参考文献:事典類

『アメリカを知る事典』
(平凡社、1986、625p.) 岡田泰男、斎藤真、金関寿夫、亀井俊介(監修)
1500項目のにわたって、それぞれの専門家がコンパクトな解説を書いています。まずこの本にあたれば、それが何であるかがすぐにわかる便利な本です。アメリカを勉強している人、アメリカに興味のある人は一家に一冊といった本でしょう。

"The Encyclopedia Americana, International ed.", Grolier, 1987.
アメリカ最大の百科事典(全30巻)。Wikipediaを使っている方も多いと思いますが、百科事典は結構使えるのです。アメリカーナの記事は基本的に詳しく、信頼性も高いので、概要を知るには一番でしょう。ただ、この事典は大項目主義という構成法を使っていて、引き方を知らないとちょっと引きにくいのも事実です。わたしは使ったことがありませんが、現在は会費制のオンライン版もあるそうです。

『じてん・英米のキャラクター』
船戸英夫・中野記偉編著(研究社、1998、814p)
「はしがき」によると、この事典に収録されているキャラクターは、次の4種類からとられているということです。
- 演劇・映画・詩歌・小説・マンガの登場人物。
- 伝説・民話・おとぎ話・マザーグースの登場人物(妖精や怪物も含む)
- 聖書・ギリシア・ローマ神話の登場人物。
- 有名なキャラクターを生み出した作家など歴史上実在の人物。
収録はアルファベット順で、発音記号もついています。巻末に和英対照表も載っているので日本語から引くこともできます。
ただ残念ながら、本サイトの守備範囲であるトールテールやアメリカの英雄に関しては、あまり丁寧に収録されていません。英米のキャラクターといいながら、たとえばワイアット・アープやシッティング・ブルは入っていず、ローマ皇帝ネロやシュリーマンが取られている編集方針には、ちょっと疑問を感じました。