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ヤーレン号

やーれん・ごう(映画/船名)

 姉妹艇にソーラン号があるかどうかは知らない。市野仁田良太、さらに吉村を乗せて出航した外洋型大型ヨットの名前。途中、暴風雨に遭遇し、四人が流れ着いたのが、赤イ竹の基地のあるレッチ島だった。
 →ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

やおい

やおい(その他/用語)

 "ヤマなし、オチなし、イミなし"の略。一般的には少女趣味にシフトした同性愛マンガ、特に既存のコミックなどキャラクタを用いたパロディ的な作品が多い。"キャプテン翼"、"聖闘士星矢"などがターゲットになったものは大量に出回った。オレが覚えてる限りもっとも奇怪なものに、阪急ブレーブスの選手、監督の相姦図、というとてつもないものがあった。

やけくそ天使

やけくそ・てんし(コミック/タイトル)

 吾妻ひでお作。"週刊プレイコミック"誌で連載。「亜素胡素子という一人の女性の生き方を通じて自由とはなにかを考える作品」にはとても思えないが、80年代の吾妻氏の大ブレイクのきっかけになった作品であることは確か。「とーとつですが、アルジャーノンに花束をあげてください」は一部で流行語になった。その他"アッシャー家の崩壊"、"ジェニーの肖像"など、パロディネタの冴え渡る作品。

やけくそ黙示録

やけくそ・もくじろく(コミック/タイトル)

 少女に転生した亜素胡素子を主人公にした新シリーズだが、連載開始から数話で掲載誌は廃刊。これ以降「亜素胡は雑誌さえも破壊する」との風説がたった。

八洲海上火災

やしま・かいじょう・かさい(映画/団体)

 保険には二種類あって、生命保険(生保)と損害保険(損保)がそれ。後者は主に企業などの団体での事故に対応する。昔は海難事故に対する保険が圧倒的に多かったことから、"○○海上〜"って名前の会社が多いんだな。プルトニウム輸送船"海竜丸"の保険を担当した会社。
 →ガメラ/大怪獣空中決戦

安永航一郎

やすなが・こういちろう(人物/マンガ家)

 デビューは少年サンデーだったと思う。妙に特撮ヲタクの琴線に触れる小ネタと強烈なお下品、にもかかわらず大変達者な絵が魅力の人。"県立地球防衛軍"、"陸軍中野予備校"、最近の"火星人刑事"など、どれも面白いが、スケベエとお下品がパロディという触媒を得て高い次元で融合した(ほんとかー)"巨乳ハンター"を忘れるわけにはいくまいて

安彦良和

やすひこ・よしかず(人物/アニメーター)

 サンライズ作品の名物キャラクタデザイナー。"機動戦士ガンダム"シリーズを始め、"クラッシャージョウ"、"巨神ゴーグ"、"アリオン"など多数。あまり知られていないが、"宇宙戦艦ヤマト"にも参加しておられる。その独特な足のラインと色使いには熱心なファンが多く、安彦氏のタッチの模倣から始め、やがて押しも押されもしないキャラクター・デザイナーへと成長したのがHALこと美樹本晴彦氏。

弥太

やた(映画/キャラクタ)

 嵐で行方不明になった東北の漁師の若者。奇跡的に生き延び。インファント島の住民たちに救われる。通称、"浪花節の弥太"。演じるは伊吹徹
 →ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

山根博士

やまね・はかせ(映画/キャラクタ)

 日本有数の古生物学者、山根恭平博士。大戸島で"ジュラ紀の生物"を目撃する。典型的な学者馬鹿のシブさと悲哀を志村喬が好演。続編"ゴジラの逆襲"にもちょっとだけ出演している。
 →ゴジラ

山野ケン太

やまの・けんた(マンガ/キャラクタ)

 沖田竜次とともに、フリッパー搭乗員選抜で最終候補に残った少年。電子計算機がついに答えを出せなかっただけあって、ケン太と竜次は性格的にも強情っぱりの熱血漢、と言うキャラクタ設定になってしまっており、お話の展開上は少し損をしているような気がしないでもない。
 →青の6号