^;。
アイドル作りも大切ですが(^^;、もっと、今のクイックがどうだったのか、時間差攻撃がどうだったのか等々、解説を交えて説明するのに時間を割いたほうが、バレーの面白さを伝えられし、最終的には固定ファンも増えると思うんですけどね……。
実際、バレーボールは人気が低迷しているらしいので、何とかファンを増やそうと、いろいろと画策しているのは分かるのですが。しかし。
スポーツの人気を高めるには、何よりもそのスポーツ自体の面白さを、視聴者に理解してもらうことが肝要だと思うんですよね。派手な宣伝をうつより、時間はかかるでしょうけれども、その分息の長いファン層が獲得できるのでは(^^;。それに何より、目の肥えたファンが増えれば、それだけそのスポーツ自体の水準アップにも繋がりますしね。どんなスポーツも、結局、末端の地域のクラブチームや、部活動などのレベルが上がって来ないと、水準は低下して行くし、結果、人気も低迷して来ると思うんですよね。
まあ。……そんな悠長なことを言ってられないご時世なんでしょうかね〜。なにせ、視聴率もヤラセ操作するプロデューサーが横行するような世相ですしね(しみじみ)。
それから、ちょっと話はそれますけど。
ああいう女子スポーツを見ていていつも思うのですが。なぜ、日本の女子スポーツって、女性の指導者が出てこないんでしょうかね?
いっつも竹刀の似合いそうな(←失礼!)男性監督に付き従う女子選手たちの構図で。女性の監督で目につく方って、ソフトボールやシンクロといった、男性が入ってこられない世界くらいのものに見えるんですよ。
日本の女子スポーツ選手の方って、スター選手の場合、引退してすぐにタレントに転身する方が多くって、後進を育てる指導者にならないような気がするんですが。
それって、スポーツ界にとって多大な損失だと思うんですが、どうでしょう?
まあ、もちろん、そういうテレビ業界の事情(?)もあるのでしょうし、何しろ、もらえるお金の額が違うんだろうな〜(^^;、とは思うのですが。でも。
頑張っても、指導者として残れないという旧体質も作用しているのでは、と、つい考えたくなってしまいますね〜、こういう構図ばっかり見せられると(しみじみ)。
まあ、もちろん、内情などはよくは知らない、一視聴者の印象批判ではあるのですが(^^;。
話は元に戻って。
中継に関する感想です。
日本のスポーツ中継が、全般的にお粗末に見えてしまうのは、先日ずっと、メジャーリーグのポストシーズン戦を観ていたからだと思うんですよね。
……いや、舌を巻くほど上手いんですよ、中継が(しみじみ)。
たとえば日本のプロ野球中継だと、ポール際ギリギリの際どい打球がどうなったとか、そういう事態は、ちょっと間をおいて、しかも、よく映っていない映像が跡付けのように出てきたりすることが多いんですが(^^;。
メジャーリーグの放送は、瞬時にして「そういう厳しいところ」をいろんな角度から映して来るんですよ(つまり、カメラマンが「分かっている」んですよね(^^;)。
あと。
「うあ! このベーラン(←ベースランニング)はすげー!」
と思ったら。
何と。
……すぐさま上空からの映像で(ヘリを飛ばしてるんでしょうね(^^;)、その素晴らしいベーランをリプレイしてくれたりするんですね。
もちろん、ポストシーズン戦は、豪華選手が大量に出場しているということもあったんですが(^^;。とにかく野球が好きな視聴者にとっては、かゆいところに手が届くような鮮やかな中継っぷりで。つい、時間が許す限り見続けてしまった次第です。
そういう姿勢と、日本のプロ野球の中継を比べると……、ちょっと、悲しくなってきますね〜(しみじみ)。
とくに、毎年のことですが、オールスターはひでぇなあ(苦笑)。
とりわけ何年か前は、女子アナ浴衣大会とかいって、試合中なのに、打席に入った選手すら映さず、無意味にはしゃぎまわる女子アナやお笑いタレントに、打順が終わった選手にインタビューさせたり、「ゲーム」をさせたりして……(ちなみに、アメリカではスポーツキャスターというのは、「男の中の男」の仕事だそうで、日本のように、野球のルールすらおぼつかないような女子アナが出てきて、舞い上がっているような事態は考えられないそうですが……。しかし、そんなにマッチョな世界もどうかなあ。う〜ん(^^;。どっちが真に「女性に優しい」んでしょうね〜?)。
もちろん、何が何でも欧米礼賛というつもりは毛頭ありません(^^;。日本には日本の良いところもありますが、しかし。
こと、スポーツの話になると。
たとえば、メジャーリーグだと、中継技術の水準の高さは言うまでもなく。始球式のときには、アイドルではなく往年の名選手が出てきたりしますし、球場にも名選手の碑が刻んであったりして、歴史や伝統、さらには総じて「スポーツ文化」をひしひしと感じさせてくれるんですよ。なんていうか、スポーツそれ自体の崇高さを尊んでいる感じが、よく出ているんです。
……それに比べて、どうして日本は、全般的にチャイルディッシュなんでしょうね〜(いや、もう言うまい)?
話は変わりまして。
「ドリフトキング」こと、レーサーの土屋圭一が引退ですか……。
まあ、息の長いレーサーではありましたが(^^;。
土屋さんと言えば。
以前ラジオで、彼がF1のレーシングカーに乗せてもらったときの話をしていたのを、思い出します。
最初、嬉しいな〜♪ と思って運転してみたそうなんですよ。でも、いつまで経ってもタコメーターが動かないんで。
メカニックの方に、「このタコメーター動きませんよ?」と言ったところ。
「馬鹿野郎! そのタコメーターはな、8000回転以下は表示されねぇんだよッ!」
と言われ。
……びっくりしてしまい、数周走っただけで切り上げてしまったそうで(「いや〜、F1レーサーを尊敬したね!」とおっしゃってました。しかし、そういう話を笑ってできるあたり、この方も大物な気が(^^;)。
ル・マンで総合2位取ったようなレーサーでも、F1は「別世界」だったんですね〜。
そりゃ、マンセルも「走ってないヤツは黙ってろ」と言うわけですわ(^^;。
じゃあ、もうアイルトン・セナなんて、神の領域ですかね〜(いまだに飾ってあるセナのジグソーパズルをながめつつ…)。
……セナ……(涙)。
November 2, 2003. Sun. 晴れ
上野の東京都美術館へ、
この間の木曜に、「大英博物館の至宝展」を見に行って来ました♪
平日だというのに、人が多くて大変でしたけれども(^^;。
大英博物館は、創立250周年だそうで。1753年創立って、……まだカントが家庭教師やってるころじゃないですか(1755年にケーニヒスベルク大学の私講師に就任ですから)。
シェリングもヘーゲルも生まれてないよ……。あ、ルソーとヒュームはいますね(←職業病なのか、年代を聞くと、真っ先に「その時代にいた哲学者」が浮かんでしまう人)。
日本だと、賀茂真淵やら本居宣長やらがばっちり生きてるころですよね。
関係ないですけど、カントは1724年生まれ、本居宣長は1730年生まれで、歳が近いんですよ。だから、哲学・思想史を教えるとき、西欧と日本の思想的状況を歴史の軸に沿って比較する場合には、これが目安の一つになるんですよね(^^;。
いやしかし。
……よくも世界各国からこれだけ集めたな〜、という感じですね、しみじみと(^^;。
個人的に目に留まったものは。
1.ローマ時代の「アンティノウスの胸像」(紀元前2世紀)
ハドリアヌス帝の寵童、アンティノウスが、ディオニソスに扮したところの胸像なんですけどね。
……か、かっこいい……。
かっこいいんですよ〜〜〜〜! もう、「絶世の美男」以外の、何者でもないって感じですね〜(うっとり)。乙女の皆様、必見ですよ〜〜〜!
何でも、アンティノウスは、ハドリアヌス帝が帝国領東部を視察していたときに、皇帝の目に留まったらしいんですけども。
この像が本物を模したものなら、それもうなずけるっていうか(^^;。
残念ながら、皇帝のお供をしてナイル川まで行った際に、溺死したそうで。それを悲しんだハドリアヌス帝が彼の神格化を宣言したため、帝国東部では、アンティノウス信仰が広まったとか。
すごいです。
美貌で神様になってしまった男、アンティノウス。
2.「ルイス島のチェス駒」(1150-1200頃)
「ハリーポッター」で有名になりましたよね。
実際に見ると、実にユニークな形をしています。
セイウチの牙を使ったものだそうですが、非常に精巧なつくりで。
何て言うか。
……「ガロ」に出てくる漫画の絵柄みたい?
………ご、ごめんなさい、貧相な感想で(^^;。
3.ハワイの「神殿の彫像」(18世紀後期-19世紀初頭)
何とも言えないデザインです。
カメハメハ1世が建立した、クーカイモリク神を祀る神殿におかれていたそうです。
ものすごくデフォルメされた口(いけにえを飲み込むため、こんな形らしいです)、様式化されたブタの頭髪が特徴的なんですけど。
けど。
見た瞬間。
「うを! まんま、金子一馬がデザインした悪魔じゃん、これ!」と思わず言ってしまい。
……同行の友人に、他人のフリをされました(涙)。
でもでも! メガテニストなら、絶対そう思うデザインだったんですよ〜〜〜〜(号泣)!
他にもいろいろと、見所満載だったのですが。
とりあえず、以上三点、私の印象に残ったものを挙げておきました♪
November 1, 2003. Sat. くもり
11月、スタアトですねっ☆
しかし。
……アア、ヤラナクチャナラナイコトガ、ギョウレツヲナシテイル……。
ドジでノロマな亀のアタクシのお馬鹿〜〜〜〜〜!
あ、そーいや、昨日の日記ですが。
ジュグラーとコンドラチェフをあっさり間違えて書いてましたね(汗)。
訂正しておきましたので、気になる方は、どうぞ、ご確認をば(滝汗)。
昨日の続きのようなネタですが。
環境観測技術衛星「みどり2号」が、ついに回復不能になてしまったとか。
先代の「みどり」と二つ合わせて、開発費用は、なんと! ……1400億円(←ジャパ○ット風に読んでください☆)。
うあああ、大変だわ……。
それから、アメリカのニューヨーク州ポンペイ(北緯43度)でもオーロラが見えたそうで。
こういう現象は、まだまだ続くのでしょうか……?
The world in this trivial DIARY: nothing is new under the sun
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