ポエトリー,セックス/THE MONKEY’S MASK  |
[SUSPENSE?]
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2000:オーストラリア作品/2001.06日本公開(Asmik Ace Entertainment) |
監督:サマンサ・ラング |
CAST-1:スージー・ポーター/ケリー・マクギリス/アビー・コーニッシュ |
CAST-2:マートン・コーカス/デボラ・メイルマン/ジム・ホルト/ジャン=ピエール・ミニョン/クリス・ヘイウッド/ボファナ・ノヴァコヴィク/ブレンダン・カウエル/キャロライン・ジルマー/ウィリアム・ザッパ/ジョン・ノーブル/リンデン・ウィルキンソン/他 |
”官能サスペンス”…? サスペンス映画としてはC級? どこが官能的な内容?男には分からないとでも言うのであろうか?ポエムの世界だし? 連日満員の情報だったけど…わざわざ見に行かなければ良かったかな… |
私はこれまで知らなかった
詩が女の脚を広げ
命さえ奪いかねないことを
私はこれまで知らなかった
詩がセックスほど壊滅的であることを
…原作「The Monky’s
Mask」 |
私は穴 あなたは杭
熱いしずくが 一面にあふれ出すまで
愛してる 愛してる
死ぬまで愛してる たとえその杭に殺されたとしても
…ミッキーの残した詩の一節 |
【STORY】
シドニー、現代詩を専攻するミッキー、ポエトリー・リーディング(自作詩の朗読会)終了後、迎えの車、落としていったお守り、そして失踪… 私立探偵ジルの思い悩む姿、ミッキー捜査の依頼、タバコも酒もやらない、彼氏もいない真面目な娘? 情報収集…同居する親友ティアナ(&彼氏ヘイデン)、大学教授ダイアナ(資料整理中)…初対面で仲間と直感、レズビアン、ダイアナの家、抱合う2人、翌朝、下半身裸でうろつくジル、帰宅していた夫、10歳下の弁護士ニック…秘密を共有する関係?、ミッキーの死体を発見する警察、(何か)因縁ありのウィズリー巡査部長、ティアナ達の情報、失踪前夜の朗読会を撮影したビデオ、残された詩、自堕落で淫らな愛の渇望、画面に映る父親の姿、なぜ朗読会に? ミッキーが尊敬していた2人の詩人?彼らの朗読会の出席者達…、ミッキー最後の目撃場所で拾った人形…悩み事を解消してくれるメキシコのお守りと教えてくれるダイアナ、抱合う2人、首を締められ恍惚のジル…
◇
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「詩」の世界を舞台に、お手本どおりに書かれた脚本、良く言えば”シンプル”だが…退屈、(猿の)仮面をつけた女同士の戦い…、分からないでもないが描き方がダルイ、お約束どおりの犯人設定、あまりに見え見えの展開に…座席から滑り落ちる元気もなし(落ちたのちに上がるパワーなしの意)
パンフを見たら“官能サスペンス”の文字、なんか凄そうだが…サスペンス映画としてはC級以下…事件の核心に迫ることとなるビデオ・テープの扱いのズサンなこと…、勝手に期待し過ぎた私が悪い?官能的作品としても、決して美しくない、老い、肥え、垂れた…レズ・シーン(現実はこんなものか) 全体の雰囲気?それもたいしたことないか、感性の問題と言われそう、男には分からないとか…、まあ、どんな性癖を持っていても自由ですが、人様に迷惑をかけない程度に楽しんでください、しかし退屈で眠い(実際、寸断状態だが寝た)、見に行かなければよかった…
それから、この映画のポスターについては、駅等に貼られるのにSTOPが…問題は「私は穴、あなたは杭…」の“詩”、そしてポスターの構図だとか、言い分を見聞きしたが、何を言わんとしているのか全く分からない理由でした |
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116人収容の映画館に30〜40人の客、中央部、1席おきでも余裕なのに…直ぐ隣に座らないでくれ…
(恵比寿ガーデンシネマ2) |