試験に合格してから本当の試練が始まる

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

調査士になりたい?

資格試験の落とし穴

資格試験を目指す人の多くが資格さえ手にすれば何とかなると考えます。
実際私もそうでした。

ところが、

顧客をどうやって獲得し業績を上げるか

という根幹にかかわる問題に初めて気づくのが開業後だったりします。
ここにあこがれだけで資格試験を目指す人が陥る大きな落とし穴があるのです。
仕事がなくて開業後1年以内に廃業する人も最近は多いようです。

公務員だった私は実務経験がないのに、いきなり調査士業界に飛び込んでしまいました。
案の定、生活費が続かなく急転直下サラリーマン(老人ホーム職員)に逆戻り。
退職時の意気込みはなんだったのか、その後リベンジをかけて人脈を広げながら再び調査士1本に戻れたのは3年後でした。
サラリーマンの時の2倍稼ぐまで絶対やめないぞ!と自分に誓いました。

あの時は、ほんと予想だにしない目まぐるしい環境の変化に順応できず、軽いうつ状態にもなりました。
人間は機械じゃないんですね。そんなに器用には生きられません。

世間知らずの無鉄砲、無理な過信だけは禁物です。

くれぐれもお忘れなく!