月経前症候群(月経前緊張症)~PMS~

月経前症候群(月経前緊張証)~PMS~の原因は、黄体期に黄体ホルモンの分泌が盛んになり、妊娠しなかった場合、急激に黄体ホルモンの分泌が減り、その変化に視床下部が対応しきれなくなり、自律神経のバランスをも乱してしまい様々な症状が起こります。
ストレスの影響も大きく、ストレスを感じやすい人はその症状が出やすかったり、重くなったりします。

月経前緊張症(PMS)の症状

月経前緊張症PMSの精神症状

 気分の落ち込み、イライラ、怒りっぽい、過食、無気力、ゆううつ、集中力の低下、パニック障害など月経前緊張症の症状は、個人差がありますが、生理(月経)が始まる1週間~2・3日前ぐらいになると様々な症状が心身共に発症します。つまり生理前の自律神経失調症ですが、その程度は人それぞれで、重く出る人では1週間ぐらい寝込んでしまう人がいたり、外出できなかったり、少しの精神的な変調だけの人もありますが、生理が始まると自然と消滅してしまいます。
発症年齢は、20歳代から40歳代が多いようです

 

月経前症候群(PMS)に似た病気:卵巣機能低下症、黄体機能不全、月経困難症などがあります。

 

月経前緊張症(PMS)になりやすい人

  • PMSの大きな原因の一つにストレスがあります。ストレスに対して抵抗力のない人や環境の変化によるストレスも影響します
  • タバコ、お酒、コーヒーを多く摂る人はPMSが重くなりと言われています
  • PMSの原因に性格的な側面もあり、几帳面、完璧主義者、負けず嫌いの人も重くなりやすいです
  • 神経質、内向的な人、人間関係もついつい我慢してしまいストレスを内にため込んでしまい発散できない人
  • 生理を煩わしく思い、ネガティブになりがちな人

月経前緊張症(PMS)の漢方薬

漢方では月経前症候群(PMS)を「気」「血」によるトラブルと捉え、「血」による原因は「瘀血」と言って血液の流れが悪くなっていたり冷えなどの状態で、それを改善する駆瘀血剤を中心とした漢方薬を用います。

 

 ストレスがかかると「気」は巡りが悪くなったり、滞ったりします。それが原因で自律神経が乱れ、いろんな症状が出ます。
もともとストレスを感じやすくその対処がうまくいかない人に発症しやすい傾向にあります。
「血」は「気」の正しい流れの作用を受けて血流が良くなります。

 

 漢方では、気の巡りを良くしたり、気の滞りを改善する気剤の配合された漢方薬を用います。
気のめぐりが悪くなればそれが血に影響し血流が悪くなります。実際の場面では、多くの人が「気」「血」両方になんだかの原因があるため、気血両面に対応できるまさにオーダーメイドの漢方薬を用います。
漢方の調剤原則に「血剤には必ず気剤を配合する」とあり、その人その人の証に合った気剤と血剤の配合が重要になります。
気剤、血剤は、西洋薬には無いもので、漢方薬の独擅場と言えます。

 

 月経前症候群(PMS)は、漢方薬が最も得意とする症状で、単に病名だけではなく、その人その人の症状や証にあった漢方薬を漢方独自の物差しで選定し、オーダーメイドの対応をします。1処方で様々な症状が改善するのも漢方薬の特徴です。

 

漢方薬は無理なく自然な形で優しく心身のバランスを整えますのであなたのQOLも上がり、自信が持てる自分を感じることができます。

月経前緊張症(PMS)の養生法

前述のように気の流れが悪ければ血の流れも悪くなります、ジャスミンやラベンダーの香りのアロマ風呂にゆったりとつかったり、足湯などで心身をほぐしましょう。
リフレクソロジー(足つぼ)などもリラックス効果があり、全身の血行も良くなります。

 

 ストレッチやヨガなどの有酸素運動で血行を良くし、リラックスしましょう。
ポイントは下半身を温めることで骨盤内の血行をよくします。そしてストレス解消にリラックスと血行促進が出来るサフラワー(紅花)が入ったハーブティや香味野菜の薬膳もいいですね。

 

日常生活は、ON・OFFの切り替えをしメリハリのある規則正しい生活にしましょう。

 

月経前緊張症PMSの漢方薬・養生法(薬膳)のご相談は、上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどうぞ
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