ミッション(使命)−開業マニュアル−

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

開業マニュアル

19.ミッション(使命)

人は何らかの重要な役割を担ってこの世に生まれてくるそうです。
これは意識して見つけることをしないと、一生みつからないかもしれません。

これは偽りのない自分探しの旅でもあるのです。2〜3ヶ月で見つかる人もいれば、何十年もかかって見つける人もいます。
私は、自分が何のために存在するのかを考えたとき、すぐに答えが出ませんでした。

生まれてきてしまった以上どうしようもないわけで、家族のために仕事をして少しだけ贅沢が出来て、可もなく不可もなく平凡に年を取って一生を終える。

このような生き方も人生だと思ったこともありました。
でも、本当にそれでいいのだろうか?と自問自答しました。

生死にかかわる事故や病気に遭遇して、助かった人に多いのですがそのような体験をした人はその後の人生が、今までと全く違った生き方になるそうです。

「自分がいま生きているのは、なにか重要な役割を担わされているからだ」と考えるようになり、その結果、自分が存在している本来の目的を発見することになるからだと言われています。

私はこのような臨死体験をしたことはありませんが、自分の「ミッション(使命)」を意識して考えるようになったとき、「できるだけ多くの人に役立つ生き方がしたい」という願望を探し出すことができました。

土地家屋調査士の仕事そのものが人に役立つ職業ではありますが、「できるだけ多くの人に役立つ」となると何も浮かばなくなりました。

政治家でもない、教師でもない、コメディアンでもない。んー・・・??
といった状態で一年ぐらい過ぎました。

結局、一番得意な分野で役立つことを考えたときに、いまやっている土地家屋調査士しか残りませんでした。
そこで行き着いたことがありました。

それは、資格取得で独立を考える人々に役立つ「道しるべになることだったら出来る」と思ったのです。
幸い?失敗の数は自慢できるほどやってますので、私ぐらい適任者はいないのではないかと思っております。v(^-^)

ですから、私のミッション(使命)は、「独立開業者の道しるべになること」となったのです。

この「ミッション(使命)」は1つとは限りません。
仕事、家族、趣味など各分野ごとにいくつあってもいいし、その方が人生がさらに豊かになるというものです。

ただ、1つ勘違いする場合があります。それは「〜しなければならない」という内容が含まれているのは「ミッション(使命)」とは言えないと思います。

「ミッション(使命)」は義務感の延長上にあるのではなく、やりたいことの延長上にあることが大切だと思います。でないと長続きしません。あくまでも自分が無条件でやりたいことになっていることが重要です。

皆さんも、「ミッション(使命)」をじっくり考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
今まで気づいていない新しい自分に出会えるかもしれません。

この「ミッション(使命)」を見いだす道具が、「緊急じゃないけど重要なこと」でご紹介したフランクリン手帳です。

既に購入して使っている方はご存じでしょうが、質問事項に答えて行くと楽に答えが出るように作られています。
まだ買ってない方は、早めに購入して人生の羅針盤にして下さい。

この手帳は、どの月からでも始められるように12種類の開始月のバリエーションで販売されています。


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