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 バタフライ・エフェクト/THE BUTTERFLY EFFECT 
[SUSPENSE]
2004:アメリカ作品/2005.05日本公開(アートポート)
監督:エリック・ブレスJ.マッキー・グラバー
CAST-1:アシュトン・カッチャーエイミー・スマートエルデン・ヘンソンウィリアム・リー・スコット
CAST-2:ジョン・パトリック・アメドリイレーネ・ゴロヴァイアケヴィン・シュミットジェシー・ジェームズ
CAST-3:ローガン・ラーマンサラ・ウィドウズジェイク・ケーゼキャメロン・ブライト
CAST-4:メローラ・ウォルターズエリック・ストルツカラム・キース・レニーロレーナ・ゲイル
CAST-5:イーサン・サプリーナサニエル・デヴォーケヴィン・デュランド/他
バタフライ・エフェクト = 「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」…始めの条件の僅かな違いが、将来の結果に大きな差を生み出すという、タイムパラドックスに関する言葉、SFの範疇での理論であったが…現在は量子物理学分野での「ヒモ理論」において論議の対象となっている…らしい

【STORY】
■鍵を破壊、部屋に侵入する男、扉を塞ぐ、追って来る警備員、机の下へ身を隠す、ノートにメッセージを… ■出勤途上…息子エヴァンを学校に送る母アンドレア(看護婦)、相談があると教師、一枚の絵…刃物で人々を殺害する男、描いた記憶がないエヴァン、心配する母…病院へ、父親の遺伝?様子見…日記を書くよう勧める医師 ■自宅、日記を書いていたエヴァン…キッチンで包丁片手に立っている、慌てる母、飛んでいる記憶 ■仕事のため…ジョージの家に預けられるエヴァン、父がビデオカメラを購入したと娘ケイリー、映画を撮るとジョージ…秘密で?主役でない兄トミー…不満 《記憶が飛ぶ》 なぜ自分とケイリーは裸?なぜ彼女は泣いている?階段上で笑うトミー ■記憶が飛び続けるエヴァン、父親不在のストレス?治療の一環…会わせる決断、精神科で隔離中の父、手錠された父との対面 《記憶が飛ぶ》 父に首を絞められるエヴァン、所員が…殴打、エヴァンを救出 ■数年後、エヴァンの遊び仲間…トミー&ケイリーの兄妹、レニー、悪さを思いつくトミー、父親が隠し持つダイナマイト、気に入らない家の郵便箱…仕掛けてこい!命じられるレニー、短い導火線、エヴァン…タバコを刺し時間調整してやり&ケイリーの耳を押える 《記憶が飛ぶ》 森の中で転ぶエヴァン、ココはどこ?なぜ走っている?レニーが心神喪失状態?誰も答えない、救急車へ…突然倒れたと報告 ■エヴァンの検査…催眠療法、空白の時間…視界の隅に自動車…暴れだすエヴァン、鼻血、心配する母、解かれる催眠、核心には至らず ■映画に行くエヴァンとケイリー&トニー、「セヴン」、映画に夢中のトニー、気分悪く…ケイリー退場、後を追うエヴァン、見つめあい…ズット好きだったとケイリー、キス、目撃するトニー…怒!妹に手を出したな! ■退院したレニー…自室に篭りプラモデル作り、窓から呼び出すエヴァンとケイリー!嫌々着いてくるレニー、あの日の事を問うエヴァン?怒るレニー、ゴミ捨て場に煙?走るエヴァン達、トニーの姿…エヴァンの飼犬を布袋に詰め&燃料をかけ…火を用意、止めに入るも…ボコボコ 《記憶が飛ぶ》 ケイリー共々倒れているエヴァン、燃えている布袋… ■引越しを決断した母、トラックの助手席にエヴァン、出発、走り来るケイリー、ノートに走り書き…「迎えに来る!」 ■数年後、大学で心理学を専攻するエヴァン、優等生、「記憶のメカニズム」に関する論文を準備中、ヘビメタ・デブ男とルーム・シェアリング…SEX中、女を追出し、「今日で7年間、記憶を失っていない」お祝い! ■プール・バー、ナンパした女性2人と勝負中、相棒をからかう男達に仕返し、女を連れ部屋に帰るエヴァン、彼の日記を見つける女、読んで!踊りだす文字、歪む風景、レニーを連れて森の中…過去を垣間見る、レニーはどうした? ■レニー宅を訪問、引き篭もり…飛行機の模型製作中、あの時…何があった?暴れるレニー、慌てて帰るエヴァン、尋常でなかった様子、記憶の欠落部分を知りたいエヴァン、日記を手にする…踊りだす文字、歪む風景、一瞬後…郵便箱にダイナマイトを仕掛けた時!近付く自動車、降りてくる母子、咥えたタバコを落とすエヴァン…上着を焼く、火傷、玄関に向かう母子、安堵も…Uターン、郵便箱へ、慌てる一同、蓋を開けた時…爆発!自分のベッドにいるエヴァン、腹には見慣れぬタバコの火傷跡? ■ケイリーの務めるダイナー、待伏せ、微笑むケイリー、トミーは…少年院から出所し…自動車修理工場勤務、あの日の地下室で何があった?の問い、豹変するケイリー…やっと忘れたのに!走り去る、私が好きだったら…なぜ早く迎えに来なかったの? ■自室、トミーからの電話、ケイリーが自殺、何を言った?唯では済まないと… ■ケリーを助けたい!日記を開くエヴァン


もしかして、見っけものかもしれない…宣伝用チラシ(宣伝コピー「切ないハッピーエンド、始まる」 「きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る」)から興味は有ったものの…実際に見るとすれば…3番手、4番手くらいの順番だったのだが…、6/1映画の日(諸般の事情で休み)、どうせ 1000円ならと…映画館へ向かう、渋谷中心部から大分離れ…ポツンと存在する映画館、映画の日の適用外!?…1800円?ココまで来て?今更、中心街まで戻るのも大変、しかも、もう一つのスクリーンでは「花と蛇2 パリ/静子」…こちらと間違われないように…サッサと入場、これで外したら…どうしようと考えながら上映を待つ、しばらく様子見…
使い古しっぽいプロットと思いながら見続ける、ツッコミ箇所はカナリある(順番からして日記は有るはずだとか…、医師の判断が悪過ぎだとか…、両手に傷を作って痕が残るだけで直後にバタフライ・エフェクトしてないとか…まあ挙げればソレなりにあるのだが)も…ナカナカに展開が上手いもので、ついつい見入ってしまいました、女優がもう少し奇麗な方なら、なお良かったのに…と思う次第です
宣伝コピーの「切ないハッピーエンド、始まる」は…ナカナカ上手い、本当に久々で、
を付けてみました
※データをイロイロと調べていたら「バタフライ・エフェクト2」の文字が…本気か???
公開18日目(平日の第2回)、108席の映画館に…20〜30人の入り(シアター・イメージフォーラム:渋谷)
2000-2009format



 バタフライ・エフェクト2/THE BUTTERFLY EFFECT 2 
[SUSPENSE]
2006:アメリカ作品/2007.10日本公開(アートポート)
監督:ジョン・R・レオネッティ
CAST-1:エリック・ライヴリーエリカ・デュランスダスティン・ミリガンジーナ・ホールデン
CAST-2:デヴィッド・ルイスアンドリュー・エアリーリンゼイ・マクスウェルジェリー・ワッサーマン
CAST-3:JR・ボーンジョン・マン
CAST-4:スーザン・ホーガンヴィーナ・スード/他
上の感想欄に書いた通り、本当に「2」が製作・公開されてしまいました、それを書いた時点では多分ありえないと思っていたのに、本当に作っちゃったんですね、やはり気になったので見に行きました…

【STORY】
■ニック・ラーソン…26歳、新興ソフト会社勤務、新プロジェクトで躍進中、写真家の恋人ジュリー、親友(同僚)のトレバーと彼女のアマンダ、日曜日…湖畔に来た4人、ジュリーの24歳の誕生パーティー、薪拾いに向かう男達、女同士の会話、ジュリーの秘密、早くニックに言っちゃえ!急かすアマンダ、戻る男達、パーティー、4人での記念写真、2人で散歩に出るニックとジュリー、思い出の場所、彼女のN.Y.行き(大学院で写真の勉強、5000kmの距離)を反対、一緒にいて欲しい!ネックレスのプレゼント、説得、N.Y.を諦め…ニックとの同棲を決心するジュリー、その時…同僚ブリストルからの連絡、緊急会議!大至急出社を!今は…仕事大事、説得、彼を愛するゆえ了解してしまうジュリー ■ニック運転のジープ、後部座席の写真を撮る為…シートベルトを外すジュリー、次の瞬間…突然パンク、スピン、道路のど真ん中に停車、対抗車線に大型トレーラー、衝突、大破するジープ ■病院のベッドにニック…意識不明の重体、看病する母、悪夢にうなされている様子 ■ある日、突然の目覚め、自分だけが生き残り、恋人と親友を一度に失ったと知る、仲間の〈写真を眺める〉、歪み乱れる写真、激しい頭痛&鼻血… ■1年後のニック、人生の立て直しに必死も…上手くいかない現実、ジュリーと抱き合う〈写真を眺める〉、歪む写真、激しい頭痛&鼻血、落下するフォトスタンド、粉々… ■会社、ニックの業績を横取りしたブリストルが…今や副社長、無理難題&嫌味タラタラ、出資を募る大事なプレゼン、携帯電話用OSの開発、プロジェクターで映し出される社員の〈写真を眺める〉、映像が歪む、激しい頭痛&鼻血!映像をシャットダウン、帰宅を命じられるニック、休養 ■彼女と想い出の場所に花を飾るニック ■自宅、デジカメ、パソコンに映し出される想い出の《写真を凝視するニック》、激しい頭痛&鼻血、歪み&動きだす写真の画像、周囲の風景との境界が曖昧に… ■我に返るニック、そこは…事故直前のジープの運転席!?ジュリーにシートベルト着用を命じる、パンク、トレーラー接近、急発進!大事故回避…木に衝突程度 ■我に返るニック、家の中が華やか!ジュリーの姿、抱きしめ&キスの嵐 ■レストラン、4人で食事、トレバー達の結婚式の話題、女性陣に内緒…パーティーにストリッパー10人呼ぶ手配 ■自宅、SEX ■会社、1年間の記憶がないことについてネット検索、似た症例、ジェーソン・トレボーンの名(エヴァン・トレボーンの父?前作主人公)緊急会議の招集、ドジ踏んだトレバーのクビを伝えるブリストル、怒るニック、ブリストルのズルイやり方(人の業績横取り…ストライク社)を批判、一緒にクビになるニック ■自宅、事情説明、怒るジュリー、自分はN.Y.を諦めて写真屋仕事…朝から晩まで大忙し、これから家賃分まで働くのか!出ていくジュリー、ブリストルさえ出世していなければ!会社でのX’masパーティー《写真を凝視するニック》、過去に戻れと願う…


前作「バタフライ・エフェクト」(2005年5月・日本公開)、当時の感想としてツッコミどころは多かったが「見っけもの」とした映画です、当時から「2」が作られる情報がありましたが、実際のところスッカリ忘れていました、会社帰りの電車の中で情報誌を見ていたら視界の隅に「バタフライ・エフェクト2」の文字が見えた気がした、えっ?慌てて…ソッチ方向を探すと確かにタイトル発見、しかも4日後の公開!映画館に行くとチラシを片っ端からいただいてチェックを入れているはずだったのに…全く情報がなかった!帰宅途中の乗換え駅で「チケットぴあ」に急行する、売り出しているチケット棚にはチケットの現物なし、店員に問い合わせると、クビを捻りながら少々お待ちくださいとのこと…、暫くして「ありました!」の声、誰も買う人いなかったのね…
ところで情報誌の紹介文で笑ってしまったのが…「一部のファンに熱狂的な支持を得た異色サスペンス映画の続編」と…どうやら私は「一部のファン」らしい…
で、ですね…、「バタフライ・エフェクト2」についてですが…前作ほどではないかなと言う感じ、決して面白くないと言うわけではないが、破綻しながらこれでもか!これでもか!の前作と較べると、さらに小ジンマリまとまってしまったよう…見どころである「タイムトリップ」の数も少ないし…、まあデータまとめるのには楽でしたが、やはりもっと飛びまくって欲しかったな…まあソコソコというところでした
そうそう内容としては…新興ソフト・メーカに勤める男と友人、それぞれの彼女の4人を中心に話は展開、不慮の交通事故で彼女達3名を一気に失う主人公、本人も意識不明の重体から復活、1年を経過、何をしても上手くいかず…休養を命じられる始末、自宅で懐かしい写真を眺めている時にソレは起こる、歪み踊る写真の画像、激しい頭痛、鼻血、現実の風景との境界があやふやになっていく…我に帰ったのは…交通事故の数十秒前、事故回避!現実に戻る…何もかもが上手く行ったかと思えたが、変わりに悪化している事態も、果たして、彼は愛する彼女を守りきることができるのか…
前作の宣伝コピー「切ないハッピーエンド、始まる」はナカナカ良かったが、今度は「切ないハッピーエンド、第二章始まる」…うーん、ヒネリも何もないな、まあそんなものか…、それからパンフなのだが…B5版16ページ、「1作目」のストーリー2ページを含むスカスカなもので500円…高い!そのパンフを見ていて驚いたこと…某SFチャンネルがTVシリーズ製作の権利を押えた」とのこと、コミックやTV番組の人気で「映画化」はいくらでも例があるが、逆パターンですか!?いろんなパターンが作れるからとのことらしいです、なんか「トゥルー・コーリング」ぽくなっちゃったりして…、まあこれで映画版での「バタフライ・エフェクト3」はなくなったな…
ちなみに公開初日の第2回(12:50〜)、130席の映画館は3割程度の入りでした(銀座シネパトス2)
2000-2009format