−し−

シーア派

しーあ・は(その他/宗教)

 イスラム教の一宗派で"異端"派とか"少数"派とか呼ばれるが、これはコーラン(正しくはクルーアン、っていうんだって)に次ぐ第二の経典"スンナ"を信じる"スンニ派"がイスラム教徒の大部分を占めていることに対比して付けられた名前。なんでこんなものがこの辞典に収録されるかというと、いしいひさいちさんのマンガに、「キミは社長派なのか専務派なのかっ」て聞かれた人物が「シーア派です」って答える、ってのがあって、これで笑っちゃったから

シーキング

シーキング(軍事/機体)

 シコルスキーH−3シーキング。アメリカ製大型ヘリコプター。哨戒、輸送と幅広く運用されるベストセラー機。アポロ宇宙船の回収シーンには必ずといっていいぐらい登場する。日本でも海上自衛隊が使用している。

ジーク

じーく(軍事/用語)

 日本海軍の零戦にアメリカ軍が付けたコードネーム。ただし翼端を切り落とした32型には、これとは別に"ハンプ"というコードネームが与えられている。

シークエスト

しー・くえすと(TV/タイトル)

 スピルバーグ制作の海洋SFシリーズ。オレの大好きな水モノであるのに加え、これまた大好きなロイ・シャイダーが出演してるんで楽しく見ていた。第一シリーズは比較的正統派な海洋SFだったが、視聴率的に苦戦したため、第二シーズンからは、ウィリアム・シャトナーチャールトン・ヘストンマーク・ハミルといった大物ゲストを毎回呼んだり、やけにハデなシーンを多用したりといったテコ入れがなされたが、状況は好転せず、開いた口が塞らないような強烈な最終回を迎える事になる。

シーゴラス

しーごらす(TV/怪獣)

 竜巻怪獣。南洋の原住民のあいだの伝説的な怪獣で、そっとしておけば別に悪さをするようなことはないんだが、つがいの片割れ、シーモンスの危機で逆上した。
 →帰ってきたウルトラマン

シースプライト

しー・すぷらいと(軍事/機体)

 カマンH−2。米海軍の汎用小型ヘリコプター。小型だが汎用性が高いため、哨戒、輸送と雑多な任務に多数使用される。

シーダート

しー・だーと(軍事/機体)

 コンベアF2Y"シーダート"ジェット水上戦闘機。水上機で唯一、超音速飛行に成功した機体。もともと高性能だったF−106の機体設計を流用し、空気取り入れ口を機体上部に移し、"ハイドロスキー"という引き込み式のフロートを装備した機体。空母による運用のほうがはるかに効率がいいため、ジェット水上戦闘機の計画はほどなく立ち消えになってしまったが、見た目のハッタリはかなりなもので、"ガオガイガー"でも一度この機体は登場している(オモチャだったけど)。

シーハリケーン

しー・はりけーん(軍事/機体)

 ホーカー・ハリケーンの空母艦載型。どういうわけだか英国の艦上戦闘機にはぱっとしないのが多く、ために陸上機を小改造して空母に乗せて運用する、という手法で急場をしのいでいた。シーファイアもおんなじ用途で改造された機体。

シービュー号

しーびゅー・ごう(TV/メカ)

 アメリカの原子力潜水艦。艦長はクレイン大佐だがその上にネルソン提督という頑固親父がいるのでなにかとごたごたも発生する。デッカーとカークの関係みたいなものか

シーファイア

しー・ふぁいあ(軍事/機体)

 名機スピットファイアの空母搭載型。モトが良かったせいか、空母に乗っけてもそこそこの働きをしたようだ。主脚の間隔が狭かったり、液冷エンジンのため機首が長く、取り回しには苦労したらしいけど。

シーホーク

しー・ほーく(軍事/機体)

 シコルスキーH−60。陸軍ではブラックホーク、海軍ではシーホーク。H1イロコイに換るアメリカ軍の主力汎用ヘリコプター。日本でも海上自衛隊が導入している。

しー・ほーく/シーホーク号(映画/メカ)

 (おそらく)アメリカ海軍に所属する原子力潜水艦。北極海を調査中に氷山に閉じ込められていたゴジラの復活に巻き込まれて消息を絶つ
 →キングコング対ゴジラ

シーボーズ

しーぼーず(TV/怪獣)

 "怪獣墓場"から地球に落ちてきた怪獣。本放送時、オレは小学校一年生だったと記憶しているが、宇宙に帰れずウルトラマンにはイジメられるシーボーズの姿に、妹と二人でわんわん泣いて親をあきれさせた記憶がある。あれはなんだったんだろうなァ
 →ウルトラマン

シーモンス

しーもんす(TV/怪獣)

 津波怪獣。こちらもシーゴラス同様もともとはおとなしい怪獣なんだが、産卵時期で気が荒い時期もあるんだった。帰ってきたウルトラマン以降の怪獣達はどうも生理的に受け付けられないところが多く、ほとんど記憶に残ってないんだが、ネーミングがシンプルでよかったせいか、この両怪獣だけは辛うじて記憶のすみにひっかかってるんだった
 →帰ってきたウルトラマン

ジェームズ・ハント

じぇーむず・はんと(人物/F1レーサー)

 英国人のF1ドライバー。1976年、初めて開催されたF1日本グランプリで、ポイント争いを演じていたニキ・ラウダが雨のレースは危険だとしてレース序盤でリタイアしたためこの年のワールドチャンピオンを獲得した。権威主義的な事を嫌う人で、Tシャツ姿でモナコGPの晩餐会に出席したというエピソードがある。

ジェームズ・ボンド

じぇーむず・ぼんど(本/キャラクタ)

 自身英国で諜報活動にあたった経験もある、イアン・フレミングが創造したもっとも有名なスパイの一人。殺人許可証を保つエージェントにのみ関せられる"00"ナンバーではじまるコードネームを保つ。彼のコードは"007"。ちなみに"ぜろ・ぜろ・せぶん"ではなく"だぶるおー・せぶん"と呼ぶのが正しい。

ジェーン・セイモア

じぇーん・せいもあ(人物/女優)

 三代目ジェームズ・ボンド、ロジャー・ムーアの第一回作品"死ぬのは奴らだ"のヒロイン役でデビュー。清純派の美人で、それゆえあまり出演作に恵まれてないような気がする。"ギャラクティカ"の拡張スペシャル版第一回のゲストとしても出演していた。

ジェイムス・キャメローン

じぇいむす・きゃめろーん(人物/映画監督)

 ハリウッドでもっとも金を稼げる監督の一人。結構軍事ヲタクな人らしい

ジェイムズ君

じぇいむず・くん(マンガ/キャラクタ)

 KGBをして"西側一の吝嗇家"と言わしめた、"エロイカ"ことグローリア伯爵の経理担当者。"タダ"とか"エコノミー"という言葉に弱く、腐った食べ物と小銭をこよなく愛する人物。登場して間もない頃はそれなりの美青年だったんだが、連載が続くにつれて幼児体型になり、いやしさに磨きがかかる。
 →エロイカより愛をこめて

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

じぇいむず・てぃぷとりー・ジュニア(人物/作家)

 日本でも人気の高いSF作家。中編集"たったひとつの冴えたやり方"のタイトルは"エヴァ"かなにかでパクリ使用されたんではなかったかな?男性名だが本人は女性で、本名はアリス・B・シェルダン。リリカルで美しく、やがて悲しい作風にファンは多い。アルツハイマーに悩む夫を猟銃で射殺し、みずからも跡を追って自殺、という衝撃的な人生の終わりかたをしてしまった。

ジェイムズ・パトリック・ホーガン

じぇいむず・ぱとりっく・ほーがん(人物/作家)

 英国のSF作家。彼の(衝撃の)デビュー作、"星を接ぐもの"はオレ的にオールタイムSFベスト1にしてあげてもいい。古きよきSF小説のテイストに最新の科学情報をうまくミックスさせた小説を書かせると天下一品。SF以外のサスペンスものなども書くが、その魅力はSFを書くときのそれに遠く及ばない。日本じゃ"ホーガンびいき"なる言葉まで生れた

ジェダイ騎士団

じぇだい・きし・だん(映画/用語)

 共和国を守護するフォースの使い手たちの総称。もちろん"時代劇"からのネーミング。だからといってスター・ウォーズ・シリーズを"ジェダイ劇"とはいわんけど。

ジェットジャガー

じぇっと・じゃがー(映画/ロボット)

 頼まれもしないのに巨大化するロボット。だから歯をむき出しにして笑うなって。余談だがこのロボット、名前を一般公募で集め、このときには"レッドアローン"という名前が入選した。"エヴァ"に同名のロボットが登場するが、こりゃぜったいガイナックスならではのパロディ感覚だと思うぞ。
 →ゴジラ対メガロ

ジェットビートル

じぇっと・びーとる(TV/メカ)

 科学特捜隊に配備される汎用ジェット機。岩本博士により主な設計がなされた。翼端のポッドに各種の武装を装備、コクピット・キャビンのウインドシールド部にも追加武装ラックを装備可能。のち、岩本博士により"ハイドロジェネレート・サブロケット"システムによりアタッチメントを追加するだけで、宇宙への進出機能も得る。"ウルトラマン"の制作は予算との厳しい戦いの中で行われており、できるだけ予算を切り詰める方策が取られたことで有名だが、ジェットビートルも新作のミニチュアではなく、"妖星ゴラス"に登場した国連連絡機のミニチュアの流用である。元の機体よりかっこよくなってるけど
 →ウルトラマン

ジェットブルドーザー

じぇっと・ぶるどーざー(TV/メカ)

 国際救助隊のレスキューメカ。特種耐熱合金、"カヘリウム・エクストラX"で被われたボディは高い耐熱能力を持つ。ドーザーブレードを通してニトロ弾を発射することもできるが、日本語版ではごくあっさりと"大砲"と言われておった。なお、ジェットブルドーザー、って言うのは日本語版のみのネーミングで、原作ではFirefly。ホタルですな。
 →サンダーバード

ジェットモグラ

じぇっと・もぐら(TV/メカ)

 国際救助隊の地中活動用メカ。原語版では"MOLE"、すなわち"モグラ"。日本語版ではブレインズが"モグラー"と妙に間延びした発音で読んでいる。イマイのプラモデルでは"ジェットモグラタンク"であった。シリアル56156、53250の2台のモグラが存在する。
 →サンダーバード

ジェニィの肖像

じぇにぃ・の・しょうぞう(本/タイトル)

 通常の何倍ものスピードで成長していく一人の少女と、普通の青年の恋を描く、ロバート・ネイサンの大甘ラブロマンスSFの佳品。映画化もされたはず。日本でもいくつかのマンガ化されたバージョンがある。もちろんその破壊力において吾妻ひでおさんの"やけくそ天使"版をしのぐものはないわけだが(苦笑)

ジェネシス

じぇねしす(映画/惑星)

 一種のテラフォーミングプロジェクト、"ジェネシス計画"の実験場となった惑星。CGによって描かれた、月のような岩の玉が緑の惑星に変貌するシーンの描写が圧巻
 →スター・トレック/ミスター・スポックを探せ

ジェフ・トレーシー

じぇふ・とれーしー(TV/キャラクタ)

 国際救助隊の設立者で元宇宙飛行士の大富豪。ルシルという妻がいたが死別して今は男やもめ。日本語版でのジョンの通信を受けるときの「なんだねジョン」という、すんげー仕事イヤそうな返事のしかたが印象的。
 →サンダーバード

ジェフリー・ジョーンズ

じぇふりー・じょーんず(人物/イラストレーター)

 アメリカのファンタジーアート系イラストレーター。末弥純氏のタッチがお好きな方なら、彼のイラストもきっと気に入るだろう。'80年代初期にマンガ家、バーニー・ライトスンら4人のイラストレーションを集めた画集"STUDIO"が刊行されている(オレの宝物の一つ)。チェックしようとネットをサーチしてみたら、現在も現役で活躍されているのがわかって大変うれしかった。彼のホームページはここ

ジェフリー・マクワイルド

じぇふりー・まくわいるど(ゲーム/キャラクタ)

 名前からしてアイルランド系のヒトと思われるが、なぜかトロピカルなムード漂う漁師さん。自分の船を"サタンシャーク"なる大ザメに破壊されてしまったため、新しい船を買う資金を稼ぐために"バーチャ・ファイター"選手権に参戦している、という設定がクールである。

シェリダン

しぇりだん(軍事/戦車)

 M−551"シェリダン"空挺戦車。空中から直接戦場に送り込むため、オールアルミの軽量小型ボディを持ち、さらに渡河装置を内蔵したユニークな設計の戦車。大変格好いいのだが、空挺を意識した軽量ボディの脆弱さから、かえって使いどころに困る結果となってしまった

ジェリー・アンダーソン

じぇりー・あんだーそん(人物/プロデューサー)

 おそらくオレにとって世界でもっとも重要な人物の一人。"サンダーバード"をはじめとする一連の"スーパーマリオネーション"の生みの親。この人がいなかったらオレはメカフェチの特撮ファンにはなっていなかっただろう。

ジェリド・メサ

じぇりど・めさ(アニメ/キャラクタ)

 ティターンズのメンバー。初めてであったカミーユを「女の名前か」と評したところから不幸に弄ばれつづけることになった悲劇の人。「オレはお前ほど殺しちゃいない!」はまったくもって正論であります
 →機動戦士Zガンダム

ジェレマイア

じぇれまいあ(TV/キャラクタ)

 アメリカ中西部に配置された国際救助隊の秘密隊員。サブキャラだが、なぜか彼には"ジェレマイアのテーマ"という専用のBGMがある。
 →サンダーバード

ジェレミー卿

じぇれみー・きょう(TV/キャラクタ)

 ヨーロッパに配置された国際救助隊の協力者の一人。行方不明になったボレンダー博士の捜索をペネロープに依頼する。
 →サンダーバード

ジェロニモン

じぇろにもん(TV/怪獣)

 超能力でウルトラマンに倒された怪獣たちを復活させようとした怪獣。通称"怪獣酋長"。身体を覆う羽根を飛ばし、超能力でコントロールして敵を攻撃する、ってコイツもしかしてニュータイプか?(ちゃうちゃう)

ジェントル・チャップマン

じぇんとる・ちゃっぷまん(アニメ/キャラクタ)

 三回連続ガンダムファイト優勝、という偉業を達成したネオイングランドのガンダムファイター。その名声を維持するためやがてクスリに溺れてしまう。この人のエピソードは結構哀愁に満ちたいい話だったので、完全な悪役としてチャップマンが復活してきた時はちょっと違和感がありましたな。
 →機動武闘伝Gガンダム

塩沢兼人

しおざわ・かねと(人物/声優)

 "戦国魔神ゴーショーグン"のブンドル局長が有名だが、やっぱこの人のアヤしさが爆裂してるのは"ガンダム"のマ・クベ大佐だろう。劇場版では活躍の機会がなくてかわいそうだった。

シオドア・スタージョン

しおどあ・すたーじょん(人物/SF作家)

 イギリスのSF作家。代表作に"人間以上"など、一時沈黙していた時期があったが、"スタージョンは健在なり"というタイトルで堂々復活。固く、難解なイメージが強いが、反面"原子力潜水艦シービュー号"みたいな充分エンタティンメント性にあふれた作品もこなす。スタージョンの法則でも有名。

紫苑

しおん(映画/屋号)

 映画"地球防衛軍"の冒頭、モゲラによって炎上する街の中にある喫茶店の名前。名前はめっちゃハイカラだが、その正体は瓦葺きの普通の家なのが笑える
 →地球防衛軍

ジオン

じおん(アニメ/用語)

 ジオン・ダイクンの死後、側近であったデギン・ソド・ザビを家長とするザビ家一党によって興された宇宙国家、ジオン公国のこと。はじめてモビルスーツを開発し、実戦に投入した。この戦争が"ジオン独立戦争"とか"一年戦争"とかいわれるもの。
 →機動戦士ガンダム

ジオング

じおんぐ(アニメ/メカ)

 MSN−02"ジオング"。ジオンのニュータイプ専用モビルスーツ。「足がついてないようだが」「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!」それが理由なのか、どんな足をつけても絶対似合いそうにないなこいつ。
 →機動戦士ガンダム

ジオン・ダイクン

じおん・だいくん(アニメ/キャラクタ)

 正式にはジオン・ズム・ダイクン。宇宙移民者(スペースノイド)の地球政府からの独立自治を要求して活動するが、志半ばにして死去。陰でデギン・ザビの暗躍があったとウワサされる。キャスバルアルテイシアという二人の子供がいることはわかっているが、奥様ってどんな方だったんでしょう………
 →機動戦士ガンダム

字音広告

じおん・こうこく(マンガ/用語)

 矢野健太郎のマンガ、"ネコじゃないモン!"(ヤンジャンが創刊して間もない頃っす)で、主人公の女の子のバイト先にそういう会社があった。ちなみにバイト先はもう一つあって、そっちは"バッフ企画"。そういう時代だったんであります。

シカゴ

しかご(人物/ロック・バンド)

 いまでこそアイドル・オジサン・バンドに成り下がってしまったが、'70年代には極めて先鋭的なメッセージ色の強い歌詞と、ホーン・セクションを使ったパワフルなサウンドで聞かせたアメリカン・ロック・バンドの一つ。歌詞の中で堂々と"ニクソンに投票したりしたらどうなると思ってるんだい"などと語ったのはこの連中がはじめてではないか。10枚目のアルバム、"カリブの旋風"でグラミー賞ベストアルバムを受賞している。14枚めぐらいまでは大好きなんだけどね。

敷島博士

しきしま・はかせ(マンガ/キャラクタ)

 実写なら絶対平田昭彦サンに演ってもらいたいイイモノ・マッド・サイエンティスト。敗色濃厚な日本にあって、何やら南洋の孤島で牧歌的にロボット研究してた一団の一人、てだけで充分アヤシイ。それかあらぬか、どこか世間ズレしてない妙な味のある人だったりする。
 →鉄人28号

しきね

しきね(映画/メカ)

 海上保安庁の巡視船。山根博士をはじめとする、大戸島調査団を乗せて出港する。英語版ではなぜか"かもめ丸"と書かれた浮き輪を装備している
 →ゴジラ

重沢博士

しげざわ・はかせ(映画/キャラクタ)

 北極海で復活したゴジラが帰巣本能に従って日本に戻ってくることを予言した動物学者。"科学者がいえば、いやおうなしにそれは真実"っていう、日本特撮映画の黄金パターンを確立した科学者。やたら雑学のウンチクがあり、こいつを使ってわかったようなわからないような説明で記者たちを煙に巻く。平田昭彦氏以外にこの役を演じられる人はいないだろうな。
 →キングコング対ゴジラ

次元潜航艦

じげん・せんこう・かん(アニメ/用語)

 たしかテレビシリーズ第3作目に登場した敵方メカで、通常の宇宙空間とは別の次元を航行し、気付かれずに敵に接近する事が可能な宇宙船。コンセプト自体は割とまっとうなものなんだが、こいつがUボートよろしく宇宙空間に白波を蹴立てて潜望鏡を突き上げる、ってシーンには驚かされた。誰か止めてやれなかったのか?
 →宇宙戦艦ヤマト

地獄大元帥

じごく・だい・げんすい(アニメ/キャラクタ)

 暗黒大将軍に代わってミケーネの闇の帝国の指揮官になった人物。かつてマジンガーZと闘った、Dr.ヘルの頭脳が移植されている
 →グレートマジンガー

シコルスキー

しこるすきー(メカ/航空機メーカー)

 "ヘリコプターの父"イゴール・シコルスキーによって興されたアメリカの航空機メーカー。名前からしてわかるとおり、イゴールはもともとロシアの人で、帝政ロシア時代には巨人機、"イリヤ・ムウロメツ"の開発などで知られる。ロシア革命後アメリカに逃れ、世界で初めて実用的なヘリコプターの開発に成功。彼の工房がその後世界的なヘリコプターメーカーに発展したわけだ。

静岡四社

しずおか・よん・しゃ(模型/用語)

 静岡に本拠を構える、日本の代表的プラスティック・モデルメーカー4社を指して言う。ちなみにこの4社とは、青島文化教材社、田宮模型、長谷川製作所、フジミ模型。ところでなぜ静岡に模型メーカーが多いかというと、もともと静岡は木曾の良質な木材の集積地として栄えており、この木材を利用した木製の艦船模型業者が多く生れ、それらのメーカーが現在はプラスティック・モデルを造るようになったというわけ。"静岡四社"の由来は、この四社の共同開発になる艦船キット、"ウォーターラインシリーズ"の登場から。

シスの暗黒卿

しす・の・あんこく・きょう(映画/用語)

 ダース・ヴェイダーに付けられた尊称。なんでも、かつてこの銀河では、シス大戦という戦いがあり、このときにシスの暗黒騎士団を率いていた、エクザ・キューンなる人物がシスの暗黒卿と呼ばれていたのにちなみ、暗黒面のフォースの使い手であるヴェイダーもまた、そう呼ばれることになったのだそうだ。シスの暗黒卿、と呼ばれる人物は、全宇宙に2人しか存在を許されず、ヴェイダーと対になる暗黒卿というのが、銀河皇帝パルパティンであるんだそうだ
 →スター・ウォーズ

実相寺昭雄

じっそうじ・あきお(人物/映画監督)

 極めてトリッキーな作風で知られる監督。通称"じっそーくん"。トクサツマニアの人気者だが、この人の特異な作風をオレが初めて意識したのは、時代劇"長崎犯科帳"のエンディングだったりする。

実話の友

じつわ・の・とも(映画/書籍)

 雑誌の名前。誌名に"実話"がつくと途端に真実味が薄れる、というのは古今東西例外が無いようですな。ムウ帝国の地上での諜報活動の隠れ蓑として機能していた。
 →海底軍艦

紫電

しでん(軍事/機体)

 川西N1K1−J"紫電"局地戦闘機。戦闘機のくせに水上戦闘機のコードである"N"から始まる機体コードを持っているところからも分かるとおり、元は同じ川西製の水上戦闘機、"強風"。中翼の強風をそのまま陸上機に改造したために脚の構造が大変複雑で事故が多発したため、翼の取付位置を低翼に変更したのが………(次の項に続く)

紫電改

しでん・かい(軍事/機体)

 日本海軍最後の名機、川西N1K2−J"紫電改"局地戦闘機。トータルな性能は当時の米海軍の主力機、グラマンF6F"ヘルキャット"とほぼ同等。生産機数は400機程度とごく少数だったにもかかわらず知名度が高いのは、エースパイロットを集めた松山343空の活躍があったことが大きい。東宝の戦争映画シリーズの内の一つ、"太平洋の翼"も343空をモデルにした紫電改部隊が登場している。さらにこの機体を有名にしたのが………(次の項に続く)

紫電改のタカ

しでん・かい・の・たか(マンガ/タイトル)

 ちばてつや氏作の戦争マンガ。ちょうど戦記物がブームになっていた1960年代の作品で、零戦一辺倒の空戦物に"紫電改"を持ち込んできたのがどういう理由だったのか、オレは浅学ゆえ良く存じあげない。スタート当初は他の戦記物同様、空戦というアクション部分に重きを置いた作風だったが、回が進むにつれ、それとなくメッセージ色が強まっていく。戦記物のマンガの最終回というのは、どうも記憶に残らないものだが、この作品の最終回(悲劇で終わるんだが)はかなり鮮明に覚えている。

紫堂恭子

しとう・きょうこ(人物/マンガ家)

 "プチフラワー"誌の"辺境警備"がデビュー作。いわゆるファンタシー世界を舞台にした心温まる物語が身上。そのせいか知らないが現代劇"エンジェリック・ゲーム"は尻すぼみのまま打ち切りになった。その後彼女は小学館から角川に発表場所を移したようだが、何かあったんだろうか?

シド・ミード

しど・みーど(人物/イラストレーター)

 自称"ヴィジュアル・フューチャリスト"。"ブレードランナー"に登場するクルマ(この世界では"スピナー")、リニューアル版"ヤマト"のデザイン、新作ガンダムのデザインなど多岐にわたって活躍してる。日本でも知名度の高いイラストレーターだが、前述の2作品の例を見ても、日本人は彼を上手に使えないようですな。

篠田三郎

しのだ・さぶろう(人物/俳優)

 どうも最近この人の顔と羽賀賢二の顔がダブってるんだが………。"ウルトラマンタロウ"、東光太郎役が彼。役者としてのキャリアは意外に長く、"ガメラ対バイラス"にボーイスカウトの中の一人として出演してたりする。

柴田亜美

しばた・あみ(人物/マンガ家)

 "ドラクエ"4コマでその特異なセンスが話題になった人。現在はコメディタッチのストーリーものとか"ファミ通"の業界内幕マンガなどで活躍中

柴田昌弘

しばた・まさひろ(人物/マンガ家)

 "紅い牙"シリーズで知られるマンガ家。絵は達者で、女の子は可愛くメカはカッコ良く描いてくれるんで、一時お気に入りだったんだが、お話の終わらせ方がどれも大変説教臭くうんざりする事が多くって、最近ぜんぜん読んでない。

島村ジョー

しまむら・じょー(マンガ/キャラクタ)

 九十九里少年院に収監されていた混血少年。少年院から脱走しようとしたところを"黒い幽霊"に拉致され、9番目のゼロゼロナンバー・サイボーグに改造される。
 →サイボーグ009

島本和彦

しまもと・かずひこ(人物/マンガ家)

 日本でもっともアツイマンガを描く人物。この人の場合"無駄にアツイ"とでも言ったほうがいいような感じで、読んでるだけで熱気にあてられてしまうこと請け合い。学生服の巨大なボタンとか長大なマフラー(ハチマキ?)など、石森作品をこよなく愛する人らしい。実際石森作品のいくつかは島本氏によってリメイクされている。"燃えよペン"あたりがアツさも最高潮でよろしいかと。あ、"オンセンマン"も好きっす(^o^)

島本須美

しまもと・すみ(人物/声優)

 彼女の「おじさま!」にメロメロになった人は多いだろうなあ(^^;。"カリオストロの城"のクラリス役、"めぞん一刻"の響子さん役と、野郎がどうしてもほっておけなくなるような女性を演じさせて天下一品。でも、しょくぱんまん様も彼女。クラリスもいいけど、"となりのトトロ"のおかあさん役もよいです。

志村喬

しむら・たかし(人物/俳優)

 背広からはみ出したネクタイ、という1カットだけで世事に疎い学者のイメージを鮮烈に印象づけたヒト。ホンモノの山本五十六によく似た顔だちだと思うんだが、なぜか一度も山本を演じてないような気がする。科学者役のイメージが強いけど、"モスラ"での日東新聞デスクもいい感じっす

シャーマン

しゃーまん(その他/用語)

 神託を民衆に告げる、一種の巫女みたいなもの。だからといって………

しゃーまん(軍事/戦車)

 "巫女戦車"なワケはない。第二次世界大戦におけるアメリカの代表的な中戦車。シャーマンは南北戦争のときの北軍の将軍の名前。液冷エンジンが航空機に優先的に回されることから、生産性を優先して巨大な空冷星型エンジンを強引に車体に乗せたため、他国の戦車に比べて背の高い、もさっとした印象を与える。飛び抜けた性能は保たないが安定した性能と生産性の高さから大量に生産された。ドイツ戦車とは数を頼みにほぼ対等に渡り合い、ソ連戦車には苦戦し、東宝の怪獣たちにはさんざんな目に遭わされる。"地球防衛軍"では上は"シャーマン"、下は"チャーフィー"という愉快な戦車も登場する

シャームリー・ピストル・ロケット機器社

しゃーむりー・ぴすとる・ろけっと・きき・しゃ(メカ/企業)

 実在する火薬、爆薬等の専門メーカー。"サンダーバード"の迫力あるジェット噴射炎やその煙などは、この会社に特注した火薬によって実現したものである。

シャーロック・ホームズ

しゃーろっく・ほーむず(本/キャラクタ)

 コナン・ドイルが産んだ世界でもっとも有名な名探偵。んだけんどこの人、ひどい躁鬱性な上にモルヒネ中毒ってことで、あんまりお近づきになりたいタイプの人ではなさそう

シャア・アズナブル

しゃあ・あずなぶる(アニメ/キャラ)

 本名キャスバル・レム・ダイクン。"ガンダム"シリーズの敵役の方向性を決定づけた人物。美形、出生に秘密アリ、マザコン傾向、ナルシスト、派手好き、とまあそういう感じ。アニメ史上初めて、二度に渡るイメージチェンジを行った人物。本名をもじった「カサバル兄さん!」というギャグ、やりませんでした?ウチ(オレと妻)だけ??
 →機動戦士ガンダム

シャイアン

しゃいあん(軍事/戦車)

 アメリカ陸軍、および海兵隊が使用する、M60A1"シャイアン"中戦車。M48"パットン"の拡大版であるM60"スーパーパットン"を再設計した戦車。飛び抜けて高性能というわけでもないが、安定した性能で"エイブラムス"戦車の登場まで長く第一線にあった。ところでアメリカの戦車には基本的に陸軍の将軍の名前が付けられるのだが、シャイアンさんって軍人はいらっしゃったんだろうか??

ジャイアニズム

じゃいあにずむ(マンガ/用語)

 「オレのものはオレのもの、ヒトのものもオレのもの」

シャインスパーク

しゃいん・すぱーく(アニメ/用語)

 サラリーマンが呑みすぎて吐く事………ではないよな、たぶん。

ジャック・オー・ランタン

じゃっく・おー・らんたん(その他/用語)

 ハロウインでおなじみの、目鼻をくりぬいたカボチャのこと。ジャック・ニコルスンをランタンに使うわけではない。

ジャック・ニコルスン

じゃっく・にこるすん(人物/俳優)

 アメリカの土屋嘉男、ちうか土屋さんが日本のジャック・ニコルスンなのか。ちゃんとしてたら苦みばしったいい男なのに、いったん目に狂気を宿したら手がつけられなくなる人を演じさせたら天下一品。変な役をこよなく愛するあたり、このお二人さんには妙に共通するものを感じてしまう。

ジャック・ヒギンズ

じゃっく・ひぎんず(人物/作家)

 英国の冒険小説作家。たぶんオールタイム冒険小説ベストテンみたいな催しがあれば、彼の傑作"鷲は舞いおりた"は必ず上位にランクインするだろう。続編"鷲は飛びたった"も前作ほどではないが割といい。ハリー・パターソン名義で書いた小説"ヴァルハラ最終指令"も面白いよ。最近はIRAくずれの一匹狼、ショーン・ディロンのシリーズを書いている。"鷲は………"に登場したアイルランド人テロリスト、リーアム・デブリンはこっちのシリーズにも顔を出している

ジャック・フィニィ

じゃっく・ふぃにぃ(人物/作家)

 何度も映画化された"盗まれた街"(あるいは"ボディ・スナッチャー")、同じくSF映画の古典的名作"レベル3"などが有名だが、それ以上に、ノスタルジック時間SF、"ふりだしに戻る"があまりにも切なくていい感じのアメリカのSF作家。"ふりだしに………"の続編、"時の旅人"が遺作となってしまった。

ジャック・ライアン

じゃっく・らいあん(本/キャラクター)

 海戦史の研究家からCIAの軍事アナリストを経てCIA副部長、アメリカ副大統領、さらにはアメリカ合衆国大統領まで出世しちゃった人物。軍や情報部、FBIに非常に強力な人脈をもっている。作家トム・クランシーが"レッド・オクトーバーを追え"でデビューさせた、いわゆる"ジャック・ライアンもの"の主人公。

ジャック・ランキン

じゃっく・らんきん(映画/キャラクタ)

 腕利きの宇宙飛行士、ランキン中佐。地球と衝突コースを取っていることが分かった遊星フローラ爆破のため、宇宙ステーション、ガンマー3号の臨時指揮官に着任する。演じるはロバート・ホートン。声の出演に納内悟郎。
 →ガンマー第3号・宇宙大作戦

シャドー星人

しゃどー・せいじん(TV/宇宙人)

 地球侵略をもくろむが、町の占い師、安井にその計画を予知され、必死で彼を抹殺しようとしてかえって馬脚を露わす。彼らが破壊する地球防衛軍の隠しデポ、"マルサン倉庫"ってなあ、やっぱプラモデルの"マルサン"の倉庫なんだろうか?
 →ウルトラセブン

ジャバ・ザ・ハット

じゃば・ざ・はっと(映画/キャラクタ)

 惑星タトゥイーンの闇社会の大立て者。横倒しにしたチョココルネみたいな生き物だが、性格は狂暴残忍。ハン・ソロは彼に多大な負債があり、これを返却するため、ルークたちの冒険につきあわされることになってしまった。
 →スター・ウォーズ/新たなる希望
 →スター・ウォーズ/ジェダイの復讐

シャプレー星人

しゃぷれー・せいじん(TV/宇宙人)

 地震源Xをどーたらこーたらしようと企む宇宙人。"ウルトラセブン"に登場する人達は、敵味方を問わずやたら大事なものを落としたり盗まれたりするが、コイツも自分の大事な腕輪をおっことして正体を見破られている。いまわの際の「ぎらどらぁぁぁす」という叫びがそれなりに哀れを誘………わんか、やっぱ。
 →ウルトラセブン

ジャミングバーズ

じゃみんぐ・ばーず(アニメ/用語)

 量産型リン・ミンメイ
 →マクロス7

ジャム

じゃむ(メカ/用語)

 自動拳銃や機関銃などで、弾丸が装弾不良をおこすこと。「ジャムる」なんて言い方をするようだ

じゃむ(本/宇宙人?)

 南極に空いた一種のワームホールで地球とつながっている惑星"フェアリィ"に棲む謎の異生命体。
 →戦闘妖精・雪風

ジャンボマシンダー

じゃんぼ・ましんだー(その他/玩具)

 ポピーが"超合金"シリーズに続いてリリースしたロボットもののおもちゃで、50センチ近いサイズのロボット人形。可動部はそれほどないが、ちょっとしたオプションをくっつけて遊ぶことができる。マジンガーZグレートマジンガーライディーンなどが商品化され、アメリカでもヒットした。

ジャン・ルイ・シュレッサー

じゃん・るい・しゅれっさー(人物/レーサー)

 ジョー・シュレッサーの甥にあたる人物。それまで全戦優勝というとんでもない戦績で勝ち進んできたマクラーレンMP4/4を、スポット参戦したイタリアグランプリでクラッシュに巻き込んで全勝をストップさせちゃった人物。かつてホンダのマシンで命を落とした人物の甥っ子が、ホンダのマシンの快進撃を止めたことに少なからぬ因縁を感じた人は多かったはずであります。

集英社

しゅうえい・しゃ(本/出版社)

 もともとは小学館の分家で、小学館ブランドではちょっと………みたいな色合いの雑誌(ありていに言えばマンガ週刊誌)を刊行する目的で作られたんだそうだ。ちなみに集英社からさらに子別れしたのが、少女マンガ雑誌の雄(雌、か、少女マンガだから)、白泉社。

週刊少年キング

しゅうかん・しょうねん・きんぐ(マンガ/雑誌)

 "サイボーグ009"の"ベトナム編"が連載されていた頃が黄金期か。その後"ワイルド7"、"ペリカンロード"、"銀河鉄道999"などのヒット作はあったものの、ワキを固める存在が手薄で徐々に低調に。最後は"作画クループ"の機関誌状態になってしまった

週間少年サンデー

しゅうかん・しょうねん・さんでー(マンガ/雑誌)

 日本のマンガ週刊誌の老舗中の老舗。"ジャンプ"が徹底したアンケート優先主義を取っているとするなら、こちらは徹底した作家至上主義の本作りをしているといえるか。作家のレベルも高く、全体に上品な作りだが、その分破壊力に乏しい感じもするね。

週刊少年ジャンプ

しゅうかん・しょうねん・じゃんぷ(マンガ/雑誌)

 "友情・努力・勝利"をキーワードに長らく日本の少年誌、なかんずく日本のあらゆる印刷物の中で発行部数ナンバー1を誇ってきた雑誌。読者アンケートを最優先し、人気のないマンガはただちに切り捨てるとか、いったんブレイクした作品はあの手この手で延命措置を取ろうとするとか、主人公のライバルがやがて見方となり、ヒーロー集団対敵対勢力のチームバトルを展開する、という"ジャンプの王道パターン"に頼りがちとか、批判さるべき要素はたくさんあるが、星野之宣、諸星大二郎、ますむらひろし、江口寿史といった才能を発掘した功績は大きい。強力な新人を見つけてきて大活躍させるが、その消耗も早い。だもんで超強力な新人はつぶされる前に他の出版社に移るんであった。

週刊少年チャンピオン

しゅうかん・しょうねん・ちゃんぴおん(マンガ/雑誌)

 "ドカベン"、"ブラックジャック"、"マカロニほうれん荘"、"750ライダー"に元気のあった'70年代が黄金期だった雑誌。最近は旬を過ぎた作家のうば捨て山扱いされてるキライもないではないが、時折"覚悟のススメ"みたいな作品が出てくるから油断がならん。

週刊少年マガジン

しゅうかん・しょうねん・まがじん(マンガ/雑誌)

 "サンデー"と並ぶ少年誌の老舗。この老舗二誌、あえて首都圏にたとえるなら東京都内がサンデーで群馬、埼玉、茨城がマガジンって感じがする。アウトローというか不良っぽいというか、どちらかというと世の中に対して反抗的な態度を取りたがる層の支持が高く、全体にくどい絵柄とクサい芝居が多く、この雑誌を愛読した覚えがオレにはない。永井豪氏のマンガが読めるので、人が買ってきたのは読んでたけど

シュバルツ・ブリューダー

しゅばるつ・ぶりゅーだー(アニメ/キャラ)

 ネオドイツのガンダムファイターでゲルマン流忍術(なんじゃそりゃ)の使い手。あえて和訳すると"黒兄貴"、ってわけで、キョウジ・カッシュが弟、ドモンを陰ながら支えるために造ったアンドロイド。なにかというと「そんなことはどうでもいいっ!」っておっしゃるが、たいがいの場合それはどうでもよくない。
 →機動武闘伝Gガンダム

主婦代表

しゅふ・だいひょう(映画/用語)

 このお話の日本では、政党政治ではなく人民代表制がしかれているようで、大事なことは政府と"医学代表"、"宗教代表"、"防衛代表"などの代表評議員によって決定されている。んで、この中にしっかり"主婦代表"があるんだった。すばらしく進んだ世界なのかやけくそな世界なのかはよくわからんけど。映画で主婦代表を演じたのは近年とみに奇怪な風貌になってきている塩沢とき。
 →怪獣大戦争

ジュール・ヴェルヌ

じゅーる・べるぬ(人物/作家)

 フランスの冒険小説作家。その作品にはしばしばSF的なアイディアが登場するため、元祖SF小説家的な扱いをされるが、ウェルズなどはヴェルヌをかなり低く見ているフシがある。とはいえ電気推進の高速潜水艦による海洋冒険、地底の秘境で繰り広げられる大冒険、当時としてはまだまだ目新しい技術だった気球をいちはやく小説に取りいれるなど、その姿勢はやはりSF以外の何物でもあるまい。私が好きなのはもちろん"海底二万哩"であります。

ジュラン

じゅらん(TV/怪獣(?)

 古代に生息した巨大な吸血植物。ジュランとは"ジュラ紀の蘭"からのネーミングなのだとか。劇中では"マンモスフラワー"と呼ばれているのがこれ。その巨大な姿を地上に現すときの、東京広告社の入っているビルに無数のヒビが入るコマ撮りのアニメーションがなかなかいい(^o^)。
 →ウルトラQ

巡航戦車

じゅんこう・せんしゃ(軍事/用語)

 英国の戦車の分類方法で、第二次大戦中の英国では、一般的な軽戦車、中戦車という分類ではなく、歩兵戦車、巡航戦車というクラス分けがなされていた。巡航戦車とは、基本的に対戦車戦闘を主眼においた、機動性の高い戦車をさし、その名前は必ずCで始まる(CruiseのC)。この命名法の伝統は、なぜか現代に至るまで受け継がれており、現在の英国の主力戦車の名前はチャレンジャー(Challenger)である。

巡洋艦

じゅんよう・かん(軍事/用語)

 高速で長大な航続力を持ち、戦艦に次ぐ武装をもつ軍艦の艦種。軍艦のデザインにはその国の事情とか思想とかがほの見えて大変興味深いのだが、"長大な航続力"からくる航海の快適さをある程度確保する、余裕のある設計になっている欧米の巡洋艦に比べて、主力艦の不足を補うために過大な武装を施した旧日本海軍の巡洋艦のシルエットはローシルエットで美しいがどこか凶々しい。日本の重巡洋艦のデザインが、他国から"飢えた狼"と呼ばれた所以である。

巡洋戦艦

じゅんよう・せんかん(軍事/用語)

 戦艦の火力と巡洋艦の速力を兼ね備えた軍艦。当前世の中にそんなに旨い話が転がっているわけはなく、何かが犠牲にならなくてはならないわけで、ここではそれは防御という事になる。

ショー・コスギ

しょー・こすぎ(人物/俳優)

 ハリウッドで活躍する日本人俳優。ケイン・コスギのお父っつあん。"ウルトラマンパワード"日本語吹替え版ではウルトラマンの声を担当。ちなみにパワードに変身するのは実の息子なんだな

ジョー・シュレッサー

じょー・しゅれっさー(人物/F1レーサー)

 ホンダの第一期F1参戦時代、ニューマシンRA302で走行中に事故死してしまったレーサー。この人の親友がかつてのリジェ・チーム(今のプロスト・レーシングやね)のオーナー、ギ・リジェ。親友の死を悼んだリジェは、自分のチームのマシンの開発ナンバーにシュレッサーのイニシャル、"J"と"S"を使用している。

ジョージ

じょーじ(軍事/用語)

 日本海軍の"紫電"、"紫電改"にアメリカ軍が付けたコードネーム

ジョージ秋山

じょーじ・あきやま(人物/マンガ家)

 やはり今の人だと"浮浪雲"あたりになるのか。わたしゃジジイなんで、やっぱ"パットマンX"とか"デロリンマン"とかのイメージが強い。"アシュラ"もそういえば話題になったよね。ギャグであれコメディであれ、この人は常にテーマ性、とりわけ人間性って部分にこだわってマンガを描いている人のように思う。ゆえにしばしば話が退屈になる。が、なぜか記憶に残る。

ジョージ・アレック・エフィンジャー

じょーじ・あれっく・えふぃんじゃー(人物/作家)

 アメリカのSF作家。近未来のイスラム電脳世界を舞台に、ちゃらんぽらんですぐにトラブルに巻き込まれる私立探偵、マリードを主人公にした、"重力が衰えるとき"を皮切りにするサイバー・ハードボイルドシリーズで有名。オレもこのシリーズは大好きであります。

ジョージ・ルーカス

じょーじ・るーかす(人物/映画監督)

 学生時代の卒業制作、"THX1138/4EB"が高い評価を受け、フランシス・フォード・コッポラの目に止まり彼の助手を経験した後、"アメリカン・グラフィティ"、"スター・ウォーズ"などのヒット作を連発。現在はプロデューサー業に専念。友人であり、ライバルでもあるスピルバーグに比べると、ややお話の作りなどに淡白なところがありなんでもかんでもヒットさせる、という才能はなさそうだ。本人も監督業よりも編集のほうが好きらしく、雑誌"Cinefex"なんか読んでると、さんざん苦労して撮った特撮パートを、ルーカスによってばっさばっさと切り捨てられてしまった特撮マン達の怨み節が読めたりする。

ジョー・ダンテ

じょー・だんて(人物/映画監督)

 低予算ながらアイデアと演出の冴えで楽しませるパニック映画"ピラニア"で有名になった映画監督。その後はスピルバーグと仲良くなって、"グレムリン"、"インナースペース"など、ちゃんと予算を使った映画が撮れるようになってよかったねえ。「じょーだんテはよせ。」てギャグがあったけど、もはや元ネタが分からん人のほうが多いだろうなぁ

ショーン・コネリー

しょーん・こねりー(人物/俳優)

 初代ジェームズ・ボンド。SF関係の映画にも縁のある人で、"未来惑星ザルドス"、"アウトランド"など出演作多数。最近は龍の声までやってる。ワイルド、というよりもはやただの野蛮人、って感じの"ザルドス"が結構好きです(^o^)

衝角

しょうかく(軍事/用語)

 軍艦の艦首の喫水線から下の部分を、角の様に前方に張り出させた形に作ったもの。おそらく南北戦争の時の南軍の装甲艦"メリマック"(のち"ヴァージニア"と改名)の活躍がその発端になったのだろうが、実際問題、軍艦同士がガチンコするような局面なんてそうそうあり得ないのだが、なかなか習い性ってものは無くならないもので、第一次大戦の主力艦までその伝統は受け継がれている。

署長マクミラン

しょちょう・まくみらん(TV/タイトル)

 "警部マクロード"につづくNHKの海外ドラマシリーズ。とうとう今度は署長さんが主役。マクミラン役に二枚目俳優のロック・ハドソン(声を若林 豪サン)。ダンディで二枚目の警察署長と、美人で聡明な奥様のアツアツカップルがゴージャスに事件を解決していく、ってシリーズで、当然のように日本では受けなかったわけだ

ジョニーは戦場に行った

じょにー・は・せんじょう・に・いった(映画/タイトル)

 社会派の映画作家、ダルトン・トランボが制作したアンチ・ヒロイズムにあふれた戦争映画の傑作。第一次世界大戦に出兵し、手、足、顔を削ぎ取られる重傷を負いながらも生き長らえた青年の病院での毎日と、戦前のみずみずしい生活ぶりがカットバックされ、個人としての人間にとって、戦争がいかに非人間的な振る舞いをするかを淡々と、しかし鋭くえぐる。オレはどっちゃかというと、どんどんぱちぱちのハデなエンタティンメント戦争映画が好きだが、だからといってこの映画をけなすつもりは毛頭ない、というか、これもまた必見の戦争映画であると思う。

ジョニー・ライデン

じょにー・らいでん(アニメ(?)/キャラクタ)

 アニメには登場しない設定で語られるファースト・ガンダムのジオン軍エース・パイロット。"赤い稲妻"の異名を取るヒト。バンダイがMSV(モビルスーツ・バリエーション)というオリジナルシリーズをスタートさせたときに、シャアとは別のエース機用のパイロットとして設定された人物。さすがにアニメに逆輸入されることはなかったが、いくつかのゲームではしっかり登場して、シャアと漫才したりしている

ジョミー・クロス

じょみー・くろす(本/キャラクタ)

 A・E・ヴァン・ヴォークトの名作SF"スラン"の主人公で"ゲシュタルト生命体"の頭脳となる少年。

ジョミー・マーキス・シン

じょみー・まーきす・しん(マンガ/キャラクタ)

 竹宮恵子のマンガ、"地球へ…"の主人公の超能力者の少年。当然ネーミングは上の項のジョミーからだろうな。

ジョン・カーター

じょん・かーたー(本/キャラクタ)

 "火星シリーズ"の主人公の一人、火星大元帥。もとは地球人で、ヴァージニア生まれのもと南軍大尉。眉目秀麗、筋骨隆々、女と動物に優しく、悪と不正を憎み騎士道精神を重んじる完全無欠の男。でも人種差別主義者の傾向あり。

ジョン・カーペンター

じょん・かーぺんたー(人物/映画監督)

 通称"2週間のジョン"。マニアックなSF映画ファンは大喜びで観に行くが、それ以外の観客があんまり集まってくれないもんだから、公開作品がそうそうに打ち切られてしまう傾向にあるためついた異名。実はワタシもこの人の映画はあんまり見てなかったりするが、これは別に気が付いたら2週間過ぎてた、ってわけではないです。

ジョン・コーニッグ

じょん・こーにっぐ(TV/キャラクタ)

 ムーンベース・アルファの指揮官、ジョン・コーニッグ。演じるのは"スパイ大作戦"にも出演経験のあるマーチン・ランドー。細君も俳優のバーバラ・ベイン。彼女はこの作品でラッセル博士役で出演している。どうでもいいけど日本語版のエンディングでは、登場人物名が"指揮官"に"博士"に"教授"である。
 →スペース1999

ジョン・ダイクストラ

じょん・だいくすとら(人物/SFXマン)

 "スター・ウォーズ/新たなる希望"の特撮監督として一世を風靡したSFXマン。"ダイクストラ・フレックス"を開発した人。"スター・ウォーズ"の時にはもてはやされた彼のイマジネーションが、"ギャラクティカ"、"ファイアーフォックス"と続くにつれて意外に底の浅いものであったことがバレ、最近は名前を聞かなくなっちゃった。「最近は何してるんですか?」「おお、今は大工しとら」(殴/蹴)。

ジョン・トレーシー

じょん・とれーしー(TV/キャラクタ)

 トレーシー家の3男、2001年10月28日生まれ。なお、シリーズの当初はジョンは次男になるはずで、オープニングでスコットのあとにジョンが出てくるのはそういう理由による。ハーバード大学卒業後トレーシー大学で宇宙飛行士の資格を取得。レーザー通信と電子工学の専門家で天文マニア。"トレーシー・クエーサー"という新星を発見している。
 →サンダーバード

ジョン・マクティアナン

じょん・まくてぃあなん(人物/映画監督)

 "プレデター"が出世作となった映画監督。クランシー原作の"レッド・オクトーバーを追え"も彼がメガホンを取っているが、やはりマクティアナンといえば"ダイ・ハード"っつー事になるのだろうな。

白石悦子

しらいし・えつこ(映画/キャラクタ)

 白石亮一の妹。渥美譲二と恋仲。ちょっと寒そうだけどムフフな入浴シーンあり、ってそれだけかいっ演じるは白川由美
 →地球防衛軍

白石江津子

しらいし・えつこ(映画/キャラクタ)

 何やってる人なのかよくわからないが、おそらくデータの分析か何かの専門家。宇宙服のヘルメットには"RADIO"って書いてあったような気が。勝宮が「えっちゃーん!」と叫ぶ相手だ。演じるは安西郷子。日本人ばなれした彫りの深い顔だちの美人。
 →宇宙大戦争

白石亮一

しらいち・りょういち(映画/キャラクタ)

 今でいう"トロヤ群小惑星"が、かつて一つの惑星であった、とする仮説を打ち出した天体物理学者。彼はこの星を"ミステロイド"と呼んだ。演じるは平田昭彦
 →地球防衛軍

白神博士

しらがみ・はかせ(映画/キャラクタ)

 日本映画では久々にあらわれたマッド・サイエンティスト。遺伝子工学の世界的権威で、究極の対ゴジラ兵器ともいえる"抗核バクテリア"の製造の傍ら、趣味でG細胞、薔薇の花、事故死した娘恵里花の細胞を掛けあわせた不死身の生命体を合成する。本来悲劇的な人物のはずなんだが、脚本のせいでただの支離滅裂なオヤジでしかなかったのが悲しい。演じるは高橋幸治。
 →ゴジラ対ビオランテ

白川由美

しらかわ・ゆみ(人物/女優)

 昭和の東宝特撮映画初期のヒロイン女優。水野久美ほどヴァンプでもなく、河内桃子ほど清純でもない、なかなかにビミョーなポジションにある人。"電送人間"、"世界大戦争"と、なぜか幼稚園風なスモック姿が似合ったりする

シルクーフ

しるくーふ(軍事/艦名)

 第二次大戦中のフランスの潜水艦で、当事世界最大級の潜水艦の一つ。潜水艦運用の思想が固まっていない時期の巨艦で、水上戦闘も考慮して20センチ砲が搭載されており、宮崎駿さんあたりが好きそうな多砲塔潜水艦の趣きがある。フランスがドイツに降伏した後は、自由フランス海軍の旗艦を勤めた時期もある。

シレイラ

しれいら(軍事/ミサイル)

 M551"シェリダン"空挺戦車に装備される対戦車ミサイル。有線誘導式のミサイルで、車内からミサイルの閃光をみて操縦する。シレイラってなあアイルランドあたりで使われる棍棒のことだそうだ。

士郎正宗

しろう・まさむね(人物/マンガ家)

 枠線の内と外の情報量がほぼ等しいマンガ家。絵はうまくストーリー的にもかなりキてて、海外でも人気が高い。ただ、この人の作品って非常に注意深く構築されたパロディ作品って気もするので、個人的に大好きってところまではいってないです。

シロツグ・ラーダット

 しろつぐ・らーだっと(アニメ/キャラクタ)

 オネアマ宇宙軍中佐。初の有人宇宙飛行に成功する人物。何でも映画"プリンス・オブ・シティ"の主演男優、トリート・ウィリアムスのイメージでデザインされたのだそうだ。ちょっと苦笑いっぽい表情をしたりすると、似てるかな、とも思える。声をあてた森本レオさんの芝居もいい感じであります。
 →王立宇宙軍

新機動戦記ガンダムW

しん・きどう・せんき・がんだむ・ういんぐ(アニメ/タイトル)

 "Gガンダム"のあとを受けてスタートした、ファーストガンダムとは異なる時系列に属するガンダムの物語の第2弾。このあたりから世の中にはファーストガンダムへの入れ込みのないガンダムファンが激増する。「ワタシを殺しにいらっしゃい」だの「はやく戦争になあれ」だの、ガンダムらしいエキセントリックな台詞が多く、ストーリー的にも悪い話じゃないと思うんだが、どうもガンダム以外のメカニクスに魅力がなかったような気がするな。まあ基本的に美少年を見せる話だから、メカはいいのか、どうでも(苦笑)。

神宮寺大佐

じんぐうじ・たいさ(映画/キャラクタ)

 旧日本海軍の軍人。技術大佐と言うことになるのだろうか。終戦間際の日本を脱出して、轟天建造のための隠密行動を開始しようとした矢先、ムウの潜航艦と遭遇、轟天の資料の一部がムウに接収されることになる。日本に真琴という娘を残しているが、娘よりも国家を第一義に考えたため、旗中に「戦争キ●ガイ」と非難されるが、個人を非難する前に、そのような人格を形成するに至った日本の国体こそを旗中くんは非難すべきであった。
 →海底軍艦

神宮寺真琴

じんぐうじ・まこと(映画/キャラクタ)

 神宮寺大佐の一人娘。もと海軍少将、楠見の元で育てられた。父親とのジェネレーションギャップに心を痛めるやさしい娘………というと聞こえはいいが、何のこたないただのいわゆる現代っ子でしかない。
 →海底軍艦

新城浩二

しんじょう・こうじ(映画/キャラクタ)

 Gフォースの隊員で、相棒の佐藤と共にバース島にいる結城を訪れる。三枝未希といい仲になるが、その後をみてみると、どうもこりゃ破談になったようだね。演じるは橋爪淳。
 →ゴジラVSスペースゴジラ

新世記エヴァンゲリオン

しん・せいき・えばんげりおん(アニメ/タイトル)

 他をあたってください。神戸の山奥には電波が届かない地域があるのです。

新谷かおる

しんたに・かおる(人物/マンガ家)

 松本零士氏の影響が強く、特に初期は亜流と思われて損していたが、"ファントム無頼"、"エリア88"などで独自性を見いだしたのか、それからは順調に活躍なさっている。メカを比較的離れた位置からの視点で描写する分、ストーリーも松本氏に比べてクールでシャープな印象が強い。キャラクターにも恵まれた"ふたり鷹"は氏の最高傑作

進藤刑事

しんどう・けいじ(映画/キャラクタ)

 「私は日本の警察官、そしてあなたのボディガード」。そんな長い台詞喋ってるから、利き腕を撃たれるんでしょうが。セルジナ公国の王位継承者、サルノ王女の警護役に抜擢された刑事。演じるは夏木陽介。
 三大怪獣・地球最大の決戦

ジンバ・ラル

じんば・らる(アニメ/キャラクタ)

 ランバ・ラルのおとっつあん。キャスバルアルテイシアというジオンの忘れ形見の養父を勤めた人物。彼が子供たちに、ザビ家によるジオン・ダイクン暗殺説を吹き込んだと思われ、その影響か軍人としては非凡だったランバ・ラルは、いつまでたっても大尉より上に昇進できないんであった。
 →機動戦士ガンダム

ジンバルロック

じんばる・ろっく(コンピュータ/用語)

 3DCGで、オブジェクトの姿勢制御が効かなくなる状態のこと。通常3Dオブジェクトにはヘディング(Y軸を基準に回転)、ピッチ(X軸を基準に回転)、バンク(Z軸を基準に回転)という3軸の制御軸があるが、たとえば90度のヘディングを行うと、X軸とZ軸が同じ軸となってしまい、それ以降バンクやピッチの調整ができなくなる(通常はどちらか一方しか効かなくなる)状態のこと………だったはずだが………

シン・マツナガ

しん・まつなが(アニメ(?)/キャラクタ)

 ジョニー・ライデン同様、バンダイMSVシリーズのためのオリジナルキャラ。こちらは白い機体を駆る"白狼"の異名を取るエース・パイロット。ヒゲもじゃでやたらじじ臭い風貌だが、27才ってのはほんとうなのか?