碧電12周年企画各地を走った ジョイフル気動車

第30回 エーデルワイス  13.6.16UP

エーデルワイス キハ58619 東北本線 山ノ目−平泉にて

●まだ珍しかった普通車扱いの洋風気動車

1988年、JR東日本盛岡支社に登場した洋風気動車です。当時、改造によるジョイフルトレインは高級化志向で、グリーン車扱いのものが大勢を占めていました。その点、当車は登場当時から普通車扱いであったことが注目されます。
 「エーデルワイス」と聞くと同名の曲が思い浮かびますが、エレガントな曲には似つかわしくない派手な塗装でした。ただし、曲のイメージの塗装にしたわけではないと言われればそれまでなのですが。
 4年後にはシンプルで落ち着いた塗装に改められました。しかし、私はその翌年には大阪へ転勤となったため、変更されてからの方が長かった2代目の塗装を撮影するチャンスはありませんでした。

 この旅行では当時発売されていた週末3日間のフリーきっぷ「EEきっぷ」(15000円)を利用しました。東日本エリアの新幹線を含む特急の自由席は乗り放題という乗り得なきっぷです。当時はまだ貧乏癖が抜けず、金曜日の急行「八甲田」で盛岡へ。土曜日は花輪線、奥羽本線(板谷峠)を訪問して、宿泊費を浮かせるために一旦埼玉県の浦和へ帰宅。翌朝改めて南部縦貫鉄道のレールバスに乗りに行くという強行スケジュールでした。野辺地へ直行してしまうと時間が余るため、一関〜北上間を在来線利用とし、平泉で下車して当車を撮ったものです。

9528D エーデルワイス キハ58619 89.6.11 東北本線 山ノ目−平泉にて


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