碧電12周年企画各地を走った ジョイフル気動車

第25回 ニセコエクスプレス  13.5.12UP

ニセコを名乗っても行き先は富良野

●ニセコ以外へ行くことも多いけれど

北海道のリゾート特急第3弾の「トマムサホロエクスプレス」までは既存車両の改造車でしたが、第4弾の「ニセコエクスプレス」からは新製車となりました。しかし、メーカーへ発注するのではなく、自社の苗穂工場で製造されました。その背景としては、リゾート列車にふさわしいグレードを保ち、長期間の使用に耐えられるような改造種車が枯渇したこと。費用を抑えつつ、これまでの改造実績からノウハウも得られたという理由が考えられます。形式はキハ183系5000番台を名乗り、同系550番台に準じた性能となっています。
 名称の「ニセコエクスプレス」本来の用途であるニセコ方面への列車は冬季が主体であり、その他の地域への列車に使用されることのほうが多いほどです。掲載写真を選定するにあたり、初期のものでは1989年に撮影したものがありましたが、「ANAビッグスニーカートレイン」仕様のものでした。オリジナルを重視し、2012.9、14年ぶりに北海道を訪れた際に撮影したものを掲載します。後続の711系原色(6連の後結)狙いのため、後打ちで構えていました。

キハ183-5001(札ナホ)7043D 特急「富良野紅葉エクスプレス」 2012.9.23 9:26 函館本線 江別−豊幌 


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