碧電12周年企画 各地を走ったジョイフル気動車
ジョイフルトレインという言葉はいつ頃から使われるようになったでしょうか。1980年代、各地に団体用の車両が登場しました。単なるお座敷列車にとどまらず、競い合うようにハイグレード化、独自の造りや個性的な塗装が施されるようになりました。この言葉が定着したのは乗ること自体の楽しさが追求されるようになってからではないでしょうか。
当初は客車の6〜7両編成が主体でしたが、その後、団体需要の小口化や、鉄道の利用人口自体が少ない地域向けにより短編成のものが造られるようになりました。それらは機関車牽引では効率が悪く、非電化区間への乗り入れが必要となることが多いため、種車を気動車としたものが数多く登場しました。
これらを主目的にして撮影に出掛けたことはそれほど多くはありません。しかし、地元愛知県のほか、関東や関西にも住んでいたことから、気がつけばかなり広範囲のものが撮影できていました。
●対象車両
改造、新製、団体用、定期、半定期にこだわらず、特別仕様の気動車を幅広く対象とします。しかし、全てを1年間に紹介するのは難しいほどのボリュームがあるため、当面は既に引退したものを中心に扱っていきます。
掲載画像の選定にあたっては、可能な限り数多くの路線を扱うように心掛けます。また、各車の解説は既にWikipediaなどに詳しく掲載されているものが多いため、運用の特徴や撮影の経緯などの記載に努め、単なるガイドブックとなることを避ける考えです。
●掲載済み車両
真中は元々12系客車の付随車というユニークな編成
ソフトなデザインと上品な塗装が好ましい洋風気動車
長崎くんちの竜が大胆に描かれた派手な装い
1973年改造の元祖お座敷気動車
米子支社２本目のお座敷気動車。撮影チャンスはお手軽に撮った１回のみ。
サングラスをかけた”オバＱ”
中間車は1961年製のキハ28形初期車！
北海道リゾートトレインの嚆矢
JR東海唯一のジョイフル気動車
ミツバチのようにほうぼうを飛び回った働き者
畳敷きならぬ絨毯敷きの気動車
ぶら下がり特急以外に団臨で各地へ
本格的な洋風気動車は秋田が先取り
北海道のリゾートトレイン第２弾
(JR九)(13.2.24)
晩年は豊肥本線の普通列車にも使われた洋風気動車
種車のイメージを払拭するも、通勤電車のような顔立ち
主要な活躍の舞台であった気仙沼線
（国鉄秋田局）(13.3.17)
本州では初めてのお座敷気動車
（JR西）(13.3.24)
国鉄時代に山陰地方に登場したお座敷気動車
はるばる四国まで遠征した実績のある80系改造車
何度も改装を受けたパノラマ形気動車
”ぶらさがり”DC特急第３弾は多兄弟
（JR九）(13.4.21)
水戸岡さんのJR九州デビュー作
せっかく「こまち」の名をもらったけれど
（JR北）(13.5.12)
ニセコ以外へ行くことも多いけれど
畳敷きではない洋風お座敷？気動車
キハ40系にもグリーン車があった
再々改造を受けたものの、僅か10ヶ月でお役御免
（JR北） (13.6.10)
夜行快速「ミッドナイト」同様の仕様とした団体用気動車
まだ珍しかった普通車扱いの洋風気動車
初代の座席をキロハ186へ移植
青帯、赤前頭部の電車併結型ブレーキ制御車
筑豊地区を拠点に駆け回ったサロンカー
キハ48形リゾートトレインのパイオニア
（JR北）(13.7.23)
急行用グレードアップ、パワーアップ改造車を再改造
不運にもめげず、キハ58系改造ジョイトレの最長寿を誇る
（JR四）(13.8.6)
四国島内のみならず、瀬戸大橋を渡って西日本エリアにも進出
津波被害から復旧を遂げた八戸線をゆく
着実な成長を遂げた「リゾートしらかみ」の第２編成
ゆぅトピア和倉に続くぶら下がり走行可能な洋風気動車
キハ71系ゆふもりI世の増備車は新製車で登場
各地へ引っ張りだこのトロッコ気動車
(重複掲載）(JR九)(13.9.29)
大胆な塗装だった「吉四六」がなぜかおとなしい塗装に
(JR東)(13.10.13)
東日本のジョイフルDCはハイブリッド型の新車に
（JR北）(13.10.20)
前面展望、ハイデッカー、２階建て・・・盛り沢山なリゾートトレイン
米どころ新潟らしく酒をテーマにした地酒列車
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