乳がんと漢方薬

乳がんは、マンモグラフィーの受診奨励で早期発見するケースもあり、自分でしこりに気づき乳がんと分かる場合もあります。

 

 また、肺がんや肝臓がんなど他の臓器のがんが見つかり、原発は乳がんということで発見に至る場合もあります。現在では、女性がん患者の20%が乳がん患者であるとも言われています。

 

乳がんの治療
 乳がんの西洋医学の治療は、手術(乳房部分切除術、乳房切除術)、放射線理療、内分泌(ホルモン)療法、化学療法、分子標的治療などがあります。

 

 乳がんは、比較的若い年齢で発症しますので、治療後の後遺症や副作用、手術後の乳房再建、仕事、人間関係、家庭、妊娠、出産など様々な心身両面の負担が大きなストレスとなります。

 

 こういったことからも周囲の理解のもと、精神的に安定した日常を送るための養生が必要となってきます。

乳がんの症状

赤穂郡上郡町 乳房のしこり
 乳房を丁寧に触れていくとしこりを発見することができます。乳がんの好発部位は外側上部です。しかし、しこりの90%は良性だとも言われていて、乳腺症などによるしこりの場合もあります。

 

 乳房のくぼみ(えくぼ)ひきつれ
 乳房の皮膚にひきつれたくぼみのような状態ができます。痛みや腫れなどを伴う場合もあり、これも乳腺症や乳腺炎の場合もあります。

 

 乳房周辺のリンパ節の腫れ
 乳がんは、乳房近くにある内胸リンパや腋窩リンパなどに転移しやすいので、リンパの腫れなどにも注意が必要。

 

 乳頭
 乳頭からの分泌物、乳頭のただれ、乳頭のへこみなどがある。

乳がんの原因

乳がんの原因として、特徴的なのはエストロゲンと深く関わっていることです。体内にエストロゲンが多い状態が乳がんのリスクを高めます。
また、経口避妊薬(低用量ピル)の使用や、閉経後のホルモン補充療法などは、乳がん発生のリスクが高くなります。

 

乳がんになりやすい人の特徴としては、以下のようなものがあります

  • 40歳以上の女性
  • 初産年齢が高い人
  • 授乳経験がない
  • 初潮(初経)年齢が低い
  • 閉経が遅い
  • 高脂肪、高蛋白の食事
  • 肥満

乳がんと漢方薬

乳がんに対する漢方薬の役割は、体力、気力、抵抗力、免疫力、各機能を向上させQOLを高めることにあります。
漢方では、昔は、乳岩、乳巌など言っていました。

 

 乳がん、子宮がん、子宮頸がんなどと同じように、背景に瘀血があり、血液の汚れをきれいにして血液の流れを良くする駆瘀血作用のある漢方薬を、その人の証に従い用います。

 

 勿論、その人が虚している場合は、その虚を補う漢方薬を用います。

 

 漢方界における乳がんについて、特筆すべきことは、江戸時代後期、紀州の藩医であった華岡青洲が全身麻酔の漢方薬の疝痛散を苦心の末開発し、世界で初めて全身麻酔での乳がん摘出手術に成功したことです。

 

今でも漢方薬の汎用処方として使用している、十味敗毒湯、紫雲膏、中黄膏は華岡青洲の創薬になる漢方薬です。

乳がんの養生

  • 五味の調和のとれたバランスの良い食事
  • 体を温める(低体温はがんの元)
  • 朝日を浴びて朝30分の散歩(有酸素運動)
  • 心養生
  • サプリメントには注意を(特にイソフラボンの摂りすぎは注意)

 

乳がんの漢方薬・養生法(薬膳)のご相談は上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどおぞ

 

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