2003年12月後半のお兄ちゃん大好き日記

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12月31日(水) YU-SHOW的2003年 ゲーム編

 とりあえず、コンシューマー作品から行ってみましょうか。シスプリ2とPFDに関しては、後でシスプリそのものに関して思いきり語りたいので、そのときに取っておこうかと。

 プレイした本数こそ少ないですが、今年のコンシューマーには、結構ハマった作品が多かったです。広い目で見てもわりと豊作だったんじゃないかなあ。
 まずは、『真・三國無双3』『真・三國無双3 猛将伝』はもう基本中の基本。正直に言うと、このシリーズに関しては、2の猛将伝あたりでとっくにマンネリ感を覚えているのですが、マンネリしているにも関わらず、新作が出るたび猿のようにプレイしつづけてしまう中毒性は、やはりただ事ではありません。
 よって、『戦国無双』もかなり楽しみ。舞台が日本になって、システムそのものは同じでも、気分的にはかなり新鮮になるだろうし。お市の方がケン玉で戦うというのは、いくら無双シリーズといえどもやりすぎですが、雑賀孫市はマジでカッコイイ。森蘭丸とか阿国とかも、意外なほどに正統派かつありきたりのキャラ起用というわけではないので、すごくいい感じです。

 『真・女神転生III - NOCTURNE』。これにも、猿のようにハマりました。 なによりも特筆すべきは、このシステム。RPGとしては最高クラスの完成度なのではないかと。うっかりしているとわりとよく死ぬくらいにハードなのもいいのですが、何より奥深く、そしてスピーディーなのが素晴らしい。

 今年のコンシューマーを語るうえで、決して忘れてならないのが、『True Love Story Summer Days, and yet...』。俺がこのゲームをプレイしているときの発狂ぶりは、いつもご覧頂いている皆様の記憶にも新しいかも知れません。もうね、とにかくエロくてエロくて。
 それはともかく、だらだらとプレイし続けられる「終わらない夏」システムは、ギャルゲー的には向いているかもしれないなあ。初代ときメモみたいな、ゲーム的にもシビアさを追求する方向も、それはそれでいいのだけれど。
 あと、神風を見ることは結局できずじまい。今年一番の心残りです。

 コンシューマーゲームでハマりきった作品だと、このくらいでしょうか。いや、他にプレイしているのがシスプリくらいだったりするのですが。できれば『ディスガイア』『サモンナイト3』もプレイしておきたかったかも。まあ、来年プレイしても全く問題ないわけですが、気分的に。


 続いてエロゲ。ほとんど鉄板しかプレイしておりませぬが、まあそれは毎年のことなので。
 まず挙げたいのが、『デモンベイン』と、『CROSS†CHANNNEL』の2大鉄板。ともに評判どおりの大作。奇しくも両方とも来年PS2に移植が行われるので、色々と気になる部分も多いのですが……みなさん大変です。地球皇帝=若本規夫ですよ! 素晴らしすぎ。シリアスな悪役としての部分も、チープな中ボス的醜態を晒す「地球皇帝アウグストゥス!」のシーンも、某ルート最後のアレに関しても、全てにおいてハマりすぎそうです。
 ……脱線しました。興奮のあまり。ともかく、大作系としてはやはりまず、この2作を個人的には推したいです。

 そして、俺が2003年中、最も楽しみ続けてきた作品は、なんといっても『姉、ちゃんとしようよっ!』。ゲームとしてはB級ながらも、姉ゲーとして、そしてドタバタ家庭モノとして、押さえるべきポイントをしっかり押さえている良作です。
 続編が出るという点も、ずっと萌えとかのモチベーションを保ち続けられた要因の一つではあるのですが、やはり何よりも、この柊一家というキャラ・舞台設定の妙こそが、最大の魅力であり、このゲームの全てといっても良いでしょう。
 あと、姉しょに関しては、公式サイトでの情報展開も非常に上手かった。発売前から、そして発売後に至るまで、ずっと巧みに煽られ続けました。嬉しい限りです。こういうキャラ主体のゲームだからこそできる方法ではありますが、こういう楽しみ方を与えてくれるゲームは、もうとことんまで愛せるというか。

 今年のYU-SHOW的に重要なゲームとしては、この『オレンジポケット』を忘れるわけにはいきませんね。いや、オレポケというよりは、この綾瀬ナズナというヒロインについてというべきか。今年一年で、この小憎たらしいむちむち娘に対し、一体俺は何百億匹のワンダフルライフたちを消費したのでしょう。想像するだに恐ろしい。ちくしょう、これからも消費しつづけてやる。ちょうど小説も出ることですし。
 もちろんナズナに関してだけでなく、ゲームそのものも、あくまで普通な作品ではありますが、良質な萌えゲーとして強く愛着を持っております。ちんまいや恵留に関しても、なみなみならぬ萌え的な感情を抱いてはいるのでが、ただ俺はオレポケを語るとき、どうしてもナズナを優先してしまうので。

 『うちの妹のばあい』。寝取られということで話題になったこの作品ですが、むしろ生粋の義理妹ものとしても非常にいい味を出しており、実用的なエロも含めて、様々な部分で満足することができました。このゲームのバッドはかなり凄いです。

 『お姉ちゃんの3乗』。このゲームに関しては、「しまった! やりすぎた!」の一言が、全てを表しているといってもよいでしょう。特殊・エ・ロ! 特殊・エ・ロ!
 エロシーンばかりでなく、竹井10日節大全開の日常会話がとにかくやりすぎ。尋常じゃないボーカルの豪華さも、そのやりすぎの一環と言えるでしょう。日向裕羅・鳥井花音・海原エレナのユニットなんて、この後一生耳にすることは叶わなさそうな気がします。そもそも、そのOP曲の歌詞の、「お姉ちゃんが大好きなら、お姉ちゃんは増えてもいいね」という発想も、かなりのやりすぎ風味です。まして、それがゲームのコンセプトですし。とにかく、ひたすら笑わせていただきました。

 『朱』『家飛!』『私立アキハバラ学園』に関しては、色々と惜しいところがあり、堪能しきったとは言えないのですが、いずれも好きな作品ではあります。
 『朱』は、やはり3章。全体のストーリーとしては、正直かなり酷い部分もあるのですが、こういう局部的なところでは凄く光っているので、どうしても愛着がわいてしまうのです。BGM関係も豪華で、かつマッチしておりました。ゲーム系のサントラとしては、今年一番聞いたものかも。
 『家飛!』。……うー、言いたいことを言い出したら正直キリがないので、ここは短く、おとねちんハァハァとだけ。いや、それだけに、思い出すたびに惜しいという気分が……うああああ、もう!
 『私立アキハバラ学園』。ジェットとネコミミ。こいつらの輝きこそがこのゲームの全て。いや、これは極端な意見というわけではなく、ヒロインごとのシナリオに入るとどうも、このオタ空間という設定をまるで活かしていない点が目立つので、どうしてもこのゲームに関しては、この特濃ステキな男二人を称えてしまいたくなるわけで。いやしかし、ネコミミの叫びは、我々オタの心をとことん奮わせてくれました。男過ぎ。

 『とらかぷっ!』。……いや、なぜ2003年の総括にこのゲームが出すのですか俺。うーうー、2002年中にこれをプレイしなかった自分が呪わしい。とらかぷの発売日って、それ散るやD.C.と被っていたので、自分のそれ散る熱を考えると、仕方なかったとも言えるのですが。
 とにかく、「楽しい!」と、ひたすらに思わされた作品です。アクの強いテキストとかはほとんど用いずとも、ほんわりとした空気に触れているうち、この祭りの雰囲気にどっぷりと浸ることができ、それがこの楽しさに直結しているなあ、と。ともかく、2003年にプレイした作品としては、必ずその名をあげておきたい作品でした。本当は2002年の最後にそう結論づけるべきだったのですが。俺の阿呆。

 今年のトリを務めたのは、アリスソフトの『大番長』。相変わらず中毒性の高い面白さです。ラスボス絡みのメインシナリオに、ちょっと不満はありますが、やはり色々な面で、大悪司のときから進化しており、とことん遊び尽くそうという気持ちにさせられます。
 あと今回は、キャラクター関係が特に気に入り。世界観としては大悪司の方が好きなので、まあそれぞれに良い面があるということで。ただし、ラストバトルだけは大悪司の圧勝ですけど。あのエデン襲撃のときの興奮が味わえないというのはちょっと痛いなあ。でも大悪司は、やはりヤクザ世界が舞台なので、大番長のようなマターリした仲間内雰囲気は味わえないので、俺としてはやはり大番長の方が好みといえば好みかもです。
 とにかく、大番長のサブキャラストーリーはどれも面白いです。尊拳とか無頼の恋愛話は、ほんわりした気分になれました。あと、アバオ亜空がステキすぎ。俺を笑い殺す気か。


 こうして、今年のエロゲを振り返ってみると、今年一番堪能したのは、個々のタイトルというよりはむしろ、北都南さんのボイスという気がしてきました。エロゲ声優に興味が湧いてきたのは、ちょうど今年に入ってからなのですが、やはり北都さんは、出ているタイトルも多く、俺的にも美味しいキャラを多数演じておられました。
 『家族計画 絆箱』の青葉姉さん(去年の作品だけど、主にプレイしたのは今年)、『うさみみデリバリーズ』のべるの、『姉、ちゃんとしようよっ!』の要芽姉様、『メイプルカラーズ』の葵キャプテン(体験版だけプレイ)、『巫女さんだーいすき!』での「う、うんちー!」(←超重要)、『家飛!』のスカイダイビングファック(超使えました)、『朱』の海原ニムラム、『ドキドキお姉さん』の玲子さん(エロすぎて品性の欠片もないのですが、それが逆に、むしろ可愛く思えてくるという恐ろしさ)、『セイレムの魔女たち』のジュリア、『マブラヴ』の壬姫、『夏少女』の絢水(←以上三作は体験板だけしかプレイしてませんが、いずれも実にハマってました)と、俺がプレイした中だけでも、尋常じゃないほどのキャラを演じておられました。
 そして、今年のトリとなる『大番長』においても、ヒロインの一人、姫乃宮華苑を演じておられます。大番長のヒロインの中でも、突出してエロいのですが。ツンデレだし。プレイ内容もマニアックですぞ!(以下反転) 従者の少年を交えた3P、そしておもらしシーンが大量に、まして学校のトイレで羞恥プレイまで! (反転終了) よって、俺は再びワンダフルライフを大量放散し続けている次第です。枯れそう。

 よって、今年の俺的エロゲMVPには、作品タイトルではなく、北都南さん個人に捧げようかと思います。多分、同意してくれる人はかなり多そう。とにかく2003年のエロゲは、ぺー姉さん(がちゅみり的表現)の年と言っても過言ではありませんでした。
 そして、そんなおねえさんの俺的ベストキャラは、当然のように綾瀬ナズナ。北都ファンの中では物凄く少数派の意見でしょうけど、この人の声があるからこそ、俺もここまでこのファッ●ン娘にハマったわけでして。この人の声で言われる、「もう、ダメねえ、この子は」とか「あー、恥かしいー!」とか、言われただけで頬が緩むのですが。この恥辱感がエロへの意欲を生じさせるのです。


 ……以上、二日に渡り、急ぎ足で今年一年の漫画、ゲームを振り返ってみました。シスプリについて語るのは来年ですな。うーむ、ちと無念。まあ、シスプリに関しては、新規の作品としての供給が断たれる来年にこそ、懐かしみつつ語るべきなのかも知れませんな。
 ではみなさま、来年もよろしくお願いいたします。

12月30日(火) YU-SHOW的2003年 漫画編

 年末なので、俺が今年読んだりプレイした作品について、ちょっぴり振り返ってみようかと。

 こないだも書いたとおり、今年は特に、漫画に個人的ヒットが多かったです。
 代表的なものから挙げていくと、『G戦場ヘブンズドア』『ナポレオン ―獅子の時代―』『スクールランブル』『バジリスク』『最強伝説黒沢』『シグルイ』あたりでしょうか。これらはいずれも、一度は是非読んでもらいたいお勧め作品です。スクラン以外いずれも濃い漫画ばかりですが気にするな。

 今年はまず、何を置いても『G戦場ヘブンズドア』。この漫画について語ろうとすると、二目と見れないような痛い文章を書いてしまうような気がするので、感想がちょっと書けません。もうね、とにかく読んでくれとしか。

 『ナポレオン ―獅子の時代―』「優しいルイおじさんをどうする気です?」「 死 刑 」 大陸軍は世界最強ォォ〜!だけでなく、このような素敵スメル漂うセリフや表現に満ちた素晴らしい漫画ですが、それだけではなく、このナポレオンという題材が、いかに魅力的なものかを知ることができるという意味でもお勧めしたい作品です。自分内でのナポレオンブームは、この漫画とランペルールが作り出しました。
 去年までナポレオン知識がほとんど無かった俺ですが、この漫画をきっかけに色々と知識がついた今ならば、ダヴー元帥についてげんしけんの大野さんと一晩中語り合うことも可能なはず。もうとにかくダヴー萌え。このYU-SHOW、まだまだだな。

 今年最も面白く熱かったラブコメ漫画はこの『スクールランブル』を置いて他にないと、我々は口をそろえて答えることでしょう。
 特に3巻から。いや、2巻以前も面白いし、むしろそこまでを飛ばしては3巻を決して語れないのですが、今、こうしてネットのあちこちがスクランの熱で沸騰しているのは、全てこの3巻の素敵展開がきっかけと言い切ってしまってよいでしょう。単に萌えるというだけでなく、ラブコメとしての展開が実に面白いのです。これだけ主人公がドツボにはまることで読者が喜べる漫画も、そうはありません。
 ちなみに、週刊マガジンだけでなく、月刊マガジンの方でも掲載されているので、コミックスなどとあわせて読んでおくべし。でないと、どうして八雲と播磨がカップリング候補になってるのかが全然分からなくなるので。

 『バジリスク』『シグルイ』。ともに、人外の業を持つ忍同士、剣士同士での壮絶な戦い、殺し合いを扱った傑作です。どちらも、原作や題材を元に漫画化した作品です。その迫力は必見の一言。

 『最強伝説黒沢』。「福本が、ギャグマンガを描いたらどうなるか」 その試みの結果、こんな傑作が誕生してしまいました。いや、厳密に言うとギャグマンガではないのですが、福本漫画の表現って、よくAAで使われているように、その表現が面白すぎて、ある意味シリアスならばシリアスなほどギャグ的な力を秘めているじゃないですか。
 この最強伝説黒沢という作品は、その変な力を最大限に発揮するためには、まさに最適な作品なのです。とにかく面白いです。笑えます。本当なら、とても人事として笑えないようなシビアな現実を描いているにも関わらず、心底笑えます。これは、人間だったら誰でも笑っていい面白さです。


 今年以前から続いており、まだまだ連載中の作品では、『餓狼伝』、『恋風』なんかが今年特に盛り上がっていました。
 『餓狼伝』に関しては、もはや言うまでもなく北辰館トーナメントが最大の見所。刃牙の最大トーナメントの再来といっても全く過言ではありません。むしろ、範馬の血みたいなオーバーパワーが絡んでこない分、こちらの方がより緊迫した展開が楽しめるはず。来年初め、少年マガジンでの『餓狼伝BOY』のために少々連載が止まってしまうのが惜しい。
 そして『恋風』ギャー! ヒギャー! イヤー! 今までの展開も、十分すぎるほど痛かったけれど、それはむしろ、今の激修羅場展開への布石にすぎなかったというか、同僚の千鳥に耕四郎の妹ハァハァがバレてからというもの、もう一瞬たりとも目が離せない漫画となってしまいました。どうするどうなるどうしよう!(←まるで我が身のことのように狼狽する妹いない歴2X年男)

 実は、今年の作品の中で一番好きなのが、この『ラブロマ』。面白いだけでなく、読んでて心にどーんと来るような、ひどく素朴な力強さのあるラブコメです。これと『げんしけん』と、増刊から移った『ラブやん』のおかげで、アフタヌーンは今、俺の中でかなり目が離せない雑誌になっています。一時期は立ち読みすらしなくなっていたのに。

 復刻作品ですが、『野望の王国』、『ウホッ!! いい男たち』の2タイトルについても、今年の漫画として総括に含むべきでしょう。
 『野望の王国』は、ネットで再ブームになったのはずいぶん前ですが、今年の初め、ようやく完全版も最終巻までが発売されました。そこに至るまでの展開に、わずかの中だるみすら存在しませんでした。むしろ野望の戦いはヒートアップするばかり。こんな壮絶な漫画に触れることができて、俺は幸せでした。
 『ヤマジュン・パーフェクト』については、これは今となってはもう、読みたかったら読んでくれとしか。ヤマジュン漫画のセンスは実に素敵なツッコミどころ満載で、たぶん面白く読めると思います。

 そういえば、『シャーリー』も、単行本として発売されたのは今年でしたね。「13歳メイド」という単語の組み合わせを見て、即座に頭の中の変なスイッチが入ってしまった人は即購入すべし。そうでない人も、ほのぼのとした空気が楽しめる良作ですので、一度読んでみてはいかがでしょう。俺のように、メイド属性がほとんど無い人でも楽しめるはず。

 同じく、特定の単語に反応する人向けの作品としては、シャーリーと一緒に紹介するのはちょっと気が引けるのですが(あまりにも方向性が違うので)、『今日の5の2』は外せないのではないかと。
 そのキーワードはズバリ、「小学生の男の子と女の子、ちょっとエッチでドキドキ」。そういうのが好きな人は読むべし。一応非18禁です。ただし、キーワードに反応しない人は読まなくてもいいかも知れません。面白いけど、漫画としてはややキワモノなので。ちなみに俺は半勃ちしました。あくまで半な、半勃ち。

 『ネギま!』『よつばと』『武装錬金』といった、大ヒット作を飛ばした後の作家による作品も、なかなか良作ぞろいだったのではないでしょうか。ネギまとよつばとに関しては、ほぼ以前の作品の味をそのまま活かした正統派の作品であるのに対し、『武装鎌金』だけ妙にトんでいるような気もしますが、実はもともと和月氏は、こういう方面での演出に才能があったのではないかと。変態的表現ばかりでなく、カズキVSパピヨンの第一回戦の決着のように、本質的なところの熱さもしっかりと保っていますし、来年も期待できる作品です。

 『ガンスリンガー・ガール』も、今年の作品に含めていいのかなあ。一応、分かりやすくブームと認知できるようになったのは今年だろうし、そもそも俺も今年に入ってから読んだわけで。これも今さら俺が言うまでもなく面白い作品。ただし、深くハマればハマるほど鬱になりますが。俺が第二課に配属されるとしたら、コンビを組むのはリコがいいなあ。あのくらい割り切れてないと、色々と耐えられなさそうだ。養子に貰えるということであれば、トリエラかクラエスを選ぶのだけれど。


 あと、面白かったんだけど、今年に入ってやや微妙になった作品について。

 まず『蒼天航路』。相変わらず面白いことは面白いんだけど、荀イクの死後、曹操の心情にあわせるかのように背景が白くなってきたのは、なんだか「もうとっとと連載終わらせたい」みたいな感じが漂っていて、ちょっと悲しいものがあります。馬超編も、劉備の蜀取りもなかなか熱かったけど、展開が急すぎ。もっとじっくり描いてくれよう、色々と三国志的に肝心な部分を。
 そして『バキ』。いや、今年に限った話ではありませんが、どうしたものか。いくら小話やキャラそのものは魅力的でも、漫画としての根幹が、もう限界という気がしないでもありません。まあ、今のままでも、それなりに面白くはあるんだけど、やはり最大トーナメントで興奮させられた身としては、むしろ今の餓狼伝を週刊連載してくれよと言いたくもなろうというものです。
 『賭博破戒禄カイジ』『キャプテン翼 ROAD TO 2002』悪夢のように長かった沼編とレアル戦、さあどっちが先に終わるのか――というかさっさと終わってくれよと願い続けていたのですが、両方とも無事に年内で幕を迎えました。
 沼攻略後のカイジは、久しぶりに素晴らしかった。お絵かき版でナージャネタにされたりと、久しぶりにカイジ的な爽快感(←見事に相反している二語だ)を味わうことができました。オチもしっかりついたし。
 『ROAD TO 2002』は、もういいかげん2004年になるので、そろそろどうかと思わないでもないのですが、でもこのレアル戦以後の展開は、まさに待ち望んでいた日向らの活躍が期待できるわけで、ここで終わって欲しくはないですな。というか、翼が絡んでいる試合以外はどれも面白いのに。来年はなるべく、日向や若林の方にスポットを当ててやってください。Jリーグの他の全日本メンバーの活躍が見たいとか、そういう贅沢は言いませんから。

 とまあ、漫画に関しては、こんなところでしょうか。まだ漏れがあるかも知れませんけど、とりあえず本棚を眺めつつ書いてみました。
 アニメについては、今年はそれほど見た作品が多くないので、特にまとめることはありません。とりあえず『明日のナージャ』というか、ローズマリーという悪のカリスマに出会えたことこそが、最大の慶事でした。来年こそローズマリー様に、幸せな頭ハッピーエンドが訪れますように。


 ゲームやシスプリに関しては、明日に。

12月29日(月)

 昨日のローズマリーに関しては、もうね、今まで待たされた分期待していたものが、その数百倍になって帰ってきたかのような興奮を与えられました。最高、あの悪っぷり、もう最高です。単なる思い込みという名の電波でも、それを高い次元で突き詰めると、あそこまで狡猾かつ非道な悪になるのです。素晴らしすぎる。というわけで、地下1050年行きとなったのは、ナージャの方でした。この後、沼の展開ばりに逆襲されそうだけど。次回予告で見せてくれたあの邪悪な微笑みがまたたまらなかったです。


 ふと気がつくと、この年末、空いてる時間はほとんど、大番長にのみ費やされていることに気がつき、愕然。
 とりあえず、カミラさんマリーシアとの和姦がないことに関して、アリスソフトを徹底的に問い詰めたい気分ではありますが、アバオ亜空のワケの分からない強さに免じて許します。つーか、こんなおもしろキャラなのに、加入して即一軍入りというほどに強いのはいかがなものか。ボイス面白すぎです。古谷ボイスにかなり近いし。しかもアフロ。
 大番長の感想は、そのうちまとめてアップしたいなあ。ほとんど、キャラとキャラエピソードについてになるだろうけど。


文章に無理矢理レゲーを入れてみるスレ
 良スレというか、神の12 と、それを称えるレスのみと化しています。12スゴイ。

12月28日(日)

 今日はちょっと出かけないといけないのですが、それを押してでもこの一言だけは言いたい。
 ローズマリーは神。

 俺の中のカリスマとして、DIO様を超えられました。もうそうプリンセス、ここに極まれり。痙攣しつつ信奉しようかと。

12月27日(土) メカ沢近と、ターンエー播磨

 クンツァイトがまるで某ギンガナム御大将のような髪型に!(悲鳴)
 しかし、実写版セラムンにおいて、男キャラばっかりの回というのはいかがなものかと。朝からしょんぼり。何が楽しみでこの番組見てるかって、そりゃあなた、セーラー戦士分を補給することだけが目的といっても良いわけで。もっともその分、来年初回の放送は期待できそうですが。


最神さん日記に、サンタねぇねぇが!
 なにげに今まで、ねぇねぇ分を補充する機会というのはあまり多くなかったので、こういうのは嬉しいですな。エロサンタ、すなわちステキ。


『シグルイ』1巻、1月22日発売。最後通牒より)
 未読の方は是非ともご覧あれ。すごいから。

 ところで2003年は、漫画の当たり年だったような気がします。個人的に読む量が例年よりも多かったというのもあるかも知れませんが、とにかく面白いものがたくさんありました。このシグルイも、間違いなく今年の俺内部大ヒットのひとつです。


【えー】桜庭が十文字の中の人じゃなくなってるじゃないですか!【えー】
 いや、山崎たくみ氏であれば、演技力の面では彼の方に決して負けないインパクトを期待できるのですが、しかしなあ……。C†Cに限りませんが、エロゲ作品の移植作品の声優、よっぽどのことが無い限りは変えないでおくれよう。

12月26日(金)

 今日は大番長の日ということで。

 各キャラクリを少しずつこなしているのですが、思っていた以上にサブキャラストーリーが面白くて、ずっとハマりどおしです。本編の、特にラスト周辺のシナリオに関しては、ちょっとアレかな、という気もするのですが、大悪司の時と違って、見事に仲間内がマターリとしているため、心温まるシーンが多くなったのかも知れません。尊兄弟、特に尊拳の方は、あちこちでとことん笑わせてくれるくせに、カッコイイところもビシッと決めるので、一番のお気に入り。

 あと、何度も繰り返しますが、華苑はエロくて可愛すぎて最高。ツンデレの教科書があったら、まず率先して載せるべきというほどに、見事なツンデレを見せてくれます。しかもエロい。セリフがツボを突きすぎ。ましてや北都南ボイス。極まりすぎ。

12月25日(木)

 しかし、昨日言ったホワルバ的沢近vs八雲というのは、ステキでこそありますが、実現が難しい妄想であることは自覚しております。というか、そこまで八雲が追い詰められるというのは、冷静に考えると、ちょっと見てらんない。見たいけど。
 それに比べて、ひょっとしたらすぐにでも本編で実現してしまいそうなのが、今鳥に言い寄られる美琴に一条さんが思わず嫉妬、そして何らかの形で衝突という展開。これはこれで非常にそそられます。二人とも肉弾戦可能だし。(女の子同士?)(肉弾戦?)(ドロレス?)(絡み合う柔肉?)(エロステキ!)

 ところでスクランって、あれだけ萌え展開に関しては百花繚乱ながら、なかなか直接的なエロ妄想は行いにくいですな(←こんなことを言うYU-SHOWさんは、ついさっきエロ妄想していたばかりじゃないですか貴様、という類の突っ込みをひそかに待ち望んでいたりします)。せいぜい美琴の肉体が全体的にエロいというくらいで。確かに美琴の体はえっちいです。胸というよりはむしろふともも。胸だけ見れば、それほど沢近と変わらないんじゃないだろうかと。肉量が多いので、カップは沢近より大きいだろうけど、サイズ的には多分数センチ程度の差しかないはず。ゆえに美琴的には、何よりもまずふとももです。思わずそこに挟まれて圧死したくなる類の肉付きですし。今鳥をそこにはさんで、くるみ割り人形の如く頭蓋骨を砕いてよし。

 それにしても一条さんは、下の名前が「かれん」だけあって、一度思い込んだら怖いほどに一直線という性格ですな。よーし、今日から彼女のことを、皆でかれん呼ばわりしてあげましょう。今鳥以外な。むしろ今鳥自身が遠慮しそうですが、それはそれで一条さん、もといかれんが不幸になってしまう。ということで今鳥は刺してよし。日本刀でな。いや、カレリンズ・リフトで激突死させてもよいけれど。生まれたときに体重が10kg以上あったとしても萌えるのでOKです。
(YU-SHOWさんは、「一条かれん」という名前はアマレスの怪物、アレキサンダー・カレリンを元にしている説の支持者です。冷蔵庫を片手で抱えてビルを登る一条さん萌え

 一応言っておきますと、YU-SHOWさんは別に今鳥が嫌いというわけでは全く無く、むしろ愛すべきエロバカと認識しているのですが、彼の場合、シスプリアニメにおける「山田氏ね」のような愛し方がふさわしいのではないかなと思うので、キルメッセージを数多く残しているというわけです。本当です。信じろ。

 あと、なにげに毎回、かなり美味しいところを持っていくステキキャラ、高野晶のことがひそかに気になっているということは以前にも書いたとおりですが、ちょっと前、メールフォームより、「2巻22話において、カメラ野郎の冬木が実は、高野も周防もいい顔をしていると評しており、これはすなわち、晶も美琴と同じくこの時点ですでに恋をしていることをヤツは見抜いている」という指摘をうけ、目から鱗が落ちた思いでした。うーむ、言われるまで気付けませんでした。ご指摘大感謝>Mt.reliance(仮)さん
 で、「好きな人のためならがんばれる」なわけですな。きっと、晶用にも何か恋愛話が用意されているとみました。そのあたり、密かに伏線張りまくりということなのでしょう。大期待。


めいらじ第6回
 確かに、ハンディキャッパーで萌えキャラというのは、やや心苦しいながらも心惹かれるものがありますな。星占いとかができると、もう最高。

12月24日(水) WhitE Rumble

 "メリークリスマス俺達"

 とはいったものの、いかに心温まるスレタイトルを目の当たりにしようと、北海道のサンマガの日は木曜日なので、ネタバレ回避せざるを得ず、結局今日と言う日を寂しく過すことになるのでした。(←逆にいうと、スクランさえあれば十分に心温まるわけです。ビバ、2X歳毒男)

 そして例の奈良スレは、この聖なる日にも、あいかわらず幾多の神が舞い降りてきておられるようです。素晴らしすぎ。
 ちなみに俺は、基本的には旗派ですが、気分次第でおにぎり派にも容易に転ずる、ナポレオンの親父のような変節漢だったりします。というのもちょうど先日、ようやくマガジン増刊号のスクラン特別編を読むことができまして、その後、例の動物園話がらみの八雲SSを再読し、発狂寸前なまでに自分内部の変なスイッチが入ってしまいました。今さらですが、神しかいないのかあのスレには! 質、量、ともに、常軌を逸しすぎです。

  沢近「私、播磨くんと寝たの――」

 次の瞬間、沢近の頬をひっぱたいていたのは、なんと八雲。……すいません、変な電波を受信しました。奈良スレの八雲SSの数々、あまりにも神々しすぎなので、つい。「どうしていつも、姉さんのものなの……!」 いや八雲、それ言う役と違う。(←まだまだ受信中です)
 よし、今日から俺、ホワルバランブル派を設立するぜ! 沢近と八雲が、微妙な距離を取りつつ播磨との三角関係におちいるよ的な新派閥。色々と無理があるけど気にしない。とにかく、天満を三角関係に絡めるのはまず無理なので(それやるとスクラン終わっちゃう! ……いや、今の状態がある意味三角関係といえないこともないが)、もっとも播磨的に美味しい絡みが期待できるこの二人をぶつけ合いたくて仕方ありません。
 いかにツンデレの「ツン」の部分が大半を占める(対播磨専用←激重要)沢近とはいえ、三角関係の相手があの乙女モードの八雲とあっては、本格的な恋愛体制に入らなくてはなるまいて! ツンのままだと、播磨を八雲に取られてしまう! 確実に! どうする沢近!? ……そう、今こそ!
 ……というか、奈良スレやお絵かき板の、恋するモードの八雲、可愛すぎです。ただでさえ可愛いキャラなのですが、あれに恋愛モードが加わると、なんというか、もうダメ、なんちゅーか、だめ。(←例によって壊れ気味です)

  沢近「そうよね。こんな、肉じゃがじゃないカレーなんて、美味しくないもの」

 そう言いつつ、キャンプ中に沢近自ら作ったカレー(特訓した)の紙皿を、ぐしゃりと握りつぶす。笑顔で。ひたすら笑顔で。播磨の目の前で。大迫力。三角関係とかあまり関係ありませんが、実にハマるのではないかと。ここがあのヒゲのハウスね!(←例の、絃子先生と播磨との同棲疑惑SSのノリで)
 とりあえず八雲には、美咲さんチックに播磨に迫ることをオススメしたいところ。冬弥と違って、播磨はまずそう簡単にはなびかないだろうけど、播磨の神がかり的なうっかり属性を逆手に取り、既成事実を作ってしまうという手はありますし。

  八雲「私も、播磨さんと寝ました――」(←サラあたりにそう言えとアドバイスされた)

 大逆襲。そして沢近との間で(←こっちも播磨と寝た)ビンタの応酬。真っ白になり続ける播磨。まるで雪のように。これが本当のホワイトアルバム。ほら、今日って24日ですし。
 そして、その様子を旗から見て、「播磨くん、やっぱりお猿さんだ……」と非難する天満。……今の状況とほぼ同じか。しかし、実際に友人と妹が毒牙にかけられたとあって、関係修復は絶望的。播磨に残された道は、もはやどっちの料理ショーのみ。沢近と八雲、今日の料理は――どっち!? ……で、結局どちらも食べられず、お姉さんの所に帰るというオチがついてもまたステキとみましたが、いかがか。

 あるいは、沢近と八雲が途中まで共闘するという展開もちょっとよいかも。

  沢近「……今、後ろにいるのよ。あのヒゲが。天満といっしょに」

 八雲を急に連れ出して、何事かと思ったら、二人をつけているという。で、当の播磨はというと、案の定、告白相手にどうやって気持ちを伝えるかというレクチャーを天満から受けている真っ最中。沢近と八雲もその内容を聞き、「もしかして、自分に対して……告白?」と沢近が勝手に思ってしまい、結局は同盟決裂。そしてビンタへ。

 とにかく、スクールランブルは色々と妄想が膨らみすぎて困ります。


あいかわらずポキータのネタは切れ味が良くてよろしい。

12月23日(火)

『CROSS†CHANNEL』公式設定資料集、ようやく購入。
 かなり満足のいく内容でした。SS、ライター&原画&声優インタビューについてはもちろんのこと、CG・原画に関しても、単にページに載せたというだけでなく、ダイジェスト的な見せ方をしており、読んでて楽しめました。当然の如く、読み手側にはクリア済みということを求められますが。

 にしても、美希がやたらと優遇されているように思えるのですが、俺の気のせいか。表紙の中心だし、ショップ特典でも一人だけやたら絵が多い。いやもちろん、ミキミキ大好き青年であるところの俺にとっては嬉しきことなのですが。

 それはともかく、PS2移植はなかなか大変な様子。エロや流血に関してはもちろんですが、パワーパフ表現はおろか、マスヲホールドでさえチェック喰らうとは……。太一語彙のほとんどに検閲を受けそうな気がしてなりません。でもその分、書きおろし文章と描きおろし絵が増えそうで、そういう意味では期待できるかも。


 余談ですが、みみ先輩の眼鏡について。
 インタビューにおいて田中氏は、みみ先輩の低人気を大変嘆いておられました。ジェネレーションギャップとしか説明できないとさえ。ボイスの鳩野比奈さんに至っては、「眼鏡でごめんなさい」発言さえ。
 確かにみみ先輩は、キャラ的には非常に美味しい部分をたくさん持っているのですが、しかしやはり、眼鏡の存在が、一般的な人気においては大きなネックになっていることは明らかでしょう。

 一応、自称2X歳の中のXが<5である人間としては、この感覚はわりと分かったりします。好きなキャラではあるのだけれど、どーも余計なものがくっついているというか。眼鏡をかけているだけでもうダメ、ってほど極端ではないのですけれど(そういう人はけっこういたりする)、それでも、眼鏡があるという時点で、キャラの捉え方が、どこか他のキャラとは異なってしまう。それは俺の中にもあります。容易には拭いがたいくらいに。
 眼鏡って、キャラの持つカラーとしては、ちょっと濃すぎて、他の絵の具とはあまり混色させられない色なんですよ。どんな使い方をしようと、眼鏡色が混じると、どうしても全体が眼鏡チック、という風になってしまう。そのくせ、使用範囲の広い色というわけではない。

 そんなアクの強い色が、どうも最近のオタ文化としては、やや古いかなー、となってしまっているわけです。なんとも80年代的というか。その古さに敏感な人は、当然強く反発しますし、特に眼鏡に拒否感を持ってない人でも、そんな風潮をどこかで感じ取っているので、眼鏡色を見ると、どうしても一歩引いてしまうようになるわけです。別に、意識してまわりに合わせているわけではないんですけれど、無意識のレベルで、どうしてもそうなってしまう。俺の中に存在している、眼鏡に対する違和感をよく分析してみると、つまりはそういうことなんじゃないかな、と。
 俺の場合、少なくとも眼鏡に関しては、自分ひとりの価値観だけで、ゆるぎないほどの萌えを維持できるほどの思い込みは持ち合わせていません。これがもし、妹とかシスプリに関してなら、たとえ世界中の人間にどう言われようと、俺の内部においてだけは、決して揺らぐことのない思い入れを保ち続けられるのですが。

 もちろん、キャラ属性の中には、眼鏡以外にも、古くから伝わってきているものが多くありますが、それらはだいたい、時代の変化の中で洗練され、時代にきちんとマッチされています。たとえば、「お姉さん」キャラなんてのは、それこそ80年代以前から存在し、一時期は滅びかけた属性ですらありますが、この2003年を振り返ってみれば、もはや姉という属性が古臭いとはとても言えません。よくよく吟味してみると、80年代の「お姉さん」とは善戦味わいが異なるのですが、兎にも角にも、その形骸だけはきちんと受け継がれている。
 そんな中、眼鏡属性だけが、その色の濃さゆえにか、うまく洗練が行われなかった気がします。ほら、眼鏡キャラの眼鏡が、今風の、細長いフレームのものだと、妙に腹立たしいじゃないですか。お前、その眼鏡は、眼鏡っ子のつけるべき眼鏡ではないだろう、と。そんな風に、容易に時代への迎合を許さない色の濃さこそが、眼鏡属性をここまでの苦境に陥らせたのではないかと。


 たとえるならば、眼鏡っ子というのは、白銀聖闘士(シルバーセイント)のようなものです。ちょっとイイ感じだけれど、トップには立てない。聖闘士☆星矢の連載中であれば、それこそ「ミスティ様最高」「メデューサの首つえー!」なんて意見も出せるのでしょうけれど、いざ一二宮編以後になってしまうと、青銅や黄金の連中は、たとえ連載が終了した後でも人気を保ち続けるのに対し、白銀聖闘士(シルバーセイント)だけは、もはや知る人ぞ知るというだけの存在となってしまう。
 すなわち俺にとって、眼鏡っ子とは、白銀聖闘士(シルバーセイント)のようなものなのです。決して嫌いではない。「くらえソーサー!」とか、「じごくのてっきゅうさ!」という言葉を聞くだけで、思わずニヤリとしてしまうくらいには思い入れを持っています。
 しかし、やはりいざ聖闘士の話となると、そんなマイナーな連中のことなど忘れ、黄金聖闘士らの話に夢中になってしまうのです。そう、例えば、ハーデス編のデスマスクが放つ、のりピー語に関して等々。「マンモス哀れなヤツ」という台詞が、「宇宙的に哀れなヤツ」に変更されたことに関して、小一時間ほど白熱した論議を重ねたりして、ジャスミンのクロウに関しての話題など、決して出ては来ないのです。P! P! もしくは、「やった、初セリフ!」という涙モノのセリフとともに放たれるライオネット・ボンバーに関して語ったり。やはり聖闘士と来れば、黄金か青銅なのです。白銀ネタは、どうしてもその次という感は否めません。

 ……書いてるうちに、なんか違うような気がしてきましたが、まあいいや。

12月22日(月)

 というか、ここ数日のスクランスレ(特に吉野スレ)が、発狂したかのような勢いと賑わいを見せているのですが、これはやはり3巻の影響か。
 確かにスクラン3巻はすごいです。1巻、2巻と、方向性を模索しながら脈々と育ててきたものが一斉開花したかのように、様々な視点での見所が多過ぎ。沢近関連の全てがその代表格ですし、周防や天満に関しても、実はものすごくツボに入ってきたのがこのあたりから。
 かくいうYU-SHOWさんは、実は天満派。奈良くんの、「塚本って、やわらかい……」の一言が、俺の思いの全てを言い表しているともいえます。あの独特のぷにり感がたまらぬのです。告白練習シーンなどはその真骨頂。播磨はこのまま、決してくっつくことなく天満への思いを抱き続けていただきたい。

 個人的には、スクランスレで同じ意見が出てましたが、「とある事情で、沢近に体面上の恋人が必要となり、播磨が仮の恋人に」的展開が最もステキなのではないかと。要するに今の、ツンツンされながらもなぜか距離がずんずん近づいて来て……という状態が、さらに深刻に。播磨はその状況で地獄を見ながら、沢近は沢近で、播磨に三白眼を浴びせ続けながら。しかしてその状態は、いわゆる「ツンデレキャラ考察」でいう所の(適当)、ツンツン度成長期にあたる時期であるわけです。これが臨界点を超えると……。

 ところで、沢近はツンデレキャラか否か。答え。ツンデレキャラです。ほとんど見えないデレ要素。しかし、その匂わせ方がもはや神的
 一般的に、ギャルゲーに多いツンデレキャラの多くって、主人公以外にはわりと普通だったり、単に冷淡なだけだったりするじゃないですか(ツンデレキャラには様々な形があるので、一概には言えませんが)。要するに、ツンデレキャラにとって、「ツン」を見せる相手というのは、それだけですでに特別な存在なのです。沢近を見ればそれがよく分かる。播磨の存在は、明らかに沢近にとって特別。

 まあ要するに、スクラン2巻で、どう考えても絡む接点がなかった沢近と播磨で強烈なイベントを起こさせたことが、スクランの勝因の全てといっても過言ではないのかも。あれさえ作っておけば、あの誤爆告白から始まる現在の流れも、自然に繋げることができるわけで。

 というか、いつの間にか沢近話ばかりしてしまいました。天満派なのに。いや、ふとまゆ大好きっ子としては、もちろん周防の存在も見逃せませぬし、なにげに「……好きなひとのためなら、がんばれる」という爆弾発言をする晶も良し。

12月21日(日)

 うーむ、一週クリアしたらあとはしばらく休止させようと思っていたのですが、どうもこの勢いだと来年までずっとハマりつづけていなければならないようです>大番長 
 なにはともあれ、姫乃宮華苑最高。ツンデレ的にも、エロス的にも。男キャラだとやはりアキトとか尊兄弟でしょうか。最初ダメなヤツかと思わせておいて、いざ仲間になってからは実に熱いヤツらです。特にアキト。すげえひいきして使ったり。強さ的には並みと見せかけて、必殺技がそこそこ強いので、わりと役にも立つし。

 ということで、2周目2周目ー。


『シスター・プリンセスRePure キャラクターズ』、ジャケット絵公開中
 とりあえずはvol.6まで。

 あと、シスプリ関連では、クリスマスソングコレクション(RePureストーリーズ最終話で歌われていた曲)と(ジャケ絵はこちら)、2PFDのOP、ED曲のシングルがもうすぐ発売されます。特に、2PFDのOP曲『そらいろ Fairy』は、個人的にも非常に気に入っている曲なので、是非オススメしたいところ(ジェケ絵は過去絵の使いまわしのようです)。PFDプレイした人には今さらかも知れませんが、やっぱり歌:シスタープリンセスというのが良いのです。

ちょっと遅れましたが、『こまちる』が素敵な展開に突入中。


 ああああああ、ナージャ、ナージャ、ナージャというかメリーアン! じわじわと真綿で首をしめるかのように、優しげかつゆるやかにお人よしカップル、ナー&フラを卓絶に攻めて責める様が、というかあの間が、たまらぬたまらないたまりませぬ!(しかも最後に萌え的宣戦布告まで!) いいなあ、こういうのいいなあ。見てられない様子というか、耐えられない空気っていうか。あの声がいいんだよなあ。ローズマリーのようなゆんゆん声ではなく、あくまで声のトーンを一定に、かつ攻撃的でなく囁くかのようなペースが、逆に恐るべき空恐ろしさを。
 そしてローズマリー登場!(E・市原能力まで備えて!) そして失脚の危機! キャー! ンキャー! 地下1050年行きは間近!? 次回予告の媚び様がもはや最終戦闘モード! 竜虎相打つ!? はうーはうー!

(↑ほとんど実況中継的に書いているので、大変IQの低そうな文章になっております)

12月20日(土)

 『大番長』、『スクラン3巻』、『CRISS†CROSS』(C†Cのサントラ)を購入。C†C公式ファンブックはまだこちらには出回っておりませなんだ。残念。ということで、週末はずっと『大番長』にかかりきりに。日記の更新がやや早くなってるのは、そのためでもあったり。ともかく、やりまくるです。

 で、一日中やりまくりでした>大番長
 中毒性高すぎ。あと、姫乃宮華苑のツンデレ具合が極まりすぎ。いや、いまのところツンだけですが、そのツンツン具合が解けかかっているのが、もう見るからに……! 早く声聞きてえっす。


眼鏡じゃないイィィィィィ!(白ストとの相克に煩悶しておられるキャプテン黒ストより)
 ぐわっ、恥かしいというより悔しい! 俺の曇りなきエロ眼(まなこ)で見定め、眼鏡と断定したにも関わらず、現実はこんなにも厳しい!
 ちっくしょう、この恨みは晴らさねばならぬ! 脳内における激しいエロ妄想にて仕返しとしてやろうと思い、様々な行為を考えつつページを良く見ていたところ、俺の妄想を超えるものがすでに用意されていたという最大級の恥辱。私の負けだああああああ!(←自我崩壊。キャンディを所望しつつ、中国の大擂台賽にいつのまにか参戦)

 ――エロいので、全てを許せます。

 あと、ナズナには、眼鏡が似合うのではなく、似非眼鏡が似合うのです。明らかに眼鏡が似合わない、眼鏡をかけるキャラじゃないにも関わらず、ファッションかなにかでかける類の眼鏡ならば、あくまでオプションというか装飾として、見事なまでに眼鏡栄えするという属性なのです。そのキャラの本質にまで関わってくる、真性の眼鏡キャラとはまた一線を画する、副次的な属性なのであります。俺のような尻軽半端メガネスキーにとってはわりとありがたいものだったり。
 ということで、眼鏡ナズナは俺の妄想行為専用ということで。時間があればSSにでもしたいところですが。


スクラン奈良スレのSSさらに沢近サイドの別バージョンが!
 があっ、スクラン3巻を手にしたばかりの身としては、あまりにもタイムリーに刺激的すぎる!

12月19日(金)

……なんか、ただでさえエロっちいかったのが、さらにアダルト風味を増しておられませんか!?
 とうとう、とうとう、ナズナ編の表紙絵が公開です。そして、この相変わらずのエロポーズ。誘いすぎだ! なんとなく、こうして新しい絵を見るたびに、ナズナのエロさは強まって来ている気がしてなりません。だとすればそれは正しい。これ以上ないというほどに正しい。神が許さなくても俺が正しい。日本語すら破綻するほどに正しい。

 ところで、この画像だと少々判別しにくいのですが、バックのナズナは、なんというか、似非眼鏡を装着しておられますか? どうやら受験話も関わってくるようなので、それゆえの眼鏡ですか?
 よろしい、大いに眼鏡りたまえ。眼鏡至上主義者はそれを許さないかもしれません。しかし俺は許したい。寛大なる心というよりは、似非眼鏡というアイテムがもたらすエロシチュエーションに強烈に心惹かれるがゆえに、その蛮勇を許容したい。
 俺が何を望むか。似非眼鏡と化したナズナに何を望むか。――そう、たとえば、似非女教師。ともに受験勉強するも、成績が振るわぬ秀晃。あのナズナの小憎たらしい性格からすれば、まず「ダメな男の子にお勉強を教える先生」的シチュエーションを、心のどこかで思い描くはず。必ずな。そこで秀晃が、それをうまく利用してエロ行為を所望すれば――そう、あらゆる快楽がそこに待ち受けている! エロティーテャー(ナズナ)にぱっくり頂かれる男の子に徹するもよし、その逆でプチレイプ的な逆襲シチュを楽しむもよしと、そこから始まるエロシチュは、無限大の広がりを見せるといってさえ過言ではないでしょう。そして、その素敵シチュの全てをあのエロ眼鏡が彩ってくれるのです。 ♪眼鏡の色ってどんな色? エロい色に決まってるじゃあないか。女教師+眼鏡=エロ。あらゆるエロの基本にして、もっとも重要な公式の一つです。
 これで、眼鏡は単なる見間違いとかだったらいい笑いものですが、それでもよし。とにかく、一刻も早く実物に触れてみたいものですが、ちょっと紹介文に気になる記述が。

>カバーやピンナップ、挿絵はゲームで原画を担当した武田弘光の描き下ろしイラストを使用

 もしこれが誤情報でなかったとしたら、俺は今すぐ明治政府軍に騎馬突撃して果ててもいい。完璧だ……なにもかもが完璧だ! 桜さえ散るほどに。単なる記述ミスという気もしますが、夢だけは見させていただこうかと。たとえ近代兵器の前に散ろうとも。

 <ナズナ関連リンク>
 HOOKスタッフルームのブラックなナズナはゾクゾクする!
 ナズナはスタッフのみなさんからとても愛されてますね。俺も愛す。


『CROSS†CHANNEL』PS2移植って……ある意味、おねきゅー並みにコンシューマー移植が難しそうなのですが。ソニーチェックを相手に、どうやったら緑の恥丘を守ることができるというんだ! あの恐ろしいソフ●ウェア倫理機構ですら、ヤツらの前では子供同然だというのに……!

12月18日(木)

俺は願い星に込められたエッチな願いを叶えるにはどうすればよいのか考えた
願い星なのだからどんなこともできる
手始めに全裸で左幼馴染みの部屋にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
左幼馴染みが呆然としながら見てくるが願い星なので気にしない
左幼馴染みのベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫
左幼馴染みは無言で部屋から立ち去る
だがまだエッチな願いを叶えるには不十分
次は右幼馴染みの部屋にムッシュムッシュと叫びながら飛び込む
右幼馴染みは着がえをしている最中だったが願い星なので無視
半裸で逆立ちをしながら
「俺に充電しろ!!俺に充電しろ!!」と絶叫
右幼馴染みは大泣きで退散
確実にエッチな願いに近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながらPULLTOPのオフィシャルサイトに突撃
ページを開くと一枚の写真発見
左右幼馴染みがエロエロな格好で俺を誘惑している写真発見
俺は泣いた


 ……と、朝の時点では、興奮のあまり見逃していましたが、真にエロいのは、むしろこちらのポストカード絵かも知れませぬ。縞ぱんには男子の知能を低下させる効果があります。確実に。
 以上二点の絵は冬コミグッズ用のイラストなので、すでに溢れるエロ意欲を押さえられぬという男子は、いち早くコミケに突撃・速やかに購入し、その後、様々な行為に使用するのも良いでしょう。

 それにしてもエロい。この『お願いお星さま』という作品全体から漂ってくるえろり臭は、ただ事ではありません。設定からしてそもそもエロ行為が前提ですし、登場人物の設定や性格が持つあらゆるベクトルが、エロ方向でこそ最大限に活躍してくれそうな気がしてならないのです。
 ファム、シルビィらのエロ星人セクハラ女部長はもちろんのことですが、それ以上にこの眼鏡学生会長が持つエロポテンシャルは凄まじそう。紹介文には一言も桃色トピックスが書かれていないにも関わらず、それがむしろ妄想をかきたてるため、想像するだけでなにやら汁が出てきそうです。両耳をひねってエンドルフィンを脳内でピュピュッと出す刃牙の如く。

 左右幼馴染みについても、もはや言うまでもありませんね。右の方は、幼馴染みの分際で92という時点で、えろりの大宿命からは決して逃れえません。セクハラ部長はそれを決して見逃さない。エロ星人も見逃さない。そして俺たちも見逃さない。
 幼馴染みという言葉には、「幼」という文字が含まれます。つまりその時点で本来、巨乳という概念とは相反するものを帯びた属性とも言えるのですが、この右幼馴染みの誇るたわわな乳房は、そんな文脈を消し飛ばすほどに暴力的。こんな暴力が許されるのか――? 否! そのギャップから生じる正義感が、確固たるエロ欲求を我々にもたらすのです。
 しかし、より濃厚なえろり臭が漂ってくるのは、むしろ左幼馴染みの方だと俺は思うのです。なにせ太まゆです。ふとまゆ。まゆ毛。太い、眉毛――。そこにエロを感じてしまうというのは、異常か、否か。
 別に異常でよいので、とにかくエロ行為を希望。そう、そのふとまゆが、思わずピクピクと蠢くような行為を! ピクピクとな!(←YU-SHOWさんはどうやら、そーいったフェチ属性をお持ちのようです)


『CROSS†CHANNELビジュアルファンブック』は19日発売
 ミキミキが表紙の中央に! 13日発売との報もありましたが、正式には明日発売とのことです。ロミオ氏書きおろしのSSもあるようで、ちと期待。エンディングロールのバックで流れる、本編未使用線画もフルで見たいところ。

12月17日(水)

この世で一番萌えるキャラ属性にございますか。
妹、メイド……いろいろございますなァ……
ただ――たった一つだけというのならば、やはり……
「 ツ ン デ レ 」にございます。

 こちらのサイトを見て、幾多のツンデレキャラをバックにこう語られているかのような気分になりました。いや、ツンデレという属性について深く知ろうと思ったのが、俺的にはつい最近だったので。
 一言でツンデレといっても、それはなにげに膨大な学問であります。ツンデレキャラそのものこそ、はるか昔から存在してはいましたが、それを属性として、改めて学ぼうかと思います。……なるほど、気の強い女の子を調教してベタベタにさせても、それはツンデレとは言わない……と。勉強になります。


ポキータ、エヴァ漫画など更新中。
 本物まで。しかも何を思っているのかまるで分からない感じがとてもいい味を。


システリック深海キャラクター人気投票結果発表
 シス深海を読んでいる人には、改めてこちらで紹介する必要もないかも知れませんが、一応。
 しかしBシリーズとか、どういう奴だったか記憶があいまいなのがけっこういるなあ。新シリーズが始まる前に、改めて通読しておこうかしらん。当方、色々と間違えて覚えている部分が多すぎるので。だーかーらー、鈴凛は胸というよりは鎖骨なんですって!(←バチュンッ。弾けた。ブルッブルッブルッブッ。動画見たいです)

12月16日(火)

 まーた天膳様が……。でたとこプリンセスのコハクみたいなお人であります。
(コハク:伝説の傭兵。不死身。ただし、単に不死身なだけで弱い。しかもロリコン。天膳の実年齢を鑑みるに、あの祝言へのこだわりはロリの範疇に含めるべきかと)


魔人マタドールっすか!
 真・女神転生2をマニアックにプレイしていた人にはちょっと懐かしい人です。この調子で、メガテンシリーズの魔人がクロスオーバーでぞくぞく登場というのだったら楽しそうです。当方としては、シド・デイビスを激しく希望。厳密には魔人とは違うかも知れないけど。
 ストラディバリめあてに、魔人デイビットがまるでマーフィーズゴーストのごとく大量虐殺される予感もちょっぴりと。

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