追記
思ったとおり、全国のプリキュア好者の諸兄らは皆それぞれに喜びを表現されているようですが、メールフォームで教えていただいたこちら『玉砕島』さんの漫画ネーム風ダイジェストが、特に凄く力が入っているので、みなさま是非ご覧あれ。うっかり今日見逃した人が内容を掴むために見るのにも最適かもです。
プリキュア好者同士の補足はちょっと完全には行えませんが、とりあえずこの喜びは分かち合っておりますです。 今回のプリキュア感想サイト補足は、風流[姫]君さんがやってくれそうなので、方々の感想が気になる方は参照されたし。あと、10回くらい繰り返して観ているのは俺も同様であります、兄弟(ブラザー)。ちなみに俺が最初の感想をあげたのは9時5分くらい。自分でもどうかと思いつつ。
この日の為に、プリキュアは作られた――!
ほのかが「なぎさ」って言った! なぎさが「ほのか」って言った!
ヴァ――――!!
俺は今日のプリキュアを観る為に生まれてきた!
少なくとも、『ふたりはプリキュア』という作品が、今週の回のために作られたということは間違いありません。今日のプリキュアを観たということは、すなわち、『ふたりはプリキュア』という作品そのものを観たといっても過言ではないと俺は思うのです
もうちょっと今日みたいな回を数週かけてじっくりやって欲しかった気もするけれど、この際贅沢は言いませぬ! こういうのこそが見たかったんだ、プリキュアが始まってから、ずっとずっと、ずっと! YU-SHOW家では今夜は赤飯大決定! めでたい!うれしい!気恥かし嬉しい!
なにせ、今朝の朝刊見てみたら、テレビ欄の番組紹介に、今日のプリキュアがしっかり紹介されていたんですよ!(書いたのはこのお方) 本当にいい回でした。 おジャ魔女どれみシリーズの傑作回と比べても、全く遜色ありません。読める方は、是非今日の読売をご覧あるべし。いいこと書かれてます。
今日のプリキュアの内容については、そのテーマ性の表現といい、これはと思わせるほどに気の利いた演出技法といい、そのあたりはきっと、あちこちで熱く詳しく語られるに違いないのですが、俺としては、そのあたりは当然すごいと思う上で、もうちょい率直な感想をば。
ほのかというキャラは、「激している」ときこそが最高に素敵
実のところ、普段のほのかには、けっこう物足りなさを感じていたんですよ。いい子ではあるし、かわいいのです。萌えるのです。まゆげだし(重要)。ゆかなだし(超重要)。
でも、どこか壁があるような感じがして、完全にはのめりこめなかったところがあるんですよ。基本的に、なぎさ視点の作品ですから、それは当然なのですけれど。
なぎさがほのかに抵抗を感じるのは、ほのかが建前上でいい子過ぎて(その立派な建前に隠れて、けっこう欠点があるというのがミソ)、彼女に対し言いたいことも言えないし、彼女が思っていることも良く分からない、というところだと思うのです。そしてそれが、視聴者である俺たちにも共通する感覚になるわけで。いい子なんだけど、どこか掴みにくいというか。
ところが、ほのかというキャラに、もう少しだけ詰め寄ってみると。
――実は、ものすごく激しいところがあるのでした。
ピーサード昇天の回で、その一端は垣間見ることができました。あの激したときの口調。叫び方。まさにゆかなボイスの本領発揮ともいうべき激しさです。
そんな熱くて激しい内面が、とうとう、なぎさに、ひいては視聴者である俺たちに対してさらけ出されたのです。
この瞬間のカタルシスたるや――!
あの、筋肉男をほぼ完全無視した、口ゲンカ交じりの戦闘シーン。最高でした。この部分、本当に最高です。今までのプリキュア見ていて、物足りなかったり、歯がゆかったりした部分が、一挙に、全て解き放たれたかのような快感がありました。本当にいいなあ。あのゆかなボイスがまた最高にハマっているんですよ。普段のいい子の皮を完全に脱ぎ捨てて、面白すぎるカット演出を交え、本音の中の本音をぶつけ合う、見ているだけで爽快な場面。
そして、手帳の内容で、改めてお互いを知り。
後日、仲直りの際に、ほのかがふと漏らした言葉――「なぎさ」。不安そうに。確認するかのように。
ようやく、心にひっかかっていた部分が、取れたような気持ちです。こういうほのかが見たかった――! 泣きますよ俺は。ロードス島戦記7巻ラストのスレインばりに。
いやもう、月並みな感想になりますが、本当に素晴らしい回でした。プリキュア見てて良かった。