最初はリストアップしていなかったものですが、他の編成の写真を探しているうちに同じネガに写っているのを見つけました。
本特集の対象とする車両は明確な定義がありません。展望席があったり、愛称が付いていたりすれば文句無しに対象にできるのですが、当車、キハ56形550番台は展望席がなければ愛称もありません。
Wikipedia、”キハ56系”によれば、快速ミッドナイト(札幌−函館)用キハ27形と同様の塗装、客室設備であると記されています。しかし、快速ミッドナイト用キハ27はジョイフルトレインかと言われれば、そうとは言い難いように思います。理屈っぽくなってしまいますが、同列車はデラックスな夜行バスに対抗してゆったりしたスペースを破格の料金で提供したもので、旅の楽しさを演出するものではないからです。
一方のキハ56550番台は第4回の「くつろぎ」のグループとして同様の使われ方をしていたため、こちらを外す理由はないと判断したものです。
渡道前に調べたであろう鉄道ダイヤ情報1998.7号では、北海道の和式気動車として、苗穂、旭川所属の7両が一緒に扱われています。98.6.26の夜、快速「ミッドナイト」に併結されて函館へ向かい(おそらく回送車)、2両単独で富良野へと向かうところを撮ったということになります。快速「ミッドナイト」が昼間に走っているような列車ではありますが、撮っている分には充分「ジョイフル」でした。(笑)
キハ56551 8901D 1998.6.27 室蘭本線 旭浜−静狩にて