October 26, 2004. Tue. 雨
白獅子日本一ぃ〜〜〜〜(絶叫)!
……失礼しました。
竜ファンの方、ゴメンナサイ(^^;。
早速、スポーツ新聞を買い占めてきたところです。
日曜も仕事でしたし、今日の会議の資料は作っていません。
でも。
……いいんです。
………シアワセですから(^^;。
今回の日本シリーズ、西武は実に12年ぶり日本一でした。
その間、何度かパリーグを制覇し、日本シリーズに出るたびに負けを喫し。
……何でしょうかね〜。
せっかくリーグを制したのに、日本シリーズで負けると、すべてが水泡に帰してしまうように感じるんですよ。
でも。
……やりました(涙)。
実は、私は西武ドームにも足を運んでおりました。
でも。
今年って。
レギュラーシーズンでも、日本シリーズでも、私が球場で見ると負けるんですね〜(しみじみ)。
第5戦、負けて王手をかけられ、西武ドームの券売機の上に上がって高らかに応援曲を演奏する中日ファンや、西武球場前駅の改札の中でも「万歳」を繰り返す中日ファンを見て。
嗚呼。
……負けるってこういうことなのね〜(涙)。
と思いつつ。
そして。
2002年、第4戦4タテをくらったあげく、原監督の胴上げを見てしまった帰路を思い出しつつ。
とぼとぼと家路に着いたのですが。
でも。
……日本シリーズには、勝ちました(噛みしめ中)。
うわ〜! すげー久しぶりだよ日本一になるのって!
王手をかけられたときは、どうなることかと思いましたが……。
ちなみに、見ていない方のために。
後半二試合は、実は前半とは捕手が違っていました。
レギュラーシーズンでも、プレーオフでも、細川捕手が座っていたのですが。
この細川は、プレーオフ第2ステージでダイエーのズレータ(2メートルの巨漢外国人助っ人)に猛烈な体当たりをくらって負傷していました。
そのため日本シリーズでは、前半は野田捕手がリードしていたのです。
この野田が。
……追い込まれてはど真ん中を要求し、谷繁にホームランを打たれ……というようなことを繰り返して負けていたのですが。
第5戦からは、怪我から復帰した細川捕手がスタメンマスクでした。
でも9回に交代した野田捕手が、代わった瞬間に同じようなど真ん中要求でホームランを浴びて3点取られ、試合を完全にぶち壊してくれましたが(涙)。
頼む。
もう、野田は使わないでくれ。いっそ田原捕手でも1軍に上げてくれ……。顔が古田に似てるから、少しは相手もビビるかもしれないし……。
というような心境でした(号泣)。
この細川。
すごい肩をしています。
第7戦でも盗塁を制し、足が見所のオレ竜戦略を封じてくれたのが大きかったですね。
顔は老けていますが、まだ24歳です。
……44歳と言われても納得の顔ですが、24歳です。
………松坂と歳が変わらないのに、なぜかバッテリーで並んでいると大ベテランに見えます……。
第7戦は、怪我から復帰した石井貴がよく投げてMVPに輝いていましたし、カブレラもホームランを打って勝機を呼び込んでくれましたが。
でも。
試合の流れとしては。
……この、細川の牽制球が大きかったように思うのです。
対照的に、谷繁は牽制暴投で二塁走者を三塁に行かせていました。この違いは本当に大きかったと思います。
だから私としては、「影のMVP」は細川捕手だと思っています(^^;。
普段、24歳らしからぬ落ち着きぶりで、何があっても一切表情が変わらない朴訥な津軽人なのですが。
日本一が決まった瞬間、満面の笑みを浮かべていたのが印象的でした。
……長いこと観戦していますが、細川捕手が笑っている顔は初めて見ました。
それから。
第6戦は、松坂が打たれてもむくれずに投げてくれたのが(^^;、幸いしましたね〜。
シリーズを通じて、和田がよく打ってくれたのもよかったです。
2002年の巨人戦で4タテをくらった際、「戦犯」「逆シリーズ男」などと呼ばれていましたが。
第6戦は、和田のおかげで勝てましたしね(^^;。
フェルナンデス→カブレラ→和田のクリーンナップは、最後に来てよく機能していました。
嗚呼。
長い長いプレーオフからの緊迫した観戦が、ようやく終わった……(しみじみ)。
October 25, 2004. Mon. 晴れ
めまい……。
表題はヒッチコックの映画ではありません(^^;。
一昨日の夜、夫と二人でスーパーマーケットで買い物をしていたときのことです。
小さい男の子が二人、私たちの横をキャアキャア言いながら走り抜けて行きました。
それを見て、通りかかった年配の女性が私たちをギロッとすごい形相でにらみました。
……なんだなんだ、私がいったい何をした……(汗)?
と思ったのですが、はたと。
……どうやらそのお行儀の悪い子ども達を、私たちの子どもだと勘違いされた模様です(涙)。
………まだ産んでないのにっ(号泣)!
と思ったところ。
ふいに。
……目の前の風景ががくがくと揺れました。
めまいかな?
そう思ってふと見ると、入り口に吊るしてあった「非常口」灯も、うねうね揺れていました……。
そして家に帰ると、テレビでは新潟地震のことを報道していました。
……すごい地震だったようですね……。
October 22, 2004. Fri. 晴れ
ニュースからです。
ニート(NEET)という言葉をご存知でしょうか?
Not in Education, Employment or Trainingの頭文字をとった言葉です。
訳すと、「学校にも行かず、就業もせず、職業訓練も受けていない若者」ということになります。言い換えれば「無業者」ですね。
これは、「失業者」ではありません。「失業者」というのは就業意欲があるにもかかわらず、就業できない人、現在求職活動を行っている人をさします。
これは、労働力人口にも加算されます。
ただまあ、私のような大学院生で日々正規雇用の職を求めてアプリケーションフォームを送りつつ、非常勤労働に勤しんでいるような「実質・学生兼フリーター」はこの失業者に換算されないのは問題ですが。
このニートは、試算によっては40万人とも50万人とも言われるのですが(既婚者女性を含むか含まないかなどによって、差がでます)。
第一生命経済研究所試算では、00年に75万人、2010年には100万人近くにのぼると発表されました。
フリーターが現在417万人いるとされ(←ちなみにこれは、団塊の世代に匹敵する数字です。もはやマイノリティではありませんね(^^;)ますから、その比率たるや……。
さて。
今まで日本では若年非正規雇用者(いわゆるフリーター)の問題ばかりがクローズアップされてきましたが、ここにきてついにニート問題が人口に膾炙しはじめました。
この言葉はイギリス起源だそうです。
イギリスでは、16〜18歳の1割がニートになっているのだとか。
サッチャリズムの爪あとが、いまだに残存しているのでしょうか。
よく「〜にこだわらないイギリス云々」というような本が日本で流行りますが。
私は、少なくともワーキングクラス若年層を見る限りとてもそんな19世紀的エゲレス像を真に受けることはできません。
高い若年層失業率、ニートの増加といった雇用問題を抱え、EU域内で麻薬中毒患者が一番多いのもイギリス、フーリガンが暴れるのもイギリス(^^;。
ブリティッシュロックは。こうした若者の問題を背景に歌われるものではないのか、と思うのです。
閑話休題。
日本は現在、この70年代初頭〜80年代のイギリスやアメリカの真似をした政策を取ろうとしています。
行政の効率的運用、民活、教育格差や所得格差の肯定、福祉の切り捨て……。
こうしたことをとり行えば、「努力に見合う就業ができる」若年層が減り、ニートが増えるのも当然でしょう。
現在の日本は、「自己責任」という言葉が流行るとおり(^^;、なにごとにつけ自己決定とそれに付随する自己責任が問われる状況にあります。
「失敗はすべて自分の責任」である、という……。
勝ち組・負け組という言葉が流行るのもそのせいですね。
でも。
ちょっと待てよ、と言いたいのです。
不景気でも、企業はいったん雇った人間をなかなか解雇できません。
中高年層のリストラが声高に問題視されますが、それ以上に、企業は若年新規雇用者を凍結することで不況対策を行ってきたのが現状です。
つまり、新卒採用を減らし、非正規雇用(パートや派遣)に切り替える、という……。
とりわけ女性はパート労働者の割合が増え、特殊専門職に就業できるスキルでもなければ、就職が極めて厳しくなりました。
若者の新規雇用者を採らない代わりに、企業は安価なフリーター労働者に依存傾向を強めています。
ファミリーレストランなどの外食産業やコンビニエンスストアでは、フリーターへの労働力依存度は8割を越えています。
こんな雇用情勢下、今までだったら正社員になれた人もどんどんなれなくなっている、ということにどうもおじさんたちは口をつぐんでいますよね(^^;。
もちろん、個々人はもてるものを最大限に利用し努力すべきである、と私も思います。
でも。
……最初から道が閉ざされている人の割合が、あまりにも多いとしたら?
………フリーターやニートの増加は、「わがままでだらしない若者が増えた」せいだけでしょうか?
ちなみに、時給単価あたりの平均賃金を比較すると、正社員100に対し、非正規雇用者は53程度だそうです。
……すさまじい格差がある訳ですね。
また、同じ正社員でも、年齢階層別に不平等がすごいのも日本の企業の特徴です。
現在、とりわけ20〜30代の正社員の人たちの過重労働は、本当にひどい。
新しい技術が導入された業界は、とりわけ若い人たちのほうが対応可能なので、おのずと仕事量が増える傾向にあるそうです。
現在、週60時間以上働くサラリーマンは20代後半で5人に1人、30代で4人に1人といわれています。
しかし、これは正式な統計でこれですので、日本企業最悪の慣行の一つである「サービス残業」を含むと実際にはもっとすさまじいことになるでしょう。
この世代は、正規雇用者はさんざんこき使われ、フリーターは低賃金で将来が不安定、という傾向があるのです。
……晩婚化・非婚化と少子化に拍車がかかるのも当然でしょう。
これに対し。
たとえば出生率が盛り返したスウェーデンでは女性の8割が社会進出していますが、福祉が手厚いため児童福祉・教育施設などは無料、時短も進んでいるため多くの母親が午後3時には帰宅します。
ただし、こういった北欧型は所得の6割以上が税金にとられるという「高福祉・高負担」型なのですが。
それが無理、というならオランダ型はどうでしょうか。
児童福祉施設などの完備は日本より遅れているのに、出生率は1.7を越えています。
これは、徹底したワークシェアリングと時短のおかげと言われています。
オランダでは、フルタイム労働者とパートタイム労働者の時間当たり賃金格差はほぼありません。
日本では、パートタイム労働者はフルタイムの半分ちょっとくらいの賃金で働いているのに対し、オランダはフルタイム100に対し、パートタイム95前後だそうです。
これにより、働き方を都合に合わせて選べるようになり、とりわけ女性が育児・出産と労働を両立しやすくなった、と言われます。
日本は、これから何を選ぶべきか。
正念場のような気がいたします。
October 21, 2004. Thu. 雨
不謹慎……。
台風ニュースを聞きながら、夫が笑っているので何かと思ったら。
「いや、不謹慎だとは思うんだが……、『板井さん遺体で発見』のニュースが……」
…………。
……ゴメンナサイ、板井さん。
……ものすごく不謹慎だとは思うのですが。
………NHKのアナウンサーが真面目に読んでいるだけに、妙に面白かったとのことです。
すいませんすいませんすいませんっ!
私も、笑っちゃいました……(^^;。
October 19, 2004. Tue. くもり
野球ヨモヤマ話……。
さきほど、ライオンズファンクラブのメルマガを見たんですが。
今日(現在3:30AM)の日本シリーズ第3戦の始球式。
……トム・クルーズって。
え〜。
……トム・クラーズとか、そういうそっくり芸人さんじゃないですよね(汗)。
………渡辺美里がラストサムライのコスプレしてるとか……?
堤オーナー、辞めるにあたって急に大物を用意してきましたね〜(^^;。
まあ、そんなごたくはともかく(^^;。
「パワプロ11」のカレンちゃんはすごいです!
今まであれほど苦労した「威圧感」が、おつきあいしてクリスマスプレゼントをもらって終了するだけで取れるなんてっ!
それだけでいいのに。
なのに。
夫に薦めたところ(←私のようにゲーマー街道を突き進んでいるわけではないのですが、スポーツ系はやります。私の影響でパワプロもやるようになりました♪ )。
「……あれと付き合うのだけは、たとえゲームであっても嫌だ」
と、消極的です。
……何と根性のない。
気になる方は、カレンちゃんのビジュアルについて、検索をかけてみてください(リンク貼らなくてすいません(^^;)。
October 18, 2004. Mon. 晴れ
松坂ってば……(涙)。
昨日も講義でしたので(土日祝日関係ないんですよね、この業界は……)、7時過ぎに帰ってきて白獅子対オレ竜戦を見たのですが。
…………。
ああ。
……「悪い松坂」の日でしたか(しみじみ)。
以下愚痴ですので、お許しを(^^;。
なぜあの松坂投手は。
恵まれた体格、メジャーリーガーの平均値を上回る背筋力、加えて半端ではないフィールディングの上手さ、器用さを兼ね備えた天才のくせに。
なぜ。
……精神面がお子ちゃまなんでしょうか……。
………大試合になると、ああやって力んで四死球を繰り返し、挙句の果てにホームラン、という場面を何度も見ましたよ(とほほ)。
18、19歳のルーキーのころは、まあ仕方ないかな〜、とは思いましたが。
今年はもう24歳でしょう?
中堅の域のはずではないでしょうか。
……普通の企業にお勤めの人だって、入社して5、6年も経ったら「新人」とはみなされませんよね?
はぁ……。
何ていうんでしょうかね〜。
はっきり言って、野手を信用していないんですよね。
自分が打ち取ったと思ったのに、野手が併殺してくれなかったりすると、途端に力んじゃうんです。自分一人で何とかしないといけないと思って、焦るんですね〜。
「良い松坂」ヴァージョンですと、本当に見ていて素晴らしいんですが。
「悪い松坂」ヴァージョンの試合は、最悪と言っても過言ではありません。
そういえば。
シーズン中も、「悪い」ヴァージョンで負けて帰った際。
レオライナーの中、ファン歴の長そうなオヤジさん(推定年齢60歳前後)が、
「松坂ってのはテンポが悪いね〜。自分一人で試合しちゃってるからね〜」
と、言っていましたが。
……オヤジさん、その通りです!
と、思わず一人うなずきましたもの(^^;。
球場で「悪い」松坂を見ていると、眠くなるんですよ、客も。
自分一人で相撲を取っちゃってるからでしょうね〜、テンポが悪くなるんです。
そうすると、やはり守っている野手もエラーが多くなりますし、攻撃でも不思議と打てなくなるんですよ。
RPGの主役あたりだったら、ここいらで心を入れ替えて「そうだ! 俺は一人じゃないんだ! みんなと力を合わせなきゃ!」
とか言ってですね。
……ラスボスに立ち向かって行く「転換点」なんでしょうけれども。
あの選手は。
……一生、あのままかな〜(涙)。
最近しみじみ思うんですが。
技能を鍛える以上に、精神面を鍛えるのって難しいですね〜、何事につけ(^^;。
October 17, 2004. Sun. 晴れ
日本シリーズ観戦記その1
応援している白獅子が、とりあえず初戦勝ってくれてほっとしています。
何せ、先発石井貴はリーグ戦1勝しかしていない上、西武投手陣の中では松坂と二枚看板を張るエース、西口投手が体調不良でいない状況で。
俺竜のほうは投手陣が豊富ですし、初戦はダメかもな〜、と思いつつ。
昨日は7時前に帰宅しました。
「西武勝ってる!?」
と夫に尋ねると。
「先発の石井が初回で6点取られたぞ(真顔)」
と言うので。
がご〜ん、と落ち込みつつも気を取り直し、マイメガホンを握りしめてテレビを見たら。
「……0対0じゃんっ!」
夫、大笑い。
……つくづくいい性格をしている男ですね〜(しみじみ)。
それにしても。
あの中断は……大変でしたね。
ビデオで見たら、野田はタッチしていませんでしたし、伊東監督が怒るのもしかたないかな……。
ミスジャッジを速やかに認めず、再三伊東監督のせいにしてアナウンスした審判員も、なんだかな〜。
ちなみに、私は文化放送を聞きながらテレビを見ていたのですが。
ちょうど、元パリーグの審判でメジャーリーグの審判になった平林さんという方がゲストで来ていたのですが。
……明らかな誤審ですね〜、というような感じで(おっとりした口調の方なんですが、このときはかなりあきれて)おっしゃっていました。
メジャーリーグでは審判はちゃんと審判員養成学校を出て、試験に受からないとなれない「専門職」なのだそうです。
それに対し、日本では主として元選手などがなっているケースが多く、資格も要らないためレベルが向上しないと聞いたこともあります。
もちろん、プロ意識とたしかな技術をもってジャッジしている審判員の方もいらっしゃるとは思うのですが。
でも。
……素人目にも、ストライクゾーンがぶれていたり、キャッチャーミットに収まる位置でボールの判定をごまかされていたりする審判員が多すぎる気がするんですよ。
「新ストライクゾーン」にしても、取る審判員とそうじゃない審判員がいますしね〜。
は〜。
せっかくいい試合なんだから、ちゃんとしてほしいものです。
The world in this trivial DIARY: nothing is new under the sun
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