主婦湿疹(手湿疹)と進行性指掌角皮症
主婦湿疹(手湿疹)と進行性指掌角皮症は、同じ原因で起こりますがその症状の現れ方に違いがあります。
主婦湿疹(手湿疹)
主婦湿疹は、指や手のひらに最初小さな発赤ができ、それが次第に広がって、赤い斑となります。
痒みがあり、掻きつぶすと汁が出ます。最初から汁が出てジュクジュクするタイプもあります。水仕事や強い洗剤にかぶれてなりやすくなります。
進行性指掌角皮症
進行性指掌角皮症は、通常利き腕の手の親指、人差し指、中指などよく使う指先の皮膚がカサカサに乾燥し、皮がむけ割れ目ができます。
皮ふをむいてしまうと真皮が現れ痛みを感じます。進行性指掌角皮症がひどくなると爪が変形したりする場合があったり、手のひらまで広がることがありますが、主婦湿疹のように強い痒みは感じません。
原因は主婦湿疹と同じように水仕事や強い洗剤ですが、進行性指掌角皮症の場合、原因の背景にストレスが関与する場合が多く見受けられます。
なかなか治らない進行性指掌角皮症は、一度、ストレスについて考え直すのも良いことで、抗ストレス、ストレス発散の一助として漢方薬を取り入れるのも一考です。
主婦湿疹(手湿疹)と進行性指掌角皮症の漢方薬
漢方では、主婦湿疹(手湿疹)、進行性指掌角皮症には、駆瘀血剤を中心とした漢方薬を用います。
特に進行性指掌角皮症については、漢方薬の古典である「金匱要略」に「手掌煩熱、唇口乾燥」とあり、これを目標に漢方薬を用い非常に良い効果がみられます。
また、ストレスが背景にあることから、麝香製剤などでストレスケアをし、心身両面からの漢方アプローチで改善を図ります。
また、漢方薬の外用剤としては、江戸時代の医師華岡青洲が創薬した紫雲膏が有効で、内服の漢方薬とともに用いるとさらに有効です。
華岡青洲は、日本漢方を語るうえでは、欠かせない人物です。古方派の吉益南涯に学び、世界で初めて全身麻酔で乳がんの手術を成功した偉人です。広く使われている十味敗毒湯も華岡青洲が考案した漢方薬です。
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