バベル/BABEL  |
[HUMAN DRAMA]
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2007 ゴールデングローブ賞[作品賞(ドラマ部門)]・[作曲賞] |
2006:メキシコ作品/2007.04日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ) |
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
CAST-1:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/モハメド・アクサム |
CAST-2:ブブケ・アイト・エル・カイド/サイード・タルカーニ/ムスタファ・ラシディ/アブデルカデール・バラ |
CAST-3:アドリアナ・バラッザ/ガエル・ガルシア・ベルナル/ネイサン・ギャンブル/エル・ファニング |
CAST-4:役所広司/菊地凛子/二階堂智/小木茂光/村田裕子 |
CAST-5:ピーター・ワイト/マイケル・ペーニャ/クリフトン・コリンズ・Jr./他 |
79th アカデミー賞(2007)春、助演女優賞に菊地凛子さんがノミネートされて話題となったメキシコ映画、舞台はメキシコ、アメリカ、モロッコ、日本…、騒がれた割には全くダメダメな映画でした… |
【STORY】
見つめたい!抱きしめたい!この思いを伝えたい!世界は、ひとつになろうともがき始めていた…(ストーリーの順番は自信なしというか…それなりです!)
■[モロッコ]羊飼いの家族、ジャッカル対策…購入したライフル、試し撃ち、腕前は弟ユセフの勝ち?商売に出る父アブドゥラ、ライフルを預けられる兄弟、姉の入浴を覗き見る弟、姉は承知、怒る兄アフメッド…弟を引き摺り羊の放牧へ、隠れてオナニー中の弟、ライフルを撃ってみる兄…下手?3km先まで撃てる筈、遠くを走るバスに向け…弟が発砲、急停車するバス、えっ?驚く兄弟 ■[モロッコ:観光ツアー]問題を抱えたアメリカ人夫婦リチャードとスーザン、子供(マイク&デビーの兄妹)を家政婦に預けての旅…夫の誘い、気乗りしない妻、3人目の子供サムの突然死、助けられなかった罪悪感?夫婦間の葛藤、何とかして夫婦の絆を取り戻したい夫、その横で…割れるガラス、妻の体に衝撃、鎖骨上を撃たれ…血まみれ、医者のいる村へ…ツアーガイドに依頼、Uターン ■[アメリカ]不法就労の家政婦アメリア、預けられた2人の兄妹、主人リチャードとの電話、帰って来れない!何かが起きているらしいが…自分の息子の結婚式!見つからない代役、困り果てる家政婦、迎えに来る甥サンチャゴ、最後の手段!2人を連れてメキシコへ ■[日本]バレーボールの試合、判定を巡り過剰な抗議、退場させられるチエコ、聾学校だから?キレル、SEX経験なし…捌け口なしだからとからかう友人、迎えに来た父、母を亡くして父と2人の生活、年頃の娘と上手く取れないコミュニケーション、歯医者の時間を確認、友人との昼食へ、声を掛けてくる少年達、彼女達が聾唖と知り…逃げ去る、自分は何?パンツを脱捨て…別の男達を誘惑してみる、興味を示してくるも無視、そんなものか?歯医者では医師にキスを試み&股間を触るチエコ、帰れと命じる医師 ■[モロッコ]テロ事件として捜査する警察、事態を知り慌てる兄弟 ■[アメリカ]バス狙撃を伝えるTVニュース ■[モロッコ]ガイドの案内、一軒の家へ、連れてこられる医師、救急車到着までの応急処置…止血と縫合が必要!粗末な治療器具、言葉が通じないもどかしさ、男は…
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つまらん、全くナント言うか、ツマラン、コメント書くのも、かなりツライな…、私的には「駄作」の部類です
ですが…79th アカデミー賞 「最優秀作曲賞」、64th ゴールデン・グローブ賞 「最優秀作品賞(ドラマ部門)」、2006年 カンヌ国際映画祭 「最優秀監督賞」、まあ菊地凛子さんがいくつかの賞で「助演女優賞」を受賞(アドリアナ・バラッザと同時を含む)、アカデミー賞でも助演女優賞にノミネートされるなど話題となりました
私としては、そんなこととは関係ない早い段階で映画情報から見てみようと思ってました、言葉や人種、国境、コミュニケーション障害等に関する問題が大きな話に展開していくと考えてました、私は後天的に方耳難聴となり、聞き取ること&喋ることに多少の苦労を伴う身となり、映画内に聴覚障害を持つ(菊地凛子演じる)少女のストーリーがあることや、「バベル」と言うタイトルも合わせて…興味もあり、前売券を早々に購入してました、そこにコノ騒ぎ!蓋を開ければ…と
一丁の銃で細々と繋がっているんだか、いないんだか分からない、幾つかの小さなストーリーをタンタンとダラダラと映しているだけの内容、だから何?何でこんなに皆が騒ぐの???不思議なくらい、こんな内容なら見なくても良かったなというしだいです、ともかく143分は長過ぎる!編集で、あと2割はカットしても大丈夫そう
ところで…、日本パートでのクラブでのフラッシュライト明滅シーンで、全国で数名の客の気分が悪くなる事象が発生したと大々的にニュースで報じられた件(問題になったのは日本だけとのこと)、映画館内に「開始『1時間20分後』にそのようなシーンがあること&対策としてスクリーンを見続けないよう」に記した注意文書が貼られたらしいが…実際に現物はあっただろうか?そのシーンが映された直後、映画館中にホタルの光!多数の人間が携帯電話で時間を確認してやがるの!迷惑だ!バカヤロー!まさか…そっちに興味示して見に来た客ばかりか?ならば…それ以外ヒマだったろう、こんなことも含めて…見に行かなければよかった…
で、「バベル」って知ってます?私の子供時代の記憶をもとに書くと…聖書の創世記に出てくる都市バビロン(バベル)、ノアの箱舟以降、数を増やした人間、都市を形成、繁栄は力と傲慢さを生む、人間はその力を誇示…神に挑むべく天高く立てられた塔…バベルの塔(結局、天には届かないのだが)、おろかしい人間の行動をよしとされなかった神は、人間の言葉を乱してしまいます(多数言語へ)、人間を混乱状態、同じ言葉を話すグループに分断され、結果として人間は世界中へと散っていくのでした…っと!ということで「バベル=混乱」の意味持つこととなります…以上 |
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公開15日目の第3回(16:40〜)、610席の映画館は…5割程度の入りでした(渋東シネタワー1:渋谷) |