業務の依頼を考えているお客様の多くは、複数の同業者のホームページを比較して、最終的にその中の一つに絞ります。
当然ですが、最後の一つに残らなければ業務の依頼にはつながりません。
同地域の他の同業者と比べられたとき、あなたの事務所を選んでもらえるようにする対策を 「差別化」と言います。
差別化には、あなたの事務所を選んでもらえるような 強み が必要になります。
つまり、あなたのホームページに、強み をできるだけ多く掲載する事が 差別化 につながるというわけです。
なお、お客様が比べるのは、ホームページ上の情報 ですので、「強み」とは、他の同業者がホームページに掲載していない情報と言い替える事もできます。
差別化がうまく行って、
仕事を頼むなら
他の事務所より
こちらの事務所が良いね!
と、思ってもらえたとき、業務の依頼先として最終選考に残った事になります。
先ずは、自分の一番得意な分野を前面に出しましょう。
測量分野が得意であれば、基準点測量やGPS測量、行政書士を兼業しているのであれば、農地転用手続や位置指定道路のような行政手続を伴う業務、といった具合に、具体的な業務内容 を前面に出してアピールします。
開業したばかりで特に得意分野がない場合には、仕事に対する姿勢や情熱、他のベテラン士業との連携などでもかまいません。
この部分では他の事務所に負けない、といった強みを見つけてアピールしましょう。
ただし、業務にあまり関係ない趣味などは、強調しすぎると逆効果ですので、注意してくださいね。
そして、やってはいけないのが、価格競争です。価格競争は首の絞め合いです。費用の安さを強調するのではなく、業務の品質 で勝負しましょう。
開業して10年以上のようなベテランであれば、過去10年分の業務実績 といった情報を掲載することで、大きな強みとしてアピールできます。
「実績多数」という表現ではなく、年度ごとに分筆登記○○件、地積更正登記○○件、といった具合にできるだけ具体的に表現するのがポイントです。
業務実績は、毎年新しいデータを追加 しないと、古い情報ばかりで当てにならない、と悪い印象を与えますので、毎年更新することを忘れないでくださいね。
例えば、ライバル関係にあるA事務所とB事務所があり、それぞれ次のようなページ構成のホームページだったとします。
A事務所 | B事務所 |
---|---|
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A事務所は4ページだけのホームページに対し、B事務所は27ページあります。
あなたならどちらに相談しますか?
このどちらかに相談するとしたら、A事務所よりもB事務所を選ぶお客様が多くなるのは容易に想像がつきます。
ホームページの情報量(ページ数)は、多い方が有利 なんです。業務に関する情報を中心に20ページ以上のページを作り、情報量の多さを強調しましょう。
お客様が業務を依頼しようとしたとき、どのような対応をしてくれるのか がわかると依頼しやすくなります。
業務の依頼から納品までの流れをわかりやすく説明しましょう。
実際に業務依頼があったとき、ホームページ上の説明と大きな違いがあるとお客様との信頼関係に悪影響を及ぼしますので、実務とかけ離れた表現は禁物です。
こういった細かい情報を掲載するだけでも、差別化対策として有効に機能しますので、他の同業者が掲載していない情報をどんどん載せましょう。
なお、有料のサービスを利用する事で、さらに差別化を強化する事ができます。集客サービスの付帯サービスとして利用できるケースもありますので、有効に活用しましょう。
→頼れるプロ(専門業者)の力を借りる
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