乳腺炎・乳腺症(乳房痛)

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腺症(乳房痛)
 乳腺症(乳房痛)は、乳腺の病気の代表的なもので30~50歳位の女性によく見られます。生理が始まるとできる乳房のしこりが主な症状で、片側だけ或いは両方の乳房にしこりが出来ます。
指で触れると周囲との境界がはっきりしない弾力性のある塊が分かります。大きさはさまざまで、表面がごつごつして塊を触れます。

 

 このしこりは、生理前になると大きくなり終わると小さくなります。乳房の張りや痛みを伴うこともあります。
しこり(腫瘤)があることで乳がんではないかと心配する人がおられますが、その多くは良性のしこりです。

 

 原因は、ホルモンバランスの乱れで、エストロゲンの過剰な分泌だと考えられています。漢方薬の駆瘀血剤でホルモンバランスを整えるのが最も良い方法です。

 

乳腺症(乳房痛)の漢方薬
 生理周期で憎悪を繰り返す乳腺症(乳房痛)の腫瘤は、漢方では、「瘀血」という概念で捉え、肝との関係も深く、駆瘀血剤を中心に柴胡剤などの漢方薬を用います。しこりがある場合は、ヨクイニンを加えます。

 

漢方薬は、この「瘀血」を捌く効果にたけており、西洋薬にはない作用で、陰陽虚実感熱などの漢方の物差しで漢方薬を決定します。

乳腺炎と漢方薬 漢方芍薬堂 上郡町

肝との関係は、ストレスとの関係もあり、精神的な側面をとらえながら、きめ細かな対応が出来るのも漢方の特徴とも言えます。

 

 

乳腺炎
 乳腺炎は、乳腺に炎症を起こす病気で、急性の乳腺炎と慢性の乳腺炎があり、急性乳腺炎には、急性うっ滞性乳腺炎と急性化膿性乳腺炎があります。

 

 急性うっ滞性乳腺炎は、出産後、乳汁が乳腺にたまって炎症を起こしたもので、初産の女性によく見られます。
乳管が十分に開いていない状態で、乳汁が盛んに出てうっ滞を起こします。赤ちゃんもまだまだ上手におっぱいを飲めないので、乳腺にうっ滞してしまいます。
その結果乳房が硬く腫れ熱を持ち痛みます。

 

 先ずは乳汁を出すことですが、温めてマッサージをすると乳汁の出も良くなります。授乳後、搾乳機で残った乳汁を吸い取るのも予防になります。

 

 急性化膿性乳腺炎は、乳房内にブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が入り感染して起こります。症状は急性うっ滞性乳腺炎よりも重く、発熱、悪寒、震えなどを伴い乳房が赤く腫れて強い痛みを感じます。
急性化膿性乳腺炎の場合、授乳を止め乳房を冷やして抗生剤などで対処する方法があります。

 

慢性乳腺炎は、産褥期以外に起こる乳腺炎で、急性化膿性乳腺炎がもとで慢性化したものと授乳に関係なく起こるものとがあります。

 

【乳腺繊維腫】
 若い女性によくみられる乳腺にできる良性の腫瘍では最も多いもので、ころころと弾力性のある球状の塊が乳腺内に入っているように感じる。
治療は、摘出手術が一般的。

 

乳腺症・乳腺炎の漢方薬
 漢方では、乳腺炎、乳腺症をあまり区別することなく、乳腫、乳廱などと言っていました。

 

乳腺炎の初期で赤くはれて、痛みがある場合は、太陽病期(病期の初期)の漢方薬を用います。やや過ぎてからの少陽病期には、柴胡剤の配合された漢方薬を用います。

 

 また、化膿が進んでいる場合には排膿作用をもつ漢方薬を用います。いずれの漢方薬も授乳のことを考え、授乳しても大丈夫な漢方薬を用います。
抗生剤を服用しますと授乳を控えなければいけませんので、漢方では、授乳のことも考え漢方薬を用います。

 

また、外用薬としては、中黄膏、紫雲膏を用います。

 

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