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追跡戦闘車

ついせき・せんとう・しゃ(TV/メカ)

 スペクトラムの高速戦闘車両。ドライバーを衝撃から保護するため、コクピットは後ろ向きになっており、モニターで前方を監視する。デザイン的にはめちゃくちゃカッコイイが、急発進時はさぞかし気持ちが悪かろう。
 →キャプテンスカーレット

ツイフォン

ついふぉん(TV/用語)

 地球に衝突する可能性が示唆された怪彗星。衝突はすんでのところで回避されたが、その最接近時にドラコを地球に振り落とし、ギガス、を目ざめさせてしまった。
 →ウルトラマン

ツィメリート・コーティング

つぃめりーと・こーてぃんぐ(軍事/技術)

 第二次大戦後期のドイツ戦車に見られる、車体を覆うギザギザ模様のこと。正体はコンクリートの一種で、ソ連軍兵士が多用した、磁力吸着式の対戦車地雷の吸着を防ぐための措置。それでなくても非力なドイツ戦車は、このクソ重たい防護措置を取ったためにさらに鈍重になる。

ツイン・シャーシ

ついん・しゃーし(メカ/用語)

 ロータスコーリン・チャップマンが開発した、全く新しいシャーシ構造で、ロータス88に採用された。そのキモは、ボディーをシャーシに固定するのではなく、タイヤを保持するアーム部分に固定して、さらにこのボディーにウイングカーの構造を持たせることによって、発生するダウンフォースをすべてタイヤに伝えるというもの。結局他チームからのクレームなどで一度もレースで走行することはなかった。実際に走ってるところを見たかったなぁ

ツインテール

ついんてーる(TV/怪獣)

 その特異なフォルムで、個人的には帰ってきたウルトラマンを代表するのはこの怪獣だと思っている。ところでオレが気に入った怪獣はたいがい他の怪獣と戦って負けるんだが、こいつもグドンと一戦交えてあえなく敗退してる。

ついんてーる(その他/用語)

 "セーラームーン"のうさぎちゃんのごとく、髪をふたつにまとめたスタイルをそう呼ぶんだってさ。萌え系アイテムらしいけど、なんかなあ。

ツイン・ムスタング

ついん・むすたんぐ(軍事/機体)

 ノースアメリカンP−82"ツイン・ムスタング"。名機P−51を2機くっつけて双胴双発とした長距離戦闘/偵察/哨戒機。対戦終結まぎわに登場している。この手の単純な足し算というのは機械的な世界ではそうそううまくいかないのが相場なんだが、この機体は不思議なくらい成功し、朝鮮戦争でも活躍した。

ツヴァイリンク

つばいりんく(軍事/機体)

 He111-Z"ツヴァイリンク"。第二次世界大戦中にドイツが大型グライダーを曳航する目的で、He1112機を主翼部分で結合し、さらに結合部分に発動機を一基追加してでっち上げた、双胴5発の化け物飛行機。初めてこいつを目撃した英国のパイロットは、基地に戻って一晩うなされつづけたんだそうだ。ただし怖いのは見た目だけで、実際に戦うことになったら話は違っていたやろね。

ツェンダップ

つぇんだっぷ(メカ/モーターサイクルメーカー)

 旧ドイツ軍の軍用バイク、KS750をタミヤがモデライズしたことで一躍模型マニアの間で有名になったドイツのメーカー。バイク好きな人にとっては"ズンダップ"なのかな。戦後も小さなバイクを生産したりしてはいたようだ。今でも健在なのかな。

ツカミ

つかみ(その他/用語)

 「ガメラに復讐を誓う少女」とか「9分間で地球はエイリアンに滅ぼされた!」とか「ついに金○修○がゴジラ映画のメガホンをとる!」とか。ツカミがいいとそれだけで話題性が上がり、人の興味を引くわけだけど、それ故外したときの影響も大きいので注意が必要であります。

塚本

つかもと(映画/キャラクタ)

 旧日本陸軍伍長で戦後はブローカーを営む人物。軍用行李二号にまつわる銃剣魔の凶行の最初の犠牲者。
 →電送人間

つき(その他/天体)

 その裏側は敵の秘密基地で過密状態。

月岡

つきおか(映画/キャラクタ)

 海洋漁業に所属するパイロット。社長の一人娘、秀美と恋仲。戦時中、学徒動員で海軍のパイロットだったらしい。演じるは小泉博氏。
 →ゴジラの逆襲

辻なおき

つじ・なおき(人物/マンガ家)

 代表作はおそらく梶原一騎と組んだ"タイガーマスク"ってことになるのだろうけれど、'60年代に初めてマンガに触れたワシらにとっては、当時大人気だった戦記マンガの一つ、"0戦はやと"のほうが印象が強いかな。

土屋嘉男

つちや・よしお(人物/俳優)

 平田昭彦佐原健二と並ぶ東宝特撮三大バイプレイヤー、というかこの人達は準主役、と言うべきか。しばしば主役を食う活躍を見せる。特撮作品を心から愛する役者さんで、"地球防衛軍"の時、主役級の若い科学者役(白石役か?)のキャストが予定されていたのに、自ら乞う形で(ヘルメットでほとんど顔の見えない)ミステリアン首領の役についた土屋氏のエピソードはあまりにも有名。端正な顔立ちで普段はエリートなのだが、ちょっとしたきっかけで壊れていく様な人格を演じさせたら天下一品。

筒井康隆

つつい・やすたか(人物/作家)

 日本SF(に限らず文学界全体)の大物作家。スラプスティックな不条理ドタバタからジュブナイル、実験的文学作品までその芸風は多岐にわたる。学生時代の劇団経験の影響なのか、舞台に立ったりテレビへの露出も結構あるんだが、断筆騒動の後あたりからテレビで見る筒井さんの顔がやけに下卑て見えるのはなんでかなあと思ったりする。

ツナ・シップ

つな・しっぷ(映画/メカ)

 反乱軍輸送船の愛称。ネーミングは魚のようなその艦形から。"ベアリング・リフター"、"クァンタム・ストーム"の二隻の存在が確認されている。惑星ホスからの脱出に成功したのが、"クァンタム・ストーム"。
 →スター・ウォーズ 帝国の逆襲

つのだじろう

つのだ・じろう(人物/マンガ家)

 "恐怖新聞"、"うしろの百太郎"などのオカルトマンガが有名で、自身も怪奇現象の評論家のようなことをやっておられたりするが、個人的に好きなのは梶原一騎と組んだ"空手バカ一代"。梶原のくどさがつのだの少し枯れた画風でほどよくやわらげられてたように思う。弟が"メリージェーン"のつのだひろだったとは知らなかった。

ツバクカンサルマ

つばくかん・さるま(アニメ/用語)

 土星の衛星タイタンを探索中に古代たちが遭遇したガミラス兵が言った、シリーズ唯一と思われるネイティブなガミラス語。「武器を捨てろ」あるいは「降伏せよ」の意味のようだ。間違っても逆さに読んではいけない。
 →宇宙戦艦ヤマト

円谷英二

つぶらや・えいじ(人物/特技監督)

 "特撮の神様"。もはや他に何を言うことがございましょう。

吊りは日本の伝統芸

つり・は・にほん・の・でんとう・げい(映画/用語)

 "芸"なんである。技術とかとは違うんである。よって見る側も映画のワンシーンとして楽しむんではなく、映画の中で見せられる職人さんの芸を堪能しなければいけないんである。真面目な話クモンガの動きなんざぁ吊りによる操演の技術的な北限のような気がしないでもないんだが、何事にも限界ちう物はあるわけで、そこで「ワシらのは芸じゃ!」と居直られても困るんだけどな。

鶴田謙二

つるた・けんじ(人物/マンガ家)

 極めて寡作ながら、良質のSFマンガを発表してくれるヒト。代表作"Spirit of Wonder"はOVA化の予定もあるんだとか。星野之宣作品への愛情あふれるオマージュ(ほんとかー)"豊壌の月"も笑えるんで好き。

鶴田浩二

つるた・こうじ(人物/俳優)

 ヤクザ映画の大スター、「古いヤツだとお思いでしょうが」で始まる演歌"昭和枯れすすき"も有名だが、特撮ファンにとっては電送人間での毎朝新聞記者・桐岡役が印象に残る、っていうかこの一本で鶴田浩二氏は特撮映画に出演することに嫌気がさし、以降の出演を拒否したんだとか。

つるの剛士

つるの・たけし(人物/俳優)

 ダイナアスカ役を射止めたと思ったら、イキオイで劇中のヒロイン(の一人)マイちゃんまで射止めちゃったラッキーな男の子。最近見かけませんがお元気でしょうか。

津和野チビ猫

つわの・ちびねこ(マンガ/キャラクタ)

 大島弓子の代表作、"綿の国星"の主人公。人の姿をしているけどこの子はれっきとした猫。マンガ史上もっとも有名な猫のひとり(一匹か)。