1994年6月11、12日の両日訪問した九州では、今月限りで団体用ジョイフルトレインがほんとうに全廃になるのかと思わせるほどの豊漁でした。この2日間がなければ本企画の充実度がまるで変わってくるほど重要な撮影旅行となりました。
それでも、今回の「ふれあいGO」は穴になってしまうと思い込んでいて、正面の楕円2つの重なりをネガで見つけたときははっとしました。それくらい印象の薄いものではありました。
当車はキハ58+65を種車とし、キハ65は8001、キハ58は8002が付番されています。キハ58については「BUNBUN」の続番になります。九州のジョイフル気動車は7000番台が多い印象ですが、少数の車両をなぜわざわざ8000番台で区分したのかは疑問です。
撮ったことを忘れていた当車ですが、6/11は鹿児島本線で。翌6/12は久大本線で往復撮影しています。キハ65は幌枠が撤去されて少々間抜けな顔になっていましたが、キハ58は幌が残っています。白っぽい顔のためか、これがあるかないかでは安定感が違うようです。その代わりでもないでしょうが、このキハ58のスカートはなぜ片側だけなのでしょうか。
国道と線路が離れていて、時間的にそろそろ場所を決めなくてはと、思いつきで線路寄りに入ってみました。行き着いた撮影地は殺風景なところではありましたが、障害物の少ない直線区間を颯爽と駆け抜けていきました。
ふれあいGO キハ588002 1994.6.12 久大本線 田主丸−筑後吉井