ジェシー・ジェームズ
Jesse James(1847〜1882)西部開拓時代のギャング

馬に乗ったギャングたち
1866年、ミズーリ州リバティーの銀行が襲われた。白昼堂々と行われた銀行強盗としては、アメリカ最初の事件だった。
ジェシー・ジェームズ一味は、その後も次々と銀行や列車を襲う。南北戦争時代、ゲリラ隊で覚えたやり方は強盗にも役だった。警察の動きから逃走経路まで、用意周到に計画されたあざやかな手口は歌にも歌われている。
大恐慌時代のデリンジャーから現代のマフィアに至るまで、アメリカの裏面史を彩るギャングの歴史はここから続いていく。
掲載:NHKラジオ英会話入門2001年1月号表4

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参考資料

『アメリカの夢アウトローの荒野:ジェシー・ジェイムズの西部』
岡田泰男(平凡社、1988)
副題にあるように、ジェシー・ジェイムズの足跡を追いながら、町や土地の様子、当時の人々の暮らしが紹介されます。西部劇に出てくるガンマンとカウボーイの西部が、典型的な西部ではなかったらしいということがわかる本です。
『フロンティアの英雄たち』
津神久三著(角川書店、1982)
「アウトローたち」の章に、「ミズーリの大盗:ジェシー・ジェームズ」として、彼の物語が語られています。
『アメリカン・ヒーローの系譜』
亀井俊介著(研究者出版、1993,372p.)
「荒野の騎士たち」として、ジェームズの話が出ています。
『ガンマンは二度死ぬ』
津神久三著(晶文社、1986)
「ジェシーとフランクのジェームズ兄弟」の章で、彼らの伝説が語られています。
映像
"Gunfighters" (Wellspring, 2004)
このなか1本に、Jesse Jamesを主人公とするドラマが入っています。