−わ−

ワイアール星人

わいあーる・せいじん(TV/宇宙人)

 イシグロ隊員を拉致し、彼になり住まして地球にやってきた宇宙人。地球人の血が好物なのか?植物の茎が絡み合ったようなデザインの宇宙人で、向こうが透けて見えるような効果をだすため、身体のあちこちに鏡が嵌めこまれていた。
 →ウルトラセブン

ワイルド7

わいるど・せぶん(マンガ/タイトル)

 望月三起也作のヒット・コミック。今読んでも充分に面白いと思うのは、オレが個人的に望月ファンだからか?断末魔の"少年キング"を支えたこの作品の終焉後ほどなくして、"キング"自体も少年誌の世界から姿を消す。一時期コミックスの巻数日本最多を誇っていたが、この記録はほどなく"ドカベン"によって破られた。いずれにせよ、今や"こち亀"というモンスターがいるからちょっとやそっとじゃあ太刀打ちできないんだけど。

惑星大戦争

わくせい・だい・せんそう(映画/タイトル)

 もともとは"スター・ウォーズ"の日本版公開タイトルになるはずだったが、アメリカでスペースオペラが大ブレイクしている、という情報を聞きつけた誰か(誰とはいわんが)が、時流に乗っかろうとして企画した作品。"巨大な宇宙船が登場"と聞くや「日本にだって轟天があるじゃないか」の鶴の一声で、宇宙戦闘艦轟天が誕生した、というのはほんとの話なんだろうかね。いずれにせよ、"スター・ウォーズ"の対抗馬としてつくられたにしては、その出来ばえはあまりに悲しくなるものであった。

ワダチ

わだち(コミック/タイトル)

 松本零士作。スタート当初は"男おいどん"とおんなじような話かと思ってちょっとがっかりしたのだが、中盤からいきなりSFになってオジサン(あ、当時はまだ坊ちゃん)大喜び。初めて松本メカに触れた作品と言うこともあり、今でも大好きな作品。

ワルター機関

わるたー・きかん(メカ/用語)

 1930年代に可能性が示唆された、水中用動力。ドイツ人の開発者、ヘルムス・ワルターの名前をとってこう呼ばれる。そのキモは過酸化水素を用い、吸気システムを使うことなく水中で酸素を発生させ、それによって内燃機関を駆動させようというもので、計画通りならば最終的にドイツ海軍のUボートの最終型であるXXI(21)型はこれで動くことになるはずだった。内燃機関を使えばバッテリーによるモーター駆動とは比較にならない動力を得ることができるが、種々の理由から戦争中には実現しなかった。戦後イギリスが興味をもって実際にワルター動力駆動の潜水艦を試作したこともあるが、過酸化水素という危険物を常に携行する必要があるため実用レベルまでいくことはなかった。