−き−

き(軍事/用語)

 旧日本陸軍で、軍用機の機体を識別するときの記号。機体の"キ"だ。陸軍では機体を"キ"がつく通し番号、エンジンを"ハ"で始まる通し番号で呼称する。有名な一式戦闘機"隼"は、キ4143になる。

ワークのM川さんからご指摘いただきました。どうもありがとうございましたっ。

キーエンス

きーえんす(模型/メーカー)

 本来は極小サイズのモータなどのメーカー。その技術を存分に投入した室内用ウルトラライトラジコンヘリのシリーズが有名。正しくおとなのホビーであるよ、これは。

キース・エマーソン

きーす・えまーそん(人物/音楽家)

 プログレッシヴ・ロックバンド、"エマーソン・レイク&パーマー"(ELP)のリーダーでキーボード・プレイヤー。"展覧会の/絵"、"恐怖の頭脳改革"などが代表作。角川アニメ"幻魔大戦"の音楽を担当した。

キース・フェリス

きーす・ふぇりす(人物/画家)

 飛行機をテーマにした、"エイビエーション・アート"と呼ばれるジャンルで高い人気を持つアメリカのイラストレーター。その代表作は、スミソニアン博物館を飾る巨大なB17の爆撃ミッションを描いた壁画。グレー系2色の折り線パターンの塗り分けで、機体の姿勢を誤認させようという塗装パターン、"フェリス・カムフラージュ"の提唱者でもある。

キーボード

きー・ぼーど(コンピュータ/パーツ)

 なんでATのキーボードのCTRLキーはあんなに打ちにくいところにあるのか。

きー・ぼーど(その他/楽器)

 シンセサイザー、メロトロン(ふ、古ぅ〜)など、鍵盤楽器の総称。なぜかピアノは仲間はずれのような気がするな。

キーラ

きーら(TV/怪獣)

 "宇宙船救助命令"に登場。Q星に生息する怪獣でその性格は狂暴、目から発する強力な光線はウルトラマンですら一時的な失明状態に陥らせる。昆虫を思わせ、非常にベム的なイメージのデザインもユニーク
 →ウルトラマン

キール星人

きーる・せいじん(TV/宇宙人)

 地球侵略のため、怪獣ボスタングを地球に送りこんだ宇宙人。登場人物の会話の中で登場するだけで、その姿は誰も知らない。
 →ウルトラQ

キアヌ・リーブス

きあぬ・りーぶす(人物/俳優)

 "スピード"で大ブレイクをはたしたアメリカ人男優。チャーリー・シーンとトム・クルーズとデミ・ムーアを足して3で割ったような感じ。この手の、クルーカットした良きアメリカ兵士的キャラクターがもてはやされる傾向って、なんかちょっとその背後に薄ら寒いものを感じない?

紀伊

きい(軍事/艦名)

 戦記モノ華やかなりし昔の"少年マガジン"誌で、"大和以上の巨砲を搭載した幻の戦艦!"という50センチ砲搭載の巨大戦艦として、"紀伊"、"尾張"の名前があり、当時のメカフェチ少年は目を輝かせたもんである。実際に紀伊級の計画は存在し、天城級の巡洋戦艦の改良版という性格であったが、搭載砲は40センチ砲。50センチ砲と言うことだと、これとは別に"改大和級"とも言える798、799号艦と呼ばれる計画(51センチ砲搭載艦)があったが、ごっちゃになったのだろうか?

キイハンター

きい・はんたー(TV/タイトル)

 和歌山、三重、奈良県地方に住む人のことではない。最近めっきりみかけなくなった、集団による悪党退治の現代アクションドラマシリーズの人気作の一つ。千葉真一、野際陽子、谷勇人、丹波哲郎と出演者も豪華。この手の番組を最近見ないのは、やっぱ日本の国がそれ程までに面白みのない国になってしまったってコトなんでありましょうか。

ギエロン星獣

ぎえろん・せいじゅう(TV/怪獣)

 超兵器"R−1"号の爆発実験場となった惑星に生息する生物。地球の科学者たちがさんざっぱら調査しても、この生き物からの生物反応が得られなかったところを見ると、普段は鉱物か何かの状態で冬眠状態にあるのかも。"セブン"に登場する怪獣の中ではかなり良いデザインの怪獣で、人間の勝手な都合に振り回された末のその最期も、哀れを誘いますな
 →ウルトラセブン

機械獣

きかい・じゅう(アニメ/用語)

 ミケーネの遺産を強奪し、Dr.ヘルによって改造された戦闘ロボット。動きがそれまでのロボットとは段違いにスムーズなため、弓教授が「まるで獣だ!」という、というシーンがコミック版のほうにはある。

ギガス

ぎがす(TV/怪獣)

 怪彗星ツイフォンの接近の影響で目覚めた猿人型怪獣。ウーの毛をむしりとった姿を想像すればイメージは近いかな?レッドキングの助けで、かろうじてドラコを退けるが、イデ隊員の新兵器で爆砕される。
 →ウルトラマン

危機

きき(音楽/アルバム名)

 プログレッシブ・ロックバンド、"イエス"、初期の代表作の一つ。LP盤のまるまる一面を使った一曲の楽曲、というスタイルが初めて登場した。この成功に気をよくしたのかどうかは知らないが、イエスの次の(ライブアルバム"イエスソングス"を別にして)アルバム、"海洋地形学の物語"はLP2枚組みで全4曲、というとんでもない作品だった。

菊池光

きくち・みつ(人物/翻訳家)

 冒険小説翻訳の第一人者。彼の名訳がなければ"競馬シリーズ"も"スペンサー"シリーズもここまで日本で人気を博したかどうか怪しい。そぎ落としたようなシャープな会話とスノッブな薫り漂うカタカナ表記が特徴で、菊池光的世界ではテーブルはテイブル、オーブンはオヴン、と表記されなければならない。

機甲艦隊ダイラガーXV

きこう・かんたい・だいらがー・ふぃふてぃーん(アニメ/タイトル)

 揃えも揃えたり15体のメカが合体する巨大ロボットもの。残念ながら肝心の合体シークエンスがイマイチ魅力に欠けていた。単にメカが寄せ集まるだけ、って感じだったのね。

機甲師団

きこう・しだん(軍事/用語)

 機械化された戦闘車両を主な戦闘力とする戦闘単位。一般に戦車、装甲車などがぶわーっと走りまくるところだけを機甲師団だと考えがちだが、実際にはそれをサポートする輜重部隊までもが機械化されていなければ完全な機甲師団とは言えない。強力な戦車部隊を持ちながら、補給部隊の大部分を馬車等に頼っていた旧ドイツ陸軍も、そういう意味では完全な機甲部隊とはいえないことになる。

きこう・しだん(ゲーム/タイトル)

 アートディンクの戦術級シミュレーションゲーム。同社の一連のゲームに見られる、箱庭的なちまちました感じが楽しい。ドイツ一辺倒だった戦術級の陸戦シミュレーションの中では珍しく、プレイヤーは連合国の機甲部隊を指揮する点も、鉄十字嫌いのオレにとってはポイント高い。

機甲戦記ドラグナー

きこう・せんき・どらぐなー(アニメ/タイトル)

 "ZZ"のあとを受けてスタートしたロボットアニメ。部外者が偶然最新鋭の戦闘兵器に乗り込む羽目になる、というのはこの手のアニメの王道パターンなのか

機甲創世紀モスピーダ

きこう・そうせいき・もすぴーだ(アニメ/タイトル)

 タツノコ初の変形ロボットアクションアニメ、といってイイのかな?"マクロス"がFー14なら………って対抗意識が働いたのかどうかはしらないけど、こちらの変形ロボ、レギオスは飛行形態がF−18に似てる感じ。とはいえ作品自体はタツノコアニメらしく、生身の人間サイズのアクションがメイン。キャラクターデザインに天野善孝氏。エンディングテーマ、"ブルー・レイン"はジャジィな名曲。しかもデュエット曲だぞキミ達。

岸田森

きしだ・しん(人物/俳優)

 主にテレビ特撮シリーズで、その特異な個性を印象づけた個性派俳優。端正にしてその内部に知性と凶器を漂わせた風貌は魅力的。無気味なおばさんからムーミンの声までこなす女優、岸田今日子の弟(あれ、従兄弟だったっけ?)で、文学者、岸田劉生とも縁がある。

キシリア・ザビ

きしりあ・ざび(アニメ/キャラクタ)

 ザビ家の4人兄弟の2番目で長女。ジオン軍の地球占領部隊の最高責任者。マ・クベ大佐、ガルマ・ザビ大佐らは指揮系統上は彼女の配下。情報活動、ニュータイプの研究などにも熱心な人。幼少のシャアのお守をしてあげたこともあるが、最後はそのシャアに射殺される。「意外と兄上も、甘いようで……」
 →機動戦士ガンダム

北区中里町

きた・く・なかざと・ちょう(映画/地名)

 プレスクラブ付きの運転手、田村茂吉の自宅の住所。どうでもいいけど神戸市にも"北区中里町"って番地があるが、まあ偶然だろうなァ
 →世界大戦争

北原

きたはら(映画/キャラクター)

 航空自衛隊のジェット戦闘機パイロット。九州上空を超音速で飛行する謎の飛翔体を追跡するが、急反転した物体を避けきれずに衝突、殉職。最後の言葉は「突っ込んで来ます!!途方もない巨大な………!」
 →空の大怪獣ラドン

来るべき世界

きたるべき・せかい(映画/タイトル)

 1936年イギリス。英国の一都市、エブリタウンを舞台に世界規模の大戦争の勃発から人類文明の荒廃、衰退、そして再生を描く壮大な未来叙事詩。脚本を担当したのはH・G・ウェルズ。1930年代の映画とは思えないミニチュアワークによる未来都市の描写がすばらしい。人間は前進すべきもの、というメッセージもオレ好み。

キッカ

きっか(アニメ/キャラクタ)

 どさくさ紛れにホワイトベースに乗ることになった3人組の子供達の一人。設定では"キッカ・キタモト"とかいうんでなかったか?のち、ハヤトとフラウの養子となりコバヤシ姓を名乗る。"Zガンダム"で登場したときはかわいくなってたのに、活躍してくれなくてさみしかった
 →機動戦士ガンダム

キックオフ

きっく・おふ(コミック/タイトル)

 ちば拓、作、"週刊少年ジャンプ"に連載された(一応)サッカーマンガ。当時の少年漫画界はちょっとエッチなラブコメブームのまっただ中で、この作品も途中からサッカーよりも女の子と仲良くする方向に力が注がれる。ヨコ一段抜きのコマの両端に男の子と女の子の顔のアップを配して、間を点描でつないでそれっぽいセリフを入れる、という手法は"キックオフ効果"としてマンガ史上に名を残すが、原作がどんな話だったか覚えているヤツはおるまいて。

橘花

きっか(軍事/機体)

 ドイツよりジェットエンジンの概念を入手した日本軍が計画したジェット機。フォルムが似ているためドイツのMe262のコピーだと思っている人もいるが、両者はまったく別物である。低品質の燃料でも運用可能なため、量産化の暁には特攻機として使用されるハズだった。さまざまな原因からこの機体は実現しなかったが、それはいろいろな意味で幸運だったといえる。

キティホーク

きてぃ・ほーく(その他/地名)

 世界初の動力付き飛行機、ライト兄弟の"ライト・フライヤー"が初飛行に成功した砂丘の名前。

きてぃ・ほーく(軍事/機体)

 カーチスP40Eキティホーク。第二次世界大戦中のアメリカ陸軍の戦闘機。カーチス社のいわゆる"ホーク"シリーズは、形式名が同じP40でも、サブタイプによって"トマホーク"、"キティホーク"、"ウォーホーク"と名前が変わる。

きてぃ・ほーく(軍事/観名)

 アメリカ海軍の大型空母、CVA63キティホーク。改良型フォレスタル級と言うべき艦で、一般にキティホーク級と呼ばれる。

機動

きどう(その他/用語)

 状況に応じてすばやい行動を取ること、と辞書にはある。"機動武闘伝"とか"機動新世紀"ってなあ、どういう物なんだろうね(だからそういうツッコミはするもんじゃないんだってば/笑)

軌道エレベーター

きどう・えれべーたー(メカ/用語)

 地表と宇宙を低コストで物資を移動させるための技術。詳しいことは理数系に強い人に聞いていただきたいが、要するに宇宙からどばーっと地球に向かって伸ばされていて、地球の重力と釣り合いのとれた状態で静止している紐を一本用意すると、それはなんの補助もなく常に同じ位置に静止したロープになる、というのが基本。これをスカイ・フックと呼ぶ。このロープを使って物資の上げ下げをしようというのが軌道エレベーター。古来(おおげさ)ハードSFが好んで取り上げるテーマの一つ。みんな忘れているかもしれないが、"オーガス"の世界で起きていたのは、じつはこの軌道エレベーターを巡る争いだった。

機動警察パトレイバー

きどう・けいさつ・ぱとれいばー(アニメ/タイトル)

 アニメ、映画、コミック、ゲームと、様々なジャンルでの商品展開が行われた"メディアミックス・プロジェクト"としては初めての大がかりかつ成功した作品。映画版"パトレイバー"は脚本伊藤和典、監督押井守、 キャラクターデザイン高田明美、キャラクター原案ゆうきまさみ、メカニックデザイン出淵裕という、そうそうたるメンバーで作られた力作。

きどう・けいさつ・ぱとれいばー(コミック/タイトル)

 ゆうきまさみ作、"少年サンデー"に掲載。多国籍企業、シャフトの陰謀と戦う特車二課の活躍をメインにすえた作品。よーく見ると背景の中に"尋ね人・帆場英一"なんて貼り紙があったりする"パトレイバー"は誰がメインの造り手となるかで大きくイメージが変わってくるのが興味深く、コミック版は紛れもなくゆうきまさみ的世界を堪能できる佳品

機動警察パトレイバー2

きどう・けいさつ・ぱとれいばー・つー(アニメ/タイトル)

 前作と同じスタッフによる人気タイトルの第二弾。近代都市でのテロ行為を緻密にシミュレートした硬派な作品だが、"パトレイバー"という作品世界の中で、はたしてこのお話が描かれる必要があったのかどうかは意見がわかれるところなのではないか。この作品の存在ゆえに、同じく伊藤氏が脚本を担当することが決まっていた"ガメラ2"にそこはかとない不安を抱いた人もいたのではないかな?

機動新世紀ガンダムX

きどう・しん・せいき・がんだむ・えっくす(アニメ/タイトル)

 全く新しい時間軸の中で語られる、ガンダムの物語の第3弾。かつての地球連邦とコロニー連合の戦争の結果荒廃した地球と宇宙を舞台に、明るく生きる少年ガロード・ランと、ニュータイプ少女ティファの触れ合いを軸にしながら描かれる物語。主人公の動機づけが弱く、ためにストーリーが散漫な印象を与えて番組は途中で打ち切りに。しかしこれ、ボーイ・ミーツ・ガールものとしては結構良い出来だと思う。ひたすらティファを追っかけまくるガロード、みたいな話だったら盛り上がったのになあ

機動戦艦ナデシコ

きどう・せんかん・なでしこ(アニメ/タイトル)

 すいません電波が届きませんのや(苦笑)。

機動戦士ガンダム

きどう・せんし・がんだむ(アニメ/タイトル)

 "マジンガーZ"が拓いた巨大ロボットアニメと、"ヤマト"が拓いたSFアニメ路線が初めて高いレベルで融合した作品。ストーリー、キャラクター、メカデザイン、どれを取っても大変高いレベルでまとまっており、場合によっては作画が追い付けないような状態も発生していた。作品のコンセプトとしては一種のクセ玉なのだが、当時としては斬新なキャラクターの性格設定とドラマ性、オタク心をくすぐるガジェット満載でじわじわと人気が高まり現在に至る。ワタシも大変好きです。

機動戦士ガンダム OVA

きどう・せんし・がんだむ・おー・ぶい・えー(アニメ/シリーズ)

 テレビではなくビデオのみで見ることのできるガンダムのサイドストーリー群。申し訳ないが一本も見てないので一纏め。現在リリースされているのは"機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争"、"機動戦士ガンダム0083"、"機動戦士ガンダム 第08MS小隊"の3シリーズ。どれも大変出来のいいシリーズなのだそうだが、メカニックの考えかたがあまりにもファーストガンダムと乖離していて、ちょっと同じ時代の物語とは思えない傾向を感じるです。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

きどう・せんし・がんだむ・ぎゃくしゅう・の・しゃあ(アニメ/タイトル)

 因縁浅からぬアムロシャアの関係に一応の決着をつけ、ニュータイプの覚醒の意味を再度問いかけた劇場用映画。これをもってファーストガンダムの世界は終わることになる。作画、音楽など、造りのレベルは極めて高水準ながら、全体に"枯れた"感じがつきまとい、見ていて困惑したファンも多かったのではないか。背広姿で殴りあうアムロとシャア……ううう、情けなか〜(;_;)

機動戦士ガンダムF91

きどう・せんし・がんだむ・ふぉーみゅら・きゅうじゅう・いち(アニメ/タイトル)

 久々にキャラクターデザインに安彦良和氏、メカニックデザインに大河原邦夫氏を配した劇場用ガンダム。こちらはファーストガンダムとはあまり強い関係にはなく、むしろこのあとテレビ放映されるVガンダムのプロローグ的な作品。技術の進歩によりモビルスーツが小型化された、というコンセプトが新しい。

機動戦士ガンダムZZ

きどう・せんし・がんだむ・だぶる・ぜーた(アニメ/タイトル)

 "アニメじゃない!"という挑戦的な歌い出しのテーマソングで始まるが、紛れもなくアニメ。ともすれば暗くて重くなりがちなガンダム世界に、明るく元気なヒーローものの図式を持ちこもうとした作品。作画レベルも高水準で、楽しめる作りになっているが、"Z"世界からカミーユやハマ−ンを引っ張って来た時点で、重くなってしまうのは避けられないところか。最終回でとんでもなく懐かしい人との再開アリ(^o^)。

機動戦士Vガンダム

きどう・せんし・ぶい・がんだむ(アニメ/タイトル)

 アムロシャアの時代からは半世紀以上もたった地球での物語。この世界では"ガンダム"という言葉は一種の象徴として残っている。ファーストガンダムにおけるジオンが多分にプロイセン風の軍事国家のイメージであったとすると、この世界の敵役、ザンスカール帝国ってのは暴走状態のフランス革命の指導中枢を模したものか。メカニクスの妙なセンスに頭を抱えてしまうが、少年の成長の物語としてみるならばそれなりの見応えあり。最終回はちょっと切ない

機動戦士Zガンダム

きどう・せんし・ぜーた・がんだむ(アニメ/タイトル)

 ストーリー上は"ガンダム"の世界から7年後が舞台。政治的にも人間的も大変複雑な関係が描かれており、作画レベル、サウンド関係の完成度は非常に高い。トータルな完成度ならばガンダムシリーズ中随一の出来なのではないか。ただ、その大変よく出来た世界に住んでいるのが、どいつもこいつもトンでもなくヤなヤツのオンパレードで、ちゃんと作品を楽しめるようになる迄に多少の心の鍛練が必要になるかも。

機動武闘伝Gガンダム

きどう・ぶとう・でん・じー・がんだむ(アニメ/タイトル)

 それまでの"ガンダム"世界とは全く異なる時系列に属する世界でのガンダムの物語。監督に"ミスター味ッ子"、OVA"ジャイアント・ロボ"の今川泰宏氏を迎え、とどまることを知らぬハイテンションな作品となった。嫌いな人には絶対許せない作品かも知れんけど、これ、めちゃくちゃおもしろいぞ(^o^)。

機動歩兵

きどう・ほへい(本/用語)

 ハインラインの小説、"宇宙の戦士"に登場する機械化歩兵部隊の総称。衛星機動上から惑星の地表に降下し、直ちに実戦状態に移ることができる。

きどう・ほへい(映画/用語)

 帝国軍の歩兵部隊、"ストーム・トゥルーパーズ"。白い甲冑に身を固めたコワモテの集団だが、その実力はあまりにもみかけ倒しで、悲しくなってくる。
 →スター・ウォーズシリーズ

ギニョール

ぎにょーる(その他/用語)

 人形劇で、いわゆる指人形形式のもの。「レッドスネーク・かもーん」か

キムボール・キニスン

きむぼーる・きにすん(本/キャラクタ)

 E・E・スミス作、"レンズマン"シリーズの主人公で、史上初の第二段階レンズマンの一人。アリシア人によって注意深く育まれた"最良の人類"の男性、ってそれって今風にいうと"ファースト・チルドレン"ちうのではないのかえ?

木村技師

きむら・ぎし(TV/キャラクタ)

 農地試験場に勤務する技師。ハニーゼリオン開発の中心人物。演じるは黒部進
 →ウルトラQ

樹村みのり

きむら・みのり(人物/マンガ家)

 10代前半のデビュー当時から"天才"の呼び声も高かった女流マンガ家。人と人との気持ちのつながり、食い違いを淡々と、しかし鮮やかに切り取ってみせる。派手な評価のされかたをしないので、地味な印象もあるが、日本のマンガ史上の重要な作家の一人。連作シリーズ"菜の花畑のむこうとこちら"あたりから入ってみるのをお薦めする。

ギャオス

ぎゃおす(映画/怪獣)

 「あえて分類するなら怪獣類」に属する怪獣……って何もわかってへんやんけ(爆)。ガメラといえばギャオスと返ってくるくらい、昭和のガメラシリーズでは有名な敵役。もともとは宇宙怪獣なのかもしれない。地球に来て日焼けしたのだろうか
 →大怪獣空中戦/ガメラ対ギャオス

ぎゃおす(映画/怪獣)

 古代超文明が残した超遺伝子怪獣。古代文明がどういう意図でこの生き物を作り出したのかは不明だが、いずれにせよ造り手の思惑をはるかに超越したものが出来上がったのは確かなようだ
 →ガメラ/大怪獣空中決戦

キャスバル・ダイクン

きゃすばる・だいくん(アニメ/キャラクタ)

 正式にはキャスバル・レム・ダイクン、"ニュータイプ"の提唱者で宇宙移民の地球からの独立を主張したジオン・ズム・ダイクンの忘れ形見。シャア・アズナブルを名乗ってジオン軍の士官として活躍するが、その真の目的は父を暗殺したと思われるザビ家一党に対する復習であった。
 →機動戦士ガンダム

キャバレー・DAIHONEI

きゃばれー・だい・ほんえい(映画/場所)

 旧日本軍上等兵、劉が経営するキャバレー。ウエイターは陸軍歩兵スタイル、ウエイトレスはセーラー服、酒や肴には"焼夷弾"、"ミサイル"等の名前がつけられている。コスプレキャバレーの走りだわな。戦争がようやく記憶で語られるようになった60年代、少年は戦記マンガで熱狂し、オジサン達はこういうところで鼻の下を伸ばしてたのかもしれない。ちなみにパソコン通信版"Sぱら"の四代目のフリートーク・コーナーの名前としても活躍中。"Sぱらインターネット本室"からも行けるんで覗いてみてね(宣伝)

 →電送人間

J&P HOTLINEは1999年9月をもって活動を停止しております。南無。
キャプテン・スカーレット

きゃぷてん・すかーれっと(TV/タイトル)

 "サンダーバード"に続くITCの特撮人形劇シリーズ。誤って自分たちの基地を攻撃され、地球人類への復讐をもくろむ謎の生命体、ミステロンと地球人類の攻防を描く。"サンダーバード"の頃より、一段と現実の人間に近くなった人形たちのプロポーションが、かえって作品世界のリアリティを削ぐ結果となってしまったのは残念であった。この作品が成功とはいえない結果となった後、ITCは生身の役者を使った特撮シリーズへと方向を転換していくことになる

キャプテン・フューチャー

きゃぷてん・ふゅーちゃー/キャプテン・フューチャー・シリーズ(本/タイトル)

 エドモンド・ハミルトン原作の連続活劇風味のスペース・オペラ。太陽系の平和を護るために愛機"コメット"で飛び回る4人のフューチャーメンの大活躍を描く、古きよき時代の冒険SFシリーズ。

きゃぷてん・ふゅーちゃー(アニメ/タイトル)

 "未来少年コナン"のあとを受けてNHKが制作したSFアニメシリーズ第二弾。原作の良さも、新しく作られたことの意義も薄い中途半端な作品ゆえ、コイツのグッズ関係はけっこうレア・アイテムかもしれん

キャロル・キング

きゃろる・きんぐ(人物/シンガー&ソングライター)

 女性シンガーソングライターの草分け的存在。アルバム"つづれおり"は超傑作。名曲"君の友達"、最近車の宣伝でも使われてる"Flyaway"もこのアルバムに収録されている。

キャロル・シェルビー

きゃろる・しぇるびー(人物/カー・チューナー)

 アメリカ人のスポーツカー・チューナー。英国の軽量スポーツカー、ACにアメリカンな化け物V8エンジンを搭載した、シェルビー・コブラはカーマニアなら知らぬものはない。コブラ自体はいくつかのバリエーションがあるが、一番有名なのはACコブラ427。

ギャン

ぎゃん(アニメ/メカ)

 ザクグフドムに続くジオン公国の制式モビルスーツとして試作された機体、MS−15ギャン。長射程のビーム兵器を持たない、接近戦専用の機体として設計されたため、高性能だが汎用性に欠けるとして競争相手のMS−14ゲルググに敗れたが、その機体はキシリア配下のマ・クベ大佐に渡り、彼の操縦でガンダムと戦うことになる。中世の騎士のようなフォルムが特徴的だが、これはマ・クベの趣味にあわせてカスタマイズされたものだという説もある。
 →機動戦士ガンダム

ギャンゴ

ぎゃんご(TV/怪獣)

 人の思念を現実のものにする、不思議な隕石が実体化した怪獣。大伴昌司さんの図解によると、「ギャンゴの脳は腹にあるので、頭の中はからっぽ」なのだそうだ

 →ウルトラマン

窮鉢

きゅう・はち(コンピュータ/用語)

 NECのパーソナル・コンピュータ、PC−9801シリーズを指す当て字。パソコン通信で時折見かける。

キュナード汽船

きゅなーど・きせん(団体/海運会社)

 英国の代表的な海運会社で、現在は数少なくなった豪華客船のうち最大級の一隻、クイーン・エリザベス2世を運行させている。かつて英国にはキュナード、ホワイトスターの2大豪華客船会社があったが、ホワイトスターはタイタニック号の事故で弱体化し、歴史からは消えていった。

ギュネイ・ガス

ぎゅねい・がす(アニメ/キャラクタ)

 ネオジオン軍のモビルスーツ・パイロットで強化人間。強化人間は感情の振幅が激しい傾向があり、これが強化人間に一種の悲劇性を加味するのだけれども、この人の場合はどうも下世話な方向への感情の揺れが大きかったようで、ホントはかわいそうなんだけどあんまりそうは見えなかった(苦笑)

 →機動戦士ガンダム/逆襲のシャア

キュベレイ

きゅべれい(アニメ/メカ)

 AMX−004"キュベレイ"。ネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルスーツ。キュベレイのネーミングには、ギリシア神話の女神、キュベレーから、という説と木星近辺の小惑星帯に"キュベレー族"というのがあり、そこから、という説があるらしい。もっともコイツは本来"エルメスII"である、とかいう説もあるから話はややこしいんだけど。"Z"のエピソード中に、シャアが「あれも開発を終えたのか」とかいう下りがあるところをみると、結構古くからその開発プランは存在していたんだろうね。
 →機動戦士Zガンダム

キュラソー星人

きゅらそー・せいじん(TV/宇宙人)

 宇宙のどこかにある、キュラソー星の住民。地球と同じように善人もいれば悪人もいる。ただしその中の囚人、303号は少々度をこした悪党であった。
 →ウルトラセブン

キョウジ・カッシュ

きょうじ・かっしゅ(アニメ/キャラクタ)

 ネオ・ジャパンの科学者、カッシュ博士の息子。博士とともに究極のガンダム、"アルティメットガンダム"の開発に着手するが、その途中でアルティメットガンダムに取り込まれるように豹変、ガンダムを強奪して地球に潜伏する。
 →機動武闘伝Gガンダム

強風

きょうふう(軍事/機体)

 海軍の制式名称は川西N1K。水上戦闘機としては極めて高い性能をもった機体。後、この機体を元にして作られた局地戦闘機こそ、有名な"紫電"、"紫電改"というわけ。

京本政樹

きょうもと・まさき(人物/俳優)

 筋金入りの特撮ファンの俳優。いわゆる"京本コレクション"と呼ばれるミニチュアへの考証、"ライダー"、"ティガ"などの作品への友情出演など活発な活動を行う。二枚目だがくどい感じと、妙に暑苦しい芝居が特撮に向いているかもしれない。とはいえ、"ティガ"のハヤテ隊長はちょっとやりすぎかもー

恐竜グワンジ

きょうりゅう・ぐわんじ(映画/タイトル)

 原題"The Valley of Gwandi"というわけで、一種の秘境物と捉えたほうが良い。ダイナメーションで動く恐竜達、恐竜と象の死闘、恐竜に咥えられる人間等の動きは必見。映画ラスト、出演者の紹介シーンの最後にグワンジ本人(?)がクレジットされているのが、なんかうれしい(^o^)。

恐竜100万年

きょうりゅう・ひゃく・まん・ねん(映画/タイトル)

 ハリーハウゼンのダイナメーション技術の到達点。人間と恐竜がともに暮らしている、という部分にどういう説明があったか忘れたけど、そんなことが些細なことに思えるくらいの恐竜たちの動きは必見。この映画のせいでワタシ、ずっと最強の恐竜はトリケラトプスだと信じている。

巨人獣

きょじん・じゅう(映画/タイトル)

 "戦慄!プルトニウム人間"の続編。核実験により巨大化したアメリカ軍人、マニング大佐再登場。左目を失い眼窩がぽっかり空いたこちらの姿のほうが有名であろう。徐々に人間性を失い、狂暴化していくマニング大佐が、妹の訴えで人間らしい心を取り戻し、みずから高圧電線をつかんで絶命する、というストーリーは泣かせる。これで巨大生物には高圧電流が効果がある、という情報が日本の自衛隊にも流されたわけだな。

巨人の惑星

きょじん・の・わくせい(TV/タイトル)

 王者の印とは関係ない。アメリカの人気テレビシリーズ。どうでもいいが、主人公たちがこの星にたどりつくときに乗っていた宇宙船は"スピンドリフト"。リンドバーグからキットが出ていたが、模型雑誌の広告では間違って"スピンドルフ"と紹介されていた。「おおっ、なんかかっこいい名前だ!」と感動しただけにほんとの名前が"廻って滑る号"だったと知ったときには悲しかったぞ。

キラーソフト

きらー・そふと(ゲーム/用語)

 スーパーファミコンにおける"マリオ"、"ドラクエ"、のようにそのソフトの存在がハードを購入したいと思わせる原動力になり、さらにそのソフトが発売される時期には他のプラットホームのハード/ソフトの売り上げを大きく落としてしまうような力のあるソフト。キラータイトルとも。

キラアク

きらあく(映画/宇宙人)

 "キラアク星人"だろうと自分でも信じていたのだが、映画を見直してみると、彼女達は自分たちのことを"キラアク"と呼んでいるだけで、キラアクという星があるのかどうかはわかっていない。オスのキラアクがいるのかどうかは不明、何故地球が欲しいのかも不明。低温の環境下では活動が困難になり、一種の鉱物の様な形態で生きつづける
 →怪獣総進撃

ギラ・ドーガ

ぎら・どーが(アニメ/メカ)

 シャアの興したネオ・ジオンの主力モビルスーツ。ジオン公国のザクと同様、バランスが取れ量産性が高い。デザイン的にはマラサイあたりがベースなのか。あ、そういえばこいつもアナハイム製だな。

キラノ

きらの(TV/キャラクタ)

 いまでこそトレーシー家の執事だが、もともとはケネディ宇宙センターで宇宙食の開発に当たっていた、というなかなかシブイ過去を持つヒト。ティンティンという娘がいる。国際救助隊の秘密をつけ狙う悪漢、ザ・フッドとは血を分けた兄弟で、しばしばフッドのテレパシーで国際救助隊の秘密を聞き出されそうになる。
 →サンダーバード

ギララ

ぎらら(映画/怪獣)

 正体不明の宇宙怪獣。火星近くの宇宙空間に浮遊する星間物質が地球環境下で巨大化した。口から怪光線を吐きながら東日本の電力基地を周遊する。ギララが浮遊していたとおぼしき空域では、頻繁に未確認飛行物体の存在が確認されているが、これとの関連等については何もわかっていない。
 →宇宙大怪獣ギララ

ギララニューム

ぎららにゅーむ(映画/用語)

 ギララに成長してしまった、アストロボートの付着物を研究することで発見された、ギララ撃滅の切り札。ギララの成長を抑制、ゲル状の物質に変化させてしまう効力を持つ。
 →宇宙大怪獣ギララ

キラル・メキレル

きらる・めきれる(アニメ/キャラクター)

 ネオ・ネパールのガンダムファイター。第十一回のガンダムファイトで一瞬の油断から自らの目を切り裂かれてしまう、ってあっ、斬られて目が切れたからキラル・メキレルなのか??

 →機動武闘伝Gガンダム

キリエル人

きりえる・びと(TV/用語)

 太古より地球人達の進化、発展に陰ながら干渉を加えていた種族。新たな光の巨人の出現で、頻繁に地球上に現れたところを見ると、案外目立ちたがりなだけの人達なのかも。個人的な希望としては、このキリエル人と光の巨人の系譜との不断の闘争ってのがシリーズを通してのストーリー的なバックボーンになっていて欲しかったようなところも無くはない。結末のつけかたに少しだけ不満があるのだな。
 →ウルトラマンティガ

桐岡

きりおか(映画/キャラクタ)

 毎朝新聞の学芸武記者で、主に科学技術の記事を担当する。ひょんなことから銃剣による連続殺人鬼事件と、クライオトロンを使った物質電送機のつながりを明らかにしていく。演じるは任侠映画の大スター、鶴田浩二
 →電送人間

霧島

きりしま(軍事/艦名)

 旧日本海軍の金剛級戦艦。艦名からも分かるとおりもとは巡洋戦艦として建造され、何度かの改装ののち戦艦に区分された。

桐野

きりの(映画/キャラクタ)

 電波研究所につとめる技師で放送衛星の謎の消失事件を目撃した。宗方博士とも知り合いのようだ。演じるのは小泉博
 →宇宙大怪獣ドゴラ

桐野洋雄

きりの・なだお(人物/俳優)

 真面目な土木技師、自衛隊の隊員にちょっと間抜けなギャングと、幅広い役どころを演じ分けてくれる東宝特撮の貴重な脇役。ドクター・フーの手下役もいいけど、やはり一番印象的なのは、"ウルトラマン"の後藤隊員役でしょうな。

桐野昌代

きりの・まさよ(映画/キャラクタ)

 二つ上の桐野さんの妹で、宗方博士の助手をつとめる女性。博士いわく「ワシのよき理解者じゃ」。演じるは藤山陽子。この人、特撮作品への出演は珍しく、あとは"海底軍艦"の真琴役があるくらい。
 →宇宙大怪獣ドゴラ

キリヤマ

きりやま(TV /キャラクタ)

 地球防衛軍極東基地、ウルトラ警備隊の隊長。東京都出身の38才。厳格だが冷酷ではなく、部下思い、友人思いの一面も持つ。ただしこの優しさが人間にしか向けられないところに、この人の大きな欠陥が潜んでいるように思う。最近、キリヤマに学ぶリーダーシップがどうしたこうしたという本が出ているようだが、あまり熱心にこの人を見習うのはマズイと思うぞオレ
 →ウルトラセブン

キルマーク

きる・まーく(軍事/用語)

 いわゆる撃墜マークのこと。

ギレン・ザビ

ぎれん・ざび(アニメ/キャラクタ)

 ザビ家の長兄でジオン公国の実質的な指導者。ナチ的な選民思想を父デギン公王に批判される。自らの手で父を葬るが、ギレンもまた妹、キシリアの手にかかって果てることになる。「歯がゆいな!」
 →機動戦士ガンダム

ギロチン

ぎろちん(その他/用語)

 フランス革命当時、より効率的に処刑を行うために考案された首切り台。発明したのはお医者さまで、彼の名前がギヨチーヌ、とかいうんでこの名前が広まったとか。最近のギロチンは音がしないが、アフター・コロニー時代に復活したものは先祖返りしているようだ。

ギロン

ぎろん(映画/怪獣)

 "大悪獣"と銘打たれてる割にはさほど悪事の限りをつくしているようには見えない。名前は"ギロチン"からだろうな。日本製の怪獣の中でも屈指の変なデザインで、こいつとガメラの格闘シーンは緊張感のないこと甚だしい(苦笑)。平成のガメラ第二作めの相手役はギロンではないか、とウワサが流れたことがあったが、あのスタッフがギロンをどう料理するのか?というのは確かに、コワイモノ見たさ的な興味をそそるね
 →ガメラ対大悪獣ギロン

銀河英雄伝説

ぎんが・えいゆう・でんせつ(本/タイトル)

 田中芳樹原作の大河スペース・オペラ。小説、アニメ、コミック、ゲームとメディアをクロスオーバーしてヒットした。わたしゃどれにも接していないので、面白いのかどうか良く知りませぬ。

銀河乞食軍団

ぎんが・こじき・ぐんだん(本/タイトル)

 野田昌宏作のスペース・オペラシリーズ。やたら和風な人間描写と、切れのいいメカ描写のミスマッチが楽しい。最近新作が出なくて寂しいです。

銀河旋風ブライガー

ぎんが・せんぷう・ぶらいがー(アニメ/タイトル)

 巨大ロボットで"必殺"シリーズをやろうという豪快なシリーズ。熱心な(特に女性)ファンも多い"J9"シリーズ第一弾。金田伊功氏のセンスが爆裂するオープニングが有名

銀河疾風サスライガー

ぎんが・しっぷう・さすらいがー(アニメ/タイトル)

 "J9"シリーズ第3弾。西武開拓時代を思わせるようなSL型宇宙船で宇宙を往く若者たちの物語。

銀河帝国

ぎんが・ていこく(その他/用語)

 SFで度々登場する、汎太陽系規模の中央集権的国家形態。高校生のとき、帝国主義というのは潤沢な植民地と強力な常備軍によって支えられる、と習ったことがあるような覚えがあるが、SF的銀河帝国では、常備軍はともかく、搾取するための植民地について詳しい説明がされることはあまりないようだ。多分にネーミングのロマンチックな響きが好まれているような気がする。

銀河帝国の興亡

ぎんが・ていこく・の・こうぼう(本/小説)

 アシモフ不朽の名作。現在はハヤカワSF文庫で"ファウンデーション"シリーズとして刊行が続いているが、かつてはこのタイトルで、創元SF文庫で出版されていた。未来を分析する"歴史心理学"というアイデアを芯にして語られる壮大なスケールの宇宙叙事詩。

銀河帝国の崩壊

ぎんが・ていこく・の・ほうかい(本/小説)

 クラークの短い宇宙叙事詩で、オレが初めて自分のお金で買った(おこづかいで買える値段だったのさ、たしか110円(^^;)ということで記憶に残る。なお、この作品のアイデアを元にクラークが大幅に加筆して出来上がったのが、名作"都市と星"。

銀河鉄道999

ぎんが・てつどう・すりーないん(マンガ/タイトル)

 松本零士の代表作の一つ。結局どういう終わり方をしたのかわからないうちに、最近また連載始まってるし〜

ぎんが・てつどう。すりーないん(アニメ/タイトル)

 TV、劇場用共にヒットしたアニメ作品。劇場版"999"は近く新作が公開される(98/3/9現在)が、前に公開された2作は共にたいへん完成度の高い佳作。松本氏の代表的キャラクタが一同に会する、という趣向もうれしいね。

銀河パトロール隊

ぎんが・ぱとろーる・たい(本/小説)

 E・E・スミスの"レンズマン"シリーズ第一作。"パトロール隊"というが、れっきとした軍隊である。地球を始めとする幾つかの惑星の連合体で、アリシア人を後ろ楯にもつ。

銀河漂流バイファム

ぎんが・ひょうりゅう・ばいふぁむ(アニメ/タイトル)

 ロボットアニメ版"15少年漂流記"、とでも言える作品。少年少女の気持ちの揺れが細やかに描きこまれていて楽しい。スタート当初の主題歌はオール英語の歌詞だったことも話題になった。このまえカラオケにいったらXに入ってたぞ(^o^)。近年再放送中で、この再放送中に追加エピソードを新作で挿入していく計画だとか。3月くらいから見ることができるようになるようです(この項98/1/28掲載)

銀河烈風バクシンガー

ぎんが・れっぷう・ばくしんがー(アニメ/タイトル)

 "J9"シリーズ第二弾。今回のテーマは新撰組である(^o^)。

緊急戦闘機

きんきゅう・せんとうき(軍事/用語)

 1944年の、激しくなる空襲や英米でもジェット戦闘機が出現しつつあることを踏まえ、ドイツ空軍が各航空機メーカに競争試作を提示した、新型のジェットエンジン、ハインケル・ヒルトHeS011を使用して最高速度1,000Km、実用上昇限度14,000m、30mm機関砲4門搭載のジェット戦闘機競争試作計画のこと。最終的に採用されたのはフォッケウルフTa183"ヒュッケヴァイン"だが、他にもいくつかのプランは試作が進められていた。しかし戦局の悪化は進み、緊急戦闘機はついに一機も飛ぶことはないまま終戦を迎える。各社のプランはどれもきわめてラディカルかつ未来的で、これらのプランが戦後の連合国側のジェット機の開発に与えた影響は大きい。

キングギドラ

きんぐ・ぎどら(映画/怪獣)

 "三大怪獣・地球最大の決戦"で初登場した、ゴジラシリーズの看板悪役。黒部峡谷で孵化し、松本上空を通過して東日本へ飛来した。金星を死の星にした張本人。なお、キングギドラの鳴き声が、その後科学特捜隊の電話のベル音に流用されたのは有名な話。

きんぐ・ぎどら(映画/怪獣)

 "ゴジラvsキングギドラ"に登場した平成のキングギドラは"龍"から"ドラゴン"へとデザインが変わっており、これについては賛否両論が巻き起こった。デザインは重厚さを増して決して悪くないと思うのだが、なぜか操演されると"重厚"というより"鈍重"というイメージが前に出てくるのがちょっと残念。"手"のないぶん、軽やかに空を舞う絵をもう少し見たかったように思うのだな。
 →ゴジラVSキングギドラ

キングコング

きんぐ・こんぐ(映画/タイトル)

 怪獣映画の元祖とも言うべき作品。1933年アメリカ、監督メリアン・C・クーパー&アーネスト・シューザック、特殊効果ウイリス・オブライエン。この作品のストーリー展開、巨大な生き物が現代文明を蹂躙した後に悲劇的な最期を遂げる、というパターンはその後のあまたの怪獣映画スタンダードとなる。辣腕で大作志向のプロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスによって80年代にリメイクされたが、こちらはトホホな出来だった。故円谷英二氏がもっとも愛し、みずからも作りたいと願いつづけていたのが"コング"モノだったのは有名な話。

きんぐ・こんぐ(映画/怪獣)

 日本でもコングは怪獣として二度、スクリーンに登場している。お相手はそれぞれ、ゴジラ、メカニコング。

キングコング対ゴジラ

きんぐこんぐ・たい・ごじら(映画/タイトル)

 ゴジラシリーズ最大の観客動員をはたした作品。1960年代に1000万人をこえる観客が見た、と言うことは、日本国民の7〜8人に一人はこの映画を観た計算になる。不思議に無機的で魅力的なデザインで、悪役に徹したゴジラのカッコ良さ、視聴率競争を軸に、さまざまなドラマが平行する人間達の描写、ちゃんと作戦を立てて怪獣に立ち向かう防衛軍の活躍と見所満載。個人的にはゴジラ映画の最高峰はこの作品だと思う。

キングコングの逆襲

きんぐこんぐ・の・ぎゃくしゅう(映画/タイトル)

 東宝製のコング映画の第二弾。天本英世ドクター・フー浜美枝のマダム・ピラニア、さらにドクター・フーの作ったロボット、メカニコングの三大悪役が大変魅力的。肝心のコングのほうは、愛敬を持たせようとしたのか、ちょっと顔がぶちゃいくな感じ。ヒロイン、スーザンの声に現在は政治家になっちゃった山東昭子。

キングジョー

きんぐ・じょー(TV/怪獣)

 ペダン星人の地球攻撃用ロボットで、4つのパートに分離して目的地まで高速に移動、合体して人型のロボットとなる。ウルトラセブンの能力を持ってしても、単独で倒すことのできなかった強敵。ネーミングは脚本家、金城哲夫の姓のもじり
 →ウルトラセブン

キングジョージV世

きんぐ・じょーじ・ご・せい(軍事/艦名)

 英国の戦艦、キングジョージV世級のネームシップ。通常同級の艦には同じような法則で艦名が付くものだが、このクラスでは、珍しく前3隻が英国王室にゆかりの名前、後ろ2隻には英国海軍の提督名がついている。ちなみに他の艦名は、プリンス・オヴ・ウェールズ、デューク・オヴ・ヨーク、アンソン、ハウ。2番艦プリンス・オヴ・ウェールズは、初の陸上機による航空攻撃による損失艦。

キングストーン

きんぐ・すとーん(TV/用語)

 いったんは戦いに敗れた仮面ライダーBlackを復活、パワーアップさせ、RXへと進化させた石。
 →仮面ライダーBlack RX

キングストン弁

きんぐすとん・べん(軍事/用語)

 損害を受けるなどした艦を急速に自沈させるための弁。主に軍艦の話だと思うが(ちょっとあやふや)、民間の船にもあるのだろうか?

金城哲夫

きんじょう・てつお(人物/脚本家)

 第一期"ウルトラ"シリーズのバックボーンを支えたシナリオライター。究極の平和維持機関とも言うべき"光の国"のコンセプトから生まれたウルトラシリーズが、やがて、倒されるべき相手である怪獣、宇宙人の側から見た人類、という影の部分に行き当たり、輝きとともに深い陰影をあわせ持つ魅力的なシリーズとなった裏には、金城の人間的な葛藤があった。日本の特撮作品史上、もっとも重要な人物の一人。夭逝が悔やまれる。

禁じられた言葉

きんじられた・ことば(TV/用語)

 「地球をあなたにあげます」。「どうしていえないんだ!」って言われてもなァ
 →ウルトラマン

禁断の惑星

きんだん・の・わくせい(映画/タイトル)

 '56年MGM。監督F・M・ウィルコック。50年代SF映画の傑作の一つ。ロボット"ロビー"、ディズニープロでアニメーション処理された"イドの怪物"はSFの世界ではスタンダード・アイテム。