ジャック・ジョンソン
Jack Johnson(1878〜1946)プロボクサー

NO! と言われ続けた生涯
1908年12月26日。オーストラリア、シドニー・スタジアム。14ラウンド、ついにバーンズが倒れた。新しいボクシング世界ヘビー級チャンピオンの誕生は社会問題となった。彼が黒人だったからだ。結婚すると非難とスキャンダルの的になった。妻が白人だったから。おしゃれな服装で競馬場に通い、ワインをストローで飲んだ。「黒人の分際で!」と、やることなすこと非難された。公然と人種差別のある時代に、ジョンソンはいつでも自分のやりたいようにやった。公民権法が成立する半世紀も前のことだ。
掲載:NHKラジオ英語リスニング入門2004年8月表4

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