ハンニバル/HANNIBAL  |
[PSYCHO THRILLER]
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2000:アメリカ作品/2001.04日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ) |
監督:リドリー・スコット 原作:トマス・ハリス 「ハンニバル」 |
CAST-1:アンソニー・ホプキンス/ジュリアン・ムーア/●イリー・●ール●マン(←見れば分かるのですが、一応、名前が伏せられています) |
CAST-2:ジャンカルロ・ジャンニーニ/レイ・リオッタ/フランキー・R・ファイソン/フランチェスカ・ネリ/ヘイゼル・グッドマン/アイヴァン・マレスコッティ/デヴィッド・アンドリュース/ゼルイコ・イヴァネク/アレックス・コラード/マルコ・グレコ/マーク・マーゴリス/アジェイ・ナイドゥ |
CAST-3:リック・ヤン/他 |
ヒット作「羊たちの沈黙」の続編です、ジョディ・フォスターが出演しなかったため、ジュリアン・ムーアがクラリス・スターリング役に…致命的なまでに違う、しかも原作を表現しきれない、そして全く正反対の結末…なんかガッカリ |
【STORY】 レクター逃亡から10年… クラリス・スターリングもFBIのベテラン捜査官、上官クレンドラーの誘いを断り冷遇状態、最前線での勤務の傍ら、”レクター博士”を今も追い続けている… 凶暴な麻薬密売人イヴェルダ(HIV患者)逮捕の指揮、女性に従いたくない男達、フィッシュ・マーケット、銃撃戦、赤ん坊を抱いたイヴェルダの銃弾、身の危険、射殺…赤ん坊の救助、イヴェルダの血を洗い流す…TV放映?仕組まれていた?批判の嵐…彼女の窮地に目を付けた人物、大富豪メイスン・ヴァージャー、食肉加工会社経営者、かつてレクター博士の患者、飲まされた麻薬、自らの顔の皮を剥ぎ犬に…生涯を病床で生活、報復のためレクター博士を追跡中(有力情報には懸賞金の広告)、ボルティモア精神異常犯罪者用州立病院・雑用係だったバーニーにも接触…レクターとクラリスの関係の情報収集、続いて政界入りを狙うクレンドラーを選挙資金で釣る…公にレクター追跡の任務につくクラリス… イタリアはフィレンツェ、カッポーニ宮の司書として優雅な生活を送るフェル博士=ハンニバル・レクター、イヴェルダ事件で傷ついたクラリスへの手紙”今も羊たちの悲鳴が聞こえるか…?”手紙を手掛りにレクターを追うクラリス、一方イタリア、カッポーニ宮の前司書失踪事件を調べるパッツィ刑事、フェル博士は”レクター”では?贅沢好きの妻アレグラのため金が必要なパッツィ…メイスンの組織へ通報、懸賞金の条件…指紋採取、方法?スリを利用、失敗して腕(銀のブレスレッド)を掴まれるようにと…一瞬の出来事、指紋採取に成功するが…動脈を切られたスリの死、引替えに得た懸賞金の一部、残りは”捕縛”後、”レクターを生きたまま豚の餌にする計画”のために雇われていたカルロ一味が合流、不穏な動きを察知したレクター、そしてクラリス…、訪ねてきたパッツィを捕らえるレクター、処刑間際、パッツイに忠告の電話をしてきたクラリス…10年ぶりのレクターの声、パッツィの祖先が処刑された方法での惨殺、一瞬の出来事… 次の作戦に着手するメイスン…クレンドラーを使いクラリスを窮地に陥れる…レクターからクラリスに宛られた手紙を隠匿した証拠の偽造(自分宛の手紙すべてを検閲しているくせに!)、停職処分、追込まれるクラリス… そしてアメリカに舞い戻ったレクターの目的は?
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いろいろなご意見があると思いますが、期待したほどでは…といったところでしょうか、レクター博士は、閉じ込められていた方が恐い?クラリスは、鋭角的なジョディー・フォスターのイメージが強過ぎて、丸みのあるジュリアン・ムーアに違和感が…、ラストが原作どおりならば多少の丸みは許容されるが、あれなら違う人だと思う、また分厚い原作は面白く読みましたが、これの映像化は大変だなーと思っていましたが…、上映時間を考慮すればいたしかたない点もあるのだが、ハショリ過ぎてアレではナンダかなの内容になってしまった、それからマーゴが登場しない…なんで?彼女が入るともっと時間が必要?また、メイスンはもっと奇怪であって欲しかったし、レクター博士の「記憶の宮殿」なんかも見てみたかった… そして問題のラスト…なんかアッケナイ感じ(3作目でも作るのだろうか?)、これなら賛否両論の原作ラストも有りだと考えるしだい(そのためのジュリアン・ムーアだと思ったんだけど…)、機会があったら原作を読んでみてください |
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(新宿ミラノ座) |