碧電12周年企画各地を走った ジョイフル気動車

■第41回 ゆふいんの森III  13.9.15UP

日田駅に到着する特急「ゆふいんの森2号」

●キハ71系ゆふもりI世の増備車は新製車で登場

1989年に登場したキハ71系ゆふいんの森は好評を博し、指定席がなかなか取れない人気列車となりました。旺盛な需要に応じるため、キハ183系1000番台が同様のメタリックグリーンの塗装をまとって加わりました。しかし、ゆふいんの森はキハ71系のイメージが強いせいでしょうか。人気の面では今ひとつ劣っていたようです。そして、キハ71系のデザインに準じたキハ72形が1999年に新製され、183系は再び長崎へ帰って行きました。
 デザインを引き継いだとはいえ、側面窓の大きさ、金色の飾り帯、運転台の窓の形状など、細部では異なった箇所が数多く見受けられます。個人的な好みですが、キハ72はすっきりしすぎ。先輩格のキハ71に遠慮したような印象を受けます。
 基本的にキハ71系は博多〜別府の一往復。キハ72形は博多〜湯布院を2往復という使われ方は長らく変わっていません。
 キハ72「形」と記したのは、キハ72形の単独形式で、キハ721〜724の極めてコンパクトなナンバーが与えられたため、「系」ではないと考えたことによります。
 1999年の7月、職場の「業務命令」でビール列車に乗車。その夜は小倉駅付近のホテルに宿泊し、翌日は日田彦山線を経由し、久大本線の向之原(むかいのはる)付近でDE10が牽く50系などを撮影しました。
 キハ72がデビュー初年であることは調べるまで忘れていましたが、当然撮影したかったはずです。しかし、移動スケジュールの都合上、日田駅へ入って来るところを撮るのが精一杯であったと記憶しています。

特急「ゆふいんの森2号」7002D キハ724 1999.7.10 久大本線 日田


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