碧電12周年企画各地を走った ジョイフル気動車

■第42回 風っ子  13.9.22UP

左沢線をゆく「風っ子」

●各地へ引っ張りだこのトロッコ気動車

 2000年に登場したトロッコ気動車です。自ら排気ガスを出すような車両でトロッコというのはいかがなものかと思いましたが、フルオープンではなく、ガラス窓が閉まるようになっています。
 登場から既に10年以上になりますが、その人気は安定的に高く、東日本の各地で出張運転が行われています。ただ自走するだけではなく、その運行形態も興味深い実績があります。
 キハ40系を運転できる運転士の手配ができない場合は機関車牽引となったり、長大トンネル区間では控え車を連結したり、また、仙山線のように勾配がきつい区間(秋の落ち葉対策もあり)ではブースターとして2エンジン車キハ58を2両連結するなどの対応が取られています。
 その結果、単独で走るところを撮ったことがほとんどありません。今のところ唯一の単独自走列車の撮影記録として、左沢線で運行された団体臨時列車を紹介します。
 このときは翌日、気仙沼線でリバイバル修学旅行色のキハ28、58による「ひまわり号」が走るため、仙台へ向かっていましたが、左沢線に「風っ子」が走ることを知って、立ち寄ったものです。
 ネットで調べて羽前金沢で下車しましたが、周囲は何もないところでした。

「風っ子」の団臨 キハ481541 2008.10.11 左沢線 羽前金沢−羽前山辺


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