■
12月2日(火)
最近はずっと、家に帰る→ランペルールやる→食事→ランペルールやる→練るという感じの生活パターンなのです。もうね、懐かしいやら純粋に面白いやら。コミック『獅子の時代』の影響もかなりありますが、やっぱ純粋に面白いんですね、SLGとして。まずバランスがいい。本当に最後の最後の方になるまで、光栄ゲームによくあるゴリ押しのパワーゲームにはならないのが素晴らしい。徴兵の制限を厳しくして、外交の重要性を増し、制海権とかの細やかな調整要素をつけるだけで、こんなにもSLGは深みを増すのだなあ、としみじみ思います。ナポレオンに砲兵200と、あとは何人かの優秀な軍人を揃えるだけで、「自分から攻める」戦争にはほぼ勝てるのですが、その後の領地の維持が実にシビア。領地が増えれば増えるほど大変になりますし。
そんなわけで、ネットしているときも、ナポレオン関係のサイトばかり見ていたりします。特にこちらのサイト
『NAPOLEON!』は、尋常ならざるナポレオン関係コンテンツの充実度なので、ランペに興味のある人なら堪能できること間違いなし。
オススメは「人物録」のダヴーとベルナドットの項目。この二人、ある意味ナポレオン以上に魅力的です(ベルナドットに関しては、純粋な意味での魅力ではないかも知れませんが)。まずダヴー。獅子の時代でもその萌え具合の一部を垣間見ることができますが、この経歴を通して見ると、ここまで凄い漢だったか、と思わずにはいられません。曲者ぞろいのナポレオン時代の軍人の中では、その有能さと硬骨漢度が際立っています。
そして、ダブーとは正反対に、まさに曲者中の曲者なのがベルナドット。ナポレオンを裏切って、ひょんないきさつから、なんとスウェーデンの国王にまでなってしまったとんでもない男だというのは知っていましたが、その人物像や経歴の方も実に興味深い。
「王侯貴族くたばれ」なんて刺青を入れている裏切り者の男が、一国の王にまで昇りつめるのですから、これはもう、面白いとしか言いようがありません。
……三国志と戦国時代に関しては、確かに面白いし魅力的なのですけれど、さすがに手垢がつきすぎたというか、微妙に食傷気味なので、こうしてナポレオン時代について色々と見識を深めてみると、なんとまあ新鮮なことか。その内容や人物などに関しても、三国志や戦国時代と比べてまったく見劣りしませんし。歴史好きだけれど、近代ヨーロッパについてはあんまり……という人は、せっかく今、『ナポレオン ―獅子の時代―』なんて素敵漫画が連載されているのですから、ぜひナポレオン関係について触れてみてはいかがでしょう。もちろん、『コーエー25周年記念パックVol.3』でランペルールをプレイするのも良し。今プレイしても、多少操作感が悪いというだけで、その面白さについては保証しますので。コーエーも、ランペの続編を作れとまでは言わないから、内容やルーチンはそのままに、インターフェイスだけを徹底的に使いやすくして、音楽&グラフィックを豪華にしたリメイクくらい作って欲しいところ。むしろ、ヘタに続編作っても、微妙に勘違いした内容になりそうな気がするので。いや、本当に新作続編が作られるとしたら、狂喜しますが。
とにかく、時代は大陸軍(グランダルメ)なのです。どの時代かというと俺の。