−ほ−

ボーヴァ・フェット

ぼーば・ふぇっと(映画/キャラクタ)

 帝国(つーかシス卿だろうな)に雇われたバウンティ・ハンターの一人で、もっとも冷酷非道な賞金稼ぎと評判を取る人物。彼の甲冑状のコスチュームは、ジェダイ騎士没落の原因となった"クローン戦争"のクローン兵士のプロテクターなのだとか。思いっきりカッコつけた描かれ方してるんだけど、死に様は最低に情けない
 →スター・ウォーズ/帝国の逆襲
 →スター・ウォーズ/ジェダイの復讐

ホークアイ

ほーくあい、グラマンE2・ホークアイ(軍事/機体)

 米海軍の艦上電子戦哨戒機。自衛隊にも配備されている。

ポケット戦艦

ぽけっと・せんかん(軍事/用語)

 ヴェルサイユ条約で1万トン以上の軍艦を持つことを禁じられたドイツが建造した1万トンクラスの小型戦艦で、ドイツの造船技術の高さを世界に知らしめた。正式には裝甲艦と呼ばれる。"ドイッチュラント"、"アドミラル・シェーア"、"アドミラル・グラーフ・シュペー"の三隻で、"シュペー"と"シェーア"は第一次大戦さながらの通商破壊作戦に従事して大戦初期にかなりの功績を残している。"ドイッチュラント"は大戦も後半になると、「"ドイツ"が沈むのは許せん」とヒトラーが言ったとかで、"リュッツオゥ"と改名された。ディーゼル機関を採用した軍艦としても有名。

星川航空

ほしかわ・こうくう(TV/企業)

 万丈目淳が勤務する小さな航空会社。会社のマークが妙に昔のミツヤサイダーのマークに似てるんだけど、なんか関係あるんだろうか。
 →ウルトラQ

星 由里子

ほし・ゆりこ(人物/女優)

 東宝の美人女優、いまは品のいいおばさまだが、かつては若くてキレイだったのよ。"モスラ対ゴジラ"での彼女の台詞、「センセイ、双子です!」はたびたびパロディに登場する

星野之宣

ほしの・ゆきのぶ(人物/マンガ家)

 "はるかなる朝"で少年ジャンプの手塚賞を受賞。赤塚賞もそうだが、この2大新人賞、"入選"、"佳作"はけっこうあっても正式に"受賞"している人はそれほど多くない。達者な絵柄、端正なスタイル、手塚治虫氏の評にいわく"SFプロパー"の資質も充分で、常に高い水準の作品を発表しつづける。最高傑作は"残像"、と個人的には言い切っちゃう。

ホス

ほす(映画/惑星)

 帝国の追求を逃れて反乱軍が新たにエコー基地を設営した極寒の惑星。
 →スター・ウォーズ 帝国の逆襲

ボスタング

ぼすたんぐ(TV/怪獣)

 キール星人が地球侵略の目的で送り込んだ宇宙怪獣。エイに似た形態、"ボスタング"というネーミング、ともに秀逸で子供心に「かっこえ〜」と思ったもんだ。本来この怪獣は、実現しなかった企画"オイルSOS"のエピソードに登場する予定だったらしい。エピソード自体は"ウルトラマン"で日の目を見、怪獣のほうはエピソード"宇宙指令M774"で日の目を見たというわけ。
 →ウルトラQ

歩兵戦車

ほへい・せんしゃ(軍事/用語)

第二次大戦中の英国の戦車の種別。巡航戦車とは対照的に、歩兵との直協行動が原則となるため、機動性に乏しい分防御力が強力な戦車。有名なのが"砂漠の女王"の異名を取ったマチルダMkII。たしかに敵(ソ連と戦うまでのドイツ戦車は比較的弱体だった)戦車の砲弾にはびくともしなかったが、こっちの打撃力も決定的とはいえず、もたもたしてるところをさらに強力な88mm砲で片っ端から撃ち抜かれてしまう

ホモホモセブン・シリーズ

ほもほも・せぶん・しりーず(マンガ/タイトル)

 みなもと太郎作のギャグマンガで、'70年代の初期に少年マガジンで数話が掲載された。男だけのホモホモ・ブロックと女だけのレスレス・ブロックという二つの秘密組織のエージェントが戦う、というスパイ物のギャグマンガなんだが、これこそ史上初めて一つの作品で登場人物がギャグタッチや劇画調、アメコミ風といろんなタッチの顔を使い分けた作品であると思う。このマンガがなければいしかわじゅんの一連のギャグ作品も世に出てなかったかもしれんのだ。(と思ってたらそのいしかわじゅん氏、ちゃんとご自分のマンガ評論、"漫画の時間"でみなもと太郎氏を正当に評価なさっておった。偉いっ。)

ボリス・バレジョー

ぼりす・ばれじょー(人物/イラストレーター)

 本によっては"バイエイホー"とか"ベアホーメ"、なんて紹介されたりもする、ファンタジーアート系の人気イラストレーター。最初に"スターログ"誌で紹介されたときは”バレジョー”だったんでそれを採用したけど、ほんとのところどう読むのだろう。"コナン"などのヒロイック・ファンタシイとともに、パーネルの"地球からきた傭兵たち"などのミリタリー系のイラストもこなす。少年時代はバイオリンかなんか抱えた、ひょろっとしたうらなりクンだったらしいが、ボディビルでマッチョな姿に変身、自分をイラストを描くときのモデルに使用している。ちなみに女性の人物は奥さんにコスプレさせている

本郷功次郎

ほんごう・こうじろう(人物/俳優)

 大映幻想映画の看板スター。久保明宝田明といった、東宝幻想映画の主役に比べて、極端に笑顔が少ないような気がする。そのせいか"ガメラ"シリーズよりはトーンの昏い"大魔神怒る"の方がしっくりしきてる感じはあるな。

本多猪四郎

ほんだ・いしろう(人物/監督)

 "いしろう"が正しい読み方。日本特撮映画の巨匠。黒澤明氏とほぼ同時期に東宝の前身、PCLに入社し、山本嘉次郎に師事。その後おおくの名作、傑作を産み出す。どんな作品であれ、決して人間ドラマをおろそかにしない本多氏の映画づくりをこそ、今現在の特撮映画のスタッフは見習うべきではないか。