漢方へのいざない

漢方は病気になってから漢方薬をのむことだけが漢方ではありません。
漢方に「未病」という言葉があるように、病気になる前にその兆候を捉え病気を事前に治そうとする考えです。今で言う予防医学の様なものですが、人は病気になる前には何だかの兆候が現れます。
その小さな兆候を見逃さず、病気にならないように出来るのが漢方です。病気の予防は病院では出来ず、漢方薬と養生(食養生)が一体となった漢方治療の独壇場とも言えます。

 

 また風邪など急性の感染症は、漢方薬の得意とするところです。
 いろいろ薬をのんでも良くならない、新薬の副作用が心配だと思われる方やガンなどの悪性疾患治療のQOLの改善などに是非漢方をお勧めいたします。

心豊かにする漢方薬

傷寒論 漢方芍薬堂

 

心豊かにする漢方
 漢方薬は心身の健康を元に戻す「薬」であり物でもありますが、私たちが最も大切にしているのは、人の心です。先にも書きましたようにストレス社会でそれに起因する疾患も多く、人は心豊かに穏やかに暮らしたいと思っても、思うように行きません。
心のありようや、人生の充実感を求め、実現させるのが漢方であると思っています。

 

 漢方薬は、生薬で構成されています。つまり化学物質でない生きた気を持っています。それが漢方薬の香りであり味であります。この香りと味は五行論に従い五臓六腑に働きかけます。

 

 香りは主に気剤として気のめぐりを良くします。気は生命エネルギーであり元気の素です。化学物質でできていない漢方薬は、人つまり生身の私たちに親和性があります。しかし、漢方薬は、漢方理論に基づき日本の気候風土、日本人の体質を考慮し正しく用いなければ弊害もあります。単に病名だけで用いてしまうとその危険性があり本末転倒になります。

 

 漢方は、物質的な漢方薬だけにとらわれるのではなく、自然の中にいる人として心豊かに生きることを目指すものと考えています。私たちもそうありたいと願い、少しでも皆様のお役に立つことが出来ればと日々精進しています。

漢方カウンセリング(漢方相談)

漢方芍薬堂は「漢方カウンセリング」をとても大切にしています。
人は誰しも病気になるとそれが気がかりで不安になったり、悩んだりします。
また、ストレスが原因で心身症やパニック障害など心の病となり、身体的症状が起こる場合も多くあります。

 

 人は心身ともに健やかな状態を望んでいますが、ストレスの多い現代社会では心を穏やかに保つことはなかなか困難になって来ています。

 

 漢方療法は心身一如の考えを元に、心と体の両面からケアすることを基本とし、○○病に○○湯と単に漢方薬を飲むことだけを指しているのではありません。
また漢方は「心の医学」とも言われ心を大変重要視しています。

漢方カウンセリング 赤穂郡上郡町

 

 漢方カウンセリングは、心身一如に基づいた考えから相談者の症状だけではなく、不安なこと、悩んでいること、日々の生活、職場環境、家庭環境など様々なお話の中から原因を探り、解決方法を相談者と一緒になって見つけ出して行くものです。

 

 カウンセリングは今では一般的によく使われている言葉で単に自分に合った商品を見つける際のアドバイスもカウンセリングと言っていますが、漢方カウンセリングは本来の心理カウンセリングを取り入れ東洋医学的(漢方)な観点から行うカウンセリングで、その結果、相談者が病を自ら治そうと前向きになるのを手助けします。
そして、漢方処方を決定し、相談者それぞれに合った養生法をご提案するものです。

 

 つまり、漢方療法は、「漢方カウンセリング」・「漢方薬」・「養生法」の三位一体なった形で初めて完璧となります。

 

 相談者のお話を親身にお聞きするところから始まり、漢方が初めての方にもわかりやすく「漢方とは」「漢方薬とは」「養生とは」をお伝えいたします。
時には、薬膳茶を飲みながら雑談を交え、リラックスしたムードの中で進めて行きます。

 

ここ漢方芍薬堂は、周りを自然豊かな環境に包まれ、鳥のさえずり、梢のゆらぎ、雲流れる空を五感で感じながら漢方カウンセリングを行います。そういった中でおのずと癒され、和むことから真の健康を取り戻していただきたいと常に願っています。

 

漢方薬相談、健康相談、病気治療相談、不妊症相談などお気軽にお問い合わせください。
   漢方芍薬堂へのお問い合わせ

 

※ご予約いただきますと充分なお時間をとりご相談いただけます。

薬食同源

薬食同源(医食同源)と言う言葉がありますが、正しい食事をしておれば健康な心身を維持することが出来、食は薬に匹敵するくらいの役割を果たします。
 また、普段食事として食べている物の中には漢方薬として使われている物があり、まさに薬食同源なのです。

 

 間違った食べ方、その人が食べてはいけないものを食べて病気になるのですから、そこを正しい食にしなければ健康にはなれませんし、西洋医学では無視されてきたところです。

 

 心身は、食べ物から出来ていると言っても過言ではありません。日ごろの食事を見直すきっかけを作っていただき、薬膳の理論から、その人その人に合った食養生をご指導いたします。
 勿論、薬膳につても丁寧にご指導いたします。

 

一に養生二に漢方薬

 

もし病気になっても漢方には長い歴史の中で育まれてきた有効な漢方処方とその運用理論があり、あらゆる病気に対応できます。
しかしそうならないようにするのが一番で、「未病」でもお話しましたが、養生が大変重要になります。
養生、食養生(薬膳)、心養生をしっかり行うことが病気にならないための「ころばぬ先の杖」となります。

 

 最近では特にストレス性疾患が多く、QOLを下げ快適な生活がしずらい人が増えてきています。漢方は「気(心)の医学」とも言われ、ストレス性疾患には漢方薬がその真骨頂を発揮してくれます。
漢方ではストレスを解消したりうまくコントロール出来る心身を作るのに「気剤」という香のある生薬を使います。

 

 漢方ではこの香りが大変重要な要素であると言えます。日々の生活の中で心地よい香りがある生活は、心を落ち着かせゆったりとさせてくれます。
 西洋医学(化学薬品)ではこの香は完全に無視されています。

 

 薬膳や薬膳茶などは食養生の一つです。日々の食生活の中にちょっと取り入れるだけで意識も変わり、心身ともに落ち着き、豊かなライフスタイルになるのではないでしょうか。

 

 あなたに合った漢方薬や養生法を漢方の専門家が親身にご相談をお受けいたします。

漢方カウンセリングは漢方芍薬堂へ

定休日 月曜日

漢方芍薬堂

兵庫県赤穂郡上郡町岩木甲158-55

TEL0791-57-3708

漢方芍薬堂は、兵庫県神戸市・明石市のお客様はもとより上郡町、西播磨、赤穂市、相生市、たつの市、備前市、佐用町、姫路市、和気町からのお客様を心よりお待ちしています。