バット・マスタースン
Bat Masterson(1853年〜1921年)西部開拓時代のガンマン

銃を捨てペンを執ることで
書きかけの記事の上につっ伏している男に、新聞社の同僚が気づいたとき、もう彼はこと切れていた。ダービーハットにステッキ、「西部の伊達男」として知られたガンマンの、これが最期だった。
バット・マスタースンは24歳にしてダッジシティの保安官となり、荒くれ者たちを力で支配した。
世紀が変わった頃、なにを思ったかニューヨークに出て、スポーツライターとなる。多くのガンマンが齢30を待たずに死んでいったなか、彼は銃を捨てることで時代のまがり角をまがった。
掲載:ラジオ英会話2008年9月号表4

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