ダニエル・ブーン
Daniel Boone(1734〜1820)西部開拓時代の開拓者

ひじがあたるようなところでは
生きていけない
ダニエル・ブーンはいつも開拓者の先頭にいた。彼の通った跡が道になり、人々がそれに続く。広大な土地を持っていたが、ちゃんと登記していなかったので追い出された。1799年、65歳のことだ。
「ここも人が多くなり過ぎた。もっとひじののばせる場所がいい」
彼はさらに西に西に向かった。
アメリカの辺境地は19世紀の終わりには無くなったが、ダニエル・ブーンの血は今もアメリカ人の中に受け継がれているようだ。宇宙というフロンティアをめざして。
掲載:ラジオ英会話入門2001年4月号表4

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参考資料
『アメリカン・ヒーローの系譜』
亀井俊介著(研究者出版、1993,372p.)
「開拓の巨人たち」として、ダニエル・ブーンのことが書かれています。
"Tall Tale America: A Legendary History of Our Humorous Heros"
Walter Blair著(The University of Chicago Press, 1987)
『ほら話の中のアメリカ:愉快な英雄たちの痛快伝説でつづるアメリカの歴史』
ウォルター・ブレア著、廣瀬典生訳(北星堂書店、2005)
「ジョナサン・スリックと南部人とドイツ移民、そしてダニエル・ブーン」という一章があります。
『フロンティアの英雄たち』
津神久三著(角川書店、1982)
「パイオニアたち」の章に、「荒野の道(ウイルダネス・ロード)の先駆者:ダニエル・ブーン」として彼の物語が語られています。
『ヴァージンランド』
H・N・スミス著、永原誠訳(研究社、1971)
「第二部:レザーストッキングの息子たち」の「ダニエル・ブーン:帝国の建設者か、原詩主義の哲人か?」の項で、ブーンが議論されています。
『アメリカ史重要人物101』
猿谷要編(新書館、2001)
「ダニエル・ブーン」の項目があります。