ブラック・バート
Black Bart(1829年〜?)西部開拓時代のギャング

フロンティアの英雄たち
駅馬車の前に、突然、覆面の男が現れた。取り乱した女性乗客が、自分の財布を投げ出す。男はそれを拾いながら言った。「オレの相手は駅馬車会社だ。あんたからは盗らないよ」
後には、壊れた貴重品箱の中に、詩を書きつけた紙切れが残されていた。ブラック・バートと名乗ったこの詩人強盗は、28回の犯行の中で一度も発砲せず、一人も殺さなかった。徒党を組まないで、常に一匹狼だった。
チャールズ・ボールズとして、普段はふつうの市民生活を送っていた男である。捕まっても、模範囚としてわずか4年で出所。その後の行方はわからない。知能犯のならず者だった。
掲載:NHKラジオ英会話2004年12月号表4

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参考資料
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