単調関数 : トピック一覧

【定義】

・定義:狭義単調増加関数 / 狭義単調減少関数
・定義:広義単調増加関数 /広義単調減少関数
・定義:単調関数 /狭義単調関数 

【性質】

狭義単調増加関数の性質/狭義単調増加連続関数の性質 
狭義単調減少関数の性質/狭義単調減少連続関数の性質 
狭義単調関数の性質/狭義単調連続関数の性質 



1変数関数に関する諸概念の定義:
  1変数関数の属性と類型/極限/連続性/微分 
  定積分/広義積分/スチルチェス積分
関数定義関連ページ:
  2変数関数/n変数関数/実数値関数一般/ベクトル値関数/写像一般 
総目次

定義:広義単調増加関数 単調増加関数monotone increasing,monotonic increasing 



【はじめに読む定義】



1変数関数 y = f (x)(広義)単調増加関数である」
1変数関数 y = f (x)(広義)単調増加する」

とは、

 xに代入する実数を大きくすると、
 どこから、どれだけ大きくしようとも、
 yのほうは、
  大きくなるか、変わらずそのままであるかのいずれかで、
  減ることは決してない

という関係にx,yがあるということ。


【厳密な定義】


1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおける(広義)単調増加関数
1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおいて(広義)単調増加する」
とは、

  区間Iから、どの2つの実数x1,x2を選んでも、
   条件「x1x2 ならば f(x1)f(x2)
  が成り立つ

  論理記号で表すと、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2))

ということ。

関連:広義単調増加となるための条件―導関数 




【文献】
type A :   x1x2f(x1)≦f(x2)
 ・松坂『解析入門1』3.1-D(p.99)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.5.1(p.187):具体例も。
type B :  x1x2 ⇒ f(x1)≦f(x2)
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18)
 ・高橋『経済学とファイナンスのための数学』定義2.1.1(p.29)
type C :  


 ・和達『微分積分





【一般化】
 ・広義単調増加列・単調非減少列 

【具体例】
 ・指数を正負の整数に限定した「べき関数」「累乗関数」の増減/自然数指数の「べき関数」「累乗関数」の増減/y=x / y=x2/y=x3  
 ・指数を有理数に拡張した「べき関数」「累乗関数」の増減/ y=1/x   
 ・定数値関数/比例/一次関数/二次関数/三次関数多項式関数  


 ・指数関数/対数関数絶対値関数/三角関数/ガンマ関数 


 






用語の使い方に、合意がないらしい。

 ・和達『微分積分』は、
   「x1x2 ならば f(x1)f(x2)」を満たす関数を「単調増加」、
   「x1x2 ならばf(x1)f(x2)」を満たす関数を「広義の単調増加」としているが、

 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』や高橋『経済学とファイナンスのための数学』は、
   「x1x2 ならば f(x1)f(x2)」を満たす関数を「狭義単調増加」、
   「x1x2 ならばf(x1)f(x2)」を満たす関数を「単調増加」としている。









【論理に拘泥…】

 
変項f議論領域を「あらゆる1変数実数値関数をあつめた集合」,
 変項I議論領域を「R上のあらゆる区間をあつめた集合」とする
 二項述語・2変項命題関数f は、Iにおいて広義単調増加
 とは、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2)) 
 ということ。



・「x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2))」は、
 変項f,x1,x2を組み込んだ三項述語・3変項命題関数x1x2 f(x1)f(x2)」の変項x1,x2を、x1,x2Iで束縛してつくった
 変項f,Iからなる二項述語・2変項命題関数
 
・なお、「x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2))」は、
   「x1I x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )」の省略表現であり、
 さらに、
   「x1I x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )」は、
   「x1 ( x1I x2 ( x2I x1x2 f(x1)f(x2)  ) ) 」の省略表現。 

→[トピック一覧:単調関数]
総目次

定義:狭義単調増加関数  strictly increasing



【はじめに読む定義】



1変数関数 y = f (x)狭義単調増加関数である」
1変数関数 y = f (x)狭義単調増加する」

とは、

 xに代入する実数を大きくすると、
 どこから、どれだけ大きくしようとも、
 yのほうも、必ず大きくなる

という関係にx,yがあるということ。


【厳密な定義】


・「1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおける狭義単調増加関数
 「1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおいて狭義単調増加する」

 とは、

  区間Iから、どの2つの実数x1,x2を選んでも、
   条件「x1<x2 ならば f(x1)<f(x2)
  が成り立つ

 
  論理記号で表すと、
   x1,x2I ( x1<x2 f(x1)<f(x2) )

 ということ。


関連:狭義単調増加となるための条件―導関数  




【文献】
type A :  
 ・松坂『解析入門1』3.1-D(p.99)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.5.1(p.187):具体例も。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18)
 ・高橋『経済学とファイナンスのための数学』定義2.1.1(p.29)
 ・新井紀子『数学は言葉』例題4.2.2単調増加関数の定義 (pp.132-135):f,x,y3項述語の二重量化;
type B :
  ・和達『微分積分









【一般化】
 ・狭義単調増加(数)列 

【具体例】
 ・指数を正負の整数に限定した「べき関数」「累乗関数」の増減/自然数指数の「べき関数」「累乗関数」の増減/y=x / y=x2/y=x3  
 ・指数を有理数に拡張した「べき関数」「累乗関数」の増減/ y=1/x   
 ・定数値関数/比例/一次関数/二次関数/三次関数多項式関数  


 ・指数関数/対数関数絶対値関数/三角関数/ガンマ関数 


 






用語の使い方に、合意がないらしい。

・和達『微分積分』は、
  「x1x2 ならば f(x1)f(x2)」を満たす関数を「単調増加」、
  「x1x2 ならばf(x1)f(x2)」を満たす関数を「広義の単調増加」としているが、

・吹田・新保『理工系の微分積分学』高橋『経済学とファイナンスのための数学』は、
   「x1x2 ならば f(x1)f(x2)」を満たす関数を「狭義単調増加」、
   「x1x2 ならばf(x1)f(x2)」を満たす関数を「単調増加」としている。









【論理に拘泥…】

 
変項f議論領域を「あらゆる1変数実数値関数をあつめた集合」,
 変項I議論領域を「R上のあらゆる区間をあつめた集合」とする
 二項述語f は、区間Iにおいて狭義単調増加
 とは、
   x1,x2Ix1<x2 ならば f(x1)<f(x2) ) 
 ということ。




→[トピック一覧:単調関数]
総目次


狭義単調増加関数の性質 




 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおいて狭義単調増加である

 ならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 単射

 となる。


 




【文献】
 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.2(p.188):証明付。







 






なぜ?

 [step0:仮定の確認]


 「区間Iで定義されたy=f(x)は、区間Iにおける狭義単調増加関数である」とする。
  つまり、
   (x1,x2IR)( x1<x2 f(x1)<f(x2) )が成り立つ…(仮定) 
  とする。

 [step1:実数に定義された順序より]


  実数・実数体Rの定義より、
    任意のa,bRについて、a=b, a<b, b<a のどれかが成り立つ。
  だから、   
  (a,bR)( a≠b (a<bまたはb<a)  ) …(1)

 [step2]


 ・(仮定)のもとで、
    (a,bIR)( a<b f(a)<f(b) ) 
    (a,bIR)( b<a f(b)<f(a) ) 
  が成り立つ。
 ・上記の点より、
  (仮定)のもとで、      
    (a,bIR)( (a<bまたはb<a) (f(a)<f(b)またはf(b)<f(a)) )
  が成立する。 …(2)


 [step3]


 ・(仮定)のもとで、        
   a,bIRに対して、
      a≠b (a<bまたはb<a)  ∵(1)
           (f(a)<f(b)またはf(b)<f(a)) ) ∵(仮定)のもとで(2) 
              f(a)f(b)   ∵(1)
 ・要するに、
   (仮定)のもとで、
     (a,bIR)( a≠b  f(a)f(b) ) …(3)
      が成立する。
 ・(3)は、
  「区間Iで定義された1変数関数y = f (x)単射である」ことの定義に他ならない。
 ・つまり、
   (仮定)のもとで、
     区間Iで定義された1変数関数y = f (x)単射となる。 










→[トピック一覧:単調関数]
総目次

狭義単調増加連続関数の性質 



【1】

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおける狭義単調増加連続関数であるならば

 値域 f(I)区間となる。

 




【文献】


 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.4(p.192):証明付。


【2】

区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおける狭義単調増加連続関数であるならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x) には逆関数が存在する。

区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)逆関数も、

 区間f(I)における狭義単調増加連続関数となる。






【文献】
 ・松坂『解析入門1』3.1-E(pp.111-3)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.6.2-定理6.5.6(p.194)。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18):不親切。









→[トピック一覧:単調関数]
総目次


定義:広義単調減少関数 単調減少関数 monotone decreasing, monotonic decreasing 




【はじめに読む定義】


1変数関数 y = f (x)(広義)単調減少関数
1変数関数 y = f (x)(広義)単調減少する」

とは、

 xに代入する実数を大きくすると、
 どこから、どれだけ大きくしようとも、
 yのほうは、
  小さくなるか、変わらず一定であるかのいずれかで、
  大きくなることは決してない

という関係にx,yがあるということ。

【厳密な定義】


1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおける(広義)単調減少関数
1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおいて(広義)単調減少する」

とは、

  区間Iから、どの2つの実数x1,x2を選んでも、
   条件「x1x2 ならば f(x1)f(x2)
  が成り立つ

  論理記号で表すと、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )

ということ。

関連:広義単調減少となるための条件―導関数 




【文献】
type A :x1x2 f(x1)f(x2) 
 ・松坂『解析入門1』3.1-D(p.99)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.5.1(p.187):具体例も。
type B : 左記定義
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18)
 ・高橋『経済学とファイナンスのための数学』定義2.1.1(p.29)
type C :  


 ・和達『微分積分





【一般化】
 ・広義単調減少列・単調非増加列 

【具体例】
 ・指数を正負の整数に限定した「べき関数」「累乗関数」の増減/自然数指数の「べき関数」「累乗関数」の増減/y=x / y=x2/y=x3  
 ・指数を有理数に拡張した「べき関数」「累乗関数」の増減/ y=1/x   
 ・定数値関数/比例/一次関数/二次関数/三次関数多項式関数  


 ・指数関数/対数関数絶対値関数/三角関数/ガンマ関数 


【論理に拘泥…】

 
 変項f議論領域を「あらゆる1変数実数値関数をあつめた集合」,
 変項I議論領域を「R上のあらゆる区間をあつめた集合」とする
 二項述語f は、区間Iにおいて広義単調減少
 とは、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )
 のこと。

 これは、

 変項f,x1,x2を組み込んだ三項述語x1x2 f(x1)f(x2)」について、
 x1,x2x1,x2Iで普遍量化して束縛したもの。


→[トピック一覧:単調関数]
総目次

定義:狭義単調減少関数  strictly decreasing  



【はじめに読む定義】



1変数関数 y = f (x)狭義単調減少関数
1変数関数 y = f (x)狭義単調減少する」

とは、

 xに代入する実数を大きくすると、
 どこから、どれだけ大きくしようとも、
 yのほうは、あべこべに小さくなる

という関係にx,yがあるということ。


【厳密な定義】


1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおける狭義単調減少関数
1変数関数 y = f (x) は、区間Iにおいて狭義単調減少する」
とは、

 区間Iから、どの2つの実数x1,x2を選んでも、
   条件「x1x2 ならば f(x1)f(x2)
 が成り立つ

  論理記号で表すと、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )
ということ。

関連:狭義単調減少となるための条件―導関数  




【文献】
type A :  
 ・松坂『解析入門1』3.1-D(p.99)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.5.1(p.187):具体例も。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18)
 ・高橋『経済学とファイナンスのための数学』定義2.1.1(p.29)
type B :
  ・和達『微分積分









【一般化】
 ・狭義単調減少列 

【具体例】
 ・指数を正負の整数に限定した「べき関数」「累乗関数」の増減/自然数指数の「べき関数」「累乗関数」の増減/y=x / y=x2/y=x3  
 ・指数を有理数に拡張した「べき関数」「累乗関数」の増減/ y=1/x   
 ・定数値関数/比例/一次関数/二次関数/三次関数多項式関数  


 ・指数関数/対数関数絶対値関数/三角関数/ガンマ関数 

【論理に拘泥…】

 
 変項f議論領域を「あらゆる1変数実数値関数をあつめた集合」,
 変項I議論領域を「R上のあらゆる区間をあつめた集合」とする
 二項述語f は、区間Iにおいて狭義単調減少
 とは、
   x1,x2I ( x1x2 f(x1)f(x2) )
 のこと。

 これは、

 変項f,x1,x2を組み込んだ三項述語「  x1x2 f(x1)f(x2) 」について、
 x1,x2x1,x2Iで普遍量化して束縛したもの。


→[トピック一覧:単調関数]
総目次


狭義単調減少関数の性質 



 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおいて狭義単調減少である

 ならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 単射となる。


 




【文献】
 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.2(p.188):証明付。







 






なぜ?

 [step0:仮定の確認]

 「区間Iで定義されたy=f(x)は、区間Iにおける狭義単 調減少関数である」とする。
  つまり、
   (x1,x2IR)( x1<x2 f(x2)<f(x1) )が成り立つ…(仮定) 
  とする。

 [step1:実数に定義された順序より]

  実数・実数体Rの 定義より、
    任意のa,bRに ついて、a=b, a<b, b<a のどれかが成り立つ。
  だから、   
  (a,bR)( a≠b (a<bまたはb<a)  ) …(1)

 [step2]

 ・(仮定)のもとで、
    (a,bIR)( a<b f(b)<f(a) ) 
    (a,bIR)( b<a f(a)<f(b) ) 
  が成り立つ。
 ・上記の点より、
  (仮定)のもとで、
    (a,bIR)( (a<bまたはb<a) (f(b)<f(a)またはf(a)<f(b)) )
  が成立する。 …(2)

 [step3]

 ・(仮定)のもとで、
   a,bIRに 対して、
      a≠b (a<bまたはb<a)  ∵(1)
           (f(b)<f(a)またはf(a)<f(b)) ) ∵(仮定)のもとで(2) 
              f(a)f(b)   ∵(1)
 ・要するに、
   (仮定)のもとで、
     (a,bIR) ( a≠b  f(a)f(b) ) …(3)
      が成立する。
 ・(3)は、
  「区間Iで定義された1変数関数y = f (x)単射である」ことの定義に他ならない。
 ・つまり、
   (仮定)のもとで、
     区間Iで定義された1変数関数y = f (x)単射となる。














→[トピック一覧:単調関数]
総目次

狭義単調減少連続関数の性質




【1】

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおける狭義単調減少連続関数である

 ならば

 値域 f(I)区間となる。

 




【文献】


 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.4-問1(p.193)。


【2】

区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

   区間Iにおけるる狭義単調減少連続関数である

 ならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x) には

 逆関数が存在する。


区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)逆関数も、

 区間f(I)における狭義単調減少連続関数となる。






【文献】
 ・松坂『解析入門1』3.1-E(pp.111-3)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.6.2-定理6.5.6(p.194)。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18):不親切。









→[トピック一覧:単調関数]
総目次


定義:単調関数 monotone function, monotonic function 


 単調関数とは、

  ・(広義)単調増加関数 

  ・狭義単調増加関数 

  ・(広義)単調減少関数 

  ・狭義単調減少関数

 の総称。

定義:狭義単調関数

 狭義単調関数とは、

  ・狭義単調増加関数  

  ・狭義単調減少関数  

 の総称。


→[トピック一覧:単調関数]
総目次

狭義単調関数の性質



 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおいて狭義単調である

 ならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 単射となる。


 




【文献】

 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.2(p.188):証明付。







 






なぜ?

   →狭義単調増加関数のケース

   →狭義単調減少関数のケース 












→[トピック一覧:単調関数]
総目次


狭義単調連続関数の性質



【1】

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおける狭義単調連続関数である

 ならば

 値域f(I)区間となる。

 




【文献】


 ・赤攝也『実数論講義』定理6.5.2(p.188):証明付。


【2】

区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)

 区間Iにおける狭義単調連続関数である

 ならば

 区間Iで定義された1変数関数 y = f (x) には

 逆関数が存在する。


区間Iで定義された1変数関数 y = f (x)逆関数も、

 区間f(I)における狭義単調連続関数となる。





【文献】
 ・松坂『解析入門1』3.1-E(pp.111-3)
 ・赤攝也『実数論講義』定義6.6.2-定理6.5.6(p.194)。
 ・吹田・新保『理工系の微分積分学』1章§3(I)(p.18):不親切。








→[トピック一覧:単調関数]
総目次