碧電12周年企画各地を走った ジョイフル気動車

第12回 ゆぅトピア和倉  13.2.3UP

名古屋駅でキハ82と並ぶ「ゆぅトピア和倉」

●ぶら下がり特急以外に団臨で各地へ

当車は2周年企画、「出世した車両たち(6)」で紹介済です。既にお気づきの方もお見えかと思いますが、本企画は2周年企画と被る車両が少なからず出てきます。だから扱わないのではなく、なるべく別の切り口で紹介していきたいと思います。
 当車の本来の役割は大阪−和倉温泉間の特急「ゆぅトピア和倉」です。大阪−金沢で485系特急「雷鳥」の後部にぶら下がり、非電化であった七尾線内は自力で走行しました。同列車の運転は基本的には週末のみであったため、平日は決まった運用がありませんでした。時折団臨に使用されていたわけですが、平日のみの運転のため、撮影に行くことは困難でした。
 そんな中、1987.8.10は珍しく名古屋までやってきました。種車のキハ65は高山線の急行で使用されており、JR東海の運転士でも問題なく乗務できたのだろうと思われます。記録ノートに9404D〜回9445Dと記されていることから、車庫へは入らず、すぐに折り返したようです。ちょうど昼休み時間帯に名古屋駅を出るダイヤで、昼食を簡単に済ませて駆け付けました。
 当車を見るのは初めてで、お気に入りであった「アルコン」の兄弟車がやってくるのがとても嬉しく思いました。撮影中にキハ82系特急「南紀」が到着。貴重なシーンを残すことができました。

キロ651(金ナナ)回9445Dとキハ8282 1987.8.10 名古屋


ジョイフル気動車メニューへ

前回へ戻る。

次回へ進む。

萬橋前駅本屋へ戻る。

碧海電子鉄道©2013 鈴木雄司(トップページへ)