ストレスと漢方薬

ストレスと漢方
  現代の私たちの生活において家庭では育児、人間関係のストレス、職場ではノルマ、仕事、人間関係など様々なストレスがあり、精神的ストレスのない生活はあり得ません。
 しかし普段人は、多少のストレスを感じてもそれに対応し問題なく生活していますが、社会構造の変化、IT化などにより人間関係も職場環境も昔とは違い複雑化しています。特に最近ではITストレス、SNSストレス、LINEストレスなどが問題視されています。

 

2020年になって新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で在宅勤務やテレワーク、巣ごもり状態が続き生活様式の変化で自粛が続きコロナストレスを訴える方も多くみられるようになってきました。

 

 勿論大昔から人はストレスの中で生きてきましたが現代人は、食生活の変化も加わりストレスに対する適応力が低下してきています。

 

 

漢方は心の医学

 漢方では、ストレスに適応できなかったり、うまく解消できなかった時に起こる症状を

  • 「気虚」
  • 「気うつ」
  • 「気逆」

と大きく3つにわけて捉え、それに対応する漢方薬が用いられます。

 

 昔の人もストレスがあったわけで、先人の叡智によって生まれた漢方薬は、現代の私たちにも大変役立つありがたい宝です。先人の残した漢方薬を上手に使いストレスに負けずに自分らしく生きてみてはいかがでしょうか。

 

 特に麝香・龍腦を含む漢方薬はストレスに対し大変有効で、依存性、習慣性もなく漢方薬専門ならではの漢方薬で大変好評を得ています。また、漢方薬を飲むことで、一つ一つ自分に自信がつきストレスに対する適応力もついてきます。

 

ストレスと瘀血(血行不良)

 

 ストレスを受けると交感神経が亢進し血液の流れが悪くなり、それにより瘀血が生じますので、瘀血に対応する漢方薬(駆瘀血剤)を併用する必要があります。
それにより気血の流れがスムーズになり心身のバランスも整います。

 

 特に女性の場合は、この瘀血を捌くことが大変重要なポイントであり漢方の得意とするところです。

 

ストレスの漢方薬・養生法(薬膳)のご相談は、赤穂郡上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどうぞ。

気虚と漢方薬

【気虚】とは、ストレスに対応できるだけのエネルギー(元気)が不足している状態です。

 

【気虚の症状】
精神症状 

  • 元気がない 
  • 意欲がわかない
  • 集中できない・・・など

 

身体症状

  • 全身倦怠感
  • 易疲労
  • 食欲不振
  • 風邪をひきやすい・・・など

 

気虚の漢方薬
 気虚には補剤である人参・黄耆の配合された漢方薬を使います。
精神症状が強ければ柴胡の配合された漢方処方を使います。
高齢者は気虚だけではなく、血虚を伴う場合もあり気血両面に対応できる漢方処方を使います。

気うつと漢方薬

気うつとは、気の働きが滞っている状態。「うつ」とまではいかないが晴れ晴れしない状態です。

 

【気うつの症状】
精神症状

 

身体症状

 

気うつの漢方薬
 気が滞っているので気の流れを良くする気剤を中心とした漢方薬を使います。よりストレスがかっかている人には柴胡の配合された処方を使います。腹痛、下痢を伴う場合は芍薬の配合された漢方薬を使います。

気逆の漢方薬

気逆とは本来、下へ向かうべき気がストレスに障害され上に向かって上衝することで感じる異常な神経症状を言います。

 

気逆の症状

 

気逆の漢方薬
 発作性の症状、例えばパニック障害や動悸の場合、桂枝、甘草を含む漢方薬を使います。
又のぼせ、イライラタイプの人には清熱作用のある漢方薬を使います。

ストレスの養生・食養生

ストレスと養生

 

 ストレス解消法は、リラックスし何事も頑張り過ぎないこと。カモミール茶やジャスミン茶などのハーブティを楽しんだり、香りやアロマなどもいいですね。

 

 過食によるストレス太りの人には、食べることによって発散しているのですが、身体には良くありません。ちょっと気分を変えてプチダイエットでスリムに恰好良くなるのもいいですね。

 

 漢方芍薬堂では、ストレス解消、ストレス発散、気の充電に胆力湧泉健康法を勧めしています。胆力湧泉健康法は、英国式リフレクソロジーと台湾式足つぼ(足底)を漢方理論に基づいて融合させた、リラックスと気のめぐりを良くすることを目的とした健康法です。
詳しくは、お気軽に店頭でお尋ねください。

 

ストレスと食養生

 

 ストレスから起こる症状は、漢方で言う七情(喜・怒・憂・思・悲・驚・恐)や五臓の全てに関係してきますので、それぞれのバランス、つまり中庸を保つことを大切にします。
 食養生では、気を補うもの、気のめぐりをよくするもの、気を下げるものをとります。

 

 ストレスを受け落ち込んだりすると「憂」「思」の感情で「肺」「脾」が傷つきますので、それぞれを補う食べ物をとります。
肺は「辛味」、脾は、「甘味」です。辛味といっても唐辛子のような刺激的な辛さではなく香辛料や香りのよい香味野菜などで、甘味は砂糖ではなく滋味のある穀類、豆類になります。

 

 香りは心を癒してくれますので、食養生においても香りは重要な要素となります。

 

 食養生は、ストレス性疾患改善には大変重要です。私たちの心身は、食べ物から出来ています。間違った食べ方、食べてはいけないものを改善し、食養生・薬膳の理にかなった正しい食べ方、正しい食材を理解し食養生を実践しましょう。身近な食材を使った薬膳から、漢方食材を使った薬膳まで、漢方理論に基づいた薬膳を漢方の専門家ならではの薬膳をご自宅で実践できる方法でご提案いたします。薬膳は、漢方薬同様その人その人に合った薬膳を具体的にご提案いたします。

 

香り豊かでスパイシーな漢方芍薬堂の養生茶をどうぞ
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ストレスの漢方相談は漢方芍薬堂へ

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