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July 29, 2003. Tue. くもり
ゲーム断ちを、
しようと思いつつ、「グランディア エクストリーム」のエクストラダンジョンを地下30階まで下っちゃったバカが、ここにおりまする〜(へろへろへろ)。
決して気に入っているゲームではないのですが…(悩)。
嗚呼。
でも。
……エッグが。
………エッグを収穫しないと、納得いかねぇっ!

そんなわけで。
パソコンをつけながら転寝をしたところ。
……指導教授が、エッグの殻を破りながら大量に飛散し、空中を飛びまくっている悪夢を見ましたです……(涙)。

……廃人、なんでしょうかね……?



July 28, 2003. Mon. くもり
クラマリ創作、アップしました〜!
と、いうわけで。
マリー部屋をご確認くださりませ♪
既出作の「地の線〜」の端切れとして書いてしまっていた作品なのですが(お断りしておきますが、あくまでも、パラレルな作品であって、たとえるなら恋愛シュミレーションゲームの、『違う相手をマークしている状態』とお考えくださりませ(^^;。フェイズが違います)。
私のクラマリ作品は、今まであんまり反響がなかったので、ネタはあっても放置状態だったのですよ(^^;。
でも、最近。
何やらクラマリをお読みになりたいという読者さまからの要望が多いため、こうして、お蔵入りになっていたクラマリを、埃を払ってのアップでございます。
続きは、また、後ほど(^^;。
お楽しみいただけましたら幸いです。

しかし。
何ですね、最近、締め切りに追われながら、現実逃避なあまりに、サイトをいじったり、ゲームをやってしまったり、と……反省すること、多々あり、でして(^^;。

「神に問う、現実逃避は罪なりや」

……ってな、「人間失格」状態でございます〜(へろへろ)。
これ以外にも、
「神に問う、RPG二作連続は罪なりや」
とか。
「『廃人』は、どうやらこれは、喜劇名詞のようです。眠ろうとして、ゲーム場面が点滅し、しかもそのときの魔法が『ミケロマム』に『アストライア』」
とか。
「もはや自分にはSPもMPもありません。強制シナリオが稼動し、ただ、一さいは過ぎて行きます」
とか。
そういった文章が、脳裏を明滅して行きます。
つまり。
「私と言う現象は、仮定された有機ゲーム世界の、ひとつの黒いPS2です
コンボ技や必殺技と一緒にせはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにゲーム機が加熱しつづける
S端子ケーブルの、一人の青いゲーマーです(ゲームアーツとエニックスの複合体)」
というか、
「美代子、あれはゲーマーだ
石を投げなさい」
というか、
「なぜゲーマーなのか。そしてむしろゲーマーでないのではないのか?」
といった感慨です。

え〜。
それぞれの元ネタの先生方には、どうも申し訳ありませんm(_ _)m。

それにしても
あと三日以内に、学会報告要旨を完成させなければならないのに、なぜ。

……なぜっ(涙)?
………なぜ、私はゲーム浸りなのでしょうか(号泣)?

と、いうわけで、現在、「グランディア エクストリーム」をクリアしたところです。
以下、感想を書きます。ネタバレにご注意を(^^;。

え〜。
あんまり、やり込んでないですが。

………。

何というか。
定価で買わなくって、良かった(アキハバラで、1980円で購入しました)☆

えっとですね。
端的に言って。
すっげー惜しくて、もったいなくて、狙いは分からなくもないけど、もうちょっとなんないかな〜、というゲームだと思いました。
……バランスが悪いんですよね、色んな意味で。
このゲームが大好き〜! と言う方には、ほんっとに、申し訳ないんですが(汗)、これ、私の個人的感想なんで、平にご容赦を……。
まず、何が悪いって、ストーリー構造が「薄い」んですが、その割には、台詞回しが長くて、クドいんですよね(^^;。
たとえるならば。
……できのあまりよくない、新劇の台詞回しみたいな……。
舞台の台詞って、映画なんかと違って、モンタージュその他の映像技法が使えないため、台詞の情報量が多いんですよね、他のジャンルのシナリオと違って……。
これはゲームなんですから、……そこまで詰め詰めにしなくってもいいんじゃないかな〜、と。
だから、せっかくいろいろと狙いを込めたキャラが出てきているのに、プレイしていて、感情移入する暇がないんですよ……(涙)。
ちなみに。
私は、「グランディア」は、1が好きだったんです。
1のセガサター版ンのほうが、もっとジャギジャギった画面でしたけど、シナリオ的には良かったように思うんですよ……。
まあ、「一度やりかけたゲームは、基本的にクリアする」主義の私ですので(いや、それより勉強しろよ自分、というツッコミはさておきまして(^^;)、雑魚敵にイラつきつつ、クリアしたのですが……。

嗚呼。
この惜しさ加減を表すのに、似非蓮實重彦先生の文体で、評論を書いてみます。

ゲームにおける表象は、物語の開始と終焉の如何を問わず、その本源を仮に各々に課されたシニフィアンとして了解するのであれば、劣化し行くシナリオとは、それ自体が浮遊するシニフィアンとプレイヤーの身体との戯れの劣化として捉えられるべきものではある。
賢明な読者諸君にはすでにしてご存知の通り、この劣化し行くシニフィアン、あるいはゲームシナリオと身体との戯れとして表象され得るゲーム的世界のフレームを、世界了解の基盤から肯定したとき、人は俗に彼のタイトルをして、ク○ゲーと呼ぶことが可能となる。
それは、ある者は、七十億円を投入して通りがかりの老婆や老人たちの皺や染みやプロフィールを丹念に描くことにいささかの余念も見出せなかったにもかかわらず、物語の終演に到達することすら不可能であった「シェンムー」を想起し、またある者は、ゲーム的古典時代をわずかに進化し行かんとしていたメガドライブ中世期に、たった二面しか表象せしめなかった伝説のタイトル「おそまつ君」を真にお粗末であったとして想起するかもしれぬ。
しかしながら、語りえぬことについては、沈黙する他はない。
名状しがたきこれらのゲームの数々の頂点に、千の高原に、敢然と屹立する「デスクリムゾン」を見よ。
さて、仮に本作を「マナエッグ収奪合成ゲーム」であるとするならば、随伴するシナリオの内部における表象の陳腐さもまた、容易に理解されはする。
また、仮に本作を「同ダンジョン循環の戯れ」であるとするならば、繰り返される同一ダンジョン巡りは、一つのパンタ・レイとして容認できはする。
実質的にたった一箇所しか存在しえないセーブポイントも、二つしか存在しえぬ町もまた、然り。
費用対効果などというものは、所詮は、平均的RPGなどという不在のコードを希求するプレイヤーたちの謂いにすぎぬ。
やはり語りえぬことについては、沈黙する他はない。

……蓮實先生、誠に申し訳ありませんm(_ _)m。それから、それぞれのタイトルのファンの方には、ゴメンナイ!
しかしながら、先生の文体を模写することは、ディオニソス的カオスより湧き出る我がミメーシス欲望であり、パトスとロゴスの総合であるところの構想力が、先生の文体をして一つの表象を生むことは、名状しがたい一つの戯れだったんです(涙)。
ああ、これ、クセになる〜〜〜(号泣)!



July 25, 2003. Fri. くもり
「エターナルアルカディア レジェンド」の、
クリア後感想を書きますね、せっかくなんで(笑)。
私はこのゲーム、DC版もプレイしておりますので、比較対照をしつつ♪
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

まず、良かった点です。
「〜レジェンド」は、おたずね者を倒したり、ムーンフィッシュを捕まえたり、と追加イベントがいろいろ盛りだくさんだったんですが。
本編の構造や雰囲気を壊さずに、上手く盛り込んでいたと思いました。とくに、ムーンフィッシュイベントは……いろいろと楽しかったです。
また、追加イベントのおかげで、ラミレスとガルシアンの過去話が分かったのも、嬉しかったです(ガルシアンのファンなもんで(^^;)。
おたずね者を倒すイベントが増えたおかげで懸賞金が入り、DC版よりお金に困らなかったのも、助かりました。
何せこのゲーム。
空賊の船長として、本拠地の島の建物を作ったり、船を改造したりといったことをしなければならないので、……DC版では大工さんへの支払いが大変だったものですから(笑)。
それから、システム的なことですが。
GC版は、敵にエンカウントして戦闘に入るまでに要する読み込み時間が、短縮されたのも嬉しかったですね。
このゲーム。
雑魚敵が出すぎなんですよね……。
どれくらい出るかと言うと。
……思わず、NHK大河ドラマの「秀吉」で、竹中直人の秀吉が何か突っ走った行為をした際に、渡哲也の信長が毎度言う名台詞。

「出すぎじゃあッ!」

というのを、コントロールパットを握り締めながら、ドスの効いた声で口走ってしまうくらいの高エンカウント率です……。

で、次にちょっとがっかりした点です。
まず、何ががっかりだったといって、ゲームスタート直後。
「振動(しんどう)をオンにしますか?」
と。
……いちいち振動程度の熟語にカッコ書きで読み仮名が振られていたので、嫌な予感がしたのですが。

…………。

「ヒラきすぎじゃあああああああ〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

すいません。
でも、あまりにも簡単な漢字を、いちいちいちいち平仮名に直してあるので、かえってイライラしました……。
たとえば。
「ほうげき」→え?→ああ、「砲撃」ね! 「じょうきょう」→あ、「状況」よね!
といった風に、ですね。
……頭の中で漢字変換をしなければならないので、かえってユーザーフレンドリーじゃなくなってるんですよ(涙)。思考が一旦停止しちゃうんですよね、せっかくゲーム世界に脳内移動していると言うのに、……冷めちゃうんです……。
漢字って、絵文字みたいな要素も強いんですよね、表意文字なんで……。それなのに……。このひらがな連発加減で嬉しいのって、小学校低学年のプレイヤーくらいなんじゃないんかしらん、と、ブツクサ言いながら、プレイしておりました(^^;。
それから。
上にも書きましたが。
やっぱり。

「出すぎじゃあ〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

船の進行方向の角度を変えようとしただけで、雑魚敵にエンカウントって……(涙)。ちょっとは改善されていると思ったのに、エンカウントの高さは相変わらずでした……。
また、GC版は、DC版に比べて、かなり音が悪くなっていました。
音楽が好きなゲームでしたので、これにもがっかりでした。声優さんの声も、平板になっちゃってましたし…(涙)。

さらに、後は個人的な要望なんですが。
1.ギルダーのイベントを増やして欲しかった。
2.モエギの兄のダイゴのイベントを増やして欲しかった。
3.アルキュミスさんをパーティに入れて欲しかった。
4.できれば、ヴァイスの父のダインもパーティに入れて戦いたかった。
5.そして、できれば、ベレーザさんも一緒に戦って欲しかった。

などなど、極私的な残念ポイントがあります(^^;。
しかし。
私の理想のパーティを考えたら。
ギルダー、32歳。
アルキュミス、31歳。
ダイン、年齢は不明だが、息子のヴァイスが17歳だから、だいたい30代後半〜40代前半くらい?
と。
これではRPGのパーティというよりは、プロジェクトXの新商品開発メンバーの年齢(当時)のような感じです……(は、働くお父さんたち?)。
嗚呼。
……ゲームにおける、二十代後半以上男性キャラ好きの同好の方、お友達になりましょう(^^;。
ついでに。

ベレーザお姉様ぁ〜〜〜〜〜(涙)!

……(ふぅ)。
嗚呼。
ゲームにおける大人の女性キャラ好きな同好の方、お友達になりましょう(^^;;;;;;。

まあ、いろいろと愛ゆえに文句を言って申し訳ないのですが。
しかし、最後にフォローを入れておくと、全般的にとっても爽快感溢れるゲームであることは、間違いないです♪
風が、空が、点在する島が、魚の群れが、キャラの立ち方が、ストーリー展開が、音楽が、すべて。
爽快なんです。
もしかしたら、このカラッとした加減が、人によっては物足りなく感じるかもしれませんが。
まあ、そんな訳で。
冒険と爽快感がお好きな方は、ぜひぜひ♪



July 21, 2003. Mon. くもり
世界名作劇場 〜ヴェル頭巾ちゃん その3〜
※ 間が空き過ぎて申し訳ないのですが……続きです(^^;;;;;;

赤い甲冑に白い鉢巻もりりしく、シスカ@桃太郎は言いました。
「さあっ! ごたくはいい! 魔女の老婆よ、いざ、尋常に勝負!」
イルマ@魔女は口を尖らせました。
「ひっど〜い! 魔女のお姉さんだって言ってるでしょ……って、きゃあああ!」
「……こいつは、私が倒すっ!」
シスカ@桃太郎の放った炎の剣戟は、イルマ@魔女を直撃、かと思いきや、寸でのところでイルマ@魔女がかわしたおかげで、お菓子の家の壁に当たりました。
炎はあっという間にお菓子の家に燃え移り、甘い匂いを漂わせながら、めらめらと燃えて行きました。イングリド@オオカミと、ヘルミーナ@オオカミは、口をそろえて叫びました。
「も、もったいな〜い!」
「わ、私のお家になにをするの!? え〜い!」
イルマ@魔女は、慌てて指をぱちん、とはじきました。すると、炎は瞬く間に消えてしまいました。シスカ@桃太郎は、口の中で、おのれ、とつぶやき、きっ、と二人のオオカミ少女をにらみつけました。
「もったいなくなどない! 放っておいたら、この魔女の老婆は、この菓子の家を餌に、罪のない子どもたちを誘い込み続けるに決まっているのだ! ……魔物め!」
イルマ@魔女は言いました。
「だ〜か〜ら〜! 魔女のお姉さん、あるいは魔法少女役だって何度も言ってるでしょ、シスカさん! それに! 私はただ、おしゃべりする相手が欲しかっただけなの! 私、もう一週間も一人でこんなところにスタンバってて、すっごくさびしかったのよ〜! ……ねぇ、シスカさんでもいいわ、お菓子ならいくらでもあるから、ここでお茶を飲んでいかない?」
シスカ@桃太郎は、ぎろりとイルマ@魔女をにらみました。
「要らぬ! そんな菓子などに惑わされる私と思っているのか!? いざ尋常に勝負しろ、魔性のものめ!」
イルマはため息をつくと、そっと物陰からなにやら取り出すと、ごとごとと並べ始めました。
「……お菓子が嫌なら……これなら、どう?」
シスカ@桃太郎は、その並べられた瓶類を見て、息を飲みました。
「う……、そ、それは、ゲルプワイン、に、ブラウワイン……!? どちらも……葡萄の当たり年のものだわ……?」
イルマ@魔女は、にっこり微笑みました。
「でもね〜え、シスカさんなら、こっちのほうが好きでしょう?」
「カ、カイザーウィスキー……!?」
「の、二十年ものよ! うふっ。ねぇ、おつまみもたっぷりあるし〜、良かったら、ここで休んでいかない〜?」
シスカ@桃太郎は、はらり、と鉢巻を取ると、髪をかき上げました。
「……………負けたわ………」

*


その数時間後。
ゲマイナー@ヘンゼルと、ヘートヴィッヒ@グレーテルが、森の中をさまよい歩いていました。ゲマイナー@ヘンゼルは灯りを見つけて言いました。
「ああ、あそこに家の灯りが見える! ……もう少しだ。歩けるかい?」
ヘートヴィッヒ@グレーテルはうなずきました。
「ええ。……大丈夫よ。でも……」
ゲマイナー@ヘンゼルは、怪訝そうな顔をしました。
「でも……何だ?」
ヘートヴィッヒ@グレーテルは、せつなそうに、ゲマイナー@ヘンゼルの顔を見上げました。
「……(いくら何でも、ちょっと年齢的に無理のある設定じゃないかしら、私たち?)」
ゲマイナー@ヘンゼルも、無言でうなずきました。
「……(仕方ない。作者は完全に遊んでいる。……でも、こうして二人でいるところが、とっても書きたかったみたいだね?)」
しかし、次ぎの瞬間。ふいにヘートヴィッヒ@グレーテルは、目の前に建っているお菓子の家を見て、歓声を上げました。
「まあ、すごいわ! ……なんて珍しいのかしら!? それに、とっても気品の溢れる品ね。気に入ったわ!」
ゲマイナー@ヘンゼルは、小さくため息をつきました。
「……珍しいかどうかよりも……空腹を満たしてくれそうなことに対して、喜ぶべきだろうとは思うのだが……?」
そのとき。
お菓子の家の中から、甲高い笑い声が響いてきました。
「……な、何事かしら……?」
ヘートヴィッヒ@グレーテルは、そう言って、ゲマイナー@ヘンゼルの顔を見ました。ゲマイナー@ヘンゼルは、うん、とうなずくと、二人はおそるおそる窓から家の中を覗き込んでみました。ヘートヴィッヒ@グレーテルは、中の様子を見て、驚嘆の声を上げました。
「これは!?」

お菓子の家の中では、イルマ@魔女と、シスカ@桃太郎と、なぜか腰に魚篭をぶらさげたカリン@浦島太郎と、妖精さんたち@七人の小人を引き連れたエルザ@白雪姫が、豪快に酒盛りをしていました……。

*


話は元に戻って、ヴェル頭巾たちは、というと。
すたすたと前を歩いていくヴェル頭巾ちゃんの後を追い、息を弾ませながらイングリド@オオカミは言いました。
「……ヴェル頭巾さん、ヴェル頭巾さん! そんなに急がなくったって、リリー先生は逃げませんよ〜!」
ヘルミーナ@オオカミは、あきれたように言いました。
「バカね、そんなこと言って、ゆっくり歩いてくれるヴェル頭巾さんじゃ、ないわ!」
イングリド@オオカミは、青ざめながら言いました。
「だったら、どうすればいいのよ? リリー先生の家は、もう目の前なのよ!?」
ヘルミーナ@オオカミは、ため息をつきました。
「……仕方ないわ。後は、ヴェル頭巾さんが紳士であることを願うだけよ?」
イングリド@オオカミは、涙ぐみながら言いました。
「だって、それが難しそうだから、何としても来るのを阻止しようって言ったのは、ヘルミーナじゃない!?」
ヘルミーナ@オオカミは、さらに深いため息をつくと、首を左右に振りました。
「……世の中にはね、仕方のないことだってあるのよ、イングリド。あの、ヴェル頭巾さんなんですもの!」
イングリド@オオカミは、こくこくとうなずきました。
「そうよね……ヴェル頭巾さんですものね……?」
「いい加減にしろ、おまえたち!」
二人のオオカミ少女が、突然の怒号に驚いて振り向くと、そこには、仏頂面のヴェル頭巾ちゃんが仁王立ちになって二人を見下ろしていました。
「ひっ!」
「きゃあっ!」
二人が声を上げると、ヴェル頭巾ちゃんは、深いため息をつきました。
「……ったく、人を何だと思ってるんだ……?」
そう言って、ヴェル頭巾ちゃんは、くるりと踵を返すと、リリーの家の前にすたすたと歩いて行き、ごんごん、と乱雑に扉をノックしました。しかし。
「……何だ、留守か? それとも……、寝込んでて、返事もできねぇのか?」
ヴェル頭巾ちゃんは、ふむ、と言って、腕組みをすると、オオカミ少女二人の方を向きました。
「……おい、リリーの具合は、そんなに悪いのか?」
二人の少女は、こくこくとうなずきました。
「わ、悪いんですよ!」
と、イングリドが言うと、
「ほ、本当です! だから、長時間の面会は、って……ヴェル頭巾さん!?」
ヴェル頭巾ちゃんは、事も無げにリリーの家の扉を開けて、中を覗き込みました。
「……鍵もかけずに、無用心だな?おい、リリー。俺だ。……入るぞ?」
そう言って、ヴェル頭巾ちゃんは、ゆっくりと部屋の中に入って行きました。

〜to be continued?〜

……すいません。
………遊びすぎなのは、平にご容赦を(^^;。



July 18, 2003. Fri. くもり
もう少しで、
クリアしそうな感じです、「エターナルアルカディア レジェンド」。
発見物もコンプリしましたし♪
以下、ネタバレ気味につき、ご注意くださいm(_ _)m。

え〜、ついに、ガルシアンを倒しました(そこまでたどり着くだけで、ダンジョン内はそんなに広くないにもかかわらず、「3歩歩くと雑魚敵にエンカウント」状態で、大変でしたが…)。
……最期まで竹を割ったような悪役ぶりで、カッコよかったです〜! ガルシアン閣下♪
残るは、ガルシアンの副官だったラミレスのみなんですが。
問題が二点ありまして(どうでもいいことなんですが)。
第一に。
ラミレスというと、私はどうしても、ヤクルトの助っ人外人が思い浮かんでしまいます……。
このラミレス選手は、ダンディ坂野のファンで、テレビでダンディの真似をして「ゲッツ!」と言ってくれたのですが、それも含めて連想してしまいます。
……困っています。
それから、第二に。
ラミレスって、前にも書きましたが、CVが緑川光なんですよ。
この方って、ネスティもやっていらっしゃるものですから。
……なんつーか。
………現在、ネスティが普通に見られません(涙)。っていうか、ネストリSSを書こうと思って、プロット練ったり台詞をメモったり、ということをしていると、ですね。
脳内で、ネスの台詞がラミレスの必殺技声と被ってしまい。
……そこはかとなく、ネスの台詞の印象が、普段よりマッチョ(?)化しております(自分の印象だけなんですが)……。
こういうのって、どうしたら軌道修正できるのでしょうか……?
声が被るといえば。
「サモナイ2」と、「リリアト」を両方プレイした方にしか分からないネタで申し訳ないのですが。
ヴェルナーのCVの神奈延年って、「サモナイ2」では、例のあの役だったものですから。
……クリア後。
しばらく。
……かなり手ひどく、ヴェルナーが普通に見られませんでした……(涙)。
いえ、お二人とも、とってもいい役者さんだとは思うんですけどね…(^^;。



July 16, 2003. Wed.
ひきつづき、
「エターナルアルカディア レジェンド」にはまり中です。
いや、それにしてもこのゲーム。
全般的にキャラがいいんですが、とりわけ敵キャラたちが魅力的なのがステキです♪
とくに。
……ガルシアン卿が、ガルシアン卿がっ!
私の中では、全キャラ中、ギルダー船長に次いで好きなキャラです(タッチの差で、三位が錬金術師のアルキュミスです)♪
いや〜もう、このガルシアン卿ってば。
「この大地も、民も、月も、すべてわが手中に」
だなんて☆
……とっても分かりやすくて、好感が持てる悪役です(うっとり)。
他にも、敵役のバルア帝国には、何人か艦隊を率いた提督がいるんですが。
諜報係の美女軍人ベレーザとか。
大鑑巨砲男(笑)のビゴロとか。
ガルシアンの副官の、美青年将校のラミレスとか。
みんな、キャラが立ってて私は好きですね〜。
お約束のように狙ったキャラの立ち方(?)なんですが、「基本に忠実なキャラ設定+クドくならない匙加減」で、非常に良い感じに出来ていると思います。

考えたら。
私は、「スターウォーズ」を最初に見たときに、惚れたキャラは、ダースベーダーでした……。
そうなんですよね。
実は、「エピソード2」をまだ見ていないのですが、……その理由の第一は、「だってベーダー様が出てないんだもんっ!」ということにつきるでしょうね。
いえ。
……正確には、ダースベーダーは、映画化された全シリーズに出演してはいるのでしょうが……、まあ、ベーダー化以前っていうか、何というか…(もごもご)。
どうも私は、敵キャラが強力で、なおかつそのキャラが魅力的に立っている作品が好きな模様です。

強力といえば。
中盤で、うっかり、絶対に倒せない設定のラミレスに戦いを挑んでしまい(つい、どんな感じか見てみたくなっちゃったんですよ〜)。
……大変な目に遭いました。
そーいや、ラミレスのCVって、緑川光なんですよね、ネスティ役の。「エターナル〜」は、フルボイスじゃないので、あんまりしゃべらないのが残念なんですけど。
この声優さんって、すごく人気がある方なんですよね? 「ときメモGS」の葉月王子様だし……(実は、あんまり普段アニメを見ないんで、声優さん関係にはそんなに詳しくないです、ごめんなさい(^^;)。で。ラミレスと戦って瞬殺されながら、ちょっと思ったんですけど。……この声優さんって、超絶的に悪い(しかも頭イイ、ついでに虫も殺さない顔で極悪な感じの♪ )キャラの役をやったら、とってもステキそうね〜、と、思ってしまいました(叩き斬られながら、そんなことをしみじみ考える自分も自分ですが…)。いえ、もしかしたら、すでにそういう役もやられているのかもしれませんが…(^^;。

さて。
現在、宝物をコンプリすべく(残すは、あと三つなんですよ!)、高空域を旋回中なんですが。
幽霊船が、移動して回っている幽霊船が、……見つかりません〜〜〜〜(涙)!
船や〜い!!!!!!



The world in this trivial DIARY:
nothing is new under the sun





  
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