ふぁいあ・ふぉっくす(映画/タイトル)
クリント・イーストウッド主演、ジョン・ダイクストラがSFXを担当した航空冒険小説の映画化。原作は,クレイグ・トーマス。最新鋭のソ連のジェット戦闘機を強奪すべく単身乗り込んだ米空軍中佐、ミッチェル・ガントの苦闘を描く。ファイアフォックスが登場するまではスリリングなスパイものとして見る価値があるが、それ以降はさほど面白くなかったりする困った映画)。劇中登場したファイアフォックスの主翼は、F4ファントムの主翼を裏表にして使っているのはあまりにも有名。ガントを追いかけるKGB将校役は帝国軍のピエット提督
ふぁいやーふらっしゅ(TV/メカ)
エア・テレイニアンが開発した最新鋭原子力旅客機。高度5万メートルの高空をマッハ6で飛行する。垂直尾翼にコクピットがあり、主翼前縁にラウンジが設置されるという凝った設計の機体。放射能の防御にも万全の注意が払われているが、隔壁を3時間ごとに交換しなければならない。
→サンダーバード
ふぁんとむ(軍事/機体)
マクダネルFD"ファントム"ジェット戦闘機。のちにFH"ファントム"と改名。アメリカ初のジェット艦上戦闘機で、ともに新興メーカーである機体のマクダネル、エンジンのウェスティングハウス社の発展の基礎を固める役割を果たした。まだ戦争中であった1943年の発注で、大手の航空機メーカーはレシプロの軍用機の生産で手一杯だったことも両者には幸いしたといえる。性能的には第一線のレシプロ戦闘機にも劣るものであったが、当時のジェット艦戦としてはそれなりに安定した性能を残した。
ふぁんとむ・つー(軍事/機体)
マクダネルF4H"ファントムⅡ"ジェット艦上戦闘機。一般的に"ファントム"といわれて連想するのはこちらだが、これは二代目ファントム。数少ない、陸上機を凌ぐ性能を持った艦上戦闘機で、最終的には空軍も本機を採用し、また西側各国でもこの空軍型が採用されたことで、5000機以上という大商いに繋がった。
ふぃりっぷ・けー・でぃっく(人物/作家)
アメリカのSF作家。ペイパーバック時代から長いキャリアを持っていたが、生前よりもむしろその死後、評価が高まった。"ここにいるこのオレは本当に正真正銘のオレなんだろうか?"というテーマを繰り返し作品に投影させるため、吾妻ひでおさんは彼を「わんぱたーんディック」と呼んだし、その死のニュースに接したファンが「これでもう同じ物語を読まなくてすむ」と、はらはらと涙を流したなどという逸話をもつ(ホントかウソかはオレは知らないよ)。オレのお気に入りはそんなディックらしい、その物ずばりのタイトル、"俺は誰だ?"。
ふぇいざー(TV/用語)
スター・トレック世界の代表的エネルギー兵器。"位相"になにか関係があるのかな、と思ったんだけれどもよくわからん。ワープ・エンジンから直接動力を引っ張るため、フェイザー発射時には艦内に供給されるエネルギーが減少する。ビーム兵器ゆえデフレクター・シールドなどで威力が半減することもおおく、実際の艦隊戦においては、フェイザーでシールドを無力化し、ここに光子魚雷を打ち込んで敵を破壊する、という方法が一般的なんだそうだ。
→宇宙大作戦
ふぇらーり(メカ/自動車メーカー)
世界でもっとも有名なイタリアのスポーツカー・メーカー。しかしこのメーカーの存在意義が、実はレース活動のための資金を捻出するためだった、というのは有名な話。で、そうまでして続けたいレースに参加しているのが………
ふぇらーり、スクーデリア・フェラーリ(メカ/レーシングチーム)
これまた世界でもっとも有名なF1レーシング・チーム。というかフェラーリはF1以外のさまざまなレースにも参加している。名門中の名門で、それ故お家騒動やらゴシップが絶えないところから、よく"F1界の阪神タイガース"などと呼ばれるが、そりゃなんぼなんでもフェラーリに失礼ってもんである
ふぉーす(映画/用語)
"スター・ウォーズ"世界の根底となる力の源。映画公開時には"純力"なんて訳語があてられていた時期もあったが、どうやら"理力"で統一されたようだ。宇宙が本来持つパワーを引き出して使うもので、超能力とはちょっと違う。ただ、フォースの使い手である、ということは取りも直さず超能力者であるとも言えるのかもしれないよな
→スター・ウォーズ
ふ・かぎゃく・あっしゅく(コンピュータ/用語)
データ圧縮方法の一つで、圧縮したファイルを解凍すると、圧縮前とデータが異なる圧縮形態。JPEG、MPEGなどの画像圧縮方式はみな不可逆圧縮。
ふかさく・きんじ(人物/映画監督)
ヤクザ映画から特撮作品、アニメまで何でもこなす映画監督。
ふくだ・じゅん(人物/映画監督)
ゴジラ映画を腐らせた張本人、などと身も蓋もない言われ方をされる可哀想な人物。ただし、これが根も葉もない言いがかりとも言えないのは本人にとってもツライところ。ご本人が明るく、わかりやすいものを、と考えての方法論が、結果的に"子供だまし"映画を量産する事になってしまったわけで、"張本人"は可哀想でも"B級戦犯"ぐらいにはなるだろうなあ、やっぱり。
福田純氏は2000年12月にお亡くなりになりました。合掌。
ふじ・たいいん(TV/人名)
科学特捜隊極東支部の隊員。通信担当。あまりおおっぴらではないが、イデ隊員と親密なように見える。フルネームはフジ・アキコ隊員。彼女だけ、姓名が判明している。
ぶらいあん・じょんこっく(人物/特撮マン)
ジェットモグラ初登場のエピソード、"ジェットモグラ号の活躍"の特技監督を務めた人物。"ジョンコック"と言う名前がヤバい(意味はわかるよな?)ってことで改名した名前が(下の項に続く)
→サンダーバード
ぶらいあん・じょんそん(人物/特撮マン)
英国の特撮技術者で、"サンダーバード"、"スペース・1999"などを経て"スター・ウォーズ/帝国の逆襲"でオスカーを獲得する
ぷらうらー(軍事/機体)
グラマンEA−6"プラウラー"。グラマンA6”イントルーダー”を改造、並列複座2列の4座とした電子戦型艦上攻撃機。専用の電子戦機を持たない海兵隊が主に使用する。
ぷらぐいん(コンピュータ/用語)
コンピュータソフトの機能拡張用の外部プログラムのこと。ShockwaveやFlashのプラグインにはお世話になってる方も多かろう。アドオンソフト、なんて呼び方もされることがあるようだ。
ぶらす・ろっく(音楽/用語)
シカゴやブラッド・スウェット&ティアーズに代表される、ホーンセクションを自前で用意したロック・ミュージック。'70年代にいくつかのグループが登場したが、最近はとんと見かけない。シカゴは今も健在だが、楽曲中でホーンセクションが占める割合がどんどん少なくなってきているのは淋しい。
ふらっしゅ・ごーどん(映画/タイトル)
"スーパーマン"のヒット以降作られはじめた、ノスタルジック・ヒーローのリバイバルモノの一環。ディノ・デ・ラウレンティスのプロデュースにより、多額の制作費と豪華な出演者で話題になったが、映画の出来はかなりトホホ。キッチュな感じを狙った美術など、あちこち見所はあるんだけどねえ。
ぶらっく・ごーすと(コミック/組織)
"サイボーグ009"に登場する世界規模の武器商人。その中枢は謎だったが、"地下帝国ヨミ"編で首領の正体が明らかになる。009の活躍で首領は倒されるが、その後も"黒い幽霊"の暗躍がやむことはなかった
ぶらばむ(メカ/F1チーム)
今は亡きF1チームの名門。サーの称号を持つレーサー、ジャック・ブラバムとロン・タウラナックによって設立された。ブラバムのレースカーの形式名にBTがつくのはこの二人の名前から。デザイナーにゴードン・マーレイ、ドライバーにネルソン・ピケを擁していた頃は強かったが、その後没落、晩年は聖飢魔IIのステッカーを付けて走る、というあまりにも屈辱的な姿で往年のファンを嘆かせた。いやはや………
ふらんく・ふらぜった(人物/イラストレーター)
アメリカ、ファンタジーアートの巨匠。"コナン"や"火星シリーズ"などのブックカバーの、東洋系の顔立ちの肉感的な美女と、筋肉もりもりの男性がメインのイラストで知られる。昔パナソニックのステレオか何かのイメージイラストで、バイキングのイラストがあったのを覚えておられる人もいるのではないかな?その他、"ギャラクティカ"等のイラストも描いたことがある。多くの亜流、追随者がいるが、本家にかなう人はそういない。日本では車田正美が"リングにかけろ"で盛大に彼のイラストを模写していたが、誰からも突っ込まれなかったのだろうか
ふらんけんしゅたいん(映画/タイトル)
1931年、アメリカ・ユニバーサル作品、監督ジェームズ・ホエール。現在我々が連想する"フランケンシュタインの怪物"のイメージを決定づけた作品。ちなみにこの怪物を演じたのはボリス・カーロフ。ポーの詩を連想させるダークでおどろおどろしい映像は、現在もなお魅力的。なお、初公開当時には、怪物がマリアという少女を誤って殺してしまうシーンがあったが、残虐過ぎるとの判断でカットされている。いうまでもないが"フランケンシュタイン"が怪物なのではなく、フランケンシュタイン博士が作り出した合成人間が怪物なので、お間違えなきように。
ふらんけんしゅたいん・たい・ばらごん(映画/タイトル)
1965年東宝。1965年東宝。監督本多猪四郎、特技監督は円谷英二。"フランケンシュタインの心臓"を基に不死身の兵士を造ろうとした日本軍の計画は、広島に落とされた原爆の結果ついえてしまうが、その不死の細胞は生きのびて………というコンセプトからして、元祖"フランケン"とは別物であるが、怪獣映画としての出来は(多少地味ではあるが)一級品。敵役のバラゴンの造形も秀逸で、このスーツはのちに"ウルトラ"シリーズでパゴス、ネロンガ、マグラ、ガボラと形を変えていく。
ふらんけんしゅたいん・の・かいじゅう・さんだ・たい・がいら(映画/タイトル)
1966年東宝作品。監督本多猪四郎、特技監督は円谷英二。死んだはずのフランケンシュタインの怪物の細胞から、別々の環境下で成長した、サンダ、ガイラの二体のフランケンシュタインの怪物の悲しい死闘を描く、東宝特撮映画の最高傑作の一つ。ラス・タンブリンのやる気のない演技も見モノである(苦笑)。
ふらんけんしゅたいん・の・はなよめ(映画/タイトル)
1935年アメリカ・ユニバーサル作品。前作に続く形で語られる人造人間の恐怖譚。映画としてのテンションは前作に比べると低く、ともすれば散漫な印象があるが、わずかづつだが自己が形成されていくフランケンシュタインの怪物は、望まずしてこの世に生を受け、迫害される異形のものの哀れが強調されることとでもいいが最近の松田聖子嬢を見てるとなぜかフランケンシュタインの花嫁を連想してしまうのだが、なんでだろう。
ふりっぱー(マンガ/メカ)
青が開発した二人乗りの小型特殊潜航艇で、現在のところ6号だけが搭載スペースを用意している。小型原子炉を備え、最高速力60ノット、安全深度は800メートル。
→青の6号
ぶるー・ばっく・ごうせい(映画/用語)
いわゆる"クロマキー合成"のこと。ブルー(しばしばグリーンのことも)の背景を前に役者に演技させ、ブルー部分を"抜いた"映像と別映像を合成するテクニック。ゆえに古い映画なんかでは、登場人物の青色系の服の一部まで抜けちゃったりしてることもある。ヒマな人は探してみるのも一興だが、そういうのをオニの首でもとったみたいにあちこちで言いふらしたりしないように
ふるかわ(映画/キャラクタ)
ゾルゲル島における気象コントロール実験班の一員。孤島での長期滞在と実験の失敗による島の環境激変の影響で、精神に変調を来しちゃう人物。なので当然土屋嘉男氏が演じている。
→怪獣島の決戦・ゴジラの息子
ぶれーどらんなー(映画/タイトル)
SF映画史上屈指のカルト作品。原作はディックの"アンドロイドは電気羊の夢を見るか"最初は映画化に乗り気でなかったディックだが、シナリオを読んで気持ちを180度転換させたとか。ディックの原作はどちらかというと"乾いた"イメージがあったのだが、監督のリドリー・スコットは得意のスモーク多用による、暗く湿ったディストピア的な未来都市を演出してみせた。この映画のビジュアルイメージはこれに続いて発生したサイバーパンクSFのムーブメントにも重要な影響を与えている。
ぶれいんず(TV/キャラクタ)
2001年11月14日生まれ。ハリケーンで両親と死別するが、その数学の才能をケンブリッジ大学の教授に買われ彼の下で育てられ、のち、ジェフ・トレーシーと出会い、彼の国際救助組織構想に賛同する。時代に50年先行するという天才的な頭脳を持ち、国際救助隊のレスキューメカはすべて彼の設計になるものである。ハイラム・K・ハッケンバッカーという別名を持つが、これが本名なのかどうかは不明。
→サンダーバード
ぷれとりあす・きょうじゅ(映画/キャラクタ)
死体を用いずに人工生命を作る研究を行っているが、独力では人と同じサイズの人造人間を作るまでには至っていない。
→フランケンシュタインの花嫁
ぷろぐれっしぶ・ろっく(音楽/ジャンル)
"漸進的な"ロック、というよく分からないジャンルのロック・ミュージック。電子的な楽器をフルに活用し、コンセプト・アルバムによるどちらかというとエキセントリックなメッセージングを主体にした活動を行う音楽形式。一曲の演奏時間が長くなり、さらに一曲だけ聴いてもワケの分からん様な事が多いため、必然的にシングル盤のセールスは見込めない。'70年代に全盛を誇ったがその後あんまり話題を聞かないような気がするな。
ぷろすと(人物/F1レーサー)
ふろんと・ぷろじぇくしょん(映画/用語)
映写機から映し出される画像を背後のスクリーンに映写した状態で役者が演技するタイプの映像合成テクニック。クロマキー合成のようなマットラインがでないというメリットがあるが、やってることは映画館のスクリーンの前でお芝居をしているのに近い状態なので、何かと制約も多い。ときどき人物をすかしてぼんやりと向こうの背景が見えるような合成シーンを映画で見ることがあるが、そのうちのいくつかはフロント・プロジェクションによる撮影の結果なんだろうなぁと思う。